JIS B 6508-1:1999 木材加工機械 ― 丸のこ盤 ― 第1部:丸のこ盤の試験及び検査方法

JIS B 6508-1:1999 規格概要

この規格 B6508-1は、丸のこの直径が150mm以上1200mm以下の規定する丸のこ盤のうち,テーブル丸のこ盤,昇降丸のこ盤,テーブル傾斜丸のこ盤,軸傾斜丸のこ盤及びのこ軸移動横切丸のこ盤の機能,運転性能及び剛性に関する試験方法並びに静的精度及び工作精度の検査方法について規定。

JISB6508-1 規格全文情報

規格番号
JIS B6508-1 
規格名称
木材加工機械 ― 丸のこ盤 ― 第1部 : 丸のこ盤の試験及び検査方法
規格名称英語訳
Woodworking machines -- Circular sawing machines -- Part 1:Circular sawing machines -- Test methods for performance and accuracy
制定年月日
1999年4月20日
最新改正日
2019年10月21日
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‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

79.120.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1999-04-20 制定日, 2004-11-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS B 6508-1:1999 PDF [12]
B 6508-1 : 1999

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づき日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日本工
業規格である。これによって,JIS B 6508 : 1990は廃止され,JIS B 6508-1JIS B 6508-5に置き換えられ
る。
今回は国際規格との整合化に重点を置き,丸のこ盤について対応国際規格のあるものについては,第2
部第5部として,技術的内容を変更することなく採用するとともに,第2部及び第4部については,工
作精度検査の規定項目を追加した。また,対応国際規格のないものについては,第1部としてJIS B 6508 :
1990を基に,最近の国内外の実態を踏まえつつ規定した。
丸のこ盤に関する規格は,次の5部によって構成される。
JIS B 6508-1 丸のこ盤−第1部 : 丸のこ盤の試験及び検査方法
JIS B 6508-2 丸のこ盤−第2部 : ラジアル丸のこ盤の名称及び検査方法
JIS B 6508-3 丸のこ盤−第3部 : 走行丸のこ盤の名称及び検査方法
JIS B 6508-4 丸のこ盤−第4部 : テーブル移動丸のこ盤の名称及び検査方法
JIS B 6508-5 丸のこ盤−第5部 : ギャングリッパの名称及び検査方法
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS B 6508-1 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 6508-1 : 1999

木材加工機械−丸のこ盤−第1部 : 丸のこ盤の試験及び検査方法

Woodworking machines −Circular sawing machines−Part 1 : Circular sawing machines−Test methods for performance and accuracy

1. 適用範囲 この規格は,丸のこの直径が150mm以上1 200mm以下の規定する丸のこ盤のうち,表1
に示す丸のこ盤(以下,丸のこ盤という。)の機能,運転性能及び剛性に関する試験方法並びに静的精度及
び工作精度の検査方法について規定する。
表1 丸のこ盤
機械名
テーブル丸のこ盤
昇降丸のこ盤
テーブル傾斜丸のこ盤
軸傾斜丸のこ盤
のこ軸移動横切丸のこ盤
備考 この規格の中で{}を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参
考として併記したものである。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 6507 木材加工機械の安全通則
JIS B 6521 木材加工機械の騒音測定方法
3. 機能試験 丸のこ盤の機能試験は,表2による。

――――― [JIS B 6508-1 pdf 2] ―――――

2
B 6508-1 : 1999
表2 機能試験
番号 試験項目 試験方法
1 電気装置 運転試験の前及び後に,それぞれ1回絶縁状態を試験する。
2 主軸の始動,停止及び運転適当な一つの主軸回転速度で,始動及び停止を繰返し10回行い,作動の円滑
操作 さ及び確実さを試験する。
3 主軸回転速度の変換操作 表示のすべての速度について主軸回転速度を変換し,操作装置の作動の円滑
さ及び指示の確実さを試験する。
4 送材装置の始動,停止及び適当な一つの送り速度で,始動及び停止を繰返し10回行い,作動の円滑さ及
運転操作 び確実さを試験する。
5 送り速度の変換操作 表示のすべての送り速度,無段変速式のものは最低,中間及び最高の三つの
送り速度について速度を変換し,操作装置の作動の円滑さ及び指示の確実さ
を試験する。
6 手送りの操作 手送りハンドルによって,動きの全長にわたって作動の円滑さ及び均一さを
試験し,また微動手送りハンドルを数回回転し,円滑さ及び均一さを試験す
る。
7 主軸の移動及び傾斜並びに主軸を移動又は傾斜させ,動きの全長にわたって作動の円滑さ及び均一さを
締付けの操作及び自動停止試験し,動きの中央及び両端において締付けの確実さ及び締付装置の作動の
の操作 円滑さを試験する。また,動きの両端において,自動停止装置の作動の円滑
さ及び確実さを試験する。
8 テーブルの昇降及び傾斜並テーブルを昇降又は傾斜させ,動きの全長にわたって作動の円滑さ及び均一
びに締付けの操作 さを試験する。また,動きの中央及び両端において,締付けの確実さ及び締
付装置の作動の円滑さを試験する。
9 丸のこの走行及び連動操作始動スイッチによって,サイクル運転について作動の確実さ及び正確さを試
験する。
10 丸のこ走行速度の変換操作変換操作を行い,操作装置の作動の円滑さ及び確実さを試験する。
11 可動部分の作動操作 動きの全長に対して,作動の円滑さ及び確実さを試験する。
12 丸のこの取付け及び取外し丸のこの取付け及び取外し並びに締付けねじの円滑さ及び確実さを試験す
る。
13 工作物の取付け及び取外し工作物の取付け及び取外し並びに締付けねじの円滑さ及び確実さを試験す
る。
14 安全装置 作業者に対する安全機能及び機械防護機能の確実さを試験する(JIS B 6507
参照)。
15 潤滑装置 油密性,油量の適正な配分など,機能の確実さを試験する。
16 油圧装置 油密性,圧力調整など,機能の確実さを試験する。
17 空気圧装置 気密性,圧力調整など,機能の確実さを試験する。
18 附属装置 機能の確実さを試験する。
備考 試験項目に対応する機能をもたない丸のこ盤においては,その試験項目を省略する。
4. 運転試験
4.1 無負荷運転試験 主軸を回転させ,3060分間運転を継続して軸受温度が安定した後,所要電力及
び騒音を測定し,表3の記録様式1に規定する各項について記録するとともに,異常振動がないことを感
触によって観察する。
なお,騒音の測定は,JIS B 6521による。

――――― [JIS B 6508-1 pdf 3] ―――――

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B 6508-1 : 1999
表3 記録様式1
備考1. 主軸回転速度の変換装置があるものは,最大回転速度を含む少なくとも2水準の回転速度につ
いて記録する。
2. 騒音測定条件については,記事欄に記録する。
4.2 負荷運転試験 試験材の切削を行い,所要電力及び騒音を測定し,表4の記録様式2に規定する各
項について記録するとともに,異常振動がないこと及び切削面の状態を感触によって観察する。
所要電力の測定は,試験材又は主軸の送り速度を一定とし,試験材の厚さを変えるか,又は試験材の厚
さを一定とし,試験材又は軸の送り速度を変えて試験を行う。
なお,騒音の測定は,JIS B 6521による。
表4 記録様式2
備考1. 試験材の切削方向,ひき道幅及び騒音測定条件については,記事欄に記録する。
2. 歯形は,図示して主要寸法を記入する。
5. 剛性試験 丸のこ盤の剛性試験は,表5による。
表5 剛性試験
番号 試験項目 測定方法 測定方法図
1 主軸系の 定置したテストインジケータ
曲げ剛性 を主軸の先端部(側面)に当
てて,主軸に直角方向の荷重
(P) を加え(1),主軸のたわみ
を測定する。
この測定は互いに90°をな
す2方向について荷重を加え
て行う。
注(1) 荷重を加える位置は,できるだけ主軸端に近い位置とし,主軸端からの距離を記録する。
備考1. 同一設計の機械の剛性試験は,代表的な1台について行った試験結果で代表させ,他のものについては省略
してもよい。
2. 荷重 (P) は,製造業者の推奨する大きさとし,その値を記録する。
3. 測定は,主軸を回転させ,軸受温度が安定した後に行う。

――――― [JIS B 6508-1 pdf 4] ―――――

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B 6508-1 : 1999
6. 静的精度検査方法 丸のこ盤の静的精度検査は,表6による。
表6 静的精度検査
単位mm
番号 検査項目 測定方法 測定方法図 許容値
使用できる丸のこの最
大直径
500以下 500を超
えるもの
1 主軸の振 丸のこ取付部の外周面に 0.02 0.03
れ テストインジケータを当
てて,主軸を手動で回転
し,回転中におけるテスト
インジケータの読みの最
大差を測定値とする。
2 主軸の軸 主軸の先端にテストイン 0.03 0.04
方向の動 ジケータを当てて,主軸を
き 軸方向に揺すり(2),テスト
インジケータの読みの最
大差を測定値とする。
3 フランジ フランジ面にテストイン 直径100 直径150
面の振れ ジケータを当てて,主軸を について について
手動で回転し,回転中にお 0.02 0.04
けるテストインジケータ
の読みの最大差を測定値
とする。
4 テーブル テーブル上面に1 000mm 1 000に 1 000に
上面の真 の直定規を対角線上,横方 ついて ついて
直度(3) 向及び縦方向に置き,すき 0.10 0.20
まをすきまゲージで測定
し,その最大値を測定値と
する。
この測定は,移動テーブル
についても行う(4)。

――――― [JIS B 6508-1 pdf 5] ―――――

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JIS B 6508-1:1999の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 6508-1:1999の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB6507:1981
木材加工機械の安全通則
JISB6521:1978
木材加工機械の騒音測定方法