JIS B 8042-2:2001 ガスタービン―調達仕様―第2部:比較基準条件及び定格

JIS B 8042-2:2001 規格概要

この規格 B8042-2は、ガスタービン及び関連補機,又はコンバインドサイクルプラントを購入者が製造業者から調達しようとするときに必要な,技術的な情報に関する基準となる指針について規定。ガスタービンの比較基準条件及び標準定格を規定。

JISB8042-2 規格全文情報

規格番号
JIS B8042-2 
規格名称
ガスタービン―調達仕様―第2部 : 比較基準条件及び定格
規格名称英語訳
Gas turbines -- Procurement -- Part 2:Standard reference conditions and ratings
制定年月日
2001年12月20日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 3977-2:1997(MOD)
国際規格分類

ICS

27.040
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2001-12-20 制定日, 2006-10-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS B 8042-2:2001 PDF [8]
B 8042-2 : 2001

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本内燃機関連合会 (JICEF) /財団法人日
本規格協会 (JSA) から工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調
査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。これによってJIS B 8042 : 1994は廃止
され,JIS B 8042-1,-2,-3,-5,-7,-8に置き換えられる。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 3977 : 1991 (Gas turbines−
Procurement) にパート制を適用して改正したISO 3977-2 : 1997 (Gas turbines−Procurement−Part 2 :
Standard reference conditions and ratings) を基礎として用いた。
JIS B 8042-2には,次に示す附属書がある。
附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表
JIS B 8042の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 8042-1 第1部 : 一般事項及び定義
JIS B 8042-2 第2部 : 比較基準条件及び定格
JIS B 8042-3 第3部 : 設計要求事項
JIS B 8042-5 第5部 : 用途−石油及び天然ガス工業用
JIS B 8042-7 第7部 : 技術情報
JIS B 8042-8 第8部 : 検査,試験,据付及び完成
なお,原国際規格ISO 3977の規格群は,さらに次の部によって構成される。
−Part 4 : Fuels and environment
−Part 6 : Combined cycles
−Part 9 : Reliability, availability, maintainability and safety

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS B 8042-2 pdf 1] ―――――

                                                                                  B 8042-2 : 2001

pdf 目次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[2]
  •  3. 比較基準条件・・・・[2]
  •  4. 定格・・・・[2]
  •  4.1 全般・・・・[2]
  •  4.2 基準燃料発熱量・・・・[3]
  •  4.3 試験用燃料・・・・[3]
  •  4.4 運転モード・・・・[3]
  •  4.5 標準定格・・・・[3]
  •  4.6 現地定格・・・・[3]
  •  附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表・・・・[5]

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS B 8042-2 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 8042-2 : 2001

ガスタービン−調達仕様−第2部 : 比較基準条件及び定格

Gas turbines−Procurement− Part 2 : Standard reference conditions and ratings

序文

 この規格は,1997年に第1版として発行されたISO 3977-2 : 1997 (Gas turbines−Procurement−Part 2 :
Standard reference conditions and ratings) を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧表
をその説明を付けて,附属書に示す。

1. 適用範囲

 JIS B 8042の各部は,ガスタービン及び関連補機,又はコンバインドサイクルプラントを
購入者(1)が製造業者(2)から調達しようとするときに必要な,主として技術的な情報に関する基準となる指
針について規定する。
注(1) ガスタービンなどの使用者又は購入の責任をもつ契約者。
(2) ガスタービンなどの製造業者又は供給の責任をもつ契約者。
JIS B 8042の各部は,異なった環境への要求及び完全性への要求に調和した見積書を提出するための基
本的事項を規定する。JIS B 8042の各部は,可能な場合に,これらの要求事項に適合しているかどうかを
確認するための基準を規定する。JIS B 8042の各部は,当該設備に適用される国又は地方の法規制に優先
するものではない。
JIS B 8042の各部は,通常の燃焼系統をもつ開放サイクルガスタービンプラント及び非助燃式のコンバ
インドサイクルプラントに適用し,また,密閉サイクル及び半密閉サイクルガスタービンプラントにも準
用できる。
なお,適切な修正を加えることによって,次のものに適用してもよい。
a) フリーピストンガス発生機又は特殊な熱源(例えば,化学プロセス,過給ボイラの火炉,原子炉)を
用いるガスタービン。
b) 助燃式コンバインドサイクル,再燃式コンバインドサイクルプラント,その他のコンバインドサイク
ルプラント(例えば,コージェネレーションプラント)。
ただし,航空機,建設機械,農・工業用トラクタ及び自動車を駆動するために用いるガスタービンには
適用しない。
この規格は,ガスタービンの比較基準条件及び標準定格を規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。

――――― [JIS B 8042-2 pdf 3] ―――――

2
B 8042-2 : 2001
ISO 3977-2 : 1997, Gas turbines−Procurement−Part 2 : Standard reference conditions and ratings
(MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。この引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 8041 ガスタービン−受渡試験方法
備考 ISO 2314 : 1989, Gas turbines−Acceptance tests及びISO 2314/Amd.1 : 1997, Gas turbines−
Acceptance tests for combined-cycle power plantsからの引用事項は,この規格の該当項目と
同等である。

3. 比較基準条件

 比較基準とする出力,効率,熱消費率又は燃料消費率に関する比較基準条件は,次に
よる。
なお,コンバインドサイクルプラントでは,プラント全体と外界との境界での比較基準条件をガスター
ビン単独の場合の条件と同じとする。
3.1 入口空気条件 圧縮機フランジ(又は圧縮機入口ベルマウス)の入口における空気の条件は,次に
よる。
− 全圧力101.3kPa
− 全温度15℃
− 相対湿度60%
備考 中間冷却器がある場合及び水スプレー冷却器を用いる場合を除いて,湿度の影響は一般に無視
してもよい。
3.2 排気条件 タービン排気フランジ(再生サイクルの場合は再生用熱交換器出口,コンバインドサイ
クルの場合は排熱回収装置出口)での排気に対して,静圧101.3kPaとする。
3.3 冷却水の条件 作動流体の冷却に冷却水を使う場合には,冷却水の入口温度は15℃とする。
3.4 作動流体の加熱器又は冷却器 加熱器又は冷却器を使用し,それに大気を用いる場合は,比較基準
条件は,15℃,101.3kPaとする。
備考 コンバインドサイクルは必ず排熱回収装置を含むので,そのガス側圧力損失に伴うガスタービ
ンの出力減少は避けられない。また,コンバインドサイクルでは,蒸気側の構成によって蒸気
タービンの出力が異なる。
なお,蒸気側の基準条件は,受渡当事者間の協定による。

4. 定格

4.1 全般

 ガスタービン入口温度が与えられた場合,ガスタービンの出力は一般に大気の絶対圧力に比
例し,また,入口空気温度(普通,外部の乾球温度)に大きく依存する。同様に入口空気温度及び圧力が
与えられた場合の出力は,タービン入口温度に依存する。定格出力を達成するには,大気の温度と圧力の
基準条件をとることが必要である。
ガスタービンの定格出力は,基本要素の設計に用いる種々の基準と同様に,ガスタービンに要求される
運転モードによってかなり変化する。
備考 出力を増加させる目的若しくは排ガス中の窒素酸化物 (NOx) を減少させる目的又はこの両方
の目的から,ガスタービン内に水蒸気又は水を噴射することがある。

――――― [JIS B 8042-2 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
B 8042-2 : 2001

4.2 基準燃料発熱量

 ガスタービンの定格性能は,真発熱量で評価する。特に指定がない場合は,次の
真発熱量を用いる。
a) 液体燃料 42 000kJ/kg
b) 気体燃料 50 000kJ/kg(メタン100%相当)
定圧真発熱量は,液体・気体・固体のいずれの燃料でも,圧力101.3kPa,温度15℃を基準とする。

4.3 試験用燃料

 ガスタービンの試験に用いる燃料が,受渡当事者間の協定による営業運転用燃料と異
なる場合は,相互に同意した特定の試験用燃料を用いる。

4.4 運転モード

 受渡当事者間で特定の状況を適用することについて明確に同意した場合を除き,ガス
タービンの定格出力は,4.4.1に示すクラスと4.4.2に示す年間平均起動回数のレンジとの組合せに対して
明確にする(例えば,年間2 000時間以下の運転で,年間の起動回数が500回未満の場合はBIIとなる。)。
製造業者は,関連した運転モードに必要な点検及び保全の形式,周期,程度を示す。
4.4.1 クラス
クラスA : 年間500時間以下の運転
クラスB : 年間2 000時間以下の運転
クラスC : 年間6 000時間以下の運転
クラスD : 年間8 760時間以下の運転
備考 ガスタービンの用途によっては,4.4.1に規定するクラスの組合せで運転することもある。この
場合には,購入者は,それぞれのクラスでの指定正味出力での年間予想運転時間を明示するの
がよい。これらに指定する正味出力定格/運転モード以外の運転は,必要とする占検・保全の
間隔に著しく影響することがある。
4.4.2 レンジ
レンジI : 年間平均起動回数500回以上
レンジII : 年間平均起動回数500回未満
レンジIII : 年間平均起動回数100回未満
レンジIV : 年間平均起動回数25回未満
レンジV : 特定期間中の保全,点検のための計画停止以外は連続運転

4.5 標準定格

 製造業者は,次の運転モードに関して,3.に示す基準条件の下での標準定格出力を明確に
しなければならない。この場合,軸出力又は発電機端出力で示す。
コンバインドサイクルにおいて,ガスタービン側は3.に示す条件の下での標準定格出力を,蒸気側につ
いては受渡当事者間の協定によって決められた基準条件による出力を明確にする。ただし,コンバインド
サイクルの出力は,発電機端出力から別置き補機動力を差し引いたもので示す。
なお,正味出力又は正味発電機端出力によって示すこともできる[JIS B 8041の8.1(出力)参照]。
a) クラスB レンジII (BII)
b) クラスD レンジIV (DIV)
製造業者は,それぞれの場合に対して必要な点検,保全の形式,周期,程度を示す。

4.6 現地定格

 現地定格出力は,製造業者が次によって定める。
a) 発電機駆動用の場合は発電機端出力で示す。
なお,JIS B 8041の8.1.2(正味発電機端出力)で定めた補機動力を修正した正味発電機端出力で示
してもよい。
b) 機械駆動用の場合は軸出力で示す。

――――― [JIS B 8042-2 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS B 8042-2:2001の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3977-2:1997(MOD)

JIS B 8042-2:2001の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8042-2:2001の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB8041:2012
ガスタービン―受渡試験方法