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C 4034-6 : 1999 (IEC 60034-6 : 1991)
表1 冷媒通路方式
数字記号 名称 定義
0 自由通流 冷媒は直接,周囲媒体から外被にある開口部を通じて自由に取り入れ,
(備考1.参照) 回転機を冷却してから,自由に直接周囲媒体に戻す。
(開放通路)
1 入口管又は入口ダクト通流
冷媒は回転機から離れたところにある媒体から取り入れ,入口管又は入
(備考1.参照) 口ダクトを経て回転機へ導き,回転機を通って直接周囲媒体へ戻す。
(開放通路)
2 出口管又は出口ダクト通流
冷媒は直接周囲媒体から取り入れ,回転機を通ってから,出口管又は出
(備考1.参照) 口ダクトを経て,回転機から離れたところにある媒体へ放出する。
(開放通路)
3 両側管又は両側ダクト通流
冷媒は回転機から離れたところにある媒体から取り入れ,入口管又は入
(備考1.参照) 口ダクトを経て回転機へ導き,回転機を通ってから出口管若しくは出口
ダクトを経て,回転機から離れたところにある媒体へ放出する。
(開放通路)
4 外被表面冷却形 一次冷媒は回転機中の閉じた通路を循環し(固定子鉄心や,他の熱を伝
える部分を介した熱の伝達に加えて),外被表面を通じて,周囲媒体であ
る最終冷媒にその熱を伝える。
5 作り付け熱交換器形 一次冷媒は閉じた通路内を循環し,回転機に作り付けた熱交換器を介し
(備考2.参照) (周囲媒体を利用) て,周囲媒体である最終冷媒にその熱を伝える。
6 取付け熱交換器形 一次冷媒は閉じた通路内を循環し,回転機に直接取り付けた熱交換器を
(備考2.参照) (周囲媒体を利用) 介して,周囲媒体である最終冷媒にその熱を伝える。
7 作り付け熱交換器形 一次冷媒は閉じた通路内を循環し,回転機に作り付けた熱交換器を介し
(備考2.参照) (遠方媒体を利用) て,遠方媒体である二次冷媒にその熱を伝える。
8 取付け熱交換器形 一次冷媒は閉じた通路内を循環し,回転機に直接取り付けた熱交換器を
(備考2.参照) (遠方媒体を利用) 介して,遠方媒体である二次冷媒にその熱を伝える。
9 別置き熱交換器形 一次冷媒は閉じた通路内を循環し,回転機とは別置きした熱交換器を介
(備考2., 3.参照) して,周囲媒体又は遠方媒体てある二次冷媒にその熱を伝える。
備考1. フィルタ又はラビリンスをちりこしや消音のために外被やダクト内に設けることがある。数字記号の0から3
は,周囲媒体より低い温度の媒体を取り入れるために熱交換器を通じて,周囲媒体から冷媒を取り入れる回転
機。又は周囲温度をより低く保つために熱交換器を通じて冷媒を排出する回転機にも適用する。
2. 熱交換器の特性は決めていない(平滑又はリブ付管,その他)。
3. 別置き熱交換器は,回転機のそばに置く場合と,回転機から離れた位置に置く場合がある。気体の二次冷媒は,
周囲媒体の場合と,遠方媒体の場合がある(表A.3参照)。
5. 冷媒に対する文字記号
5.1 冷媒(3.1.3及び3.1.5参照)は,表2の文字記号の一つで表す。
表2 冷媒の種類
文字記号 冷媒
A[5.2参照] 空気
F フレオン
H 水素
N 窒素
C 二酸化炭素
W 水
U 油
S[5.3参照] その他の冷媒
Y[5.4参照] 未規定の冷媒
――――― [JIS C 4034-6 pdf 6] ―――――
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C 4034-6 : 1999 (IEC 60034-6 : 1991)
5.2 単一の冷媒が空気の場合,又は二つの冷媒があるときに,一方又は両方の冷媒が空気の場合には,
冷媒を表す文字記号Aは簡略記号のときには省略する。
5.3 文字記号Sに対しては,冷媒を何らかの形,例えば,技術資料又は仕様書で規定するものとする。
例 : IC3S7,Sは仕様書で規定。
5.4 冷媒を最終的に選定したときには,一時的に用いた文字記号Yは最終の文字記号に置き換えるもの
とする。
6. 冷媒の送り方に対する数字記号 冷媒を表す文字記号に引き続いて,表3に示す数字記号によって冷
媒の送り方(3.1.4及び3.1.6参照)を表す。
表3 冷媒の送り方
数字記号 名称 定義
0 自由対流 冷媒の流れは温度差による。
回転子のファン作用は無視できる。
1 自力通流 冷媒は回転子自身のファン作用によるか,若しくはこの目的のために
軸に直接取り付けられた部品,又は主機の回転子によって機械的に駆
動されるファン若しくはポンプのいずれかによって主機の回転速度
に応じて通流する。
2 予備番号
3
4
5 他力通流(作り付け装置冷媒は,主機から独立して駆動される作り付け装置によって流れ,そ
(備考参照) による通流) の動力は主機の回転速度とは無関係である。例えば,主機とは別な電
動機によって駆動する内部ファン又はポンプによる通流。
6 他力通流(取付け装置に冷媒は,主機に取り付けた装置によって流れ,その動力は主機の回転
(備考参照) よる通流) 速度とは無関係である。例えば,主機とは別な電動機によって駆動す
る主機取付けファン又はポンプによる通流。
7 他力通流(別置き装置に冷媒の流れは,別置きした電気的若しくは機械的装置によるか,又は
(備考参照) よる通流) 冷媒循環システムの圧力による。例えば,給水システム又はガス圧力
による通流。
8 相対通流 冷媒の流れは,冷媒と回転機との相対的運動による。冷媒内を回転機
(備考参照) が運動するか,又は周囲冷媒(空気又は液体)が流れるかのいずれか
による。
9 その他の形式 冷媒の送り方を上記以外の方法で行う。
冷媒の送り方を詳細に記述する。
備考 冷媒移動源としての独立した装置を使用しても,回転子のファン作用,又は主機の回転子に直結された補助
ファンは不要とはならない。
――――― [JIS C 4034-6 pdf 7] ―――――
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C 4034-6 : 1999 (IEC 60034-6 : 1991)
附属書A(参考) 一般に使用する表示記号
序文 この附属書(参考)は,一般に使用する表示記号について記述するものであり,規定の一部ではな
い。
ここでは,一般に使用する幾つかの形式の回転機に対し,簡易記号・完全記号を,図を用いて説明する。
冷媒通路の形式
数字記号 0, 1, 2, 3 ··············· 表A.1
(周囲冷媒又は遠方冷媒を使用する開放通路)
数字記号 4, 5, 6 ··············· 表A.2
(一次冷媒通路又は閉鎖,二次冷媒通路は周囲冷媒を使用する開放通路)
数字記号 7, 8, 9 ··············· 表A.3
(一次冷媒通路又は閉鎖,二次冷媒通路は遠方又は周囲冷媒を使用する開放通路)
[表についての一般的な説明]
表A.1A.3において,横の列は冷媒通路の形式に対する数字記号を示し,縦の段は冷媒の送り方に対す
る数字記号を示す。
略図は,冷却空気が反駆動側から駆動側へ流れる例を示す。回転機の設計,すなわち,ファンの配置・
個数,ファン装置,出入口管・ダクトなどに応じて,空気の流れは逆方向であってもよいし,両端から入
って中央から出てもよい。
表の各ます(升)目の上部左側に簡易記号,右側に完全記号を,空気及び/又は水を冷媒として示す。
[略図に使用した記号]
――――― [JIS C 4034-6 pdf 8] ―――――
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表A.1 周囲冷媒又は遠方冷媒を使用した開放冷媒通路の例
――――― [JIS C 4034-6 pdf 9] ―――――
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表A.2 一次冷媒通路は閉鎖形,二次冷媒通路は周囲冷媒を使用する開放形の例
注(1) この表に示した例は,二次冷媒の送り方に関するものである。この表の一次冷媒の送り方に対する数字記号は1
と仮定している。ここに示していない別の設計でもICコードを用いて指定できる。例えば,一次冷媒に対して,
機器に取り付けた独立のファンを用いた設計に対しては,IC616 (IC6A1A6) の代わりにIC666 (IC6A6A6) とな
る。
――――― [JIS C 4034-6 pdf 10] ―――――
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JIS C 4034-6:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60034-6:1991(IDT)