JIS E 5301:2018 鉄道車両―放熱器 | ページ 2

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E 5301 : 2018
1 : コア
2 : 上部タンク
3 : 下部タンク
4 : 上パイプ
5 : 下パイプ
6 : 管寄せ板
7 : フィン
8 : チューブ
図2−一体形放熱器の主要名称

4.2 コア形式

  コア形式は,フィンアンドチューブ形とプレートアンドフィン形とに分類され,それぞれフィンにルー
バの有無がある。フィンアンドチューブ形にはプレートフィンアンドチューブ形及びコルゲートフィンア
ンドチューブ形があり,コルゲートフィンにはフィンの曲げが長方形状及びラウンド形状がある。各コア
形式の基本構造例を図3及び図4に示す。
a) プレートフィンアンドチューブ形(ルーバなし) b) プレートフィンアンドチューブ形(ルーバあり)
図3−フィンアンドチューブ形(例)

――――― [JIS E 5301 pdf 6] ―――――

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c) コルゲートフィンアンドチューブ形(長方形状)d) コルゲートフィンアンドチューブ形(ラウンド形状)
図3−フィンアンドチューブ形(例)(続き)
図4−プレートアンドフィン形(例)

――――― [JIS E 5301 pdf 7] ―――――

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4.3 冷却装置の主要名称

  冷却装置は,送風機の駆動方法によって,電動式及び機械式の2種類に分類する。冷却装置の主要名称
を,図5に示す。
a) 電動式(例)
b) 機械式(例)
図5−冷却装置主要名称

――――― [JIS E 5301 pdf 8] ―――――

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4.4 放熱器の主要寸法

  放熱器の主要寸法は,図6による。
h1 : ノズルピッチ(取付けピッチ) φa : ヘッダ取付け穴
h2 : 全長さ b : ヘッダ取付け部ずれ
h3 : コア長さ φd : 流体出入口径
W1 : コア幅 d1 : コア奥行
W2 : 取付け幅ピッチ d2 : 全奥行
W3 : ヘッダ幅 d3 : ヘッダ取付け部厚さ
W4 : 全幅 d4 : ヘッダ取付けフランジ厚さ
α : ヘッダ取付け部傾き(長さ方向) m : パッキン溝幅
β : ヘッダ取付け部傾き(幅方向) n : パッキン溝深さ
ε : コアたわみ(幅方向)
a) 分割形(例)
h1 : ノズルピッチ
h2 : 全長さ
h3 : コア長さ
h4 : ノズル寸法
W1 : コア幅
d1 : コア奥行
d2 : 全奥行
φd : ノズル外径
b) 一体形(例)
図6−放熱器主要寸法

――――― [JIS E 5301 pdf 9] ―――――

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5 技術要求項目

5.1 提示項目の定義

  提示項目の定義は,次による。項目a)   u) に記載した  及びは,表1,表2及び図7の表
示に対応する。
なお, は水用冷却装置を,は油用冷却装置を示す。

5.2 発注者の提示項目

  水用冷却装置及び油用冷却装置の仕様について,発注者が製造業者に提示する項目を表1及び表2にそ
れぞれ示す。各項目の定義は,次のとおりとする。
a) 交換熱量 冷却装置に要求する放熱量。単位は,キロワット(kW)で表す。
b) サーモスタット開弁温度 サーモスタットが開き始める温度。単位は,セルシウス度(℃)で表
す。
c) サーモスタット全開温度 サーモスタットが全開となる温度。単位は,セルシウス度(℃)で表
す。
d) ポンプ性能曲線 水ポンプの流量と全揚程との関係を示した曲線。
e) 不凍液の種類 冷却水に使用する不凍液の種類又は銘柄。
f) 不凍液濃度 冷却水に占める不凍液の濃度。単位は,%(V/V)で表す。
g) 油の種類 潤滑油又は作動油に使用する油の種類。
h) 水側・油側通過流量 水回路及び油回路を流れる流体の流量。水用冷却装置の場合は,水ポン
プ性能曲線によって,冷却回路抵抗(機関本体抵抗+外部配管抵抗+冷却装置内抵抗)とのマッチン
グ点における流量を求める。単位は,L/minで表す。
i) 水側・油側許容最高温度 冷却装置入口での水回路及び油回路の許容最高温度。単位は,セル
シウス度(℃)で表す。
j) 水側・油側許容圧力損失 冷却装置に許容される水回路及び油回路の圧力損失。単位は,キロ
パスカル(kPa)で表す。
k) 水側・油側最高使用圧力 冷却装置入口での水回路及び油回路の最高圧力。単位は,メガパス
カル(MPa)で表す。
l) 水タンク圧力キャップ開弁圧 水タンク注水口に取り付けている圧力キャップが開き始める圧力。
単位は,メガパスカル(MPa)で表す。
m) 外部配管抵抗 機関と水用冷却装置とを接続する配管の抵抗。単位は,キロパスカル(kPa)で表
す。
n) 風量 冷却装置の入口部又は出口部を流れる空気の風量。単位は,m3/minで表す。
o) 空気側最高温度 冷却装置内に入る空気の最高温度。単位は,セルシウス度(℃)で表す。
p) 空気側許容圧力損失 冷却装置に許容される空気側の圧力損失。単位は,パスカル(Pa)で表
す。
q) 面積余裕率 冷却装置に要求する面積余裕率(3.16参照)。単位は,%で表す。
r) 許容外形寸法 冷却装置の幅,高さ及び奥行の許容外形寸法。単位は,ミリメートル(mm)
で表す。
s) 外気温度範囲 使用する場所の外気温度の最低値及び最高値。単位は,セルシウス度(℃)で表
す。
t) 相対湿度 冷却装置内に入る空気の相対湿度。単位は,%で表す。

――――― [JIS E 5301 pdf 10] ―――――

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JIS E 5301:2018の国際規格 ICS 分類一覧

JIS E 5301:2018の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISE4001:2011
鉄道車両―用語
JISE4031:2013
鉄道車両用品―振動及び衝撃試験方法