JIS A 1509-1:2020 セラミックタイル試験方法―第1部:抜取検査 | ページ 2

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A 1509-1 : 2020
表2−ユニットタイルの試料数,合格判定数及び検査区分
検査項目 試料数 合格判定数 検査区分 試験方法
(n) (c) 形式 受渡
検査 検査
外観 個々のユニットタイル 平物 約1 m2 0枚 ○ ○ JIS A 5209
ユニットタイル相互間 平物 約2 m2 0枚 ○ ○
寸法 平物・役物 10枚 0枚 ○ ○ JIS A 1509-13
表張り台紙及び裏連結材の接着性 平物・役物 5枚 0枚 ○ ○
表張り台紙の離性 平物・役物 3枚 0枚 ○ ○
裏連結材の耐水接着性 平物・役物 3枚 0枚 ○ −
裏連結ユニットタイルの裏面開口率 平物・役物 3枚 0枚 ○ −

4.2 形式検査の時期

  形式検査の時期は,次による。
a) 製品の品質を設計した場合。
b) 製品の製造条件を大幅に変更した場合。
c) 製造業者が定めた品質の確認時期。
なお,品質の確認時期は,前回の検査から1年以内とすることが望ましい。

4.3 受渡検査のロット構成

  受渡検査は,検査ロットを構成して行う。検査ロットは,品質が均一とみなされる製品で構成しなけれ
ばならない。また,品質が均一とみなすためには,同一製造条件で,かつ,連続で製造された製品でなけ
ればならない。
なお,検査ロットは,検査項目ごとに構成してもよい。

5 抜取方法

5.1 形式検査

  形式検査は,次による。
a) 製品の品質を設計した場合又は製造条件を大幅に変更した場合は,最初の製造分から試料をランダム
に抜き取る。ただし,最初の製造分と製造条件が同一の場合は,試作品から抜き取ってもよい。
b) 製造業者が定めた品質の確認時期に形式検査を実施する場合は,その品質の確認時期に製造された製
品から試料をランダムに抜き取る。

5.2 受渡検査

  試料は,検査ロットからランダムに抜き取る。

6 試料数及び合格判定数

  検査に必要な試料数及び合格判定数は,表1及び表2による。ただし,製造業者が必要と認めた場合又
は受渡当事者間の協定がある場合は,JIS Z 9002に基づき設計された合理的な試料数及び合格判定個数と
してもよい。
なお,製造条件が平物と同一の役物は,曲げ破壊荷重,耐摩耗性,耐熱衝撃性,耐貫入性,耐凍害性,
耐薬品性,鉛及びカドミウムの溶出性並びに耐滑り性を平物の検査結果によることで形式検査を省略して
もよい。

――――― [JIS A 1509-1 pdf 6] ―――――

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7 検査

  JIS A 5209及びJIS A 1509-2JIS A 1509-13に規定する試験方法によって試験を行い,JIS A 5209に規定
された品質の基準に適合しているかを判定し,不適合品の数が合格判定個数以下のときは,その検査を合
格とする。
なお,品質基準の規定がない検査項目の場合は,合否判定しない。

8 検査記録

  検査記録には,次の事項を記載する。
なお,c)及びd)は,受渡検査の場合だけ記録する。
a) 試験材料の概要(種類,形状・寸法,品名など)
b) 検査項目
c) 検査ロットの構成
d) 検査ロットの大きさ
e) 試験結果
f) 合否判定
g) その他必要な事項

――――― [JIS A 1509-1 pdf 7] ―――――

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A 1509-1 : 2020
A1
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附属書JA
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(参考)
9-
1 : 2
JISと対応国際規格との対比表
020
JIS A 1509-1:2020 セラミックタイル試験方法−第1部 : 抜取検査 ISO 10545-1:2014,Ceramic tiles−Part 1: Sampling and basis for acceptance
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
規格番号 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 タイルの検査方式, 1 JISに同じ 一致 − −
抜取方法及び合否
判定について規定
2 引用規格
3 用語及び 2 − 変更 規格の理解を正確にするため製品 実質的な差異はない。
定義 の品質を,品質設計時に定まる製造
過程での変動が小さい特性と,製品
受渡し時に必要と認められる特性
とに区分し,各特性に対する検査実
施時期を明確にした。
4 検査方式 検査項目ごとに,形 3 JISとほぼ同じ 変更 ISO規格では,荷口で構成する検査ISO規格が採用している非適合品
4.1 検査の 式検査と受渡検査 ロットごとに計数二回抜取り又は に対する救済措置及び二回抜取検
種類 とに区分。 計量二回抜取りとしているが,JIS査方式は,国内ユーザの理解が得
検査方式は計数規 では形式検査は一回抜取り及び受 られないことと,業界になじみが
準型一回抜取検査。 渡検査は一回抜取りに変更。 薄いことから,救済措置のない計
数規準型一回抜取検査で規定し
た。国内のニーズであるため特に
提案はしない。
表1 3 JISとほぼ同じ 変更 JIS Z 9002に基づき試料数,合格判
国内のニーズであるため特に提案
定個数などを規定し役物について はしない。
も規定した。

――――― [JIS A 1509-1 pdf 8] ―――――

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A 1509-1 : 2020
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
規格番号 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
表2 − − 追加 ユニットタイルは国内で普及して 国内のニーズであるため特に提案
おり,旧JISにも採用されているたはしない。
め追加した。
4.2 形式検 形式検査の時期に − − 追加 ISO規格にはない検査方式で,形式国内のニーズであるため特に提案
査の時期 ついて規定 はしない。
検査を行うべき時期(タイミング)
を明確にした。
4.3 受渡検 4 JISとほぼ同じ 変更 ISO規格の不均一な荷口を細分化 国内生産方式では,元々製造ロッ
査のロット トが小さく,ISO規格は現実的で
して,均一ロットとする文言及び供
構成 はない。
給者,消費者の合意で均一ロットと
して扱える文言を削除した。
5 抜取方法 抜取時期,場所及び 6 JISとほぼ同じ 変更 JISでは,抜取場所の規定はない。 ランダムに抜き取ることができれ
立会いについて規 ば問題ないため。

6 試料数及 8 JISとほぼ同じ 変更 JISでは,計数一回抜取りの検査方二回抜取りによる不適合品の救済
び合格判定 8.1 式に変更し,その他はJIS Z 9002 は,ユーザの理解及び国内取引慣
数 8.2 の範囲内で当事者間の合意があれ 行になじまないことから,旧JIS
ば,採用可とした。 で採用していた計数一回抜取検査
の検査方式を採用した。
7 検査 製品規格に定める 7 JISとほぼ同じ 追加 実質的な差異はない。
“なお,品質基準の規定がない検査
基準に基づく合否 7.1 項目の場合は,合否判定しない”を
判定 7.2 追加した。
8 検査記録 9 JISとほぼ同じ 変更 必ずしも全ての項目の報告が必要 実質的な差異はない。
ではないため必要な項目を選択で
きることとした。
A1 509-
1 : 2020
3

――――― [JIS A 1509-1 pdf 9] ―――――

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A 1509-1 : 2020
A1
3
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 10545-1:2014,MOD
5
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
09
− 一致 技術的差異がない。
-
1 : 2
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
0
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
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注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。

――――― [JIS A 1509-1 pdf 10] ―――――

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JIS A 1509-1:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 10545-1:2014(MOD)

JIS A 1509-1:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 1509-1:2020の関連規格と引用規格一覧