JIS B 0162-1:2006 滑り軸受―用語,定義及び分類―第1部:設計,軸受材料及びその特性

JIS B 0162-1:2006 規格概要

この規格 B0162-1は、滑り軸受で最も一般的に使用される用語,定義及び分類について規定。

JISB0162-1 規格全文情報

規格番号
JIS B0162-1 
規格名称
滑り軸受―用語,定義及び分類―第1部 : 設計,軸受材料及びその特性
規格名称英語訳
Plain bearings -- Terms, definitions and classification -- Part 1:Design, bearing materials and their properties
制定年月日
2006年3月25日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 4378-1:1997(MOD)
国際規格分類

ICS

01.040.21, 21.100.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
機械要素(ねじを除く) 2021
改訂:履歴
2006-03-25 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS B 0162-1:2006 PDF [28]
                                                                                 B 0162-1 : 2006

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本機械学会(JSME)/財団法人日
本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調
査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 4378-1:1997,Plain bearings−Terms,
definitions and classification−Part 1:Design,bearing materials and their propertiesを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS B 0162-1には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
JIS B 0162の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 0162-1 第1部 : 設計,軸受材料及びその特性
JIS B 0162-2 第2部 : 摩擦及び摩耗
JIS B 0162-3 第3部 : 潤滑
JIS B 0162-4 第4部 : 計算パラメータ及びその記号

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 0162-1 pdf 1] ―――――

B 0162-1 : 2006

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 分類・・・・[1]
  •  3. 用語及び定義・・・・[2]
  •  附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[21]

――――― [JIS B 0162-1 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 0162-1 : 2006

滑り軸受−用語,定義及び分類−第1部 : 設計,軸受材料及びその特性

Plain bearing-Terms,definitions and classification- Part 1:Design,bearing material and their properties

序文

 この規格は,1997年に第2版として発行されたISO 4378-1,Plain bearings−Terms,definitions and
classification−Part 1:Design,bearing materials and their propertiesを翻訳し,技術的内容を変更して作成した
日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書(参考)に示す。

1. 適用範囲

 この規格は,滑り軸受で最も一般的に使用される用語,定義及び分類について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 4378-1:1997,Plain bearings−Terms, definitions and classification−Part 1:Design,bearing
materials and their properties (MOD)

2. 分類

 用語の分類は次による。
a) 一般的な用語
b) 滑り軸受の形式及び分類
c) 滑り軸受ユニットの構成要素
d) 滑り軸受の構成要素
e) 滑り軸受の主要寸法
f) 軸受材料及びその特性

――――― [JIS B 0162-1 pdf 3] ―――――

2
B 0162-1 : 2006

3. 用語及び定義

 用語及び定義は,次による。
なお,参考として対応英語を示す。
備考1. 用語及び対応英語(参考)欄で,二つの用語をコンマ“,”でつないで併記してある場合は,
その順位によって優先使用する。
2. 用語及び対応英語(参考)欄で,用語及び用語の一部に丸括弧“( )”が付いている場合は,
ISO規格を基礎として用いた用語である。
3. 定義欄の丸括弧“( )”で示した部分は,定義の内容を補足した内容である。
4. 図138の図中の番号は,用語の番号を表す。なお、図は一例である。
a) 一般的な用語(general terms)
番号 用語 定義 備考 対応英語(参考)
1.1 軸受 運動部分を他の部分に対し,位置 ― bearing
決めをし,支持又は案内する機械
要素。
1.2 滑り軸受 滑りの相対運動をする軸受。 ― plain bearing
1.3 滑り軸受ユニット 滑り軸受及び保持部(例えば,ハ ― plain bearing unit
ウジング)を含むトライボロジシ
ステム。
b) 滑り軸受の形式及び分類 (types of plain bearings,classification)
1) 荷重形式による分類(according to the type of load)
番号 用語 定義 備考 対応英語(参考)
2.1.1 静荷重滑り軸受 荷重の大きさ及び方向が一定 ― statically loaded plain
の条件下で用いられる滑り軸 bearing
受。
2.1.2 動荷重滑り軸受 荷重の大きさ及び方向のいず ― dynamically loaded plain
れか一方又は両方が変化する bearing
条件下で用いられる滑り軸受。
2) 荷重方向による分類(according to the direction of the supported load)
番号 用語 定義 備考 対応英語(参考)
2.2.1 ジャーナル滑り軸受,ジャーナ 図15参照
回転する軸に対し,直角方向に plain journal bearing,
ル軸受 作用する荷重を支持する滑り journal bearing
軸受。
2.2.2 回転する軸に沿って平行に作
スラスト滑り軸受,スラスト軸 図16参照 plain thrust bearing,
受 用する荷重を支持する滑り軸 thrust bearing
受。
2.2.3 軸方向及び軸に直角方向の両
スラストジャーナル軸受,つば 図12参照 journal thrust bearing,
付き軸受 方向に作用する荷重を支持す flanged bearing
る滑り軸受。

――――― [JIS B 0162-1 pdf 4] ―――――

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B 0162-1 : 2006
3) 潤滑形式による分類(according to the type of lubrication)
番号 用語 定義 備考 対応英語(参考)
2.3.1 静圧気体軸受 静圧気体潤滑の条件下で動作 ― aerostatic bearing
する滑り軸受。
2.3.2 動圧気体軸受 動圧気体潤滑の条件下で動作 ― aerodynamic bearing
する滑り軸受。
2.3.3 静圧流体軸受 静圧流体潤滑の条件下で動作 ― hydrostatic bearing
する滑り軸受。
2.3.4 動圧流体軸受 動圧流体潤滑の条件下で動作 ― hydrodynamic bearing
する滑り軸受。
2.3.5 スクイーズ油膜軸受 しゅう動面に垂直な方向の相 ― squeeze oil film bearing
対運動によって発生する油膜
圧力を利用して,両しゅう動面
を完全に分離する滑り軸受。
2.3.6 ハイブリッド軸受 静圧流体潤滑及び動圧流体潤 ― hybrid bearing
滑の両方の条件下で作動する
滑り軸受。
2.3.7 固体潤滑軸受 固体潤滑剤を用いて潤滑する ― solid-film lubricated
滑り軸受。 bearing
2.3.8 無潤滑軸受 潤滑剤を用いないで作動する ― unlubricated bearing
滑り軸受。
2.3.9 自己潤滑軸受 軸受材料,材料成分又は固体潤 ― self-lubricating bearing
滑剤オーバレイで潤滑する滑
り軸受。
2.3.10 多孔質自己潤滑軸受, 潤滑剤(油)で満たされた,つ ― porous self-lubricating
焼結含油軸受 ながりのある細孔をもつ多孔 bearing,
質軸受。 sintered bearing,
oil- impregnated sintered
bearing
2.3.11 自給式滑り軸受ユニット 内蔵する油だまりから軸受し ― self-contained plain
ゅう動面へ潤滑油を供給する bearing assembly
機構をもった軸受ユニット。
2.3.11aフォイル軸受 曲げに対して剛性の小さい薄 ― foil bearing
膜で軸受しゅうどう面を構成
し,負荷をたわみを許しつつ支
持する軸受。
2.3.11b スパイラル軸受 軸受面に多数の浅いねじれ溝 ― spiral groove bearing
を設けた軸受。

――――― [JIS B 0162-1 pdf 5] ―――――

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