JIS Z 8762-2:2007 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第2部:オリフィス板 | ページ 2

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Z 8762-2 : 2007 (ISO 5167-2 : 2003)
記号
1 上流面A I 下流側エッジ E オリフィス板の厚さ
2 下流面B G 上流側エッジ e エッジの厚さ
a 流れ方向 H 下流側エッジ D 管内径
d 絞り孔径 α 逃げ角
図 1 標準的なオリフィス板の形状
5.1.3 上流面A
5.1.3.1 オリフィス板の上流面Aは,流体が流れていない管路内に取り付けられた状態で平らでなければ
ならない。取付方法によって,オリフィス板がゆがまないこととする。
オリフィス板は,取付け前の状態でオリフィス板と長さDの直線定規との最大すき間が(図2参照)0.005
(D−d)/2未満であれば平面とみなす。すなわちオリフィス板の傾斜は,0.5 %未満とする。
図2から,ゆがみの臨界面は絞り径の付近である。
この寸法は,すき間ゲージで測定し,確認する。

――――― [JIS Z 8762-2 pdf 6] ―――――

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Z 8762-2 : 2007 (ISO 5167-2 : 2003)
記号
1 オリフィス板の外径
2 管の内径 (D)
3 直線定規
4 オリフィス
5 平面からの偏差(オリフィスのエッジ部から測定)
図 2 オリフィス板の平面度測定
5.1.3.2 上流面の表面粗さRaは,オリフィス板の中心から少なくとも管路内径D以内の範囲にわたって
は0.000 1 d未満とする。
オリフィス板の上流面の表面粗さが,エッジの鋭さ測定に影響を与えてはならない。
流量測定時において,オリフィス板が規定の条件を満たさない場合,少なくとも管路内径Dの範囲まで
再度磨き又は清掃する。
5.1.3.3 オリフィス板を正確に取り付けるために,上流面と下流面とを区別する目印を付けておくとよい。
5.1.4 下流面B
5.1.4.1 下流面Bは平面であり,上流面と平行でなければならない(5.1.5.4参照)。
5.1.4.2 下流面は,上流面ほど表面粗さの精度を必要としない(参考文献[1]及び5.1.9参照)。
5.1.4.3 下流面の平面度及び表面粗さは,目視検査でよい。
5.1.5 厚さE及びe
5.1.5.1 エッジ厚さeは,0.005 D≦e≦0.02 Dとする。
5.1.5.2 エッジ厚さeの値は,オリフィス板のどの部分で測定しても,0.001 Dを超える差があってはな
らない。
5.1.5.3 オリフィス板の厚さEは,e≦E≦0.05 Dとする。ただし,50 mm≦D≦64 mmのときは,E=3.2 mm
までよい。
5.1.2.3の条件も満たさなければならない。
5.1.5.4 D≧200 mmのとき,オリフィス板の厚さEは,オリフィス板のどの部分で測定しても0.001 Dを
超える差があってはならない。
D<200 mmのとき,オリフィス板の厚さEは,オリフィス板のどの部分で測定しても0.2 mmを超える
差があってはならない。
5.1.6 逃げ角α
5.1.6.1 オリフィス板の厚さEが,エッジ厚さeを超えるときには,下流側に逃げ角を付けなければなら
ない。
5.1.6.2 逃げ角 45°±15°とする。

――――― [JIS Z 8762-2 pdf 7] ―――――

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Z 8762-2 : 2007 (ISO 5167-2 : 2003)
5.1.7 エッジG,H及びI
5.1.7.1 上流側エッジGには,ばり,かえり,などの欠陥があってはならない。
5.1.7.2 上流側エッジGは鋭く,かつ,エッジ半径は,0.000 4 dを超えてはならない。
d≧25 mmの場合,この条件は,光線を当てて反射して見えなければよい。
d<25 mmの場合,目視検査では十分とはいえない場合もある。
この必要条件が満たされているかどうか疑いがあるなら,エッジ半径は測定されるべきである。
5.1.7.3 上流側のエッジは直角であり,絞り部と上流面との角度は90°±0.3°とする。絞り部とは,エ
ッジGとHとの間の範囲のことである。
5.1.7.4 下流側エッジHとIとは,はく(剥)離領域のため,上流側エッジGほど厳しくなくてよい。
5.1.8 絞り孔径d
5.1.8.1 絞り孔径dは,12.5 mm以上とする。
絞り直径比(β=d/D)は,0.10≦β≦0.75とする。
5.1.8.2 絞り孔径dの値は,ほぼ等間隔に角度を変えて最低4か所で測定した値の平均とする。
測定中にエッジ及び絞り部に損傷を与えないように注意する。
5.1.8.3 オリフィスは,円筒状とする。
絞り孔は,どの直径を測定しても平均値と0.05 %以上の差があってはならない。
5.1.9 正逆両方向用オリフィス板
5.1.9.1 流れの方向を逆にして用いることがあるオリフィス板は,次による。
a) 逃げ角を付けてはならない。
b) 下流面も5.1.3で規定する上流面の仕様に従わなければならない。
c) オリフィス板の厚さEは,5.1.5で規定するエッジの厚さeと等しくなければならない。
したがって,オリフィス板の変形(5.1.2.3参照)を防ぐため,差圧を制限する場合がある。
d) 下流側のエッジも,5.1.7で規定する上流側のエッジと同様に作る。
5.1.9.2 D・D/2タップ(5.2参照)の場合,上流側及び下流側にそれぞれ2組の圧力取出し口を用意し,
流れ方向に従い,いずれか選択して使用する。
5.1.10 材料及び製作 オリフィス板は,流量測定中に5.1.15.1.9の規定が満たされるなら,どんな材料
でも,また,どんな方法で製作してもよい。

5.2 圧力取出し方法

5.2.1  一般 オリフィス板の上流及び下流の規定の位置(D・D/2,フランジ,コーナタップ)に,それぞ
れ少なくとも1個の圧力取出し口を設ける。
規定されているどの圧力取出し方法でも,複数の圧力取出し口を設けて,1枚のオリフィス板を使用し
てよい。ただし,相互の干渉を避けるため,同じ側の圧力取出し口は少なくとも30°ずらす。
圧力取出し口の位置によって,オリフィス流量計の種類を区分する。
5.2.2 D・D/2タップ及びフランジタップ
5.2.2.1 間隔lは,圧力取出し口の中心線と,オリフィス板の規定面との間の距離である。
圧力取出し口の位置は,ガスケット又はシール材の厚さを含めた距離とする。
5.2.2.2 D・D/2タップ(図3参照)の上流側圧力取出し口の距離l1は,D±0.1 Dとする。
下流側圧力取出し口の距離l2は,次による。
β≦0.6の場合 0.5 D±0.02 D
β>0.6の場合 0.5 D±0.01 D

――――― [JIS Z 8762-2 pdf 8] ―――――

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Z 8762-2 : 2007 (ISO 5167-2 : 2003)
l1,l2は,オリフィス板の上流面からの距離である。
5.2.2.3 フランジタップ(図3参照)の場合,上流側圧力取出し口の距離l1は,25.4 mmで,オリフィス
板の上流面からの距離である。
下流側圧力取出し口の距離l'2は,25.4 mmで,オリフィス板の下流面からの距離である。
l1,l'2の範囲は,次による。
β≦0.6の場合 : 25.4 mm±1 mm
β>0.6,D<150 mmの場合 : 25.4 mm±0.5 mm
β>0.6,150 mm≦D≦1 000 mmの場合 : 25.4 mm±1 mm
5.2.2.4 圧力取出し口の中心軸と管路の中心軸とは,いかなる場合でも90°±3°とする。
5.2.2.5 圧力取出し口の開口部は,円形とする。
その縁は,管の内壁と同一面とする。その縁には,ばり,かえり,がなく,孔径の1/10以内の丸みがあ
ってもよい。
圧力取出し口の側壁,縁及び管壁には,圧力取出し口をふさぐような凸凹があってならない。
5.2.2.6 圧力取出し口が5.2.2.4及び5.2.2.5で規定された条件に合致しているかどうかの判断は,目視検
査でもよい。
5.2.2.7 圧力取出し口の孔径は0.13 D未満で,かつ,13 mm未満とする。
孔径の下限は,使用において不具合がなければ特に規定しない。
上流側及び下流側の圧力取出し口の孔径は,同一とする。
5.2.2.8 圧力取出し口は,管路の内壁から圧力取出し口の孔径の最低2.5倍の長さにわたって円筒形とす
る。
5.2.2.9 圧力取出し口の中心軸は,管路の軸を含む平面上とする。
5.2.2.10 上流側の圧力取出し口の軸及び下流側の圧力取出し口の軸は,通常,同一軸平面に位置するが,
異なった軸平面に位置してもよい。

――――― [JIS Z 8762-2 pdf 9] ―――――

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Z 8762-2 : 2007 (ISO 5167-2 : 2003)
記号
1 D・D/2タップ
2 フランジタップ
注a) 流れ方向
b) 1=D±0.1 D
c) 2=0.5 D±0.02 D β≦0.6の場合
0.5 D±0.01 D β>0.6の場合
d) 1=l'2=(25.4±0.5) m β>0.6で,かつ,D<150 mmの場合
(25.4±1) mβ≦0.6の場合
(25.4±1) mβ>0.6で,かつ,150 mm≦D≦1 000 mmの場合
図 3 D・D/2タップ及びフランジタップの場合のオリフィス板と圧力取出し口との間の距離
5.2.3 コーナタップ(図4参照)
5.2.3.1 コーナタップの上流側及び下流側の圧力取出し口の中心は,オリフィス板の上流面及び下流面か
ら単孔の孔径φaの1/2か,又はプレート面と一致する内壁を貫通したスリット幅aの1/2に等しい位置と
する(5.2.3.5も参照)。
5.2.3.2 圧力取出し方法は,単孔のものか,又は環状室をもったものとする。
いずれの圧力取出し口も図4のように,管路及びフランジ,又は環状室をもったリングに設ける。

――――― [JIS Z 8762-2 pdf 10] ―――――

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  • ISO 5167-2:2003(IDT)

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