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B 0176-2 : 2002
3007 フック角 軸直角断面上において,切れ刃を通る 最 hook angle,
中心線とすくい面上の切れ刃とねじ rake angle of curved
の谷底とを結んだ直線とがなす角,又 cutting face
はその中心線と切れ刃におけるすく
い面の接線とがなす角。
備考 前者をコーダルフック角
(chordal hook angle),後者を
タンゼンシャルフック角
(tangential hook angle) とい
う。
3008 ヒール角 軸直角断面上において,ヒールを通る 最戀 heel angle
中心線とヒールを通る切りくず穴面
の接線とがなす角。
d) ねじ切りダイスの精度
番号 用語 定義 参考
量記号 対応英語
4001 等級 ねじ部の精度によって区分される精 − tolerance class
度特性。
4002 ねじ部の精度 ねじ部の径の許容差及び公差,並びに − accuracy of thread
ピッチの許容差及び山の半角の許容
差による精度。
備考 この精度は試験ねじによっ
て調べる。
4003 試験ねじの一定のねじ部の長さ(標準
(試験ねじの)ピッチの許 Tp pitch tolerance
容差 のはめあい長さにとるのが普通であ
る。)内にある任意の山と山との間の
ピッチ合計に対して定められた許容
差。
4004 (試験ねじの)山の半角の
試験ねじの山の半角誤差に対して定 T 愀一 tolerance on half angle of
許容差 められた許容差。 thread
――――― [JIS B 0176-2 pdf 16] ―――――
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B 0176-2 : 2002
e) ねじ切りダイス刃部の損傷
番号 用語 定義 参考
量記号 対応英語
5001 摩耗 刃部に生じた漸進的な減耗。 − wear
5002 食付き逃げ面摩耗 食付き部の逃げ面に生じる摩耗。 VB chamfer flank wear
5003 食付き部ねじ山コーナ摩耗 食付き部の逃げ面とフランクとのり − −
ょう(稜)線に生じる摩耗。
5004 山頂摩耗 完全山部の山の頂に生じる摩耗。 − crest wear
5005 すくい面摩耗 すくい面に生じる摩耗。 − face wear
5006 クレータ摩耗 すくい面摩耗のうち,くぼみが生じるKT crater
摩耗。
5007 チッピング 切れ刃に生じた小さな欠け。 − chipping
5008 欠損 刃部又はねじ部に生じた大きな欠け。− −
5009 破損 刃部又はねじ部の大きな範囲に及ぶ − fracture of cutting part
破壊。
5010 割れ ボデーに生じた割れ。 − −
5011 はく離 刃部又はねじ部に生じたりん(鱗)片− flaking
状の損失。
――――― [JIS B 0176-2 pdf 17] ―――――
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B 0176-2 : 2002
番号 用語 定義 参考
量記号 対応英語
f) ねじ切りダイス一般
番号 用語 定義 参考
量記号 単位 対応英語
6001 ねじ切り ダイスでおねじを加工すること。 − − thread cutting
6002 ねじ切りトルク ねじ切りするときの回転抵抗。 T N・m thread cutting
torque
6003 切削速度 ダイスの谷底における,ダイスと工作 Vc m/s, cutting speed
物との相対的な円周方向の速度。 m/min
――――― [JIS B 0176-2 pdf 18] ―――――
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B 0176-2 : 2002
番号 用語 定義 参考
量記号 単位 対応英語
6004 リード送り ダイス又は工作物が,1回転で1リー − − lead feed
ド進むような送り方。1条ねじの場合
はピッチ送りともいう。
6005 ねじブランク径 ねじブランクの直径。 − − blank diameter
6006 拡大代 ねじ切りを行った工作物のねじの直 − − over size
(かくだいしろ) 径とダイスのねじの直径との差。
備考 拡大代はプラスとマイナス
とがある。
6007 構成刃先 金属切削において,切削中に被削材の − − built-up edge
一部が加工硬化によって母材より著
しく硬い変質物となって刃部にたい
積凝着し,元の刃先に変わって新たな
刃先が構成された状態となったもの
(JIS B 0170参照)。
6008 溶着 おねじ加工中に,食付き部の逃げ面, − − welding
フランク,山の頂又はすくい面に被削
材の一部が付着すること。
6009 切りくず詰まり 切削中に切りくずが排出されずに切 − − chip packing
りくず穴に詰まる状態。
6010 試験ねじ ダイスのねじ部の精度を検査するた − − test screw
めに,そのダイスで切ったねじ。
6011 標準のはめあい長さ 製品の実際のはめあいの長さと関係 − − reference length
なく,公差を算出するとき,基準とす of (thread)
るはめあい長さ(JIS B 0101参照)。 engagement
備考 通りねじゲージの長さと一
致させるのが普通である。
関連規格 JIS B 0101 ねじ用語
JIS B 0170 切削工具用語(基本)
JIS B 0201 ミニチュアねじ
JIS B 0202 管用平行ねじ
JIS B 0203 管用テーパねじ
JIS B 0205-1 一般用メートルねじ−第1部 : 基準山形
JIS B 0205-4 一般用メートルねじ−第4部 : 基準寸法
JIS B 0206 ユニファイ並目ねじ
JIS B 0208 ユニファイ細目ねじ
JIS B 0216 メートル台形ねじ
JIS B 0225 自転車ねじ
JIS B 4451 ねじ切り丸ダイス
JIS B 4455 管用平行ねじ用ねじ切り丸ダイス
JIS B 4456 管用テーパねじ用ねじ切り丸ダイス
――――― [JIS B 0176-2 pdf 19] ―――――
B0
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1
附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表
76-
2: 20
JIS B 0176-2 : 2002 ねじ加工工具用語−第2部 : ねじ切りダイス ISO 5968 : 1981 ねじ切り丸ダイス−用語
02
(I) ISの規定 (II) 国際規 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的
(IV) ISと国際規格との技術的差異の
格番号 項目ごとの評価及びその内容 差異の理由及び今後の対策
表示箇所 : 本体
表示方法 : 定義欄に対応する
ISO規格の番号を括
弧で示す
項目番号 内容 項目番号 内容 項目ごと 技術的差異の内容
の評価
1.適用範囲 ねじ切りダイスに関す ISO 5968 1.適用範囲ねじ切りダイスの用語をIDT −
る用語及びその定義を と応用分 規定。
規定。 野
2.分類 用語を6項目に分類し 規定なし。 MOD/ − 分類を明確にし,用語及びその
て規定。 追加 定義を索引しやすくしたので,
今後も残す。
3.ねじ切りダ ねじ切りダイスの名称 規定なし。 MOD/ − ねじ切りダイスの名称を明確に
イスの名称の の呼び方を規定。 追加 するため,今後も残す。
呼び方
4.用語及び定 a)ねじ切りダイスの種 2. ねじ切りダイスの形状 MOD/ a) ISO規格の用語を包含しISOの規格で使用している用語
義 類 3. ねじ切りダイスの特徴 追加 ている。 及び定義にJISで使用している
b)ねじ切りダイスの要 に分類して用語を規定。 b) ISO規格の用語を包含し用語及びその定義を追加してい
素 ている。 る。
c)ねじ切りダイスの角 c) ISO規格の用語を包含し
d)ねじ切りダイスの精 ている。
度 d) ISO規格には規定がない。
e)ねじ切りダイス刃部 e) ISO規格には規定がない。
の損傷 f) ISO規格には規定がない。
f)ねじ切りダイス一般
に分類して用語及びそ
の定義を規定。
――――― [JIS B 0176-2 pdf 20] ―――――
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JIS B 0176-2:2002の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 5968:1981(MOD)
JIS B 0176-2:2002の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.100 : 切削工具 > 25.100.50 : タップ及びねじ切りダイス
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.25 : 生産工学(用語集)