JIS C 4412:2021 低圧蓄電システムの安全要求事項 | ページ 11

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附属書JA
(参考)
外部導体のための端子への接続に適した銅導体の最小及び最大断面積
表JA.1に,端子当たり1本の銅ケーブルを接続するときに端子が支持するように設計されるケーブル
部の最小範囲に関する指針を示す。
表JA.1−導体断面(IEC 61439-1:2011から抜粋)
定格電流 単線又はより線 可とう導体
断面積 断面積
最小 最大 最小 最大
A mm2 mm2
6 0.75 1.5 0.5 1.5
8 1 2.5 0.75 2.5
10 1 2.5 0.75 2.5
12 1 2.5 0.75 2.5
16 1.5 4 1 4
20 1.5 6 1 4
25 2.5 6 1.5 4
32 2.5 10 1.5 6
40 4 16 2.5 10
63 6 25 6 16
80 10 35 10 25
100 16 50 16 35
125 25 70 25 50
160 35 95 35 70
200 50 120 50 95
250 70 150 70 120
315 95 240 95 185
外部導体を内蔵装置に直接接続する場合,関連する仕様に示す断面積が有効である。
表に規定した導体以外の導体を提供する必要がある場合は,アセンブリ製造業者と購入者の間で特別な合意
をしなければならない。

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附属書JB
(規定)
鉛蓄電池を用いる蓄電システムの換気
JB.1 一般事項
蓄電池は,急速放電,過充電,又は同様の使い方をしたときにガスを発生することがあるため,蓄電池
を収納する蓄電池盤又は蓄電池室は,換気しなければならない。換気は,気流が蓄電池室の隅々まで行き
渡るように行い,人に危害を与えるおそれがある混合ガス(例えば,水素ガス)の濃度が高くなる,又は
部分的にたまるリスクを低減する。
この附属書の要求事項は,混合ガスが空気よりも軽い場合(例えば,水素ガス)を仮定している。その
ため,混合ガスがたまる可能性があるため,蓄電池盤又は蓄電池室の最上部に追加の換気口を設けなけれ
ばならないこともある。
JB.2 通常使用状態
気圧及び温度が通常状態では,混合ガス中の水素の低爆発レベルは,水素濃度が体積比で4 %である。
JB.1で規定する排気は,通常状態及び充電状態で(異常時を想定した安全係数5を確保するために),体
積比で0.8 %を超える水素の濃縮を防ぐ換気方法でなければならない。
充電エネルギーのほとんどがガスになる場合,満充電の鉛蓄電池は,セル当たり63 Ahの容量ごとに約
0.028 3 m3の水素ガスを発生する(0.45×10−3 m3/Ah)。
所要換気量が明確でない場合,この附属書で規定する通常状態及び異常状態でガス濃度を測定して決定
する。
入力電圧が蓄電システムの許容範囲内で増加した場合,蓄電池充電電流及び電圧の増加を防止する調整
回路を備えている蓄電システムでは,この附属書の換気要求事項に適合した鉛蓄電池室に対して必要な換
気量の測定に,次の式を用いてもよい。
Q=νqsnI (1−a)
ここで, Q : 換気量(m3/h)
ν : 水素の必要な希釈度 (100−4)/4=24
q : Ah当たり発生する水素 0.45×10−3(m3/Ah)
s : 安全係数 s=5を用いる。
n : 蓄電池のセル数
I : 水素ガス発生に費やされる過充電電流(A)で一般に
0.1 CnAを用いる。
Cnはn時間率定格容量(Ah)の数値で,10時間率を
用いる。
a : 密閉反応効率
ベント形蓄電池の場合 : a=0
制御弁式蓄電池の場合 : a=0.2
注記1 均等充電(ブースト充電)を行えるように,また,制御弁式蓄電池の場合には,より広い周囲
温度範囲で使用できるように,係数Iは,25 ℃における代表的な数値2.4ボルト毎セルの指数
に対応する。

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安全係数s=5を採用することによって,Qの式は次の結果値を使用することによって簡素化が可能であ
る。
v q s=0.054 m3/Ah
Q=0.054 n I C
Q 気流(m3/h)
この換気量は,なるべく自然換気で確保し,できない場合は強制換気を行う。
吸気口及び排気口の隙間は,気流の自然換気を許容しなければならない。隙間を通る気流の平均速度は,
約0.1 m/s(360 m/h)以上とする。
自然換気とするために蓄電池区画の吸気口及び排気口は,次の面積以上とする。
A≧Q/360
ここで, A : 吸気口及び排気口の面積(m2)
注記2 自然換気は,水素発生に消費する電力がある値以下のときだけ適用可能である。それを超える
場合,換気口の寸法が非現実的になってしまう。自然換気にできる範囲は,蓄電池の容量及び
セル数,並びに蓄電池の種類(ベント式,制御弁式)及び充電電圧によって決まる。
300 ℃を超える高温の部品又は火花が発生する部品と,蓄電池の通気口又は放圧弁との間で適切な距離
が確保されている場合,上記算出方法によって爆発に対して十分な安全性を確保が可能である。蓄電池室
では,500 mmの距離をとった場合,十分に安全と考えられる。蓄電池盤,蓄電池箱及び蓄電システムに内
蔵する蓄電池では,換気の程度に応じてその距離を短くしてもよい。
上記の最も厳しい充電率は,熱又は過電流保護デバイスが開放されない最大充電率である。
JB.3 閉鎖状態
蓄電池を収容するきょう体又はコンパートメントのための換気手段は,JIS C 62477-1:2017の4.2に規定
する試験条件の下でJB.1の要求事項に適合しなければならない。試験中及び試験終了後の最大の水素ガ
ス濃度は,安全係数2を考慮して,体積比で2 %を超えてはならない。
JB.4 過充電条件
蓄電池を収納する蓄電池盤又は蓄電池室がJB.2に適合しているかどうかを決定するために測定が必要
な場合,充電器は,蓄電システムの定格電圧の106 %に調整した交流入力電圧に接続し,蓄電池が満充電
の状態で7時間の過充電を行う。熟練者又は技能者が調整可能な充電器の制御設定値は,最も厳しい充電
率になるように調整する。
例外1 この要求事項は,蓄電システムと組み合わせて試験していない充電器を用いた蓄電システムに
は,適用しない。
例外2 この要求事項は,交流入力電圧が定格値の106 %に上昇しても蓄電池充電電流が増加しないよ
うな調整機能を備えている蓄電システムには,適用しない。
試験中及び試験後,最大水素ガス濃度は,体積比で2 %を超えてはならない。測定は,試験中2時間,4
時間,6時間及び7時間の時点で蓄電池盤又は蓄電池室の中の空気を採取して行う。蓄電池室の中の空気
の採取は,水素ガスの濃度が最も高くなると思われる場所で,濃度測定装置付きの吸引器,又はこれと同

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等の方法を用いて行う。
参考文献
JIS C 8201-3 低圧開閉装置及び制御装置−第3部 : 開閉器,断路器,断路用開閉器及びヒューズ組みユ
ニット
JIS C 62368-1:2018 オーディオ·ビデオ,情報及び通信技術機器−第1部 : 安全性要求事項
IEC 60287-1-1,Electric cables−Calculation of the current rating−Part 1-1: Current rating equations (100 % load
factor) and calculation of losses−General
IEC 61439-1:2011,Low-voltage switchgear and controlgear assemblies−Part 1: General rules

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附属書JC
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS C 4412 IEC 62909-1:2017,(MOD)
a) JISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) JISと対応国際規格との技術的差異の e) JISと対応国際規格
条番号 規格の対 との評 内容及び理由 との技術的差異に対
応する箇 価 する今後の対策
条番号
1 1 変更 IEC規格は複数の直流ポートをもつ変換装一部の共通の範囲を除い
て適用範囲が異なるた
置,及び蓄電池に接続する場合は一つの直
め,IEC規格への提案は
流ポートをもつ変換装置について規定して
行わない。
いる。JISでは,蓄電システムの安全要求事
項として規定した。
3 3 追加 IECでは規定していない蓄電システム特有適用範囲が異なるためで
の用語などを追加で規定した。 あり,IEC規格への提案
は行わない。
− 4 削除 安全以外の規定であるため,JISでは不採用
適用範囲が異なるためで
とした。 あり,IEC規格への提案
は行わない。
− 5 削除 安全以外の規定であるため,JISでは不採用
適用範囲が異なるためで
とした。 あり,IEC規格への提案
は行わない。
4.1 6.1 追加 IEC 62477-1の見直しの
JISでは,JIS C 6950-1の規定,及び“コン
際,修正提案することを
ポーネントは,関連する部品規格と同等の
検討する。
規格などに適合したものでもよい。”を追加
した。 適用範囲が異なるためで
リチウム二次電池を用いる場合,JIS C あり,IEC規格への提案
8715-2の適合を必須とすることとした。 は行わない。
4.3.1 6.3.1 追加 JISでは,Icc及び/又はIcwを指定する代わ
我が国の配線規則に基づ
くものであり,IEC規格
りに,国内の配線規則に基づく短絡保護デ
への提案は行わない。
バイス及びケーブル径を表示してもよいこ
ととし,この場合,表示によって適合性を確
認する規定を追加した。
次回のIEC規格の見直し
過電流保護の設置又は指定のいずれも必要
の際,修正提案すること
ない条件として,“太陽電池モジュールから
の入力回路の場合”を追加した。 を検討する。
4.3.2.2 6.3.2.2 変更 IEC 62477-1の見直しの
5.2.4.4の試験は,“出力ポート”を“入力ポ
ート”に読み替える旨を追加した。 際,修正提案することを
検討する。
4.3.2.3 6.3.2.3 追加 次回のIEC規格の見直し
出力ポートが系統連系している場合,適用
しないことを追加した。 の際,修正提案すること
を検討する。
4.3.5 − 追加 引用しているIEC 62477-1:2012になく, 次回のIEC規格の見直し
Amendment 1で追加された規定をJISで先 で反映される見込み。
取りして規定した。
4.3.6 − 追加 IEC 62040-1の規定を採用した。 適用範囲が異なるためで
あり,IEC規格への提案
は行わない。

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JIS C 4412:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 62909-1:2017(MOD)

JIS C 4412:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 4412:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称