JIS B 2206:1995 規格概要
この規格 B2206は、アルミニウム及びアルミニウム合金製のリングガスケットを用いるボルト締め円形管フランジの応力計算基準,内圧作用時にガスケット面に働く合計荷重の計算基準及び設計圧力における所要ガスケット反力の計算基準について規定。
JISB2206 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B2206
- 規格名称
- アルミニウム合金製管フランジの計算基準
- 規格名称英語訳
- Basis for calculation of aluminium alloy pipe flanges
- 制定年月日
- 1986年8月1日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 23.040.60
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 配管 I(基本) 2021, 配管 II(製品) 2021, 圧力容器・ボイラ 2021
- 改訂:履歴
- 1986-08-01 制定日, 1995-02-01 改正日, 2000-08-20 確認日, 2005-01-20 確認日, 2006-07-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS B 2206:1995 PDF [27]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 2206-1995
アルミニウム合金製管フランジの計算基準
Basis for calculation of aiuminium alloy pipe flanges
1. 適用範囲 この規格は,アルミニウム及びアルミニウム合金製のリングガスケットを用いるボルト締
め円形管フランジ(以下,フランジという。)の応力計算基準,内圧作用時にガスケット面に働く合計荷重
(以下,ガスケット反力という。)の計算基準及び設計圧力における所要ガスヶツト反力の計算基準につい
て規定する。
備考1. この規格において,計算に用いる荷重は,ガスケットを締め付けるとき及び内圧力が加わっ
たときにフランジに作用する荷重であり,次に示すような荷重は考慮に入れない。
(1) フランジを据え付けるときに働く強制力。
(2) 使用中に接続する配管系から伝えられる外力。
(3) 使用中にフランジ内部に生じる熱応力。
(4) 使用中にフランジとボルトとの間の熱膨張差によって生じる応力。
2. この規格は,ガスケット締付時及び内圧作用時のいずれの場合でも,ボルト穴中心円の外側
でフランジ面が互いに接触する場合には使用できない。
3. この規格の中で [{}] を付けて示してある単位,数値及び計算式は,従来単位によるもので
あって,参考として併記したものである。
2. 記号
2.1 3.及び4.で用いる記号は,次による。
A : フランジの外径 (mm)。ただし,ボルト穴をフランジの外径まで切り欠いた場合は,切欠きの
内接円の直径とする。
n 2
Ab : 4
db ,実際に使用するボルトの総有効断面積 (mm2)
Am : ボルトの所要総有効断面積 (mm2) で,Am1,Am2のうちの大きい方の値
Am1 : 使用状態でのボルトの所要総有効断面積 (mm2)
Am2 : ガスケット締付時のボルトの所要総有効断面積 (mm2)
B : フランジの内径 (mm)。ただし,ハブの軸方向応力 算式において,Bが20g1より小さい
ときは,Bの代わりにB1を用いることができる。
B1 : B+g0 (mm) (f≧1のときの一体形フランジの場合)
B1 : B+g1 (mm) (ルーズ形フランジ又はf<1のときの一体形フランジの場合。ただし,fの最小
値は1である。)
――――― [JIS B 2206 pdf 1] ―――――
2
B 2206-1995
b : ガスケット座の有効幅 (mm) で,次による。
b0≦6.35mmのとき b=b0
b0>6.35mmのとき b .252 b0
b0 : ガスケット座の基本幅 (mm) で,付表2による。
C : ボルト穴の中心円の直径 (mm)
c : 最小溶接寸法のための基本寸法 (mm) で,tn又はt1のうちのいずれか小さい方の値
Dg : ガスケットの外径 (mm)
U 0g 2
d : 係数で,一体形フランジ及び一体形フランジとして計算される任意形フランジの場合は V h 0
U0g 2
ルーズ形フランジの場合は V h
L
0
db : ボルトのねじ部の谷の径と軸部の径の最小部のいずれか小さい方の径 (mm)
F
e : 係数で,一体形フランジ及び一体形フランジとして計算される任意形フランジの場合は 0h
FL
ルーズ形フランジの場合は 0h
F : 一体形フランジ及び一体形フランジとして計算される任意形フランジの係数で,付図2又は付
表3による。
FL : ルーズ形フランジについての係数で,付図3又は付表3による。
f : ハブ応力修正係数で,付図1又は付表3による(f>1の場合,fはハブの厚さg0の部分の応力
と厚さg1の部分の応力との比を表す。f<1のときはf=1とする。)。
G : ガスケット反力円の直径 (mm)
b0≦6, 35mmの場合は,G=ガスケット面中心円の直径
b0>6.35mmの場合は,G=(ガスケット接触面の外径)−2b
ただし,ラップジョイント形フランジは,3. の図 (a) に示すとおりとする。
G1 : フランジ背面のハブの厚さ (mm)
g0 : ハブ先端の厚さ (mm)
G2P G2P,内圧力によってフランジに加わる全荷重 (N [{kgf}])
H : 4 400
2 2
HD : 4
BP BP
400 ,内圧力によってフランジの内径面に加わる荷重 (N [{kgf}])
HG : W0−H,ガスケット荷重 (N [{kgf}]),すなわち,ボルト荷重と内圧力によってフランジに加わ
る全荷重との差
2 b
HP : ,気密を十分に保つために,ガスケット又は継手接触面に加わる圧縮力 (N [{kgh}])
2 bGmP100 GmP
HT : H−HD,内圧力によってフランジに加わる全荷重とフランジの内径面に加わる荷重との差 (N
[{kgf}])
h : ハブの長さ (mm) で3. の図1による。
hD : ボルト穴の中心円からHD伍作用点までの半径方向の距離 (mm) で,4.2の表1による。
――――― [JIS B 2206 pdf 2] ―――――
3
B 2206-1995
hG : ボルト穴の中心円からHG作用点までの半径方向の距離 (mm) で,4.2の表1による。
hT : ボルト穴の中心円からHT町作用点までの半径方向の距離 (mm) で,4.2の表1による。
h0 : Bg0 (mm)
K : 係数で,BA
3
te 1t
L : 係数で, T d
M : フランジに作用するモーメント (N・mm [{kgf・mm}]) で,次による。
(1) 使用状態 M=M0
(2) ガスケット締付時 M=Mg
MD : HDhD,内圧力によってフランジの内径面に加わる荷重によるモーメント (N・mm [{kgf・mm}])
MG : HGhG,ガスケット荷重によるモーメント(すなわち,フランジのボルト荷重と内圧力によっ
てフランジに加わる全荷重との差によるモーメント) (N・mm [{kgf・mm}])
MT : HThT,内圧力によってフランジに加わる全荷重とフランジの内径面に加わる荷重との差による
モーメント (N・mm [{kgf・mm}])
Mg : ガスケット締付時にフランジに作用するモーメント (N・mm [{kgf・mm}])
M0 : 使用状態でフランジに作用する全モーメント (N・mm [{kgf・mm}])
m : ガスケット係数で,付表1による。
N : ガスケットの接触面の幅 (mm) で,付表2による。
n : ボルトの本数
P : 内圧力 (MPa[{kgf/cm2}])
Pe : 外圧力 (MPa[{kgf/cm2}])
C B
R : 2
,ボルトの中心円からハブとフランジ背面との交点までの半径方向の距離 (mm)
g1
r : 隅の丸み (mm) で,0.25g1以上。ただし,4.5mm以上とする。
T : K の値によって定まる係数で,付図4による。
t : フランジの厚さ (mm) で,ガスケット座面の高さ及びガスケット溝の深さは含めない。
tn : 接続管の厚さ (mm)
t1 : 一体形フランジとして計算する場合は2g0,ルーズ形フランジとして計算する場合は内庄力に
対する接続管の計算必要厚さの2倍 (mm) 。ただし,6.35mm以上とする。
U : K の値によって定まる係数で,付図4による。
V : 一体形フランジ及び一体形フランジとして計算される任意形フランジについての係数で,付図
5又は付表3による。
VL : ルーズ形フランジについての係数で,付図6又は付表3による。
W0 : 使用状態でのボルト荷重 (N[{kgf}])
Wg : ガスケット締付時のボルト荷重 (N[{kgf}])
Wm1 : 使用状態における必要な最小ボルト荷重 (N[{kgf}])
Wm2 : ガスケット締付けに必要な最小ボルト荷重 (N[{kgf}])
Y : K によって定まる係数で,付図4による。
y : ガスケット又は継手接触面の最小設計締付圧力 (N/mm2[{kgf/mm2}]) で,付表1による。
Z : K の値によって定まる係数で,付図4による。
ハブの軸方向応力 (N/mm2[{kgf/mm2}])
――――― [JIS B 2206 pdf 3] ―――――
4
B 2206-1995
刀 フランジの半径方向応力 (N/mm2[{kgf/mm2}])
フランジの周方向応力 (N/mm2[{kgf/mm2}])
愀 常温におけるボルト材料の許容引張応力 (N/mm2[{kgf/mm2}])
戀 使用温度におけるボルト材料の許容引張応力 (N/mm2[{kgf/mm2}])
使用温度におけるフランジ材料の許容引張応力 (N/mm2[{kgf/mm2}])
なお,ガスケット締付時に対しては,常温における許容引張応力 (N/mm2[{kgf/mm2}])
管又は管状部の材料の使用温度における許容引張応力 (N/mm2[{kgf/mm2}])
なお,ガスケット締付時に対しては,常温における許容引張応力 (N/mm2/kgf/mm2)
2.2 5. 及び6. で用いる記号は,2.1及び次による。
Ag : ガスケットとフランジ座面との接触面積 (mm2)
C0 : フランジリング図心の直径 (mm)
Eb : ボルト材の常温における縦弾性係数 (N/mm2[{kgf/mm2}])
Ef : フランジリング材の常温における縦弾性係数 (N/mm2[{kgf/mm2}])
Eg : ガスケットの常温における復元時縦弾性係数 (N/mm2[{kgf/mm2}])
Eh : ハブ材の常温における縦弾性係数 (N/mm2[{kgf/mm2}])
E0 : 接続管材の常温における縦弾性係数 (N/mm2[{kgf/mm2}])
fh : フランジ座面高さ (mm)
gh : ハブ平均厚さ (mm)
Hp : 所要ガスケット反力 (N[{kgf}])
l0b : ボルト変形域長さ (mm)
l0b=2(t+fh)+tg
m : 修正ガスケット係数
tg : ガスケット厚さ (mm)
Wg : 使用状態でのガスケット反力 (N[{kgf}])
Wm1 : 使用状態での実際のボルト荷重 (N[{kgf}])
ガスケット締付荷重によるフランジリングの回転角 (rad)
使用状態でのフランジリングの回転角 (rad)
v : ポアソン比(接続管材,ハブ材,フランジリング材)でv=0.3とする。
3. フランジの種類 ここで取り上げるフランジの種類は,次による。
(1) ルーズ形フランジ
(a) ラップジョイント形フランジ[図1(a),(b)]スタブエンドと組み合わせて使用するフランジ。
(b) 差込み形フランジ[図1(c),(d),(e)]フランジを管にねじ込むか,又は差し込んで図1(d),(e)のよ
うに溶接で取り付けるもの。
(2) 一体形フランジ[図1(f),(g),(h),(i),(j)]フランジを管と一体に鋳造又は鍛造したもの又は図1(g)
(j)のようにフランジと管が一体となるように完全溶込み溶接したもの。
(3) 任意形フランジ[図1(k),(l),(m),(n),(o)]フランジを図1(k)(o)のように管に溶接で取り付けた
もの。これは一体形フランジとして計算しなければならない。ただし,次の数値のどの値をも超えな
い場合は,単純化のためハブなしルーズ形フランジとして計算してもよい。
――――― [JIS B 2206 pdf 4] ―――――
5
B 2206-1995
B
g0=16mm, 300 ,P=2MPa [{20kgf/cm2}]
g0
図1 フランジの種類
――――― [JIS B 2206 pdf 5] ―――――
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JIS B 2206:1995の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.040 : パイプライン部品及びパイプライン > 23.040.60 : フランジ,カップリング及びジョイント