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G 1322-1 : 2010
6.2 試薬
試薬は,次による。
6.2.1 塩酸
6.2.2 硝酸(1+1)
6.2.3 ふっ化水素酸
6.2.4 水酸化ナトリウム
6.2.5 水酸化カリウム
6.2.6 硝酸カリウム
6.2.7 硝酸カリウム溶液(50 g/L)
6.2.8 ふっ化カリウム溶液 ふっ化カリウム200 gをふっ化水素酸に溶解して液量を1 000 mLとする。
この溶液は,ポリエチレン製容器に保存する。
6.2.9 融解合剤(過酸化ナトリウム1,炭酸カリウム5)
6.2.10 0.5 mol/L水酸化ナトリウム溶液 0.5 mol/L水酸化ナトリウム溶液は,次による。
a) 調製 JIS K 8001のJA.5.2(滴定用溶液の調製,標定及び計算)r) 1.1)によって調製した1 mol/L水酸
化ナトリウム溶液500 mLを1 000 mLの全量フラスコにはかりとり,二酸化炭素を除いた水を標線ま
で加えて混合した後,ポリエチレン製気密容器に入れ,ソーダ石灰管を付けて保存する。
b) 標定 標定は,JIS K 8001のJA.5.2 r) 1.2)による。この場合,アミド硫酸1.21.3 gを0.1 mgのけた
まではかりとる。
c) 計算 ファクターは,次の式によって算出する。
m A
f
0.048 55V 100
ここに, f : 0.5 mol/L水酸化ナトリウム溶液のファクター
m : はかりとったアミド硫酸の質量(g)
A : アミド硫酸の純度[%(質量分率)]
0.048 55 : 0.5 mol/L水酸化ナトリウム溶液1 mLに相当するアミド硫
酸の質量(g)
V : 滴定に要した0.5 mol/L水酸化ナトリウム溶液の体積(mL)
6.2.11 フェノールフタレイン溶液 フェノールフタレイン0.5 gをエタノール(95)100 mLに溶解する。
6.3 試料はかりとり量
試料はかりとり量は,0.10 gとする。
6.4 操作
6.4.1 試料の分解及びヘキサフルオロけい酸カリウム沈殿の生成
試料の分解及びヘキサフルオロけい酸カリウム沈殿の生成は,次のいずれかの手順によって行う。
a) 酸で分解容易な試料の場合
1) 試料をはかりとってポリエチレン製ビーカー(300 mL)に移し入れる。
2) 硝酸(1+1)30 mLを加え,ポリエチレン製の時計皿でふたをし,ビーカーを振り動かしながら,
ふっ化カリウム溶液(6.2.8)10 mLを少量ずつ加えて分解する。
3) 塩酸5 mLを加え,水を加えて液量を約80 mLとし,水浴上で約15分間加熱する。
4) 少量のろ紙パルプを加え,15 ℃以下に冷却しながら約30分間静置し,ヘキサフルオロけい酸カリ
ウムを沈殿させる。
――――― [JIS G 1322-1 pdf 6] ―――――
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G 1322-1 : 2010
b) 酸で分解困難な試料を,融解合剤を用いて融解する場合
1) 試料をはかりとってニッケルるつぼ(30 mL)又はジルコニウムるつぼ(30 mL)に移し入れる。
2) 融解合剤(6.2.9)3 gを加えてよくかき混ぜた後,ニッケル又はジルコニウム製のふたをする。
3) 初めは低温でるつぼを穏やかに回転させながら内容物が融解するまで加熱した後,温度を上げ,約
700 ℃(暗赤熱状態)で約5分間るつぼを揺り動かしながら加熱して融解する。
4) 放冷した後,るつぼに少量の温水を加え,穏やかに加熱して融成物を溶解する。
5) 溶液を,硝酸(1+1)50 mLを入れたポリエチレン製ビーカー(300 mL)に温水で洗い移す。
6) るつぼに塩酸3 mLを加え,るつぼの内壁に付着している融成物を溶解し,るつぼ及びふたを水で
よく洗浄し,溶液及び洗液を5)の溶液に合わせる。
7) 溶液を水浴上で加熱して融成物を完全に溶解し,水を加えて液量を約80 mLとする。
8) ふっ化水素酸10 mL及び硝酸カリウム3 gを加えてかき混ぜ,水浴上で約15分間加熱する。
9) 少量のろ紙パルプを加え,15 ℃以下に冷却しながら約30分間静置してヘキサフルオロけい酸カリ
ウムを沈殿させる。
c) 酸で分解困難な試料を,水酸化アルカリを用いて融解する場合
1) 試料をはかりとってニッケルるつぼ(30 mL)又はジルコニウムるつぼ(30 mL)に移し入れる。
2) 水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム3 gを加えてよくかき混ぜる。
3) 熱板上で加熱して十分に脱水した後,ニッケル又はジルコニウム製のふたをし,徐々に温度を上げ
て融解する。
4) 以下,b)の4)9)の手順に従って操作する。
6.4.2 沈殿のこし分け
沈殿のこし分けは,次の手順によって行う。
a) 6.4.1のa) 4),b) 9)又はc) 4)で得た沈殿を,15 ℃以下に冷却しながら,ポリエチレン製漏斗及びろ紙
(5種A)を用いて,こし分ける。
b) 沈殿及びろ紙を15 ℃以下に冷却した硝酸カリウム溶液を用いて,洗液を青リトマス試験紙上に滴下
させたときに試験紙の色が赤にならなくなるまで,十分に洗浄する。ろ液及び洗液は捨てる。
6.4.3 滴定
滴定は,次の手順によって行う。
a) 6.4.2 b)で得た沈殿を,ろ紙とともに三角フラスコ(200 mL)に移し入れる。
b) 温水約50 mLを加え,激しく振り混ぜてろ紙を破砕する。
c) 溶液を加熱して沸騰させた後,フェノールフタレイン溶液(6.2.11)を指示薬として数滴加え,0.5 mol/L
水酸化ナトリウム溶液(6.2.10)を終点近くまで一度に加える。
d) フェノールフタレイン溶液を数滴追加した後,再び0.5 mol/L水酸化ナトリウム溶液(6.2.10)で滴定
し,溶液が微紅色となったところで,一時,滴定を止める。
e) 三角フラスコに栓をして溶液を激しく振り混ぜ,微紅色が消えたら滴定を続け,再び微紅色に変わる
点を終点とし,0.5 mol/L水酸化ナトリウム溶液(6.2.10)の使用量を求める。
6.5 空試験
空試験は,行わない。
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G 1322-1 : 2010
6.6 計算
試料中のけい素含有率を,次の式によって算出する。
V F .0003 511
Si 100
m
ここに, Si : 試料中のけい素含有率[%(質量分率)]
V : 6.4.3のc) e)における0.5 mol/L水酸化ナトリウム溶液の使用
量(mL)
F : 0.5 mol/L水酸化ナトリウム溶液のファクター
m : 試料はかりとり量(g)
JIS G 1322-1:2010の国際規格 ICS 分類一覧
JIS G 1322-1:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG1301:2016
- フェロアロイ―分析方法通則
- JISK8001:2017
- 試薬試験方法通則