JIS B 1404-2:2005 電磁クラッチ及び電磁ブレーキ―第2部:試験方法 | ページ 2

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03
.68
10
.
時間
T
図 3 過渡特性図

5.4 トルク試験

5.4.1  静摩擦トルク 静摩擦トルクの測定方法には,トルク測定用アームによる方法及びトルク測定器に
よる方法がある。測定方法は,クラッチについて記述するが,ブレーキの場合も同様である。
5.4.1.1測定装置及び測定機器
a) トルク測定用アームによる測定(図4参照)
(トルク測定用アーム) (トルク測定用アーム)
l(m) l(m)
(被測定クラッチ) (被測定ブレーキ)
P(N) P(N)
トルク測定用 トルク測定用
アーム アーム
l(m) l(m)
(被測定クラッチ) (被測定ブレーキ)
a) クラッチ b) ブレーキ
図 4 トルク測定用アームによる測定方法

――――― [JIS B 1404-2 pdf 6] ―――――

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b) トルク測定器による測定(図5参照)
(被測定クラッチ)
(トルク測定器) (トルク測定器) (被測定ブレーキ)
(測定記録装置) (測定記録装置)
a) クラッチ b) ブレーキ
図 5 トルク測定器による測定方法
c) 測定機器
1) トルク測定用アーム : ばねばかりで荷重を測定するときに使用するアーム状の測定具。荷重に対し
て十分な剛性をもつものを使用する。
2) トルク測定器 : 測定する静摩擦トルクの大きさに対して適切なものを使用する。
3) 測定記録装置 : 十分な応答性をもったアンプ及びレコーダを使用する。
5.4.1.2 トルク測定用アームによる測定方法(図4参照)
a) クラッチの被動側を固定し,駆動側にトルク測定用アームを取り付ける。
b) クラッチに定格電流を通電し(無励磁作動形では電流を断ち),静止状態で駆動側と被動側とを完全に
連結する。
c) トルク測定用アームにばねばかりを回転方向に直角にかけ,徐々にばねばかりを引っ張り,クラッチ
がすべる直前のばねばかりが示す荷重値P (N) とアームの長さl (m) との積からトルクTを求める。
トルク T=P×l (N・m)
備考1. すべり始めた後の値を読み取ると,低速状態での動摩擦トルクとなる。
2. 測定に際しては,アーム荷重に対して静バランスをとるか,又は測定後にアーム荷重による
トルク補正をする。
5.4.1.3 トルク測定器による測定方法(図5参照)
a) クラッチの被動側をトルク測定器を介して固定する。
b) クラッチに定格電流を通電し(無励磁作動形では電流を断ち),静止状態で駆動側と被動側とを完全に
連結する。
c) 駆動側に徐々にトルクを加え,クラッチがすべり始める直前の値を読み取るか,測定記録装置に記録
する。
備考 すべり始めた後の値を読むと,低速状態での動摩擦トルクとなる。
5.4.2 動摩擦トルク 動摩擦トルクの測定方法には,慣性制動法及びスリップ法がある。測定方法は,ク
ラッチについて記述するが,ブレーキの場合も同様である。

――――― [JIS B 1404-2 pdf 7] ―――――

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5.4.2.1測定装置及び測定機器
a) 慣性制動法による測定(図6参照)
(回転計) (駆動源) (被測定クラッチ)
(慣性体) (トルク測定器)
(測定記録装置)
a) クラッチ
(回転計) (駆動源) (慣性体)(トルク測定器)(被測定ブレーキ)
(測定記録装置)
b) ブレーキ
図 6 慣性制動法による測定方法

――――― [JIS B 1404-2 pdf 8] ―――――

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b) スリップ法による測定(図7参照)
(回転計) (駆動源) (被測定クラッチ)
(トルク測定器)
(測定記録装置)
a) クラッチ
(回転計) (駆動源) (トルク測定器)(被測定ブレーキ)
(測定記録装置)
b) ブレーキ
図 7 スリップ法による測定方法
c) 測定機器
1) 駆動源 : 被測定クラッチ・ブレーキに対して十分余裕あるモータ,減速機などを使用する。
2) トルク測定器 : 測定する動摩擦トルクの大きさに対して適切なものを使用する。
3) 回転計 : タコジェネレータ又は非接触回転計を使用する。
4) 慣性体 : 実連結時間が,マイクロクラッチ・ブレーキの場合は0.5秒以上,その他のクラッチ・ブ
レーキの場合は2秒以上となるように回転速度に応じた慣性体を使用する。
5) 測定記録装置 : 十分な応答性をもったアンプ及びレコーダを使用する。
5.4.2.2 慣性制動法による測定方法(図6参照)
a) クラッチの被動側は,トルク測定器を介して固定する。駆動側に,慣性体を付け,モータを駆動し,
適切な回転速度を保つ。
b) モータの電源を切ると同時にクラッチに定格電流を通電して(無励磁作動形では電流を断ち),慣性体
を制動停止させたときのトルク及び回転速度を測定し,読み取る。
c) 付図14のようにトルクの特性曲線から動摩擦トルクを読み取るか,又は慣性モーメント,回転速度

――――― [JIS B 1404-2 pdf 9] ―――――

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及び測定した実連結時間から,次の式によって平均動摩擦トルクを求め,これを動摩擦トルクとして
もよい。
J n
Ta= ・
9.55 tae
ここに, Ta : 平均動摩擦トルク (N・m)
J : 駆動側の慣性モーメント (kg・m2)
tae : 実連結時間 (s)
n : 回転速度 (min-1)
備考 この試験方法でクラッチの特性を測定する場合は,クラッチをブレーキとして使用し,慣性体
を制動させ特性を測定するが,慣性体を加速させる場合と周速の相対速度の変化過程が同じと
なるため,クラッチをブレーキとして試験しても差はない。
5.4.2.3 スリップ法による測定方法(図7参照)
a) クラッチの被動側は,トルク測定器を介して固定し,モータを駆動し適切な回転速度を保つ。
b) その状態でクラッチに定格電流を通電して(無励磁作動形では電流を断ち),強制的に滑らせたときに
発生するトルクを測定する。
c) 湿式の場合は,すべり速度が0.3 m/s3 m/sになるように回転速度を選ぶ。
d) スリップ時間は,マイクロクラッチ・ブレーキの場合は1秒以下,その他のクラッチ・ブレーキにつ
いても1秒程度とする。ただし,摩擦板の発熱に十分注意する。
5.4.3 平均動摩擦トルク
5.4.3.1測定装置及び測定機器 5.4.2.1 a) の装置及び機器(図6)に負荷トルク発生器を追加して使用す
る。負荷慣性モーメント,回転速度,負荷トルクなどの負荷条件は受渡当事者間で決定する。
5.4.3.2 クラッチの場合(図6参照)
a) モータを駆動し,適切な回転速度を保った後,モータの電源を切ると同時に定格電流を通電して(無
励磁作動形では電流を断ち),慣性体を制動停止させたときの実連結時間を測定する。
b) 負荷慣性モーメント,回転速度及び実連結時間を使用して,次の式によって平均動摩擦トルクを算出
する。
J n
Ta= ・
9.55 tae
ここに, Ta : 平均動摩擦トルク (N・m)
J : 駆動側の慣性モーメント (kg・m2)
tae : 実連結時間 (s)
n : 回転速度 (min-1)
5.4.3.3 ブレーキの場合(図6参照)
a) ブレーキを解放した状態で,モータを駆動し,適切な回転速度を保つ。
b) モータの電源を切ると同時にブレーキに定格電流を通電して(無励磁作動形では電流を断ち),慣性体
を制動停止させたときの,実制動時間を測定する。
c) 負荷慣性モーメント,回転速度及び実制動時間を使用して,次の式によって平均動摩擦トルクを算出
する。
J n
Ta= ・
9.55 tab
ここに, Ta : 平均動摩擦トルク (N・m)
J : 被制動側の慣性モーメント (kg・m2)

――――― [JIS B 1404-2 pdf 10] ―――――

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JIS B 1404-2:2005の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 1404-2:2005の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB1404-1:2005
電磁クラッチ及び電磁ブレーキ―第1部:用語
JISC1302:2018
絶縁抵抗計
JISK2213:1983
タービン油
JISZ8703:1983
試験場所の標準状態