この規格ページの目次
4
A 1541-2 : 2016
4.2.8 ストライクの仕様
ストライクの仕様は,表2のグレード3以上の彫込錠の場合,厚さ1.5 mm以上のステンレス鋼製,又
はそれと同等以上の強度をもつものとする。
なお,このストライクに適用するトロヨケは,厚さ1.6 mm以上の鋼製の一体絞り,又はそれと同等以
上の強度をもつものとする。
表2−外力に対する性能(破壊に対する強度の目標荷重)
項目番号 性能項目 グレード1 グレード2 グレード3 グレード4
4.2.1 デッドボルトの押込強度 1 kN 4 kN 10 kN 15 kN
デッドボルトの押込強度 1 kN 2 kN 3 kN
(面付錠の場合)
4.2.2 デッドボルトの側圧強度 4 kN 6 kN 10 kN 15 kN
4.2.3 鎌の引張強度 1 kN 4 kN 10 kN 15 kN
鎌付デッドボルトの鎌の引張強度 − − 7 kN 10 kN
4.2.4 引違戸錠の鎌の側圧強度 1 kN 1.5 kN 3 kN 4.5 kN
4.2.5 鎌の解錠方向の押込強度 1 kN 4 kN 10 kN 15 kN
4.2.6 デッドボルトの押込強度(衝撃荷重) − − 58.8 J 88.2 J
4.2.7 デッドボルトの側圧強度(衝撃荷重) − − 58.8 J 88.2 J
4.2.8 ストライクの仕様 − − 規定あり 規定あり
“−”は,性能を要求していないことを示す。
目標荷重の許容差は,プラス側は規定しないが,マイナス側は認めない。
4.3 使用扉の質量に対する性能
4.3.1 ラッチボルトの側圧強度
ラッチボルトの側圧強度は,JIS A 1541-1の7.2.2(ラッチボルトの側圧試験)によって試験を行い,荷
重は,グレードによって表3に規定する数値を用いる。荷重を除いたとき,ハンドル操作及びラッチング
に支障があってはならない。
4.3.2 ハンドルの強度
4.3.2.1 ハンドルのねじり強度
ハンドルのねじり強度は,JIS A 1541-1の7.2.3.1(ハンドルのねじり試験)によって試験を行い,グレ
ードによって表3に規定するトルクを加え,トルクを除いたとき,ハンドル操作に支障があってはならな
い。また,施錠時ハンドルが固定される錠においては,施錠状態が維持され,かつ,施解錠操作に支障が
あってはならない。
4.3.2.2 ハンドルの引張強度
ハンドルの引張強度は,JIS A 1541-1の7.2.3.2(ハンドルの引張試験)によって試験を行い,荷重は,
グレードによって表3に規定する数値を用いる。荷重を除いたとき,ハンドル操作に支障があってはなら
ない。また,施錠時ハンドルが固定される錠においては,施錠状態が維持され,かつ,施解錠操作に支障
があってはならない。
4.3.2.3 ハンドルの垂直荷重強度
ハンドルの垂直荷重強度は,JIS A 1541-1の7.2.3.3(ハンドルの垂直荷重試験)によって試験を行い,
荷重は,グレードによって表3に規定する数値を用いる。荷重を除いたとき,ハンドル操作に支障があっ
てはならない。また,施錠時ハンドルが固定される錠においては,施錠状態が維持され,かつ,施解錠操
――――― [JIS A 1541-2 pdf 6] ―――――
5
A 1541-2 : 2016
作に支障があってはならない。
表3−使用扉の質量に対する性能(実使用における強度の目標荷重)
項目番号 性能項目 グレード1 グレード2 グレード3 グレード4
4.3.1 ラッチボルトの側圧強度 2 kN 4 kN 6 kN
4.3.2.1 レバーハンドルのねじり強度 1.5 kN・cm 3.5 kN・cm
握り玉のねじり強度 1 kN・cm 3 kN・cm
4.3.2.2 ハンドルの引張強度 500 N 1 kN 2 kN 2.5 kN
4.3.2.3 ハンドルの垂直荷重強度 500 N 1 kN 2 kN
参考 使用扉の質量 25 kg 40 kg 80 kg 120 kg
以下 以下 以下 以下
目標荷重の許容差は,プラス側は規定しないが,マイナス側は認めない。
4.4 鍵違い
4.4.1 鍵違い数
鍵違い数は,製造業者が実際に運用する鍵違い数の資料に基づき,グレードによって表4の数値とする。
ただし,異なるキーウェイ形状であっても,共通のキーセクションが存在する場合は,有効鍵違い数とは
みなさない。
4.4.2 最少タンブラー数
最少タンブラー数は,製造業者が実際に運用する最少タンブラー数の資料に基づき,グレードによって
表4の数値とする。
4.4.3 同一タンブラーの使用数
同一タンブラーの使用数は,製造業者が実際に運用する同一タンブラーの使用数の資料に基づき,グレ
ードによって表4の数値とする。ただし,単列6本タンブラーにおいては,キーの同一刻みは,最大2連
続までとする。
表4−鍵違い
項目番号 性能項目 グレード1 グレード2 グレード3 グレード4 グレード5
4.4.1 鍵違い数 0.5万未満 0.5万以上 1.5万以上 10万以上 100万以上
4.4.2 最少タンブラー数 5以下 6以上
4.4.3 同一タンブラーの使用数 60 %以下 50 %以下
4.5 デッドボルトの出寸法
デッドボルトの出寸法は,JIS A 1541-1の7.2.1.1 b) の手順によって測定したとき,グレードによって表5
の規定寸法以上でなければならない。
なお,この項目は,性能を示すものではなく,寸法仕様を確認するために規定したものである。
表5−デッドボルトの出寸法
項目番号 寸法仕様 グレード1 グレード2 グレード3 グレード4
4.5 デッドボルトの出寸法 11 mm 14 mm 17 mm 20 mm
4.6 耐じん性能
耐じん性能は,シリンダ単体で,JIS A 1541-1の7.6(シリンダの耐じん性試験)によって試験を行った
――――― [JIS A 1541-2 pdf 7] ―――――
6
A 1541-2 : 2016
とき,グレードによって表6に示すサイクル回数まで,試験体3体全てについて,合鍵での抜差し力が10 N
以下及び回転トルクが10 N・cm以下でなければならない。ただし,表6の1サイクル未満は,試験を行い,
1サイクル後の合鍵での抜差し力10 N又は回転トルク10 N・cmのいずれかを,試験体3体中1体でも超え
た場合を示す。
表6−耐じん性能
項目番号 性能項目 グレード1 グレード2
4.6 耐じん性能 1サイクル未満 1サイクル
5 表示
この規格に規定する全ての要求事項に適合する錠の性能を表示する場合には,それぞれの性能確認結果
に基づき,6桁の数字で,カタログ,こん(梱)包箱などに次の順序で記載する。
なお,表1から表6のグレードを表示するとき,それぞれ評価する性能項目が複数ある場合は,低いグ
レードを表示する。
□ □ □ □ □ □
表6の耐じん性能を示す。適用外は“0”で表示。
表5のデッドボルトの出寸法を示す。適用外は“0”で表示。
表4の鍵違いを示す。適用外は“0”で表示。
表3の使用扉の質量に対する性能を示す。適用外は“0”で表示。
表2の外力に対する性能を示す。適用外は“0”で表示。
表1の使用頻度による性能を示す。
例 4 4 3 2 4 2
グレード2
グレード4
グレード2
グレード3
グレード4
グレード4
注記 適用外とは,要求事項の機能をもたない場合を示す。
――――― [JIS A 1541-2 pdf 8] ―――――
7
A 1541-2 : 2016
附属書A
(参考)
技術上重要な改正に関する新旧対照表
現行規格(JIS A 1541-2:2016) 旧規格(JIS A 1541-2:2006) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
4.1.2.1 キー 4.1.2.1 キー
また,試験前後のシリンダ単体の施解 また,シリンダ単体の施解錠繰返しのシリンダ単体時の回転トルクの測定を,試験前後に
によるデッド 錠繰返しの評価は,シリンダだけの回
によるデッド 評価は,シリンダだけの回転トルクが実施する旨を明記した。
ボルトの施解 転トルクが10 N・cm以下とする。 ボルトの施解 10 N・cm以下とする。
錠繰返し 錠繰返し
4.1.2.2 キー 4.1.2.2 キー
また,試験前後のシリンダ単体の施解 また,シリンダ単体の施解錠繰返しの
による施錠機 による施錠機
錠繰返しの評価は,シリンダだけの回 評価は,シリンダだけの回転トルクが
構の施解錠繰 転トルクが10 N・cm以下とする。 構の施解錠繰 10 N・cm以下とする。
返し 返し
4.2.1 デッド 4.2.1 デッド
荷重を除いたとき,作動の異常の有無 荷重を除いたとき,デッドボルトの出通常,試験後は破壊に至るため,異常の有無は問わ
ボルトの押込 ボルトの押込
は問わないが,デッドボルトの出寸法 寸法を調べ,このときの出寸法は8 mmない旨を明記した。
強度 み強度
を調べ,このときの出寸法は8 mm以上 以上でなければならない。
でなければならない。
4.2.2 デッド 荷重を加えたときに,加圧板がデッド4.2.2 デッドただし,荷重を加えたときに,加圧板
ボルトの側圧 がデッドボルトを通過してはならな
ボルトを通過してはならない。ただし, ボルトの側圧
強度 荷重を除いたとき,作動の異常の有無強度 い。
は問わない。
4.2.3 鎌の引 荷重を加えたときに,閉扉施錠状態が4.2.3 鎌の引荷重を加えたときに,鎌及びストライ
張強度 保持されなくてはならない。ただし,張強度 クが外れてはならない。
荷重を除いたとき,作動の異常の有無
は問わない。
4.2.4 引違戸 荷重を加えたときに,加圧板が鎌を通4.2.4 引違戸荷重を加えたときに,加圧板が鎌を通
錠の鎌の側圧 過してはならない。ただし,荷重を除錠の鎌の側圧過してはならない。
A1
強度 いたとき,作動の異常の有無は問わな強度
54
い。
1-
2 : 2016
3
――――― [JIS A 1541-2 pdf 9] ―――――
8
A 1541-2 : 2016
A1
3
現行規格(JIS A 1541-2:2016) 旧規格(JIS A 1541-2:2006) 改正理由
5
箇条番号 内容 箇条番号 内容
41
及び題名 及び題名
-
2 : 2
4.2.5 鎌の解 4.2.5 鎌の解
荷重を加えたとき又は荷重を除いたと 荷重を加えたとき又は荷重を除いたと通常,試験後は破壊に至るため,異常の有無は問わ
0
錠方向の押込 き,鎌に開扉できる状態と同様の変形
錠方向の押込 き,鎌が開扉できる状態と同様の変形ない旨を明記した。
16
強度 み強度
があってはならない。ただし,荷重を があってはならない。
除いたとき,作動の異常の有無は問わ
ない。
4.2.6 デッド 4.2.6 デッド
デッドボルトの押込強度(衝撃荷重) デッドボルトの押込み強度(衝撃荷重)
ボルトの押込 は,JIS A 1541-1の7.2.1.6によって,試
ボルトの押込 は,JIS A 1541-1の7.2.1.6によって,試
強度(衝撃荷 験を行い,グレードによって表2に規み強度(衝撃 験を行い,グレードによって表2に規
重) 荷重)
定する衝撃荷重を加えたとき,解錠状 定する衝撃荷重を加えたとき,解錠状
態になってはならない。解錠状態とは, 態になってはならない。
デッドボルトの突出量が8 mm未満を
いう。ただし,荷重を除いたとき,作
動の異常の有無は問わない。
4.2.7 デッド グレードによって表2に規定する衝撃4.2.7 デッド グレードによって表2に規定する衝撃
ボルトの側圧 ボルトの側圧
荷重を加えたとき,解錠状態になって 荷重を加えたとき,解錠状態になって
強度(衝撃荷 はならない。ただし,荷重を除いたと
強度(衝撃荷 はならない。
重) き,作動の異常の有無は問わない。 重)
表2 表2に“−”は,性能を要求していな表2 記載なし “−”部は性能を要求していないことを明確にする
いことを示す。 ため,その旨を追記した。
表2
目標荷重の許容差は,プラス側は規定 記載なし 目標荷重の数値を明確にした。
しないが,マイナス側は認めない。
4.3.2.1 ハン 表3に規定するトルクを加え,トルク4.3.2.1 ハン 表3に規定するトルクを加え,トルク 表現をJIS A 1541-1の試験方法の表現に整合させ
ドルのねじり を除いたとき,ハンドル操作に支障が
ドルのねじり を除いたとき,ハンドルが正常に作動た。
強度 あってはならない。 強度 しなければならない。
4.3.2.2 ハン 4.3.2.2 ハン
ドルの引張強 ドルの引張強
度 度
4.3.2.3 ハン 4.3.2.3 ハン
ドルの垂直荷 ドルの垂直荷
重強度 重強度
表3 表3
目標荷重の許容差は,プラス側は規定 記載なし 目標荷重の数値を明確にした。
しないが,マイナス側は認めない。
――――― [JIS A 1541-2 pdf 10] ―――――
次のページ PDF 11
JIS A 1541-2:2016の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 1541-2:2016の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1541-1:2016
- 建築金物―錠―第1部:試験方法