JIS C 60695-2-13:2013 耐火性試験―電気・電子―第2-13部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―材料に対するグローワイヤ着火温度指数(GWIT) | ページ 2

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C 60695-2-13 : 2013 (IEC 60695-2-13 : 2010)
動性,並びに充填材及び/又は強化材含有量の特定のレベルの最も悪い試験結果を,追加試験なしで中間
のレベルの代表としてもよい。
4.3.3 色
色の範囲の評価において,次の各試験片の全ての試験結果が同じGWITとなる場合,全ての色の範囲の
代表とみなす。
a) 着色剤を含まない。
b) 最大レベルの有機顔料,着色剤,染料及び/又はカーボンブラックを含む。
c) 最大レベルの無機顔料を含む。
d) 燃焼特性に不利な影響を及ぼすことが知られている顔料,着色剤及び染料を含む。

5 試験装置

  試験装置は,JIS C 60695-2-10の5.(試験装置)による。ただし,5.3(指定の敷物)は適用しない。

6 温度測定システムの確認

  温度測定システムの確認方法は,JIS C 60695-2-10の6.2(温度測定システムの確認)による。

7 状態調節及び試験条件

7.1 試験片の状態調節

  試験片は,温度23 ℃±2 ℃及び相対湿度40 %60 %で,48時間以上放置する。状態調節の環境から取
り出した試験片は,4時間以内に試験を実施する(ISO 291の表2のクラス2参照)。

7.2 試験条件

  試験片は,温度25 ℃±10 ℃及び相対湿度45 %75 %の試験環境の中で,試験を実施する。

8 試験手順

8.1 一般事項

  試験片の内容を確認し,目視検査を実施しなければならない。試験手順は,JIS C 60695-2-10の8.(一
般試験手順)に規定する方法による。

8.2 試験開始温度

  グローワイヤは,表1に規定する試験開始温度のうち,確実に着火を引き起こすことが予想される試験
温度に設定する。
その温度が分からない場合には,試験開始温度は,650 ℃を上回ってはならない。
注記 GWITが求まっていない場合,試験温度は,650 ℃から開始することが望ましい。

――――― [JIS C 60695-2-13 pdf 6] ―――――

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C 60695-2-13 : 2013 (IEC 60695-2-13 : 2010)
表1−試験開始温度
単位 ℃
試験開始温度 許容誤差
500 ±10
550 ±10
600 ±10
650 ±10
700 ±10
750 ±10
800 ±15
850 ±15
900 ±15
960 ±15

8.3 試験温度

  選択する一つの試験温度ごとに,1組3枚の試験片を準備する。
3枚の試験片のうち1枚でも10.1に規定する判定基準を満足しない場合は,新たにより低い試験温度で,
3枚の試験片を用いて試験を繰り返す。その試験温度は,50 ℃(960 ℃においては60 ℃)低い試験温度
を選択することが望ましい。
3枚全ての試験片が10.1に規定する判定基準を満足した場合は,新たにより高い試験温度で,3枚の試
験片を用いて試験を繰り返す。その試験温度は,50 ℃(900 ℃においては60 ℃)高い試験温度を選択す
ることが望ましい。
3枚全ての試験片が10.1に規定する判定基準を満足するような最高温度を判定するための最終段階にお
いては,試験温度の間隔は,25 ℃(960 ℃においては30 ℃)に減らす。
3枚の試験片のうち1枚でも10.1に規定する判定基準を満足しなかった場合は,それ以上の高い試験温
度へと移行する必要はない。
注記 試験温度の最低温度は500 ℃,最高温度は960 ℃である。

9 観察事項及び測定結果

9.1 一般事項

  9.2及び9.3の観察事項及び測定結果を,記録しなければならない。

9.2 試験前の観察事項及び測定結果

  試験片の内容確認及び目視検査後,次のことを記録しなければならない。
a) 試験する材料の詳細(厚さ,色,種類及び製造業者名を含む。)
b) 試験片の作製方法の詳細(入手可能な場合)
c) 試験片の寸法に関する異方性方向(分かっている場合)
d) 試験片の状態調節

9.3 試験中の観察事項及び測定結果

  グローワイヤ接触中,及びグローワイヤを離した後の30秒間において,試験片を観察し,次のことを記
録しなければならない。
a) 炎及び/又は赤熱燃焼の最長継続時間tE(最小単位0.5秒)
b) 箇条8に基づき選択した試験温度

――――― [JIS C 60695-2-13 pdf 7] ―――――

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C 60695-2-13 : 2013 (IEC 60695-2-13 : 2010)
注記 ここでいう試験温度とは,8.2に規定する試験開始温度及び8.3に規定する試験温度である。
c) 試験片をグローワイヤが貫通したことの有無
d) 試験片が全焼した場合は,その事実
e) 受渡当事者間で合意したその他の観察事項

10 試験結果の評価

10.1 判定基準

  試験片は,次に示す事項のいずれかを満足しなければならない。
a) 試験片が着火しない。
b) 試験片が継続的に燃焼した場合は,生じたいずれの火炎も継続時間が5秒以内で,かつ,試験片の全
てが燃え尽きない。
注記 測定した時間が5.2秒の場合には,記録は5.0秒となる。また,測定した時間が5.3秒の場合
は,5.5秒となる。

10.2 グローワイヤ着火温度指数

  GWITは,規定する厚さにおける3枚の試験片が,10.1に規定する判定基準に耐える最も高い温度に25 ℃
(900 ℃及び930 ℃の場合は,30 ℃)を加算した値とする。
GWITは,次のように報告する。
例1 厚さ3.0 mmの試験片において,着火が生じなかった最も高い試験温度が825 ℃であった場合
GWIT : 850/3.0
試験片の厚さによりGWITが異なる場合には,厚さごとにGWITの値を報告しなければなら
ない。
例2 試験片の厚さが最大でも最小でも同じ結果になった場合には,次のように報告する。
GWIT : 775/0.75-3.0
例3 一連の試験において,最高試験温度の960 ℃でも着火しなかった場合には,次のように報告す
る。
GWIT : >960/試験片の厚さ
GWITが同じとなる厚さの範囲を定めるために,試験片の必要な最小厚さ,最大厚さ及びその間の推奨
する試験片の厚さ(4.2参照)のGWITを求めてもよい。

11 試験報告書

  試験報告書には,次の情報を記載しなければならない。
a) この規格番号及び名称
b) 試験温度(箇条8参照)
c) 観察事項及び試験結果(箇条9参照)
d) WIT(10.2参照)

JIS C 60695-2-13:2013の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60695-2-13:2010(IDT)

JIS C 60695-2-13:2013の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 60695-2-13:2013の関連規格と引用規格一覧