この規格ページの目次
59
Z 8000-10 : 2015 (ISO 80000-10 : 2009)
単位 原子物理学及び核物理学
番号 名称 単位記号 定義 換算率及び説明
10-82.a 秒 (second) s
10-83.a ジュール (joule)
――――― [JIS Z 8000-10 pdf 61] ―――――
60
Z 8000-10 : 2015 (ISO 80000-10 : 2009)
原子物理学及び核物理学 量
番号 名称 記号 定義 説明
10-84.1 吸収線量 D あらゆる電離性放射線において, Ddm
(10-51.2) (absorbed dose) d
D ここに,dm : 照射される物体の
dm
ここに, d : 質量dm[JIS Z 8000-4 質量素分
小さい領域の限界では,平均比
(番号4-1)]の,照射
される物体の素分へ エネルギーzは,吸収線量Dと
イオン化放射による 等しい。
平均エネルギー付与
(番号10-83.2)
10-84.2 質量エネルギー付 z あらゆる電離性放射線において,zは,推計量。
(10-51.1) 与 z 小さい領域の限界では,平均比
(specific energy m エネルギーzは吸収線量Dと等
imparted) ここに, ε : 照射される物体への
しい。
エネルギー付与(番号
質量エネルギー付与は,1回以
10-83.1)
m : その物体の質量[JIS上の(エネルギー蓄積)事象に
よる。
Z 8000-4(番号4-1)]
10-85 線質係数 Q Qは,ある点において,微少体
線量当量(番号10-86)の計算計測
(quality factor) 積素分を通過する荷電粒子の無
のための係数。この係数によって,
放射の各種の生物学的効果及び放制限線エネルギー転移L∞(L又
はLETとしてよく表記される。)
射線防護目的用に,吸収線量(番号
10-84.1)に加重する。 によって決定される(L∞値は組
織中ではなく,水中の荷電粒子
のための値。しかし,違いは小
さい。)。
10-86 線量当量 H 組織内の対象とする点において,組織内のある点での線量当量
(10-52) (dose equivalent) H=DQ は,次の式で与えられる。
ここに, D : 吸収線量(番号 H Q L DLdL
0
10-84.1)
Q : その点における線質ここに,DL : 対象点での吸収線
係数(番号10-85) 量のLの分布
なお,DL=dD/dLで表す。
Lに関しては,ICRP Publication
103(ICRP, 2007)参照。
“線量当量”の単位時間当たり
の変化分を“線量当量率”と呼
ぶ。
――――― [JIS Z 8000-10 pdf 62] ―――――
61
Z 8000-10 : 2015 (ISO 80000-10 : 2009)
単位 原子物理学及び核物理学
番号 名称 単位記号 定義 換算率及び説明
10-84.a グレイ (gray) Gy 1 Gy := 1 J/kg グレイは,これらの量に対する
一貫性のあるSI単位として与
えられるジュール毎キログラム
を意味する固有の名称である。
ラド(rad),1 rad := 10−2 Gy
10-85.a (数の)1(one) 1 0.3.2参照。
10-86.a シーベルト Sv 1 Sv := 1 J/kg シーベルトは,線量当量に対す
(sievert) るSI単位として与えられるジ
ュール毎キログラムを意味する
固有の名称である。
レム(rem),1 rem := 10−2 Sv
“線量当量率”の例 :
シーベルト毎秒,レム毎秒
――――― [JIS Z 8000-10 pdf 63] ―――――
62
Z 8000-10 : 2015 (ISO 80000-10 : 2009)
原子物理学及び核物理学 量
番号 名称 記号 定義 説明
10-87 吸収線量率 D dD
D
(10-53) (absorbed dose rate) dt
ここに,dD : 継続時間dt[JIS Z
8000-3(番号3-7)]
の間の吸収線量(番
号10-84.1)の増分
10-88 線エネルギー転移 LΔ 電離性荷電粒子について, Δが特定されない限り,この物
(10-54) (linear energy dEΔ 理量は完全に定義されない。す
LΔ
transfer) dl なわち,二次電子の最大運動エ
ここに, dEΔ : 短い経路で発生す
ネルギーは,“局所的に蓄積され
る電子との衝突を るものとみなせる。”ΔはeVで
通して局所的に物 表せる。
質に与えられた平 線エネルギー転移は,ときには
均エネルギーから,
LETと略されるが,下付き添字
Δを超えることに Δ又は数値を添える。
よって放出された
これらの電子の運 LΔは,荷電粒子が電子に与える
動エネルギーの全 エネルギーが物質中の単位長さ
てを差し引いた量 当たりΔ以下となるような,エ
dl : その経路の長さ ネルギー損失をいう。
[JIS Z 8000-3(番号
3-1.1)]
10-89 カーマ K カーマという名称は,Kinetic
間接的電離性(非荷電)粒子につい
(10-55) (kerma) て, Energy Released in MAtter(又は
dEtr MAss, MAterial)(物体内で放出
K
dm される運動エネルギー)に由来
ここに, dEtr : 物質の微少質量に
する。
おいて,非荷電の
電離性粒子によっ 量dEtrは励起原子,分子又は核
て放出された全て の崩壊で放射された荷電粒子の
の荷電粒子の運動 運動エネルギーを含む。
エネルギー[JIS Z
8000-4(番号4-
27.3)]の総和平均
dm : その部分の質量
[JIS Z 8000-4(番
号4-1)]
10-90 カーマ率 K dK
K
(10-56) (kerma rate) dt
ここに, K : 継続時間dt[JIS Z
8000-3(番号3-7)]
の間のカーマ(番号
10-89)の増分
――――― [JIS Z 8000-10 pdf 64] ―――――
63
Z 8000-10 : 2015 (ISO 80000-10 : 2009)
単位 原子物理学及び核物理学
番号 名称 単位記号 定義 換算率及び説明
10-87.a グレイ毎秒 Gy/s 1 Gy/s=1 W/kg
(gray per second) 番号10-84.aの説明を参照。
10-88.a ジュール毎メート J/m
ル
(joule per metre)
10-88.b 電子ボルト毎メー eV/m 1 eV/m=
トル 1.602 176 565 (35)×10−19 J
(electronvolt per [2010年CODATA推奨値]
metre)
10-89.a グレイ (gray) Gy 番号10-84.aの説明を参照。
10-90.a グレイ毎秒 Gy/s 1 Gy/s=1 W/kg
(gray per second) 番号10-84.aの説明を参照。
――――― [JIS Z 8000-10 pdf 65] ―――――
次のページ PDF 66
JIS Z 8000-10:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 80000-10:2009(IDT)
JIS Z 8000-10:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.060 : 量及び単位
JIS Z 8000-10:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ8000-3:2014
- 量及び単位―第3部:空間及び時間
- JISZ8000-4:2014
- 量及び単位―第4部:力学
- JISZ8000-5:2014
- 量及び単位―第5部:熱力学
- JISZ8000-6:2014
- 量及び単位―第6部:電磁気
- JISZ8000-7:2014
- 量及び単位―第7部:光
- JISZ8000-9:2015
- 量及び単位―第9部:物理化学及び分子物理学