JIS B 9100:2012 農業機械―安全標識及び危険図―一般原則 | ページ 2

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B 9100 : 2012 (ISO 11684 : 1995)
5.7 2パネル安全標識[2図パネル(危険図)]
2パネル安全標識[2図パネル(危険図)]は,図4を参照。
第1の図パネル(危険図)は,危険説明図パネルとし,安全警戒三角形に囲まれた危険説明図か,又は
安全警戒記号だけを表示する。第2の図パネル(危険図)は危険回避図パネルとし,危険回避図だけを表
示する。
図4−2パネル安全標識[2図パネル(危険図)]
5.8 安全標識の四つの標準形式は,状況に応じ変化しても差し支えない。

6 シグナル・パネル

6.1 安全標識のシグナル·パネルには,安全警戒記号と信号の区分を表す3種類の言葉のうちから,その
一つを表示する。
6.2 信号の区分を表す3種類の言葉の一つを安全標識に用いるためには,図5に示す安全警戒信号と,併
せて表示しなければならない。
図5−信号の区分を表す言葉のための安全警戒記号
6.3 信号の区分を表す言葉は,危険状態の重大性に従って,安全標識に分類して使用してもよい。
6.3.1 信号の区分を表す言葉は,危険,警告及び注意の3種類とし,信号語という。これらの言葉は,そ
れを見る人に危険の存在,及びその重大性について警告する。
6.3.2 信号の区分を表す3種類の言葉は,人体に対して障害を起こす危険にだけ使用する。これらの言葉
の選択は,次に示すように危険に遭遇する可能性の評価,及び危険に遭遇した場合に起こり得る結果の評
価に基づいて行う。
− 危険 危険(DANGER)という信号語は,回避されなかった場合には,死亡又は重大な傷害を招く,
切迫した危険な状態を示す。信号語“危険”を表示する安全標識は,控えめに,かつ,最も重大な危

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険を表す状態に対してだけ使用するのがよい。
− 警告 警告(WARNING)という信号語は,回避されなかった場合には,死亡又は重大な傷害を招く
ことがあり得る,潜在的に危険な状態を示す。信号語“警告”で表示する危険は,信号語“危険”で
表示する危険よりも傷害又は死亡のリスクの度合いが低いことを示す。示される切迫した潜在的危険
よりは低い状態を示す。
− 注意 注意(CAUTION)という信号語は,回避されなかった場合には,軽度又は中程度の傷害を招く
かもしれない潜在的な状態を示す。また,“注意”は,人体に対する傷害を招くことがあり得る出来事
に関連する不安全な行為に対して警告するためにも使用してよい。

7 図パネル(危険図)

7.1 安全標識の図パネル(危険図)には,標準形式によって危険説明図,危険回避図又は安全警戒記号の
うちから,いずれかを表示する。
7.2 安全標識の図パネル(危険図)には,次に示す危険説明図又は危険回避図の2種類の基本形式を使用
する。
− 危険説明図 危険説明図は,危険内容を,また一般に危険を回避しなかった場合の結果を,見て分か
るように表す。
− 危険回避図 危険回避図は,危険を回避する方法について,見て分かるように表す。
7.2.1 危険説明図は,危険を明確に表示し,指示に従わなかった場合に起こり得る結果を表現することが
望ましい。危険回避図は,運転者·作業者に及ぶ危険を回避するために必要な行動を明確に表示すること
が望ましい。
7.2.2 一般にはなかなか困難ではあるが,2種類の図を組み合わせて,一つの図パネル(危険図)に表示
することができる。この組み合わせには危険説明図が最も頻繁に使用される。危険回避図は,補助的に又
はメッセージ文の代わりに使用して差し支えない。
7.2.3 ときには,一つの図で複数の危険を表示してもよい。しかし,一般にはそれらの危険が密接に関連
している場合以外には,一つの図で複数の危険を表示することは避けることが望ましい。
7.3 2図パネルにおいては,安全標識と分かるよう危険説明図は,安全警戒三角形の中に表示しなければ
ならない。安全警戒三角形を図6に示す。
7.4 安全警戒三角形の中に危険説明図を使用しない場合,三角形の中に感嘆符“!”を使用して,図7に
示す一般用安全警戒記号を作成する。
図6−安全警戒三角形 図7−一般用安全警戒記号

8 メッセージ・パネル

8.1 安全標識のメッセージ·パネルには,単独で又は図パネル(危険図)と組み合わせて,危険を説明し,
危険に遭遇した場合の結果を説明し,危険の回避方法を説明するメッセージ文を表示する。
8.2 危険説明図が,危険及び起こり得る結果を的確に表現している場合は,これらの内容のうちの一つ又

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は両方をメッセージ·パネルから省いても差し支えない。危険回避図が危険の回避方法を適切に表現して
いれば,その内容はメッセージ·パネルから省いてよい。
図パネル(危険図)を使用しない場合は,メッセージ·パネルにはこれら三つの内容を全て表示する必
要がある。メッセージは,できるだけ簡単に数行以内の文章で書くことが望ましい。

9 言語,翻訳及び多言語安全標識

9.1 信号語又はメッセージ文を使用する安全標識は,その製品が使用される国の言語の一つで作成するこ
とが望ましい。文字がない安全標識では,当然翻訳は不要である。しかし,文字がない安全標識を使用し
ている製品については,次の両方が必要である。
− その製品に適用する安全標識の説明のため,取扱説明書を読むことを運転者に指示する特別な安全標
識。
− 該当する言語で作成され,取扱説明書に記載された適切な説明文
9.2 図8に例として,“機械を操作する前に取扱説明書をよく読み,作業中は指示事項及び安全規則を守
って下さい。”と,ドイツ語,フランス語,英語及びオランダ語の4か国語で書かれた安全標識を示す。
安全標識に記載されている言語が,製品を使用する地域で用いる言語を含んでいる場合には,使用する
言語は他の言語と組み合わせてもよいし,1か国語だけでもよい。
図8−4か国語で“取扱説明書を読んで下さい”と記載された安全標識の例
9.3 図9は,文字がない“取扱説明書を読んで下さい”の安全標識の例を示す。この安全標識は,図8に
示す単一言語又は複数の言語による安全標識の代わりに使用してもよい。

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図9−文字がない“取扱説明書を読んで下さい”の安全標識の例

10 安全標識の色

10.1 シグナル·パネルの色
シグナル·パネルの色は,信号語の選択によって変わる。
10.1.1 危険のシグナル·パネルは,赤地に白い信号語とする。安全警戒記号は,白地の三角形に赤の感嘆
符とする(図5参照)。
10.1.2 警告のシグナル·パネルは,オレンジ色の背景に黒の信号語とする。安全警戒記号は,黒地の三角
形にオレンジ色の感嘆符とする(図5参照)。
10.1.3 注意のシグナル·パネルは,黄色の背景に黒の信号語とする。安全警戒記号は,黒地の三角形に黄
色の感嘆符とする(図5参照)。
10.2 図パネル(危険図)の色
図パネル(危険図)の色は,安全標識が信号の区分を表す3種類の言葉を表示するかどうかによって決
まる。
10.2.1 信号の区分を表す3種類の言葉を記載している安全標識の図パネル(危険図)は,白地に黒の図パ
ネル(危険図)とする。
10.2.2 安全警戒三角形又は一般用安全警戒記号を記載する安全標識の図パネル(危険図)は,黄色地に黒
の図パネル(危険図)及び三角形とする。
10.2.3 図パネル(危険図)の特定の状態を強調するために,他の色(例えば,火を表す赤色)を使用して
もよい。
10.2.4 行動の禁止が 若しくは 又は停止という単語で表示される場合,その禁止表示は赤色とする。
10.3 メッセージ·パネルの色
メッセージ·パネルの色は,安全標識が信号の区分を表す3種類の言葉を記載するかどうかによって決
まる。
10.3.1 信号語を記載する安全標識のメッセージ·パネルは,黒地に白文字又は白地に黒文字とする。
10.3.2 信号語を記載しない安全標識のメッセージ·パネルは,黄色地に黒文字又は白地に黒文字とする。
10.4 境界線の色
境界線の色は,使用する信号の区分を表す言葉の種類と,安全標識に安全警戒三角形を含むかどうかに
よって決まる。

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10.4.1 “危険”標識の境界線は,赤色とする。安全標識を取り付ける表面の色と区別する必要がある場合
は,外側に白色の外側境界線を設けてもよい。
10.4.2 “警告”標識の境界線は,オレンジ色とする。安全標識を取り付ける表面の色と区別する必要があ
る場合は,外側に白色又は黒色で追加の外側境界線を設けてもよい。
10.4.3 “注意”標識の境界線は,黄色とする。安全標識を取り付ける表面の色と区別する必要がある場合
は,外側に白色又は黒色で追加の外側境界線を設けてもよい。
10.4.4 安全警戒三角形を記載する安全標識の境界線は,黄色とする。安全標識を取り付ける表面の色と区
別する必要がある場合は,外側に白色又は黒色で追加の外側境界線を設けてもよい。
10.5 パネル分離線の色
パネル分離線は,全て黒色とする。

11 寸法

  安全標識の推奨寸法を図10図13に示す。必要に応じて,より小さい又はより大きいサイズを使用し
てもよい。全体のバランスは,必要に応じて十分大きなシグナル·パネルを設けたり,又は読みやすい活
字の大きさになるようにメッセージパネルに適切なスペースを設けるために変更してもよい。
単位 mm
図10−推奨寸法 : 2パネル形式(シグナル·パネル及びメッセージ·パネル)

――――― [JIS B 9100 pdf 10] ―――――

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  • ISO 11684:1995(IDT)

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