JIS B 8284:2003 圧力容器の急速開閉ふた装置 | ページ 2

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図 5 角型ヨークフレーム
図 6 丸型ヨークフレーム

5. 構造一般

5.1 材料

 急速開閉ふた装置に使用する材料は,適用規格の規定によるほか,次による。
a) 材料は,鉄鋼材料に限る。
b) 胴フランジ及びクランプに使用する材料は,鍛造品とする。
c) フレームに使用する材料は,受渡当事者間の協定によってもよい。

5.2 設計一般

 急速開閉ふた装置の強度計算についての一般事項は,次による。

――――― [JIS B 8284 pdf 6] ―――――

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a) 急速開閉ふた装置の各部の応力は,7.,8.及び9.の規定によって計算し,その値が10.に示す許容応力
限界以下でなければならない。この場合,許容引張応力の値は,JIS B 8265の付表2.1.1(鉄鋼材料の
許容引張応力)に示す値とする。ただし,オーステナイト系ステンレス鋼に対する変形を許す場合の
許容引張応力の値を用いてはならない。
b) この装置は機能上,繰返し荷重が作用するので,各応力集中部の最大応力(一次,二次及びピーク応
力の和に相当する。)を求めJIS B 8266附属書8に従って疲労解析を行わなければならない。

5.3 試験・検査

 フランジつめ,フランジリップ,ふた板つめ,ふた板リップ,クランプつめ及びヨー
クフレームのコーナ部は,機械加工後,磁粉探傷試験又は染色浸透探傷試験を行い,欠陥がないことを確
認しなければならない。

6. 急速開閉ふた装置の共通記号

 圧力容器の急速開閉ふた装置の強度計算に用いる共通記号は,次によ
る。
記号
P : 設計圧力 (MPa)
A : フランジつめの外径又はふた板つめの外径 (mm)(図7及び図9参照)
フランジリップの外径又はふた板のリップ外径 (mm)(図11参照)
つめ付きふた板の外径 (mm)(図7及び図13参照)
B : 胴の内径又はフランジリングの内径 (mm)(図7,図9,図11,図13,図16及び図19参照)
C1 : クランプつめとフランジつめとの接触面の外径 (mm)(図9参照)
クランプリップとフランジ肩部との接触面の外径 (mm)(図11参照)
C2 : クランプつめとフランジつめとの接触面の内径=C3+2rl (mm)(図9参照)
クランプリップとフランジ肩部との接触面の内径 (mm)(図11参照)
C3 : クランプつめ先端の内径 (mm)(図7,図9及び図13参照)
クランプリップ先端の内径 (mm)(図11及び図19参照)
Cg : クランプの内のり長さ (mm)(図7及び図9参照)
分割クランプの有効内のり長さ (mm)(図11参照)
Cl : クランプつめの長さ又はクランプリップの長さ (mm)(図7,図11,図13及び図19参照)
Cm : クランプつめ長さ又はクランプリップのモーメントアーム
長さ=Cl−rl (mm)(図7,図11及び図16参照)
Ct : クランプ胴の厚さ (mm)(図7,図11,図13及び図19参照)
Cw : クランプの長さ (mm)(図7及び図11参照)
D0 : フランジネックの外径又はふた板つめ根元の直径 (mm)(図7,図11及び図15参照)
G : ガスケットの外径 (mm)(図7,図11,図13及び図19参照)
f : フランジハブの応力修正係数 (JIS B 8265附属書3図4による。)
f1 : つめにかかる荷重のばらつき係数で一体クランプ型は1.2,つめ付インテグラル型又はセクショ
ナルリング型は1.1とする。
f2 : クランプのつめ幅係数=Lp/L
f3 : フランジのつめ幅係数=Lpc/Lc
g0 : フランジハブ先端の厚さ (mm)(図7,図11,図13及び図19参照)
g1 : フランジネックの厚さ (mm)(図7,図11,図13及び図19参照)

――――― [JIS B 8284 pdf 7] ―――――

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(mm)(図7及び図13参照)
g2 : フランジつめ(フランジリップ)又はふた板つめ(ふた板リップ)の長さ
フランジ肩部の長さ (mm)(図11参照)
h : フランジハブ部の長さ (mm)(図7,図11,図13及び図19参照)
hn : フランジネック部の長さ (mm)(図7及び図11参照)
0.5g1又は6 mmのうち大きい方の値以上
h2 : フランジつめ根元の厚さ又はフランジリップ根元の厚さ (mm)(図7参照)
h3 : ふた板つめ又はふた板リップの根元の厚さ (mm)(図7及び図11参照)
C1 C2
hD : 図9に示すモーメントアーム長さ= B g1 2 (mm)
2
( C1 C2 ) (B G)
hT : 図9に示すモーメントアーム長さ (mm)
4
n : つめの個数又はセクショナルリングの個数 (図8,図14及び図22参照)
L : クランプつめ根元の長さ(弧長)(L≧Lcとする。) (mm)(図8及び図14参照)
Lc : フランジつめ根元又はふた板つめ根元の長さ(弧長) (mm)(図8及び図14参照)
Lp : クランプつめ根元のピッチ(弧長) (mm)(図8及び図14参照)
Lpc : フランジつめ根元又はふた板つめ根元のピッチ(弧長) (mm)(図8及び図14参照)
rf : フランジつめ及びリップ,ふた板つめ及びリップ先端のコーナー
部内半径 (図7,図11及び図15参照)
rc : クランプコーナー部の内半径 (mm)(図7,図11,図13及び図19参照)
rh : 本体フランジコーナー部又はふた板コーナ
ー部の内半径 (mm)(図7,図11,図13,図15及び図19参照)
rl : クランプつめ又はクランプリップ先端コーナー部
の内半径 (mm)(図7,図11,図16及び図19参照)
T : フランジリングの長さ (mm)(図7,図11,図13及び図19参照)
T0 : ふた板の厚さ (mm)(図7,図11,図13及び図19参照)
H : 内圧によって作用する全荷重 G2 P (N)(図9,図16及び図20参照)
4
HD : 内圧によってフランジ内径面に作用する荷重 B2 P (N)(図9,図16及び図20参照)
4
M1 : クランプリングとクランプ胴との接続面に生じるモ
ーメント(クランプ胴平均径の単位周長当たり) (Nmm/mm)(図9,図16及び図20参照)
MD : フランジの内径面に加わる荷重によるモーメント=HDhD (Nmm)(図9及び図20参照)
MF : オフセットモーメント=HD (g1−g0) /2 (Nmm)(図9,図14及び図20参照)
MH : フランジリングとフランジネックの接続面に生じるモーメント (Nmm)(図9参照)
M0 : フランジに作用する全モーメント (Nmm)(図9,図16及び図20参照)
2
12 1 v .1818
戀 : 4
2 21
≒ (1/mm)
B g Bg1
v : ポアソン比=0.3
愀 材料の許容引張応力 (N/mm2)

――――― [JIS B 8284 pdf 8] ―――――

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7. クランプ継手型の強度計算

7.1 一体クランプ型

a) 一体クランプ型の寸法記号 一体クランプ型の寸法記号を,図7及び図8に示す。
図 7 一体クランプ型の寸法記号
図 8 つめ部の寸法記号
b) 一体クランプ型の荷重状態及び応力記号並びに評価位置 一体クランプ型の荷重状態を,図9に示す。
また,応力記号及びその評価位置を,図10に示す。

――――― [JIS B 8284 pdf 9] ―――――

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図 9 一体クランプ型の荷重状態
図 10 11 一体クランプ型の応力記号及び評価位置

――――― [JIS B 8284 pdf 10] ―――――

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