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B 0955-3 : 2022 (ISO 14955-3 : 2020)
図1は,工作機械の環境評価の一般的な手順を示す。詳細な情報は,4.24.10に記載する。箇条5は,
実行された工作機械の測定に基づく結果及び更なる評価を示す。
注記 “待機”は,工作機械のスイッチを“オン”にした後の安定状態である。工作
機械によっては,この状態に“暖機運転”を含めることが可能である。
図1−工作機械評価の一般的手順
各ステップの詳細な説明を4.24.10に記載する。
4.2 ステップ1-一般情報の文書化
対象となる工作機械の評価のために,表1の情報を提供しなければならない。
――――― [JIS B 0955 pdf 6] ―――――
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B 0955-3 : 2022 (ISO 14955-3 : 2020)
表1−一般情報
情報 説明
会社名 工作機械を測定した会社及び場所
責任者 工作機械の評価を行った要員及び測定サービスの提供者(会社が異なる場合)
工作機械の種類,製造業者名, 工作機械の種類,製造業者名,機種名及び製造番号
機種名及び製造番号
システム境界 JIS B 0955-2:2021の箇条6による。
定格電力(kW) 工作機械製造業者による定格電力(kW)
測定中の温度/湿度 測定中の状態の表示。
安定した状態を証明するために,測定中の少なくとも30分ごとの値を文書化する
ことが望ましい。
日時 測定を行った日時,及び測定時間
4.3 ステップ2-工作機械状態“オフ”の測定-M01
4.3.1 説明
工作機械のシステム境界の定義に従って,必要な全ての外部媒体(例えば,圧縮空気)を含む電力POFF
(kW)を,工作機械状態“オフ”の間,測定する。主電源スイッチをオフにする。測定は,定常状態に達
してから行わなければならない。測定は,少なくとも,tOFF=300 s(デフォルト値)行うことが望ましい。
この条件が満たされない場合は,測定は,より長く行わなければならない。
注記 この測定は,“オフ”の間,圧縮空気の漏れ及び/又は稼働している構成要素を,例えば,監視モ
ジュールを使って表示することを目的としている。この工作機械状態は,加工工程に依存しない。
4.3.2 測定結果
工作機械状態“オフ”の間の電力の測定例を図2に示す。
記号説明
P : 電力(kW)
t : 時間(s)
POFF : 工作機械状態“オフ”の間の平均電力(kW)
tOFF : 工作機械状態“オフ”の間の測定時間(s)
図2−工作機械状態“オフ”の間の電力測定例
――――― [JIS B 0955 pdf 7] ―――――
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4.3.3 文書化
工作機械状態“オフ”の評価に必要な値は表2による。
表2−工作機械状態“オフ”の評価に必要な値
必要な値 単位 説明
POFF kW 工作機械状態“オフ”の間の平均電力
tOFF s デフォルト値は,300 s
デフォルト時間と等しい場合でも,測定時間を文書化する必要がある。
4.4 ステップ3-工作機械状態“オフ”から“待機(始動)”へ遷移する間の測定-M02
4.4.1 説明
必要な全ての外部媒体(例えば,圧縮空気)を含む電力PSTART(kW)を,工作機械のシステム境界の定
義に従って“オフ”から“待機”へ遷移する間,測定する。主電源スイッチは,“オフ”から“オン”にす
る。機械が定常状態(“待機”)になるまで起動は続く。PSTARTは,工作機械の起動中の平均電力の値を表
す。この測定には,原点復帰又は軸の移動は含めない。
注記 この測定は,工作機械の起動と関連する構成要素(例えば,電気装置,油圧装置,空圧装置)の
作動に必要な時間を示すことを目的としている。起動までの時間は,工作機械に依存する。
4.4.2 測定結果
工作機械状態“オフ”から“待機”へ遷移する間の電力の測定例を図3に示す。
記号説明
P : 電力(kW)
t : 時間(s)
POFF : 工作機械状態“オフ”の間の平均電力(kW)
PSTART : 工作機械状態“オフ”から工作機械状態“待機”に遷移する間の平均電力(kW)
PSTANDBY : 工作機械状態“待機”中の平均電力(kW)
tSTART : 工作機械状態“オフ”から工作機械状態“待機”に遷移する間の時間(s)
図3−工作機械状態“オフ”から“待機”へ遷移する間の電力測定例
――――― [JIS B 0955 pdf 8] ―――――
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4.4.3 文書化
工作機械状態“オフ”から“待機”への遷移の評価に必要な値は表3による。
表3−工作機械状態“オフ”から“待機”への遷移の評価に必要な値
必要な値 単位 説明
PSTART kW 工作機械状態“オフ”から“待機”へ遷移する間の平均電力
tSTART s 工作機械状態“オフ”から“待機”へ遷移する間の時間
この時間は,工作機械に依存する。
4.5 ステップ4-工作機械状態“待機”の測定-M03
4.5.1 説明
必要な全ての外部媒体(例えば,圧縮空気)を含む電力PSTANDBY(kW)を,工作機械のシステム境界の
定義に従って“待機”中に測定する。工作機械は定常状態とする。測定は,少なくともtSTANDBY=300 s(デ
フォルト値),安定した条件で実行することが望ましい。これらの条件のいずれをも満たさない場合は,測
定をより長く続けなければならない。
注記 この測定は,関係する構成要素の作動を含む,工作機械の待機中に必要な平均電力を示すことを
目的としている。この工作機械状態は,加工工程に依存しない。
4.5.2 測定結果
工作機械状態“待機”中の電力の測定例を図4に示す。
記号説明
P : 電力(kW)
t : 時間(s)
PSTANDBY : 工作機械状態“待機”中の平均電力(kW)
tSTANDBY : 工作機械状態“待機”中の時間(s)
図4−工作機械状態“待機”中の電力測定例
4.5.3 文書化
工作機械状態“待機”の評価に必要な値は表4による。
――――― [JIS B 0955 pdf 9] ―――――
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表4−工作機械状態“待機”の評価に必要な値
必要な値 単位 説明
PSTANDBY kW 工作機械状態“待機”中の平均電力
tSTANDBY s デフォルト値は,300 s
デフォルト時間と等しい場合でも,測定時間を文書化する必要がある。
4.6 ステップ5-工作機械状態“セットアップ/暖機運転”の測定-M04
4.6.1 説明
必要な全ての外部媒体(例えば,圧縮空気)を含む電力PSETUP(kW)を,工作機械のシステム境界定義
に従って,工作機械の加工準備及び/又は暖機運転中,測定する。この測定には,工作機械の加工準備に
必要な全ての作動が含まれる。この状態には,工作機械の個々の暖機運転時間が含まれる可能性がある。
注記 この測定は,必要な工作機械の作動(例えば,軸の移動,工作物の固定,加工領域のクリーニン
グ,暖機運転時間など)を示すことを目的としている。関係する構成要素の作動も含め,工作機
械のセットアップ中に必要な平均電力を示す。この状態は,工作機械に依存し,場合によっては
加工工程にも依存する。工作機械によっては,工作機械状態“セットアップ”が必要でないもの
もある。
4.6.2 測定結果
工作機械状態“セットアップ”中の電力測定例を図5に示す。
記号説明
P : 電力(kW)
t : 時間(s)
PSTANDBY : 工作機械状態“待機”中の平均電力(kW)
PREADY : 工作機械状態“準備”中の平均電力(kW)
PSETUP : 工作機械状態“セットアップ”中の平均電力(kW)
tSETUP : 工作機械状態“セットアップ”にかかった時間(s)
図5−工作機械状態“セットアップ”中の電力測定例
4.6.3 文書化
工作機械状態“セットアップ”の評価に必要な値は表5による。
――――― [JIS B 0955 pdf 10] ―――――
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