JIS K 6330-10:1998 ゴム及び樹脂ホース試験方法―第10部:液体透過性試験 | ページ 2

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図4 空気・気泡除去姿勢(B法)
6.4.8 装着試料を水平状態の保持姿勢で放置する。この場合,リザーバタンクはニップルが最も近い,幅
の狭い面を下にし,試料も水平状態になる(図5参照)。放置する場所は,温度管理を行って標準温度(6.3
参照)に保ち,空気を自由に流通させて蒸発ガスが溜まらないようにする。
図5 試験保持姿勢(B法)
6.4.9 装着試料の質量を (24±0.5) 時間ごとに8日間測定し,結果を記録する。もし,週末の測定を省略
し,週末の質量減量として平均値を採用するのであれば,測定は月曜日に開始する。
6.4.10 質量測定が終了すると,装着試料を逆さにして試料から液体を排出させ,ゆっくりと液体を混合し
た後,6.4.7に規定した方法で再び試料の内部を試験液で満たし,保持姿勢に戻して放置する。
備考 6.5の方法で計算した8日後の質量減量が安定していない場合には,9日後にもう一度試験を行
う(もし必要であれば,10日後にも行う。)。また,必要に応じて前処理を行い,平衡状態に早

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く到達させることによって,本試験期間を短縮することも当事者間の協定によって認められる。
6.5 試験結果のまとめ方
6.5.1 24時間当たりの質量減量m24について,8日間における最大値を求める。ただし,g単位とする。
備考 質量減量に液体透過以外の要素が含まれると予測される場合は,空試験(ブランクテスト)を
行い,空試験の質量減量を差し引いた値で計算した質量減量を測定値としてもよい。
6.5.2 試験液と接触していたホース内表面積Aを,次の式によってm2単位で算出する。
A= d×L×10−6
ここで,d及びLは5.6.2の定義による。
6.5.3 液体の透過速度を,次の式によって計算して24時間当たりのg/m2単位として求める。
m24
A
ここで,m24は6.5.1の定義によって,Aは6.5.2の定義による。
備考 試験期間中に質量変化が極大値を示す場合には、期間中の最大値及び平衡状態における透過速
度を算出する。
6.6 試験報告書 試験報告書には,次の事項を記載する。
a) ホースの名称・種類・呼び径
b) 適用規格番号
c) 試験方法(B法)
d) 試験液
e) 透過速度 (g/m2/24h)
f) 試験温度
g) 試験日
備考 試験期間中に質量変化が極大値を示す場合には,期間中の最大値及び平衡状態における透過速
度も記録する。

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ゴムホース試験方法原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 山 口 惇 横浜国立大学工学部
増 田 優 通商産業省基礎産業局化学製品課
大 嶋 清 治 通商産業省工業技術院標準部材料規格課
橋 本 繁 晴 財団法人日本規格協会
廣 庭 正 財団法人化学品検査協会
鈴 木 守 社団法人日本ゴム協会
照 山 勝 社団法人自動車技術会
神 代 啓 社団法人日本化学工業協会
原 正 雄 マツダ株式会社
川 合 雄 二 社団法人日本建設機械化協会
田 仁 哲 社団法人日本工作機械工業会
三 浦 吉 成 社団法人日本油空圧工業会
有 光 幸 郎 社団法人日本農業機械工業会
林 武 彦 社団法人日本溶接協会
岩 橋 俊 彦 社団法人日本産業車両協会
小笠原 茂 之 日本ゴムホース工業会
兼 子 孝 泰 株式会社明治ゴム化成
青 柳 奈須雄 横浜ゴム株式会社
服 部 和 洋 東海ゴム工業株式会社
松 田 武 幸 株式会社ブリヂストン
鈴 木 広 志 帝都ゴム株式会社
加 藤 善 久 豊田合成株式会社
加 藤 雄 二 山下ゴム株式会社
渋 谷 政 典 株式会社十川ゴム
庭 田 正 久 日本ゴムホース工業会
(事務局) 三 須 武 社団法人日本化学工業協会
濱 島 俊 行 社団法人日本化学工業協会

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