JIS D 0810:2004 自動車―カーナビゲーションシステム用地図データ格納フォーマット | ページ 4

     1. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を
構成する。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規
格の規定を構成するものであって,その後の改正版·追補には適用しない。
ISO 9660:1988 Information processing − Volume and file structure of CD-ROM for information
iterchange
ISO/IEC:8859-1 Information technology − 8-bit single-byte coded graphic character sets −
Part1:Latin alphabet No. 1

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     1. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a) ファイル ファイルは,情報の収容又は管理単位の一つ。
備考 フレーム,テーブル,リスト,ブロックなど,どの管理単位でファイルとするかは,そ
れぞれの情報によって異なる。
b) シグネチャ シグネチャは,データ及びフィールドを宣言するための文字型記号。
c) アトリビュートヘッダ アトリビュートヘッダは,フレームの先頭部分に位置し,複数のデー
タ群の属性及び配置関係を表記した部分。
d) ディストリビューションヘッダ ディストリビューションヘッダは,フレームの先頭部分に位
置し,そのフレーム内に格納する各リスト及びテーブルの位置とサイズとを表記した部分。
e) テーブル テーブルは,同じ種類の固定長レコードの並びで構成するデータ。
f) フィールド フィールドは,値をもつデータの最小格納単位
g) フレーム フレームは,複数のテーブル及びリストから構成するデータ。
h) リスト リストは,同じ種類の可変長レコードの並びで構成するデータ。
i) レコード レコードは,複数のフィールドから構成され,一つのまとまりとなるデータ。
j) ボリューム ボリュームは,メディアの識別情報と記録データの構成情報とで構成されたデー
タ群。
k) ノード ノードは,分岐点又は端点。
l) ルート情報 ルート情報は,統合ノードのルートを設定するための情報。
m) 統合ノード情報 統合ノード情報は,統合された交差点を管理するための情報。
n) パーセル パーセルは,主に地図データを格納する単位として用いる長方形の領域。
備考 主要地図データ及び経路誘導データにおける管理単位レベルの同じパーセルは,同一領
域の長方形である。
o) ブロック/ブロックユニット ブロック/ブロックユニットは,複数のパーセルを,効率よく
管理するための単位。
p) ブロックセット ブロックセットは,複数のブロックユニットを,効率よく管理するための単
位。
q) リージョン リージョンは,経路計算データにおいての分割単位。
備考 リージョンは,階層(レベル)が下位に下がるに従いより細かく分割される。下位レベル
では,親子関係がある上位レベルのリージョン境界をまたいだリージョンを,作成しな
い。
r) AL DALは,データ取得処理(Data Access Library)の略。

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     1. 定数又は変数として用いる用語 この規格で用いる主な定数又は変数として用いる用語。
a) 緯度·経度 緯度·経度は,先頭ワードの先頭ビットにフラグをもち,東経·北緯をそれぞれ正,
西経·南緯をそれぞれ負とする。次の20ビットで緯度及び経度を秒単位で表現する。次の3ビ
ットで緯度及び経度を0.125秒単位(1/8秒)で表現する。残り8ビットは,拡張用とする。
b) オフセット O1,O2···FREE オフセットは,項目名のオフセット位置が固定でない場合の
格納方法。オフセット位置が任意のセクター位置の場合は,“FREE”を格納する。
c) 使用基図識別子 使用基図識別子は,使用基図の縮尺に関して,分母の1/100の値。
d) 乗算定数 乗算定数は,X座標オフセット値及びY座標オフセット値に乗算して使用する2の
n乗値のn。
備考 0≦n≦7:ただし,nは整数
e) 正規化緯度 正規化緯度は,パーセル内正規化緯度座標を,4096倍した整数部分。
f) 正規化経度 正規化経度は,パーセル内正規化経度座標を,4096倍した整数部分。
g) 通行コード 通行コードは,条件付き交通規制を,設定するもの。
h) ノードID番号 ノードID番号については,データ上には格納しない。ノードID番号は自ノ
ードレコードの先頭を0とし,格納の順番に+1ずつ加算(カウント)して読み取る。ノード
ID番号はリージョンデータ内で(ランク又は道路種別に依存しない。)重複しない整数を,格納
順に従って設定する。本規格ではIDを省略し,単に「ノード番号」と称することがある。
i) 表示縮尺フラグ 表示縮尺フラグは,表示する縮尺を表わすフラグ。
備考 背景各レベルによって表示対応縮尺をもつ。
例 背景レベル1の 表示縮尺フラグと対応縮尺
表示縮尺フラグ 表示対応縮尺
1 1万分の1
2 2万分の1
3 3万分の1
j) ブロックセット番号 ブロックセット番号は,同じレベル内の複数のブロックをまとめて管理
するブロックセットの番号。
備考 同じレベル内で0から254までの範囲を表現し,“NULL”には255を割り当てる。
k) ブロック番号 ブロック番号は,同一ブロックセット内に存在する複数のブロックにおける各
ブロックの番号。
備考 同じブロックセット内で0から65534までの範囲を表現し,“NULL”には65535を割り
当てる。
l) 分割/統合パーセル識別子 分割/統合パーセル識別子は,当該パーセルデータが,当該基準
メッシュを更に分割したものか,又は基準メッシュを統合しているかを示すもの。
備考 分割の場合はメッシュ内相対位置を,統合の場合はパーセルサイズを示す。当該メッシ
ュデータが分割メッシュの場合,基準メッシュ内における当該メッシュデータの相対位

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              置を示す。最大16×16の256分割とする。当該メッシュデータが統合メッシュの場合,
左下メッシュを基準にしたパーセルサイズを示す。最大16×16の256統合とする。
m) ポイント指示文字列 ポイント指示文字列は,真位置を意識し指示ポイントを回転中心とした
文字列を設定する場合の文字列タイプ。
n) リンクID番号 リンクID番号は,リンクID番号の格納されているそのノード(リンク列中
間点,リンク列始点,リンク列終点)と次ぎに出現するノードとで構成するリンク列について
のメディア内の絶対番号を示す。
主要地図,経路計算に用いる道路データを基にして設定する。リンクID番号は,次の2項目
で特定する。
1) リンク方向(2bit) リンク方向は,2bit(03)によって示す。03は,上位レベルで統合化
されたリンクを展開された下位リンクに対応させるため,上位リンクのリンク形状向きを基
準にした方向を示し,次による(1,2,3においては,リンク番号はすべて同じとする。)。
0 : 上位でコンプレックス表現なしの,シンプルネットワークリンク。
1 : 上位でコンプレックス表現ありの,順方向シンプルネットワークリンク。
2 : 上位でコンプレックス表現ありの,逆方向シンプルネットワークリンク。
3 : コンプレックス表現の,ネットワークリンク。
2) リンク番号(30bit) リンク番号は,01073741823 : メディア内のリンク番号を示す(0 :
RESERVED 1073741823 : 不定番号を示す。)。
o) リンク種別 リンク種別は,次の種別をもつ。
1) 本線(上下線非分離)リンク
2) 本線(上下線分離)リンク
3) 連結路(本線間の渡り線)リンク
4) 交差点内リンク
5) 連結路(ランプ)リンク
6) 本線と同一路線の側道
7) A等側線リンク
p) 隣接ノードID番号 隣接ノードID番号は,自ノードと接続しているノード(隣接ノード)の
ノード番号。
備考 値の範囲は,08091となる。
q) レベル番号 レベル番号は,ブロックセット管理で管理するレベル。
備考 −31から+31までの範囲を表現し,“NULL”には‐32を割り当てる。

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     1. 地図データ格納フォーマットの構造
1.1 ファイル名及びディレクトリ名規約 ファイル名及びディレクトリ名に関する規定は,異機
種システム間の互換性を考慮し,CD−ROMの論理フォーマットである,ISO 9660 Level 1に準拠す
る。
具体的には,
a) ファイル名称は,ファイル名最大8文字+拡張子最大3文字(MS-DOS FATファイルシステム
と同様の8.3形式。)とする。
b) ディレクトリ名称は,最大8文字とする。
c) ディレクトリ階層は,最大8階層までとする。
d) ファイル名及びディレクトリ名に使用できる文字種は,半角の英文字·数字·アンダスコア()
とする。 ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ0123456789
なお,ボリューム記述子,パステーブルなど,その他の規定に関しては,システム·メディアに
依存するため,規定の対象外とする。

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JIS D 0810:2004の国際規格 ICS 分類一覧