JIS C 2530:1993 電気用バイメタル

JIS C 2530:1993 規格概要

この規格 C2530は、電気機器に用いられるバイメタルについて規定。

JISC2530 規格全文情報

規格番号
JIS C2530 
規格名称
電気用バイメタル
規格名称英語訳
Thermostat metals for electric apparatus
制定年月日
1954年12月18日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

17.200.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1954-12-18 制定日, 1957-12-18 改正日, 1960-12-11 確認日, 1963-12-15 確認日, 1967-01-01 確認日, 1968-10-01 改正日, 1972-03-01 確認日, 1975-01-01 改正日, 1978-02-01 確認日, 1983-05-01 確認日, 1988-08-01 確認日, 1993-03-01 改正日, 1998-06-20 確認日, 2003-09-20 確認日, 2006-03-25 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS C 2530:1993 PDF [9]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 2530-1993

電気用バイメタル

Thermostat metals for electric apparatus

1. 適用範囲 この規格は,主として電気機器に用いられるバイメタルについて規定する。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 7411 ガラス製棒状温度計(全浸没)
JIS B 7502 外側マイクロメータ
JIS C 2320 電気絶縁油
JIS H 0505 非鉄金属材料の体積抵抗率及び導電率測定方法
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次のとおりとする。
(1) バイメタル 熱膨張率が異なる2種類以上の金属を接着したもので,温度の変化によってそのわん曲
の程度が変わることを利用する目的で作られたもの。
(2) 許容温度範囲 その温度範囲に放置した場合,特性が変化するおそれがない温度範囲。
(3) 比例温度範囲 許容温度範囲内において変位量曲線(温度と変位量との関係曲線)がほぼ直線となる
温度範囲。
3. 種類及び記号 種類及び記号は,表1のとおりとする。
表1 種類及び記号
種類 記号 備考
電気用バイメタル1種 TM1 低膨張側にニッケル約36%の鉄ニッケル合金,高膨張側にマンガン・銅・
ニッケル合金などを使用したもの。
電気用バイメタル2種 TM2 低膨張側にニッケル約36%の鉄ニッケル合金,高膨張側に鉄・ニッケル・
マンガン合金,鉄・ニッケル・クロム合金などを使用したもの。
電気用バイメタル3種 TM3 低膨張側にニッケル約36%の鉄ニッケル合金,高膨張側にニッケルを使用
したもの。
電気用バイメタル4種 TM4 低膨張側にニッケル約42%の鉄ニッケル合金,高膨張側に鉄・ニッケル・
マンガン合金,鉄・ニッケル・クロム合金などを使用したもの。
電気用バイメタル5種A TM5A 低膨張側にニッケル約36%の鉄ニッケル合金,中間層に銅又は銅合金,高
膨張側に鉄・ニッケル・マンガン合金,鉄・ニッケル・クロム合金などを使
用したもの。
電気用バイメタル5種B TM5B 低膨張側及び高膨張側に,TM5Aと同じ合金,中間層に耐熱銅合金を使用し
たもの。
電気用バイメタル6種 TM6 低膨張側にニッケル約36%の鉄ニッケル合金,中間層にニッケル,高膨張
側に鉄・ニッケル・マンガン合金,鉄・ニッケル・クロム合金などを使用し
たもの。
備考 記号TMは,Thermostat Metalを示す。

――――― [JIS C 2530 pdf 1] ―――――

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C 2530-1993
4. 特性 特性は,7.の方法で試験を行ったとき,表2のとおりとする。
表2 特性
記号 わん曲係数 わん曲 比例温度 体積抵抗 体積抵 弾性係数(1)ね 繰 曲 参考値
範囲 率 じ 返 げ
係数の 抗率の り し 許容温度 密度
K−1 許容差 (20℃) 許容差 曲 範囲

% ℃ 地 % MPa ℃ kg/m3
TM1 14.020.5×10−6
±5 −20150 1.00 ±5 110000145000 さ曲 さ −70200 75007900
1.40 け げ け
、 回 、
TM2 13.816.0×10−6 0.75 145000180000き 数 き −70350 80008400
ず が ず
0.82 、 3 、
9.0ll.0×10−6 割 回 割
TM3 −20180 0.16 150000185000 −70400 81008500
れ 以 れ
0.18 な 上 な
ど で ど
TM4 10.012.0×10−6 +20350 0.66 を あ を −70500 80008400
0.72 生 る 生
じ こ じ
TM5A 13.016.0×10−6 −20150 0.05 ±10 120000175000な と な −70200 81008500
い 。 い
0.15 こ こ
TM5B と と −70350
。 。
TM6 12.014.5×10−6 −20150 0.20 ±5 150000190000
0.60
注(1) 弾性係数の数値は,許容差も含めたものの範囲である。
5. 寸法及びその許容差 寸法及びその許容差は,表35のとおりとする。
表3 厚さ及びその許容差
単位 mm
厚さ 厚さの許容差
0.100 ±0.010
0.150
0.200 ±0.015
0.250
0.300
0.40 ±0.02
0.50
0.60 ±0.03
0.70
0.75
0.80
1.00
1.20 ±0.04
1.50 ±0.06
2.00 ±0.08
2.50 ±0.10
備考 許容差を (+) 又は (−) だけに指定する
場合は,上記数値の2倍とする。

――――― [JIS C 2530 pdf 2] ―――――

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C 2530-1993
表4 幅の許容差
単位 mm
幅 厚さ
0.100以上 0.50以上 1.00以上 1.50以上 2.00以上
0.50未満 1.00未満 1.50未満 2.00未満 2.50未満
5以上20未満 ±0.2 ±0.3 ±0.8 ±1.0 ±1.5
20以上50未満 ±0.3 ±0.4 ±1.0 ±1.2 ±1.8
50以上100未満 ±0.4 ±0.6 ±1.2 ±1.5 ±2.0
100以上200未満 ±0.5 ±0.8 ±1.5 ±2.5 ±2.5
200以上 ±0.8 ±1.0 ±2.0 ±3.0 ±3.0
備考1. 幅の許容差は,指定された値に適用する。
2. 許容差を (+) 又は (−) だけに指定する場合は,上記数値の2倍とする。
表5 長さの許容差
単位 mm
長さ 長さの許容差
1 500以下 +3
0
備考 長さの許容差は,指定された値に適用す
る。ただし,受渡当事者間の協定によって,
質量で規定してもよい。
6. 外観 バイメタルは,表面が滑らかで,有害なきず,はがれ,割れなどがないものでなければならな
い。
7. 試験方法
7.1 試験状態 試験状態は,特に指定がない限りJIS Z 8703に規定する常温,常湿[温度20±15℃,湿
度 (65±20) %]とする。
7.2 試料及び試験片
7.2.1 試料の数及び採り方 試料の数及び採り方は,受渡当事者間の協定によって定める。
7.2.2 試験片の採り方及び寸法 試験片は,各試料から表6に示す寸法のものを図1に示す箇所から圧延
方向にとる。ただし,ねじり試験片は,圧延方向と直角にとる。

――――― [JIS C 2530 pdf 3] ―――――

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C 2530-1993
表6 試験片の寸法
単位 mm
試験項目 試験片の寸法
長さ 幅
わん曲 厚さ0.250のもの 55 5
厚さ0.300のもの 65
厚さ0.40,0.50,0.60のもの 90
厚さ0.70,0.75,0.80,1.00のもの 115 10
厚さ1.20,1.50,2.00,2.50のもの 140
体積抵抗率 110以上 5以上
弾性係数 厚さ×100+55 10
ねじり 試料幅 2
繰返し曲げ 50 5
曲げ 110 5
図1 試験片の採り方
備考 図中の○印は,厚さの測定箇所を示す。
7.2.3 試験片の熱処理 7.57.7に用いる試験片は,加工ひずみを除くため熱処理を行うものとする。熱
処理は,表2に示す許容温度範囲の最高温度で約1時間保持した後室温まで徐冷する。ただし,厚さが
0.300mm以下のものについては,許容温度範囲の最高値以下の適当な温度で行ってもよい。
7.3 外観試験 外観は,目視,手触りなどによって調べる。
7.4 寸法試験 試料の厚さは,JIS B 7502に規定するもの,又はこれと同等の精度をもつものを用い,
図1に示す○印の5か所について測定する。
幅及び長さは,任意の2か所以上について測定する。ただし,長さを質量で規定している場合は,はか
りで測定する。
7.5 わん曲試験 わん曲試験は,次によって行う。ただし,厚さが0.250mm未満のものは,受渡当事者
間の協定による。
(1) 試験装置 試験装置は,次の各項に適合すること。
(a) 試験片つかみ 試験片つかみは,試験片の一端を固定し,常温時には試験片がほぼ水平になるもの。
(b) 油槽 油槽は,適当な容量のヒータ及びかくはん装置を備えたものであること。
(c) 油 油槽に使用する油は,試験温度が100℃以下の場合は,JIS C 2320に規定する1種2号絶縁油,
100℃を超える場合は,6種絶縁油とする。
(d) 温度計 油の温度を測定する温度計は,JIS B 7411に規定する温度計,又はこれと同等以上の精度
の温度計とする。
(e) 変位測定装置 変位測定装置は,マイクロメータ,読取顕微鏡などとし,0.01mmの寸法が測定で
きる精度のものとする。変位測定装置のうち,試験中に加熱される部分の材料は,試験片つかみと

――――― [JIS C 2530 pdf 4] ―――――

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C 2530-1993
同種の材料を使用する。
(2) 試験方法
(a) 試験片は,図2のように低膨張側を上にしてほぼ水平になるように,試験片つかみに固定する。試
験片の作動長 (L) は,表7による。
(b) 油槽内で温度差が1K以内の場所に,試験片を装着した試験片支持具を装入し,油の温度と試験片
の自由端の位置を読み取る。
(c) 常温から100℃まで約2時間で徐々に温度を上げ,少なくとも常温,50℃,75℃及び100℃での自由
端の位置を読み取る。
表7 試験片の作動長
単位mm
試験片の厚さt 作動長L
0.250 40
0.300 50
0.40, 0.50, 0.60 75
0.70, 0.75, 0.80, 1.00 100
1.20, 1.50, 2.00, 2.50 125
図2 わん曲試験方法

――――― [JIS C 2530 pdf 5] ―――――

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