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B 8240 : 2015
表A.3−Yブロックの寸法
単位 mm
寸法部位 鋳造品の肉厚
13未満 1338 38を超えるものa)
A 約13 約25 約75
B 約40 約50 約100
C 約50 約75 約125
D 約100 約150 約175
E 約175 約175 約200
注a) 寸法は,参考値である。
d) 顕微鏡組織試験に用いる試験片は,図A.3に示す鋳型を用いて作った供試材から採取するか,又は鋳
造品に付けたテストラグによる。
単位 mm
図A.3−顕微鏡組織試験片鋳造鋳型
A.5 試験回数及び再試験
引張試験,硬さ試験及び衝撃試験は,黒鉛球状化処理のとりべごとに作成したYブロック供試材につい
て1回ずつ行う。
顕微鏡組織試験は,特に指定のない限りA.6.2による引張試験の代わりに行うことができる。顕微鏡組
織試験を適用する場合は,とりべごとに1回行う。ただし,この場合の引張試験は,各自の溶解及び熱処
理ごとに1回行う。
引張試験片が鋳造上又は機械加工上の欠陥があるときは,同一Yブロック供試材,又は同一とりべ,同
一熱処理の他のYブロック供試材から採取した試験片で再試験を行うことができる。
試験片が不合格となったときは,不合格となった試験項目について,更に2回の試験を行うことができ
る。この場合,いずれかの試験の結果が不合格となったときは,この鋳造品を不合格とする。
――――― [JIS B 8240 pdf 136] ―――――
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B 8240 : 2015
A.6 試験の方法
A.6.1 分析試験
鋳造品の成分分析は,JIS G 1211-1-3:2011,JIS G 1212:1997及びJIS G 1214:1998に,又はJIS Z
2611:1977及びJIS G 1253:2013による。
A.6.2 引張試験
引張試験片は,JIS Z 2241:2011のD.2.3.2.1の4号試験片又は図A.4の寸法・形状とする。図A.2に示す
YブロックのA寸法が13 mm未満の場合は,図A.4の試験片とする。
引張試験方法は,JIS Z 2241:2011による。
単位 mm
図A.4−引張試験片の寸法・形状
A.6.3 硬さ試験
硬さ試験片及び試験方法は,JIS Z 2243:2008による。試験荷重は,29.42 kNとする。
A.6.4 衝撃試験
衝撃試験片は,JIS Z 2242:2005のVノッチ試験片とする。
試験方法は,JIS Z 2242:2005の“シャルピー衝撃試験機を用いる場合”による。
試験温度は,23±5 ℃とする。ただし,−10 ℃を超える低温で使用するものの場合は,その最低使用温
度以下とし,その試験温度を製品に刻印する。
A.6.5 顕微鏡組織試験
顕微鏡組織試験を適用する場合,顕微鏡組織における黒鉛の球状化率の算定は,倍率100倍の視野中で,
図A.1に示すA形のように球状化している黒鉛の数を,図A.5に示す球状化していない黒鉛の数も含めた
全体の黒鉛の数で除した百分率で示す。
――――― [JIS B 8240 pdf 137] ―――――
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B 8240 : 2015
図A.5−鋳造品の顕微鏡組織
引張試験の代わりに行う顕微鏡組織試験では,その写真を,鋳造品と対比できる標識を付けて保存しな
ければならない。
――――― [JIS B 8240 pdf 138] ―――――
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B 8240 : 2015
附属書B
(規定)
マレアブル鉄鋳造品
B.1 製造
鋳造品は,白せん(銑)鋳物として鋳造後,これに粘り強さをもたせるため,主として黒鉛化を目的と
した熱処理を行って製造する。
鋳造品は,溶接,ろう付けなどによる補修を行ってはならない。
B.2 製品
鋳造品は,鋳巣,亀裂,鋳砂の焼付き,その他有害な欠陥がなく,その表面は滑らかであり,かつ,そ
の品質は,B.3の規定を満足しなければならない。
鋳造品は,溶接,ろう付けなどによる補修を行ってはならない。
B.3 品質
鋳造品の品質は,表B.1に規定するFCMB-S35又はFCMB-S37による。
表B.1−鋳造品の機械的性質
項目 規格値 試験片・試験方法
FCMB-S35 FCMB-S37
引張強さ 340 N/mm2 360 N/mm2 B.5.1による。
0.2 %耐力a) 205 N/mm2 215 N/mm2
伸び率 10 %以上 14 %以上
ブリネル硬さb) 163 以下 163 以下 −
シャルピー吸収エ 3個の平均値 15 J以上 3個の平均値 15 J以上 B.5.2による。
ネルギー値 最低値 13 J以上 最低値 13 J以上
注a) 永久伸びの値を0.2 %とするが,荷重下の全伸び0.5 %を用いてもよい。
b) 硬さは,参考値である。
B.4 再試験
再試験は,次による。
a) 試験片にきず又は鋳巣を発見して,そのきず又は鋳巣が試験成績に影響を及ぼしたと判定したときに
は,その成績を無効とし,予備の試験片をこれに代えることができる。
b) 引張試験で試験片が標点間の中心から標点距離の1/4以外で破断し,その成績が規定に適合しないと
きには,その試験を無効とし,予備の試験片をこれに代えることができる。
c) 引張試験の成績の一部が規定に適合しない場合は,原則として更にその試験片を採った組から2個の
試験片を採り,再試験を行うことができる。この場合の成績は,全てB.3に適合しなければならない。
d) 予備試験片がない場合には,鋳造品本体から切り出した実体試験片によって試験を行うことができる。
B.5 試験の方法
B.5.1 引張試験
――――― [JIS B 8240 pdf 139] ―――――
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引張試験は,次による。
a) 試験片は,1溶解ごとに砂型に鋳造し,その代表する鋳造品と同一炉内で熱処理する。連続溶解にお
ける1溶解とは,同一目標成分の場合,2時間ごとの出湯とする。
b) 試験片は鋳肌のままとし,その寸法は表B.2による。
表B.2−試験片の寸法
単位 mm
直径 標点距離 平行部の長さ 肩部の半径 つかみ部の直径
14 50 60 15以上 約20
c) 試験片の数は,1溶解に1個とする。
d) 引張試験の成績がB.3に適合しない原因が熱処理にあると認められる鋳造品は,再熱処理することが
できる。ただし,再熱処理の回数は2回までとする。
B.5.2 衝撃試験
衝撃試験片は,JIS Z 2242:2005のVノッチ試験片とする。試験方法は,JIS Z 2242:2005のシャルピー衝
撃試験機を用いる場合による。試験温度は,23±5 ℃とする。ただし,−10 ℃を超える低温で使用するも
のの場合は,その最低使用温度以下とし,その試験温度を製品に刻印する。
なお,衝撃試験片は,試験片に加工できる供試材から採取することができる。
JIS B 8240:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.020 : 流体貯蔵装備 > 23.020.30 : 圧力容器,ガスボンベ
JIS B 8240:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称