JIS A 8201:1993 シールド掘進機の仕様書様式 | ページ 2

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(15.10) オーバカット装置
(a) 形式 コピーカッタ(20),オーバカッタ(21)の別を記入する。
注(20) 掘削外周の任意の部分だけを余掘りするものをいう。
(21) 全周余掘りするものをいう。
(b) 装備数 装置の装備数を記入する。
(c) オーバカット量 スキンプレート外面を基準として最大余掘り深さを記入する。
(d) 作動方式 油圧式,機械式の別を記入する。
(15.11) スリット開閉装置
(a) 形式 山留め式(22),スライド式(23),回転式(24)などの別を記入する。
注(22) 山留め式とは,スリットを開閉するシャッタを面板と直角方向に前後させて開口部を開閉する
ものをいう。
(23) スライド式とは,スリットを開閉するシャッタを面板と平行方向にスライドさせて,開口部を
調節するものをいう。
(24) 回転式とは,スリットを開閉するシャッタの断面が円弧形になっていて,円弧の中心を軸にシ
ャッタを回転させて,開口部を調節するものをいう。
(b) 装備数 装置の装備数を記入し,スリット開口部に対して全面装備,部分装備の別を記入する。
(c) 作動方式 油圧式,機械式の別を記入する。
(15.12) カッタビット 刃物のすくい角によって切削するツール形,転動回転によって掘削する回転形の別
を記入する。
(16) アジテータ装置 カッタ駆動動力から独立した駆動部をもった装置について記入する。
(a) 羽根外径 羽根の外径を記入する。
(b) 羽根枚数 羽根の枚数を記入する。
(c) 回転速度 羽根軸の設計上の回転速度を記入する。
(d) 装備トルク 常用トルクを記入する。
(e) 駆動方式 油圧モータ駆動,電動機駆動の別を記入する。
(f) 装備数 装置の装備数を記入する。
(17) 送排泥機内管 シールド掘進機内に設けられたすべての送排泥機内管について記入する。
なお,管の呼び径は,A系列とする。
(a) 送泥管 管の呼び径及び本数を記入する。
(b) 排泥管 管の呼び径及び本数を記入する。
(c) 送泥予備管 管の呼び径及び本数を記入する。
(d) 排泥予備管 管の呼び径及び本数を記入する。
(e) その他 バイパス管,ジェット管などについて,呼称,管の呼び径及び本数を記入する。
(18) れき処理装置 シールド掘進機内に設けられた,れき分級又は破砕装置について記入する。
(a) 設置位置 隔壁内,隔壁外の別を記入する。
(b) 形式 分級方式,破砕方式に大別し,分級方式については,固定ふるい形,回転ふるい形,振動ふ
るい形,れきだめ(礫溜め)形,破砕方式については,ジョークラッシャ形,回転形などに区分す
る。記入は,例えば分級方式・固定ふるい形とする。
(c) 処理量 破砕方式の場合は,公称能力をt/hで記入し,分級方式の場合は,れきだめ部の容量をm3

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で記入する。
(d) 処理可能最大れき径 れきの3辺の寸法を記入する。
(e) 処理後最大れき径 れきの3辺の寸法を記入する。
(19) スクリュコンベヤ
(a) 形式 軸付きスクリュコンベヤ(25),リボンスクリュコンベヤ(26),ドラムスクリュコンベヤ(27),そ
の他(組合せ形など)を明記する。
注(25) 軸付きスクリュコンベヤとは,回転軸に,ら線状のブレードを固定し,ブレード軸の回転によ
って掘削土砂がトラフ管壁上をしゅう動,搬送される構造のものをいう。
(26) リボンスクリュコンベヤとは,ブレードを直接回転させ,軸をもたない構造のものをいう。
(27) ドラムスクリュコンベヤとは,回転するトラフの内面にブレードが固定された構造のものをい
う。
(b) トラフ内径 トラフ内径が途中で変化する場合は,代表寸法を数点併記し,複数のコンベヤで寸法
が異なる場合は,それぞれについて内径と基数を記入する。
(c) スクリュ径 内径と外径を記入する。軸付スクリュコンベヤの場合は,内径を軸径として記入する。
(d) スクリュピッチ スクリュピッチの寸法を記入する。ピッチが変化する場合は,変化ごとにピッチ
とピッチ数を記入する。
(e) スクリュ長さ スクリュブレードの先端から後端までの寸法を記入する。
(f) 駆動方式 油圧モータ駆動,電動機駆動の別を記入する。
(g) 回転速度 最大回転速度と最小回転速度を記入する。
(h) 装備トルク 常用トルクを,油圧モータ,油圧配管抵抗などの損失及び機械的損失がないものとし
て記入する。
(i) 装備数 スクリュコンベヤの装備数を記入する。
(j) 排土量 効率100%時の時間当たり設計排土量を記入する。
(k) 排土口ゲート ゲートの有無を記入する。
また,排土口形式としてスライド式,フラップ式,回転式など,駆動方式として油圧駆動,電動
機駆動,空気圧駆動などの形式を併記する。
(20) ロータリフィーダ スクリュコンベヤの後端に装備した回転式の仕切装置について記入する。
(a) ケーシング内径 ケーシング内径を記入する。
(b) チャンバ数 仕切部屋数を記入する。
(c) 駆動方式 油圧モータ駆動,電動機駆動の別を記入する。
(d) 回転速度 最大回転速度と最小回転速度を記入する。
(e) 装備トルク 常用トルクを,油圧モータ,油圧配管抵抗などの損失及び機械的損失がないものとし
て記入する。
(f) 排土量 効率100%時の時間当たり設計排土量を記入する。
(21) 注入口 シールド掘進機に取り付けた粘土,ベントナイトなどの添加材注入口について記入する。
(a) 注入位置 注入位置を記入し,併せて添付図面に表示する。
(b) 個数 注入口の個数を記入する。
(c) 管径 呼び径をA系列で記入する。
(22) 切羽安定制御装置 切羽安定保持のため機内に装備した各種計測器及びシステムについて記入する。
(a) 制御装置名 土圧制御装置(28),土量制御装置(29),水圧制御装置(30),カッタ負荷制御装置(31)などを

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記入する。
注(28) 土圧制御装置とは,切羽又はチャンバ内の土圧を計測し,土圧を適正値に管理し,切羽の安定
を図る装置をいう。
(29) 土量制御装置とは,理論掘削土量と実掘削土量を,質量又は容量で比較して随時適正値に管理
し,切羽の安定を図る装置をいう。
(30) 水圧制御装置とは,切羽又はチャンバ内の水圧を計測し,適正値に維持管理することによって,
切羽の安定を図る装置をいう。
(31) カッタ負荷制御装置とは,カッタトルクの変動を検出することによって,切羽の状態を検知し,
切羽の安定を図る装置をいう。
(b) 調節対象項目 シールドジャッキ速度,スクリュコンベヤ回転速度,ロータリフィーダ回転速度,
排出ゲート開度,添加材の注入量,添加材の比重などを具体的に記入する。
(c) 制御方法 手動,自動の別を記入する。
(23) パワーユニット
(23.1) 電動機 油圧ポンプを駆動するものについて記入する。
(a) 用途 シールドジャッキ,カッタヘッド,山留めジャッキ,エレクタなど装置の名称を記入する。
(b) 形式 保護方式,絶縁種別を記入する。
(c) 出力 電動機連続定格出力を記入する。
(d) 極数 極数を記入する。
(e) 電圧及び周波数 電圧及び周波数を記入する。
(f) 台数 パワーユニットに組み込まれている電動機の台数を記入する。
(g) 備考 必要に応じて用途の兼用などを記入する。
(23.2) 油圧ポンプ
(a) 用途 シールドジャッキ,カッタヘッド,山留めジャッキ,エレクタなどの装置の名称を記入する。
(b) 種類 ギヤポンプ,ベーンポンプ,ピストンポンプ(プランジャポンプ),トロコイドポンプ,ねじ
ポンプなどの別を記入する。
(c) 吐出し量 使用圧力のときの吐出し量を記入する。ただし,エレクタ装置は,低速のときの吐出し
量と高速のときの吐出し量を記入し,カッタ装置は,常用トルクのときの吐出し量と最大トルクの
ときの吐出し量を記入する。
(d) 圧力 使用圧力を記入する。ただし,カッタ装置は,常用トルクのときの圧力と最大トルクのとき
の圧力を記入する。
(e) 回転速度 回転速度を記入する。
(f) 台数 パワーユニットに組み込まれた油圧ポンプの台数を記入する。
(g) 備考 流量調節方式について,手動操作,遠隔操作,馬力一定制御,電気比例制御などの別を記入
する。
(23.3) パワーユニット設置場所
(a) ユニット名 装置の名称を記入する。
(b) 設置場所 リングガーダ内,後部作業台,後続台車,エレクタ回転体などの設置場所を記入する。
(23.4) 作動油タンク容量
(a) 数量 タンクの数量を記入する。
(b) 総容量 複数の作動油タンクをもつものは,その総計を記入する。

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(24) 油圧ジャッキ
(a) 名称 用途別にシールドジャッキ,中折れジャッキ,ムーバブルジャッキ,フォアポーリングジャ
ッキ,ハーフムーンジャッキ,デッキジャッキなどの名称を記入する。
(b) 推力 使用圧のときの推力を記入する。
(c) 本数 本数を記入する。
(d) 全推力 推力の総計を記入する。
(e) ストローク ストロークを記入する。
(f) 使用圧力 使用最高圧力を記入する。
(g) 備考 必要に応じてスプレッダ偏心量などを記入する。
(25) 油圧モータ
(a) 用途 装置の名称を記入する。
(b) 種類 アキシャルピストンモータ,ラジアルピストンモータ,ギヤモータなどの別を記入する。
(c) 出力軸トルク 使用圧力における値を記入する。
(d) 出力軸回転速度 カッタ装置用は,常用トルク時と最大トルク時の値を記入する。
(e) 使用圧力 使用最高圧力を記入する。カッタ装置用は,常用トルク時と最大トルク時の値を記入す
る。
(f) 台数 モータの台数を記入する。
(g) 備考 減速機付油圧モータの場合には減速機付きと記入し,減速機出力軸のトルク,回転速度を記
入する。
(26) 駆動用電動機 装置を直接駆動する減速機付電動機について記入する。
(a) 用途 装置の名称を記入する。
(b) 出力 電動機連続定格出力を記入する。
(c) 極数 極数を記入する。
(d) 電圧及び周波数 電圧及び周波数を記入する。
(e) 出力軸トルク 電動機150 %定格時の減速機の出力軸トルクを記入する。カッタ装置用は,連続定
格トルクと電動機150 %定格時のトルクを記入する。
(f) 出力軸回転速度 電動機定格出力時の減速機の出力軸回転速度を記入する。
(g) 台数 電動機の台数を記入する。
(h) 備考 クラッチの種類,制御方式などを記入する。
(27) 電気機器,配線仕様
(a) 使用電源 供給電源,動力回路,操作回路,照明回路のそれぞれの区分について,電圧,周波数,
相数を記入する。
(b) 起動方式 電動機容量を区分し,それぞれについて,直入起動,スターデルタ起動などの別を記入
する。
(c) 制御装置 動力盤,操作盤,接続箱,エレクタ操作箱の区分について,それぞれの形式,設置場所
を記入する。
(d) 照明及び照明用予備コンセント 照明灯とコンセントの種類を区分し,それぞれの形式(防水,防
滴,防爆,ガード付き,カバー付きなど)及び仕様(容量,電圧,個数)を記入する。
(e) トランス 照明回路用,操作回路用,受電用,付帯設備用などの用途に区分し,それぞれについて,
トランスの種類,仕様(容量,一次電圧,二次電圧)及び設置場所を記入する。

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(f) 配線 動力盤以降の配線材料,配線方法,接地及び特殊仕様について記入する。
(28) 塗装
(28.1) 塗装要領
(a) 下地処理 鋼材表面の下地処理の方法を記入する。
(b) シールド本体外面 塗料の種類,塗装回数を記入する。
(c) シールド本体内面,エレクタ等附属装置 塗料の種類,塗装回数を記入する。
(d) 電気品,油圧機器 塗装色を記入する。
(28.2) 表示 本体に表示する工事名などの内容,位置,字体,大きさ,色などを記入する。

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