JIS C 2525:1999 金属抵抗材料の導体抵抗及び体積抵抗率試験方法 | ページ 2

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C 2525 : 1999
R
23 R23 A A
1 (t 23)
ここに, 23℃における体積抵抗率 ( 圀
R23 : 試験片の実測抵抗値を23℃における値に換算した導体抵抗
( 圀一
R : 試験片のt℃における実測抵抗値 ( 圀
懿 試験片の抵抗温度係数 (K−1)
L : 試験片の長さ (m)
A : 試験片の断面積 (mm2)
8. 測定の不確かさ 測定の不確かさによって標準的方法及び日常的方法に分類する。
8.1 標準的方法の不確かさ 標準的方法においては,測定の不確かさは95%信頼度の拡張不確かさで表
すものとし,体積抵抗率±0.25%,導体抵抗±0.2%を推奨する。しかし,許容差によって,少なくとも許
容差の1/10よりよい拡張不確かさで測定しなければならない。測定値(補正を含む計算値)±拡張不確か
さは,許容差内でなければならない。不確かさの記載は,使用者との合意による。
ISOガイドで示される測定の不確かさに関する概要を附属書に記載する。
8.2 日常的方法の不確かさ 日常的方法では,規格の許容差の1/4よりよい拡張不確かさで測定する。こ
の方法は,測定又は試験のチェック,確認などのため,日常的に使用される方法で,測定値は,受渡試験
のデータとして使用することは望ましくなく,参考とする。
関連規格 IEC 60468 : 1974 Method of measurement of resistivity of metallic materials
ISO/TAG4/WG3 : 1993 Guide to the expression of uncertainty in measurement

――――― [JIS C 2525 pdf 6] ―――――

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C 2525 : 1999
参考図1.1 測定装置(抵抗測定器による4端子測定の場合)
参考図1.2 測定装置(電圧比較法による4端子抵抗測定の場合)
参考図1.3 測定装置(抵抗測定器による2端子測定の場合)

――――― [JIS C 2525 pdf 7] ―――――

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C 2525 : 1999
附属書(参考)
ISO/TAG44測定の不確かさの表示に関する指針の概要
この附属書(参考)は,本体で規定した事柄を説明するもので,規定の一部ではない。
この指針は1980年のBIPM(国際度量衡局)の勧告を基に作成され,現在のところ,最も詳細,かつ,
その根拠を明確に示し,広い計測分野をカバーするものである。従来不明確であった誤差に代わって,不
確かさ (uncertainty) の語を導入したものである。
不確かさをA,B二つに分け,Aは統計的に計算できるもの,Bはそれ以外を示す。Aは従来のランダ
ム誤差,Bは系統誤差に近いが,完全に同一ではない。
計算は要因によって,A,B二つに分けて1 標準偏差)相当の標準不確かさを求め,これをrss (root sum
of squares) 方式[不確かさの伝搬の法則]によって合成,合成標準不確かさを求める。次いでこれに保証
係数 (coverage factor) を乗じて拡張不確かさを求める。
標準不確かさ 標準偏差で表した不確かさ
Aタイプ(ランダム) 一連の統計解析による評価
1) 多数データの場合 (n>10)
n n
q qK
k 1
/n s2 (qk ) [ (qk q) 2 ] /(n
)1
k 1
s2 (q) s2 (qK/
)
ここに, n : 測定回数
qk : 測定値
q : 平均値
s2 : 分散
2) 少数データの場合 (n≦10)
2
s2 (q).025t.005 ( ) 2 (qK/
)
ここに, t0.05 ( 替 n−1のt分布(95%信頼水準)の値
Bタイプ(系統的) 統計解析以外の方法による評価で,要因ごとに分析
標準偏差相当に換算されている場合(そのまま)s (s1, s2···)
±aの長方形分布の(限界値の与えられている)場合a/3 (a1, a2···)
校正証明書(95%信頼限界の不確かさU)の場合U/2
合成標準不確かさ rss方式によって合成される1 湎 確かさ
uC ( y) sq2s21s22 a22 3/
a21 3/ (U )2/ 2 ]
拡張不確かさ 高い信頼水準をもつことの期待される信頼限界の値
(95%信頼水準の場合,k=2)
U=kuc (y)
保証係数 k拡張不確かさを得るため合成標準不確かさに乗じる係数
間接測定の場合,rss方式を適用するが,測定量間に相関のある場合には,相関を考慮する。この規格に
おいては,k=2,信頼水準95%の拡張不確かさを適用する。

――――― [JIS C 2525 pdf 8] ―――――

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C 2525 : 1999
JIS改正原案作成(整合化)委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 平 山 宏 之 東京都立科学技術大学
(委員) 伊 藤 章 通商産業省機械情報産業局
村 上 拓 巳 通商産業省基礎産業局
大 嶋 清 治 通商産業省工業技術院
橋 本 繁 晴 財団法人日本規格協会技術部
赤 嶺 淳 一 社団法人日本電機工業会
井 川 淳 横河M&C株式会社
岡 村 郁 生 株式会社精電テクノ
山 内 五 郎 NTT技術協力センター
* 塚 原 順 吉 大手金属株式会社
* 高 橋 宏 王子合金株式会社
* 木 島 三樹男 株式会社古河テクノマテリアル
* 戸 田 邦 明 根岸電材株式会社
* 原 田 秀 明 東京特殊電線株式会社
備考 *印は日本電気抵抗合金工業会技術委員

JIS C 2525:1999の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 2525:1999の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISZ8401:2019
数値の丸め方
JISZ8703:1983
試験場所の標準状態