JIS B 8042-1:2001 ガスタービン―調達仕様―第1部:一般事項及び定義 | ページ 2

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4.22 中間冷却器 (intercooler)圧縮の段間において作動流体の温度を低下させる熱交換器,又は蒸発形
冷却器。
4.23 過速度防止装置 (overspeed control/trip device)ロータが過速して,ある設定した速度に到達した場
合に,過速度防止系を作動させる制御要素又はトリップ要素。過速度調速機又は過速度トリップ装置があ
る。
4.24 制御装置 (control system)正常起動,安定運転,正常停止に必要な制御系(例えば,起動制御系,
調速機,燃料制御系など),異常状態における警報又は停止を行う保安系(例えば,過速度防止装置,燃料
遮断系など),運転の監視を行う監視系及び計器類(例えば,速度指示計,ガス温度計など)並びにシステ
ムに必要な電源制御系からなる運転に必要な制御,保安,監視のためのすべての装置を含むシステム。
4.25 調節装置 (governing system) 速度,温度,圧力,出力などの重要なパラメータを調節する装置。
4.26 燃料調節弁 (fuel governor valve)ガスタービンへの燃料供給を調節する最終的な燃料調節要素と
して作動するバルブ。
備考 このほかの方法でガスタービンへの燃料を調節している装置もある。
燃焼系統へのすべての燃料の流れを遮断する装置。
4.27 燃料遮断弁 (fuel stop valve)
4.28 不感帯 (dead band) 燃料流量調節装置に測定できるほどの修正動作が生じない入力の変動可能範
囲。回転速度の場合には,定格速度の百分率で表示する。
4.29 調速機 (speed governor) ガスタービンの回転速度を検出して,その回転速度を調節する装置。
4.30 調速機のドループ (governor droop) 出力を0から定格まで変化させた際に生じる整掟速度の変化
を,定格速度の百分率で表したもの。
4.31 保安装置 (protection system) 起動時若しくは運転中のプラント又はその一部の系統の異常を感知
して,その異常によって大きな損傷,被害が生じることを防ぐように所定の調節をしたり又は信号を発す
る装置。
4.32 ガス温度過昇検出器 (overtemperature detector)ガス温度が上昇して設定した値に到達した際に,直
接温度に応答し,適切な増幅器又は変換器を通して,ガス温度の過昇を防止する保安系統を作動させる一
次検出要素。
単位質量の燃料が燃焼する際に放出する熱量。発
4.33 燃料発熱量 [fuel specific energy (calorific value) ]
熱量には総発熱量と真発熱量とがあり,総発熱量は放出する全発熱量,真発熱量は燃焼の間に形成される
水蒸気に吸収される熱量を総発熱量から引いた発熱量である。いずれもkJ/kgで表す。
発熱量は定容又は定圧において求めることができるが,その差はわずかである。定圧真発熱量は定常流
燃焼過程に用いる[JIS B 8041の6.4(燃料の測定)参照]。
4.34 熱消費率 (heat rate) 15℃以上の顕熱を含めた燃料の真発熱量に基づくガスタービンの単位正味出
力当たりの熱消費量[kJ/ (kW・h) 又は (kW/kW)[JIS B 8041の3.2.3(熱効率及び熱消費率)参照]。
備考 算出に用いた燃料発熱量が真発熱量であるか,総発熱量であるかを明確にする。
4.35 燃料消費率 (specific fuel consumption)単位出力当たりに消費される指定燃料の質量流量 [kg/
(kW・h) ] 。
備考 特に指定がない場合には,燃料発熱量としてJIS B 8042-2の4.2(基準燃料発熱量)に規定する
真発熱量を用いる。
供給された熱量に対する発生有効仕事の比(JIS B 8041の3.2.3参照)。
4.36 熱効率 (thermal efficiency)
熱量は,燃料の真発熱量による。
備考 もし総発熱量を算出に用いる場合には,明記する。

――――― [JIS B 8042-1 pdf 6] ―――――

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タービン入口のガス温度であって,タービン初段の静
4.37 タービン入口温度 (turbine inlet temperature)
翼直前又は動翼直前の作動流体の平均全温度。
備考 比較算定タービン入口温度で表示する場合がある。
JIS B 8041の8.6[比較算定タービ
4.38 比較算定タービン入口温度 (reference turbine inlet temperature)
ン入口温度 (Tg6)]に定義されている熱勘定によって求められるタービン入口の作動流体の平均全温度。
4.39 自立速度 (self-sustaining speed)ガスタービンが使用される大気条件の範囲内で,起動装置を用い
ることなしに,ガスタービンが安定した状態で運転でき,かつ昇速できる最低の回転速度。
4.40 アイドリング速度 (idling speed)ガスタービンが安定した運転を持続でき,また,この状態から負
荷又は遮断できるような,製造業者が指示した回転速度。
4.41 連続最大速度 (maximum continuous speed) 連続して運転できる上限のガスタービン出力軸の回転
速度。
4.42 定格速度 (rated speed) 定格出力時のガスタービン出力軸の回転速度。
独立の過速度トリップ装置が作動し,ガスタービンへの
4.43 タービントリップ速度 (turbine trip speed)
燃料を遮断する回転速度。
NOx低減,出力増加のために作動流体に蒸気及び/又
4.44 蒸気/水噴射 (steam and/or water injection)
は水を噴射すること。
4.45 質量出力比(可搬式用) [mass-to-power ratio (mobile applications) ](4.1による)ガスタービン本
体乾燥質量のガスタービン出力に対する比。
備考 JIS 8 042-2参照。
圧縮機内又はこれに続く管路内の,作動流体の質量流量及び圧力の
4.46 サージング (compressor surge)
低周波数変動によって特徴付けられる不安定状態。
ガスタービンの排気を排
4.47 排熱回収式コンバインドサイクル (exhaust heat recovery combined cycle)
熱回収装置に導き,その熱回収によって蒸気を発生し,蒸気タービンを駆動する方式のコンバインドサイ
クル。
ガスタービンなどの内燃機関で電力を供給す
4.48 コージェネレーションプラント (cogeneration plant)
るとともに,排出ガスの熱エネルギーを回収し,発生した蒸気,熱水などの熱エネルギーを供給する設備
(図9参照)。
4.49 排熱回収装置 (exhaust heat recovery system) ガスタービンの排気ガス熱エネルギーを回収する熱
交換器などの装置。
4.50 バイパスダンパ (bypass damper) ガスタービンの排気の排出先をバイパス煙突又はバイパスダク
トとするか,排熱回収装置にするかを切り換えるためのダンパ。
4.51 バイパス煙突 (bypass stack)排熱回収装置の入口に設置して,ガスタービン排気を大気放出するた
めの煙突。
コンバインドサイクルで,排熱回収
4.52 単圧式コンバインドサイクル (single pressure combined cycle)
装置及び蒸気タービンともに単一の高圧レベルの主蒸気系統をもつ方式のもの。
4.53 複圧式コンバインドサイクル (multi-pressure combined cycle)コンバインドサイクルで,排熱回収
装置及び蒸気タービンともに二つ以上の圧力段階の主蒸気系統をもつ方式のもの。
参考 主蒸気系統の圧力段階が二つ又は三つの場合を,それぞれ二重圧式,三重圧式ともいう。
4.54 蒸気再熱式コンバインドサイクル (steam reheat combined cycle) コンバインドサイクルで,継続す
る蒸気膨張過程の段間において蒸気を再度加熱する熱力学的サイクル。

――――― [JIS B 8042-1 pdf 7] ―――――

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4.55 多軸形コンバインドサイクル (multi-shaft combined cycle) コンバインドサイクルで,ガスタービン
と蒸気タービンとがそれぞれ別の発電機を駆動する方式のもの(図7参照)。
4.56 一軸形コンバインドサイクル (single shaft combined cycle) コンバインドサイクルで,ガスタービ
ンと蒸気タービンとが共通の発電機を駆動する方式のもの(図8参照)。
図1 ガスタービン装置の要素構成例
(単純サイクル,一軸形ガスタービン)
図2 ガスタービン装置の要素構成例
(再生サイクル,一軸形ガスタービン)

――――― [JIS B 8042-1 pdf 8] ―――――

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図3 ガスタービン装置の要素構成例
(単純サイクル,フリータービン形)
[すなわち,分離した出力タービンをもつガスタービン(破線はツインスプール形を示す。)]
図4 ガスタービン装置の要素構成例
(中間冷却及び再熱サイクル,コンパウンド形多軸形ガスタービン)

――――― [JIS B 8042-1 pdf 9] ―――――

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図5 ガスタービン装置の要素構成例
(抽気ガスタービン)
図6 ガスタービン装置の要素構成例
(密閉サイクル,一軸形ガスタービン)

――――― [JIS B 8042-1 pdf 10] ―――――

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JIS B 8042-1:2001の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3977-1:1997(MOD)

JIS B 8042-1:2001の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8042-1:2001の関連規格と引用規格一覧