JIS B 8032-12:1998 内燃機関―小径ピストンリング―第12部:コイルエキスパンダ付きオイルコントロールリング | ページ 3

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窓長さw1及び柱長さw2は,等しいが,長さの差w1−w2≦4mmは,許容される。
4.2.2 縮小窓長さ(数及び間隔は同一) 縮小の窓長さは,表2による。
表2 縮小窓長さ
単位mm
呼び径 窓長さ
d1 w1
60≦d1< 80 8.5±2.5
80≦d1<115 10.5±2.5
115≦d1<150 12.5±2.5
150≦d1≦200 15.0±3
4.3 DSF-C及びDSF-CNPリングコーティング厚さ リングコーティング厚さは,図9及び表3による。
表 3 コーティング厚さ
表3 コーティング厚さ
図9 コーティング厚さ
4.4 当たり面段差の許容差及びコイルエキスパンダ溝の偏心量 当たり面段差の許容差及びコイルエキ
スパンダ溝の偏心量は,表4及び表5による。
表4 当たり面段差の許容差 表5 コイルエキスパンダ溝の偏心量
単位mm 単位mm
リング幅 当たり面段差 リング幅 偏心量
h1 t h1 v
3≦h1<5 0.015以下 h1<3.5 0.3以下
5≦h1≦8 0.025以下 h1≧3.5 0.4以下
5. コイルエキスパンダ
5.1 タイプ−コイルエキスパンダのタイプ
寸法表の値は,丸線の円形コイルを基本としている。三つのタイプを5.1.15.1.3に示す。
5.1.1 タイプCSN 等間隔ピッチコイルエキスパンダは,図10による。
図10 タイプCSNコイルエキスパンダ
5.1.2 タイプCSG 等間隔ピッチコイルエキスパンダ(コイル外径d7研磨仕上げ)のタイプは,図11
による。

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図11 タイプCSGコイルエキスパンダ
5.1.3 タイプCSE 可変ピッチコイルエキスパンダ(コイル外径d7研磨仕上げ)のタイプは,図12及び
図13による。
図12 タイプCSEコイルエキスパンダ 図13 ピッチ小の範囲
備考 別の異なった仕様については,受渡当事者間の協定による。コイル溝の形及び寸法は,必要に応じて設定し
てもよい。
5.2 たわみ量 コイルエキスパンダのたわみ量は,次による。
コイルエキスパンダのたわみ量は,コイルエキスパンダ溝底の中央で測定した値で,リングに張力を加
えない状態での合い口すきまとする(図14及び表6参照)。
表6 コイルエキスパンダのたわみ量
図14 コイルエキスパンダのたわみ量
5.3 コイルエキスパンダの突合せ部及びリング合い口の組付け位置 組付け位置は,次による。
コイルエキスパンダの突合せ部は,リング合い口の約180°方向にセットする。コイルエキスパンダの
両端面は,ジョイント線で結合する。
5.4 材質 コイルエキスパンダの材質は,次による。
コイルエキスパンダは,油焼き入れしたバルブスプリング用線材によって作る。コイルエキスパンダに
適した材料は,材料小分類MC63がある(JIS B 8032-3参照)。
コイルエキスパンダは,次の2種類の異なった張力減退低減処理をもっている。

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− 張力減退低減処理なし品
− 張力減退低減処理品(コードWF)
温度影響下での接線張力減退試験は,JIS B 8032-5の表10に示す。
6. 接線張力及び呼び面圧
6.1 接線張力 コイルエキスパンダ付きオイルコントロールリングの接線張力は,コイルエキスパンダ
の張力が主体である。鋳鉄リングの張力は,a1寸法が小さく及び呼び径に対する自由合い口すきまの比が
小さいため,鋳鉄リング張力の寄与は低い。
コイルエキスパンダの接線張力の測定は,柔軟性に富んだ鋳鉄リングを使用する
6.2 張力の要因 接線張力にしめる鋳鉄部の影響は微少のため,鋳鉄リングの形状の要因及び材料小分
類MC12以外の要因は,考慮する必要がない(JIS B 8032-3による。)。
6.3 接線張力Ft コイルエキスパンダ付きオイルコントロールリングの接線張力は,次の式によって計
算する。
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計算式 Ft ・d ・ h5・P0
2
− 呼び径 : d1 (mm)
− 当たり幅 : h5 (mm)
− 必要とする呼び面圧 : P0 (N/mm2)
当たり幅h5は,リングのタイプ,呼び径及びリング幅による。呼び面圧P0は,広い選択範囲でオイル
か(掻)き効果の要求度合いによって選択する。
6.3.1 特定の接線張力Ftc Ftcは,コイルエキスパンダオイルリングの面圧P0uを1N/mm2としたときの
接線張力とする。
1 12
Ftc ・d・ h5
2
7.(寸法)のFtcは,各リングについて一覧表としたものである。
6.3.2 接線張力Ft及び公差 コイルエキスパンダ付きオイルリングの接線張力は,方程式からFtc及び必
要とする面圧によって計算で求められる。
P0
Ft ・Ftc Ftの許容差 Ft±20%
P0u
6.4 呼び面圧のクラス 面圧の範囲は,表7に示す6階級に細分化する。
表7 呼び面圧のクラス
クラス記号 定義
PNE 極低面圧
PNL 低面圧
PNR 弱面圧
PNM 並面圧
PNH 高面圧
PNV 極高面圧
面圧P0は,呼び径の増加とともに減少する。図15にP0の特性値を示す。
呼び面圧P0は,リングのタイプ,寸法,接触面の状態(クロムめっきの有無)などによって変わる。表

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8の分類は,7.(寸法)から決められる。P0の値は,各呼び径の次の三つの分類による。
“低” 分類 : 低フリクション設計のオイルコントロールリング
“中間”分類 : 中間面圧設計のオイルコントロールリング
“高” 分類 : 高いオイルか(掻)き効果を発揮させるための高面圧オイルコントロールリング
表8 オイルコントロールリングの面圧分類
呼び面圧による分類
リングタイプ記号
PNE PNL PNR PNM PNH PNV
DSF-C (−) 低 中間 中間 高 (×)
DSF-CNP (−) 低 中間 中間 高 (×)
SSF 低 中間 高 (×) (−) (−)
GSF (×) 低 中間 高 (×) (−)
DSF (×) 低 中間 高 (×) (−)
DSF-NG (×) 低 中間 高 (×) (−)
SSF-L 低 中間 高 (−) (−) (−)
備考 (×) : 特別仕様
(−) : 使用しない面圧分類
図15 呼び径d1に対するP0の特性値

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7. 寸法 リングの寸法は,表920による。

――――― [JIS B 8032-12 pdf 15] ―――――

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  • ISO 6626:1986(IDT)

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