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B 8002-5 : 2017
4.3 計算データ
軸系のねじり振動の計算に必要なデータは,極慣性モーメント,各部分のねじり剛性,励振トルク,セ
ットの運転速度範囲,運転パラメータ,及び必要な場合,ねじり振動に対する減衰のデータである(5.4
参照)。
機関及び被駆動機の製造業者は,セット供給者がねじり振動の計算を実施できるように,納入する機器
(例えば,プロペラ)について,ねじり振動の計算に必要な全てのデータを提供しなければならない。
4.4 計算結果
4.2.1及び4.2.2に規定した方法を用いて計算し,次の結果を得ることができる。必要があれば,これら
の結果は,歯車の振動についても使用できる。
a) 自由振動の振動数,相対振幅及び共振速度
b) 軸系のねじり振動応力
c) 弾性継手に働く振動トルク及びこのトルクが影響する他の要素
d) 軸系各部の振動振幅
e) 継手及びその他の減衰要素に発生する熱エネルギー
4.5 計算報告
契約で,実行したねじり振動計算の報告書を作成することが要求されている場合は,セット供給者が提
出しなければならない。報告書は,機関の主要目,軸系の構成,及び必要のある範囲で,4.4に示す計算結
果を記載しなければならない。セット供給者が,計算をほかに委託した場合は,それを報告書で明確にす
る。
――――― [JIS B 8002-5 pdf 6] ―――――
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B 8002-5 : 2017
A ダンパ 3 シリンダ6 9 フライホイール
B 機関 4 シリンダ5 10 ファン
C フライホイール 5 シリンダ4 11 ロータ
D 発電機 6 シリンダ3 12 エキサイタ
1 ダンパ 7 シリンダ2
2 ケーシング 8 シリンダ1
図1−6気筒ディーゼル機関及び発電機並びに等価の振動計算モデルの例
――――― [JIS B 8002-5 pdf 7] ―――――
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B 8002-5 : 2017
1 ダンパ 8 シリンダ1
2 ケーシング 9 フライホイール
3 シリンダ6 10 ファン
4 シリンダ5 11 ロータ
5 シリンダ4 12 エキサイタ
6 シリンダ3 a 節
7 シリンダ2 b 相対振幅曲線
図2−ねじり振動の相対振幅曲線図の例
――――― [JIS B 8002-5 pdf 8] ―――――
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B 8002-5 : 2017
a 平均トルク e 調波3(1.5次) i 調波7(3.5次)
b 調波の総和 f 調波4(2次) j 調波8(4次)
c 調波1(0.5次) g 調波5(2.5次)
d 調波2(1次) h 調波6(3次)
図3−4ストローク機関の調和振動解析及びトルク線図
――――― [JIS B 8002-5 pdf 9] ―――――
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B 8002-5 : 2017
a 合成ねじり振動応力(3.14) c 6次の調波による振動応力
b 3.5次の調波による振動応力 d 5.5次の調波による振動応力
図4−ねじり振動応力の例
5 ねじり振動の測定
5.1 一般
契約で協定している場合には,セット供給者は,ねじり振動の計算結果を実証するために,軸系のねじ
り振動測定を実施しなければならない。軸系のねじり振動振幅の測定位置は,契約で規定する。
5.2 測定方法
次の機器をねじり振動測定器として使用してもよい。また,購入者とセット供給者との協定によって,
その他の測定方法を使用してもよい。
a) 渦電流式変位センサ(非接触式)
b) ひずみ(歪)ゲージ
c) 光学式デコーダ
5.3 測定パラメータ
測定方法によって,次のパラメータを測定し,試験報告書に記載しなければならない。購入者とセット
供給者との協定によって,その他のパラメータを測定してもよい。
a) 軸系の回転速度
b) 機関出力
c) ねじり振動振幅
d) ひずみ(歪)
e) 試験場所の大気温度
――――― [JIS B 8002-5 pdf 10] ―――――
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