JIS B 8819:1996 チェーンレバーホイスト | ページ 2

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B 8819-1996
附属書
1. 種類 附属書表1に示す種類のレバーホイストを使用することができる。
附属書表1 種類
単位 t
種類 定格荷重
L3/4T 0.75
L1T 1
L11/2 1.5
L2T 2
L3T 3
L41/2T 4.5
L6T 6
L11T 11
2. 性能 作動,ブレーキ機能及び連続性能は,次による。ただし,強さ及び遊転は,規格本体4.1及び
4.3の規定による。
(1) 作動 作動試験における作動荷重は,附属書表2による。
附属書表2 作動試験における作動荷重
単位 t
種類 作動荷重
L3/4T 1.1
L1T 1.5
L11/2 2.3
L2T 3
L3T 4.5
L41/2T 6.8
L6T 7.5
L11T 13.8
(2) ブレーキ機能 ブレーキ機能における試験荷重は,附属書表3による。
附属書表3 ブレーキ機能における試験荷重
単位 t
種類 試験荷重
1次 2次 3次
L3/4T 0.19 0.75 1.1
L1T 0.25 1.0 1.5
L11/2T 0.38 1.5 2.3
L2T 0.5 2.0 3
L3T 0.75 3.0 4.5
L41/2T 1.13 4.5 6.8
L6T 1.5 6.0 7.5
L11T 2.75 11.0 13.8
(3) 連続性能 連続性能の作動回数は,附属書表4による。

――――― [JIS B 8819 pdf 6] ―――――

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附属書表4 連続性能の作動回数
種類 作動回数
L3/4T 1 000
L1T
L11/2T
L2T
L3T 500
L41/2T
L6T 300
L11T
備考 作動回数は,巻上げ・巻下げ
の往復で1回とする。
3. 構造 構造は,本体5.の規定による。
4. 主要諸元 主要諸元は,附属書表5による。
附属書表5 主要諸元
種類 定格荷重 標準揚程(1)フック間最小距離(2)
手動力(3) 製品の質量(4)
t m mm N kg
L3/4T 0.75 1.5 350以下 200 10以下
L1T 1 370以下 13以下
L11/2T 1.5 400以下 450 15以下
L2T 2 450以下 20以下
L3T 3 500以下 25以下
L41/2T 4.5 650以下 35以下
L6T 6 700以下 40以下
L11T 11 900以下 70以下
注(1) 定格荷重を巻上げ・巻下げ,けん引などができる最大距離。
(2) 定格荷重を巻上げ,けん引などができる限界におけるフック間最小距離(本体図1
参照)。
(3) レバーの先端から50mmにおける巻上げの平均手動力をいう(本体図1参照)。
(4) 標準揚程を基本とした製品の質量をいう。
5. 外観,検査,製品の呼び方及び表示 外観,検査,製品の呼び方及び表示は,本体7.10.の規定によ
る。
関連規格 JIS G 0565 鉄鋼材料の磁粉探傷試験方法及び磁粉模様の分類
JIS Z 2343 浸透探傷試験方法及び浸透指示模様の分類

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参考 チェーンレバーホイストの使用基準と点検基準
この参考は,本体及び附属書の規定に関する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
1. 使用基準 チェーンレバーホイスト(以下,レバーホイストという。)を使用する際,次の事柄に注意
しなければならない。
(1) レバーホイストは,検査以外に定格荷重を超える荷を掛けないこと。
(2) レバーホイストは,所定の等級以外のロードチェーンを使用しないこと。
(3) 急激な負荷が作用するような操作はしないこと。
(4) 揚程不足のレバーホイストは,使用しないこと。
(5) 使用前に日常点検(1)を行い,また,適時定期点検(2)を行うこと。
注(1) 使用前の点検をいう。
(2) 定期的に行う点検で,使用頻度によって異なるが,6か月又は1年ごとに行う。
(6) 使用前にロードチェーンにねじれやもつれがないかを点検し,ねじれやもつれがある場合は,これを
正しく修正してから使用すること。
(7) フックは,外れ止めがないもの,又は外れ止めの効果がないものは使用しないこと。
(8) チェーンストッパがないものは使用しないこと。
(9) ロードチェーンを荷に巻き付けて使用しないこと。
(10) フックの先端に負荷して使用しないこと。
(11) レバーを故意に長くして使用しないこと。
(12) 足でレバーを踏み付けて操作しないこと。
(13) 過巻き・過戻しをしないこと。
(14) つってある荷の下に入らないこと。
(15) 手動力が異常に大きくなった場合は,直ちに操作を中止すること。
また,手動力が通常より大きくなったレバーホイストは,使用しないこと。
(16) レバーホイストは,高所から落下させないこと。
(17) レバーホイストを低温度,高温度,腐食雰囲気など特殊状態で使用する場合には,製造業者などの指
示によること。
(18) ロードチェーンには,潤滑剤を塗布して使用すること。
(19) 歯車,軸受,その他摩耗のおそれがある箇所には,潤滑剤を塗布して使用すること。
(20) 荷が掛かっているときは,遊転をしてはならない。
(21) レバーホイストは,使用者が改造を行ってはならない。改造の必要がある場合は,製造業者などが行
うこと。
(22) 長期にわたって使用しない場合は,適切なさび止めを行って保管すること。
2. 点検基準
(1) 日常点検における点検項目,点検方法及び点検基準は,参考表1(3)による。ただし,使用頻度が多い
場合,又は特殊状態で使用する場合には,この点検項目以外についても点検すること。
(2) 定期点検については,参考表1(3)による。

――――― [JIS B 8819 pdf 8] ―――――

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注(3) 参考表1で○印の項目について点検を行う。
(3) レバーホイストを修理した場合には,修理後参考表1(3)の定期点検項目について点検し,正常に作動
することを確認すること。
参考表1 点検基準
点検の種類 点検項目 点検方法 点検基準
日常点検 定期点検
表示
○ ○ 表示(銘板) 目視 表示(銘板)の有無
− ○ ロードチェーンの等 目視 ロードチェーンの等級の確認

作動
○ ○ 巻上げ・巻下げ作動 無負荷で巻上げ・巻下 (1) 巻上げでブレーキ装置のつめの音がするこ
げを行う。 と。
(2) 巻上げ・巻下げの作動が,円滑であること。
(3) 巻下げでブレーキに異常がないこと。
− ○ 作動(4) 本体4.2による。 本体4.2を満足すること。
○ ○ 巻き・戻し切替装置 操作 円滑に切替えできること。
○ ○ 遊転装置 操作 無負荷で円滑に遊転できること。
フック
○ ○ フックの開き 日常点検では目視 標準寸法と比較し,変形がないこと(使用前に主
定期点検では測定 要寸法表を作成しておくこと。)。
○ ○ 変形 目視 曲がり及びねじれがないこと。
○ ○ シャンク部の変形 日常点検では目視 フック金具とフックのシャンク部に著しいすきま
定期点検では測定 がないこと。
○ ○ 摩耗,腐食 日常点検では目視 著しい摩耗及び腐食がないこと。
定期点検では測定
○ ○ きず,その他有害な欠 目視(5) き裂,その他有害な欠陥がないこと。

○ ○ 外れ止め 目視,作動 著しい摩耗,変形がなく,正しく機能すること。
ロードチェーン
○ ○ ピッチの伸び 日常点検では目視 摩耗などによるロードチェーンのピッチが5%以
定期点検では測定 上伸びているものは使用しないこと(使用前に主
要寸法表を作成しておくこと。)。
○ ○ 摩耗 日常点検では目視 線径の摩耗が10%以上のものは使用しないこと
定期点検では測定 (ただし,ピッチに関係する線径は除く。)。
○ ○ 変形 目視 変形がないこと。
○ ○ きず,その他有害な欠 目視(5) き裂,その他の有害な欠陥がないこと。

○ ○ 腐食 目視 著しいさびが発生していないこと。
本体
○ ○ フレーム 目視 変形及び著しい腐食がないこと。
○ ○ 歯車箱 目視 著しい変形及び腐食がないこと。
− ○ 歯車 分解して目視又は測 (1) 著しい摩耗がないこと。
定 (2) 破損がないこと。
− ○ ロードシーブ,アイド 分解して目視又は測 (1) 著しい摩耗及び変形がないこと。
ルシーブ 定 (2) き裂及び破損がないこと。
− ○ レバー 分解して目視又は測 (1) 著しい摩耗及び変形がないこと。
定 (2) きず及び破損がないこと。

――――― [JIS B 8819 pdf 9] ―――――

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B 8819-1996
点検の種類 点検項目 点検方法 点検基準
日常点検 定期点検
− ○ 軸受 分解して目視又は測 摩耗,き裂,破損など有害な欠陥がないこと。

○ ○ チェーンストッパ 目視 (1) チェーンストッパがあること。
(2) 著しい変形がないこと。
ボルト,ナットなど
○ ○ 各部のボルト,ナッ 目視 (1) 日常点検では外部から見える箇所のボルト,
ト,リベット,割りピ ナット,リベット,割りピンなどがあること。
ン また,ボルト,ナット,リベットの緩みが
ないこと。
(2) 定期点検では外部及び内部の上記部品に異常
がないこと。
ブレーキ
− ○ ブレーキライニング 測定 著しい摩耗がないこと(製造業者の指示によるこ
の摩耗 と。)。
− ○ ブレーキねじ 目視又は測定 著しい摩耗がないこと。
− ○ つめ及びつめ車 目視又は測定 著しい摩耗がないこと。
注(4) 分解組立後,再度作動について点検すること。
(5) 定期点検では,必要に応じてJIS G 0565に規定する磁粉探傷試験又はJIS Z 2343に規定する浸透探傷を行う。

――――― [JIS B 8819 pdf 10] ―――――

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JIS B 8819:1996の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8819:1996の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0148:2006
巻上機―用語
JISB2803:2007
フック
JISB8812:2004
チェーンブロック用リンクチェーン
JISZ8601:1954
標準数