JIS B 8008-11:2008 往復動内燃機関―排気排出物測定―第11部:オフロード機関のガス状排出物及び粒子状排出物の過渡状態における台上測定 | ページ 14

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B 8008-11 : 2008
附属書E
(参考)
計算手順の例(希釈しない排気及び分流)

序文

  この附属書は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
E.1 化学量論計算のための基礎データ
水素の原子量 1.007 94
炭素の原子量 12.011
硫黄の原子量 32.065
窒素の原子量 14.006 7
酸素の原子量 15.999 4
水の分子量 18.015 34 g/mol
二酸化炭素の分子量 44.01 g/mol
一酸化炭素の分子量 28.011 g/mol
酸素の分子量 31.998 8 g/mol
窒素の分子量 28.011 g/mol
一酸化窒素の分子量 30.008 g/mol
二酸化窒素の分子量 46.01 g/mol
二酸化硫黄の分子量 64.066 g/mol
水のモル体積 22.414 l/mol
二酸化炭素のモル体積 22.414 l/mol
酸素のモル体積 22.414 l/mol
窒素のモル体積 22.414 l/mol
一酸化窒素のモル体積 22.414 l/mol
二酸化窒素のモル体積 22.414 l/mol
二酸化硫黄のモル体積 22.414 l/mol
注記 上記の基礎成分値を9.3.4.3に応じた排出物の計算に使用する場合には,最終結果が9.3.4.2の表
に示すu値を基に計算した結果と少し異なる場合がある。
E.2 ガス状排出物(ディーゼル燃料)
瞬時排出物質量の計算に用いる,試験サイクル中(1 Hzのデータ採取率)の一つの測定点における結果
を次に示す。この例ではCO及びNOxは,乾き状態で,HCは,湿り状態で測定する。HC濃度は,プロパ
ン等価(C3)で与えられ,C1等価の結果を3倍する必要がある。計算手順は,試験サイクルの他の測定点に
おいても同一である。

――――― [JIS B 8008-11 pdf 66] ―――――

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Ta,i Ha,i Wact qmew,i qmaw,i qmf,i cHC,i cCO,i cNOx,i
(K) (g/kg) kWh (kg/s) (kg/s) (kg/s) (ppm) (ppm) (ppm)
295 8.0 40 0.155 0.150 0.005 30 100 500
燃料の構成元素を次のとおりとする。
構成元素 モル比 質量割合(%)
H 愀 wALF = 13.45
C 戀 wBET = 86.50
S 最 wGAM = 0.050
N wDEL = 0.000
O 攀 wEPS = 0.000
ステップ1 乾き状態から湿りへの補正(9.3.5参照)
式 (17)から,
kf =0.055 594×13.45+0.008 002 1×0.0+0.007 004 6×0.0=0.747 7
式 (21)から,
0.005
1.244 2 8 111.19 13.45
0.148 8
kw = 1 1.008 = 0.932 9
0.005
773.4 1.244 2 8 0.747 71 000
0.148 8
ここに,qmad,i =0.150−0.150 8/1 000= 0.148 8
式 (20)から,
cCO,i (wet) = 1000.932 9 = 93.3 ppm
cNOx,i (wet) = 5000.932 9 = 466.5 ppm
ステップ2 NOxの温度及び湿度に対する補正(9.3.6参照)
式 (25)から,
1
kh, D = = 0.965 4
1 0.018 2 8.00 10.71 0.004 5 295 298
ステップ3 表6のu値を用い瞬時排出物質量を計算(9.3.4.2参照)
式 (11) から,
mHC,i = 0.000 47930 3 0.155 = 0.006 68 g/s
mCO,i = 0.000 966 93.3 0.155 = 0.013 97 g/s
mNOx,i = 0.001 586466.5 0.965 4 0.155 = 0.110 7 g/s
ステップ4 試験サイクル期間の瞬時排出物質量の総和

――――― [JIS B 8008-11 pdf 67] ―――――

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NRTC (1 238 s) に対し次の式では試験サイクルの個々の点における排出量は,同じと仮定する。
式 (11) から,試験サイクル当たりの排出量は,
mHC =1
0.006 68 = 8.27 g
i 1
mCO =1
0.013 97 = 17.29 g
i 1
mNOx =1
7
0.110= 137.05 g
i 1
ステップ5 排出率の計算(9.3.7参照)
式 (27) から,
MHC = 8.27 / 40 = 0.207 g/kWh
MCO = 17.29 / 40= 0.432 g/kWh
MNOx = 137.05 / 40 = 3.43 g/kWh
E.3 粒子状排出物(ディーゼル燃料)
粒子状物質の測定は,全試験サイクルにわたって微粒子を採取するが,試験サイクルの個々の点でサン
プル量及びガス流量(qmew,i及びqmedf,i)とを決定する。qmedf,iの計算は,使用するシステムによる。次の例
では9.4.5の方法a) に対応した流量測定システムが用いられている。
この例では,測定データを次のように仮定している。
Wact qmew,i qmf,i qmdw,i qmdew,i mf msep
kWh (kg/s) (kg/s) (kg/s) (kg/s) (mg) (kg)
40 0.155 0.005 0.001 5 0.002 0 2.500 1.515
ステップ1 medfの計算(9.4.5参照)
NRTC(1 238 s)に対し次の式では試験サイクルの個々の点におけるサンプル量,ガス流量は,同じと仮定
する。
式 (31) から,
0.002
rdil,i = =4
0.002 0.001
式 (30) から,
qmedf,i = 0.1554 = 0.62 kg/s
式 (29) から,試験サイクル当たりの排出量は,
1238
medf = 0.62 = 767.6 kg
i 1
ステップ2 粒子質量排出物の計算(9.4.5参照)
式 (28) から,試験サイクル当たりの排出量は,

――――― [JIS B 8008-11 pdf 68] ―――――

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5.2 7676.
mPM =
.1515 1 000
= 1.267 g
ステップ3 排出率の計算(9.4.7参照)
湿度に対する粒子状物質補正係数 kpを1とすると,式 (35)から,
MPM= 1.267×1 / 40 = 0.032 g/kWh

――――― [JIS B 8008-11 pdf 69] ―――――

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附属書F
(参考)
ランプドモーダルサイクル(RMC)

序文

  この附属書は,ランプドモーダルサイクルについて記載するもので,規定の一部ではない。
F.1 ランプドモーダルサイクル(RMC)
ランプドモーダルサイクル(RMC)は,表F.1による。
表F.1−ランプドモーダルサイクル
30分サイクル
モード 回転速度 トルク (%)
時間 (s)
1 アイドル 無負荷 126
2 中間回転速度 100 159
3 中間回転速度 50 160
4 中間回転速度 75 162
5 定格回転速度 100 246
6 定格回転速度 10 164
7 定格回転速度 75 248
8 定格回転速度 50 247
9 アイドル 無負荷 128

――――― [JIS B 8008-11 pdf 70] ―――――

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JIS B 8008-11:2008の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 8178-11:2006(MOD)

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