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C 0077 : 1999 (IEC 60695-5-2 : 1994)
5.2.5 併行精度と室間再現精度 ラウンドロビン試験は現在結果待ちである。
5.2.6 腐食危険性評価と試験結果の関連性 検討中
5.3 ASTM動的試験方法
5.3.1 目的及び原理 この試験は,製品,部品及び材料からの燃焼生成物に暴露させて,金属の減少とし
て求められる腐食性を測定する。
製品及び材料は,所定の熱放射に暴露し,着火させ,燃焼生成物は試験チャンバに導く。放出物はター
ゲットのプリント配線板の上を通過させる。金属の減少は60分後と,さらに室温23℃,相対湿度75%に
24時間放置した後測定する。
5.3.2 試験片 試験片は,最大面積が100mm×l00mm,厚さ50mm以下の完成品,部品及び材料に限る。
5.3.3 腐食ターゲット 燃焼生成物に暴露する腐食ターゲットは,2回路をもつプリント配線板である。
1回路の通電回路は,腐食性を計測するためで,もう1個は,保護膜を付けたリファレンスである。
5.3.4 方法 予備試験で,規定の熱放射の下で試験したときに試験片の質量の70%が失われるまでの時間
を決める。もし60分間に70%の質量減少がない場合は,60分時点での質量減少を用いる。新しい試験片
を同じ熱放射の下の腐食メータに置き,スパーク発火源で試験片を燃焼させる。
分解又は燃焼した生成物は,円すい形の覆いで集め,腐食ターゲットの質量が70%減少するか,70%に
ならない場合は60分後の質量減少になるまで,暴露チャンバから連続的に生成物の一部を採取する。金属
の減少は暴露時間の最後に測定し,さらにターゲットは室温23℃相対湿度75%に24時間放置する。金属
の減少を24時間後に測定する。
5.3.5 特記事項 この方法は,燃焼源としての完成品を試験することができ,プリント配線板に対する直
接的な腐食性の影響を評価することができる。
5.3.6 併用精度及び室間再現精度 ラウンドロビン試験は,現在結果待ちである。
5.3.7 腐食危険性評価と試験結果との関連性 総合的な腐食危険性を評価するためには,この試験の結果
をその他の燃焼特性と組み合わせて活用すべきである。
6. 検討中の研究の概要
この概要は,当該規格の代わりには利用できない。
6.1 煙腐食性の試験 : 静的試験方法(ISO/DIS 11907-2参照)
6.1.1 目的及び原理 この試験は,材料の燃焼中に発生する放出物の腐食性強度を,銅プリント配線板の
抵抗の変化を測定して評価するものである。この特性変化は,放出物が銅プリント配線板上に凝縮して,
腐食するためである。試験は,実際の火災の限定された段階,すなわち,材料の燃焼と,その後の冷却し
た表面への放出物の凝縮状況を再現するものである。
6.1.2 試験片 試験片は,600mgの材料を100mgのポリエチレンと混合したものである。
6.1.3 腐食ターゲット 腐食ターゲットは,詳細に規定された銅プリント配線板である。
6.1.4 方法 試験装置は,規定の温度と相対湿度に保たれた密閉チャンバーである。試験片は,規定の温
度に加熱された電熱線で着火させる。
プリント配線板は,選定された凝縮温度に冷却し,試験中はその温度に維持する。回路の抵抗値Rは,
1時間ごとに測定する。腐食性は,R/ROで表す。ROはその温度での初期抵抗値で単位はオーム ( 圀 ‰
る。
6.1.5 特記事項 この方法は,フランス電話会社中央研究所で開発され,ISO/IEC共同作業でまとめられ
た(ISO TC61/SC4とIEC TC89/WG3)。
この方法では,プリント配線板に対する直接的な腐食性の影響を評価することができ,腐食性生成物を
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C 0077 : 1999 (IEC 60695-5-2 : 1994)
観察できる。
6.1.6 併行精度と室間再現精度 ラウンドロビン試験は,現在結果待ちである。ISO TC61/SC4では,腐
食ターゲットの温度及び暴露チャンバーの湿度の影響を評価するためのラウンドロビン試験を現在進めて
いる。
6.1.7 腐食危険性評価と試験結果の関連性 検討中
6.2 ASTM静的試験方法
6.2.1 目的と原理 この試験は,材料の燃焼中に発生する放出物の腐食性強度を,銅プリント配線板の抵
抗の変化を測定して評価するものである。この特性変化は,放出物が銅プリント配線板上に凝縮して腐食
するためである。試験は,実際の火災の限定された段階,すなわち材料の燃焼と,その後の冷却した表面
への放出物の凝縮状況を再現するものである。
6.2.2 試験片 試験片は,板又は製品から50mm×50mm以下を取る。
6.2.3 方法 燃焼セルに接続した暴露チャンバ内に,1個以上のターゲットを設置する(ターゲットとし
ては,一般にはRohrbach probes,すなわち,銅プリント配線板で銅厚が0.25 は5 。完全
な手順は,15分間の燃焼後,45分の休止(ターゲットへの煙の全暴露時間は,1時間となる。),その後タ
ーゲットを高湿度“箱”(室温,相対湿度75%)に24時間置き,その後低湿度“箱”(室温,相対湿度35%)
に6日間入れておく。次に,プリント配線板の抵抗の変化を測定し,時間ごとにプロットして,金属の減
少を煙の腐食性の試験結果とする。
6.2.4 腐食ターゲット 燃焼生成物に暴露する腐食ターゲットは,2回路をもつプリント配線板である。
1回路の通電回路は,腐食性を計測するためで,もう1個は,保護膜を付けたリファレンスである。
6.2.5 特記事項 この方法の検討は既に少なくとも3か所の試験所で行われ,ASTM E5委員会において
現在開発中である。
6.2.6 併行精度と室間再現精度 ラウンドロビン試験は,現在結果待ちである。
6.2.7 腐食危険性評価と試験結果との関係 検討中
6.2.8 参考文献 作業文書ASTM Task Group E5 21.70によるE×××
6.3 ISO動的試験方法案(DIN53436 加熱炉に準拠)
6.3.1 目的と原理 この案の方法は,高温の流れている空気中で絶縁材料を熱分解して生成物を発生させ
るとともに,ターゲットに暴露した放出物のもつ腐食性の影響を評価するものであり,火災雰囲気での腐
食危険性を評価するものではない。
手順は,ターゲットの外観,質量及び電気特性の変化を測定して腐食損傷を評価する方法を示している。
この方法は,試験装置の表面を損傷する可能性のある放出物が生成する場合を除いて,すべての燃焼す
る絶縁材料に適用できる。
ISO動的シナリオ方法(DIN 53436加熱炉に準拠)による分解モデルは,くすぶり燃焼,火炎の形成を
伴う燃焼の発展,火盛りなどの全体的な火災シナリオを模擬するのに適している。この分解モデルでは,
煙の流れを暴露時間を通じて一定とする。暴露した部品も含め,試験した製品は,電気·電子産業での煙
の腐食性に起因する様々な危険性に関係している。
試験片は静的及び動的条件の両方に暴露することができ,さらに暴露された製品又は部品の上にガスが
凝集する条件を変更することも可能である。
6.3.2 試験片 試験片の質量は,4gから20gである。試験片は,1個の場合は,例えば,200mm×10mm
×2mm又は2個の場合は,例えば,100mm×10mm×厚さ (mm) とする。
6.3.3 腐食ターゲット 腐食ターゲットは,次による。
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C 0077 : 1999 (IEC 60695-5-2 : 1994)
a) 正確に作製された銅プリント配線板,又は
b) 鉄,鉄鋼,銅,アルミニウム,亜鉛のいずれかの金属製シート。
寸法は,75mm×20mm×1mmである。
6.3.4 方法 試験装置は,長さ1 300mmの石英管の中で細長い試験片を連続的に分解させるものである。
外径40mm,肉厚2mmの石英管は,長さ100mmの温度制御できる管状加熱炉の中に設置する。
加熱炉は,一定速度(10mm/分)で石英管の”位置1”から”位置2”へ移動させる。その過程で,加
熱炉は石英管の底の石英皿に入れた試験片の上を通過する。空気は,加熱炉の移動方向と逆向きに,試料
の上を流す。
熱い分解ガスが試料のまだ分解していない部分を余熱するのを避けるため,加熱炉と空気は対向させて
移動させる。試験温度と温度分布は,DIN 53436 part 1,4.81の参考表から決める。
被覆された熱電対は,長さ200mmの鉄製ロッドにろう付けし,試験片を後に入れる石英皿の上に置く。
温度曲線の最高は,参考表の温度を示す。
試験は,参考表の温度400℃及び525℃で,空気流量100l/hの場合と,300l/hの場合で行う。
6.3.5 特記事項 この方法は,DINで開発され,ISO技術委員会 (ISO TC61 SC4/WG2) の検討課題とな
っている。
ガス分析を試験中行うことができる。
6.3.6 併行精度及び室間再現精度 ラウンドロビン試験結果待ちである。
6.3.7 腐食危険性評価と試験結果との関連性 検討中
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C 0077 : 1999 (IEC 60695-5-2 : 1994)
附属書A(参考) 腐食性試験方法の概要
この附属書A(参考)は,本体に関連する事項を補足するもので,規定の一部ではない。
表A.1 5.及び6.に記載の試験方法の適用分類
試験方法及び 試験の分類
この規格の項目番号 製品試験 模擬製品試験 間接評価
(4.1) (4.2) (4.3)
IEC754-2 X
5.1
NF C20-453 X
5.1
銅鏡試験 X
(ASTM D2671-91参照)
5.2
ASTM動的試験方法 X
5.3
煙腐食性の静的試験方法 X
6.1
ASTM静的試験方法 X X
6.2
ISO動的試験方法案 X
(DIN 53436 加熱炉参照)
6.3
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C 0077 : 1999 (IEC 60695-5-2 : 1994)
附属書B(参考) 比較した試験方法の水溶液の酸性度と導電率
この附属書B(参考)は,本体に関連する事項を補足するもので,規定の一部ではない。
表B.1 吸収水溶液の酸性度と導電率測定方法との比較
試験項目 IEC 754-2 CAN/CSA 22.2 VDE 0472 NF C20-453
No.03 (1992) part 813 (1992)
燃焼温度 ℃ 950±15 800±10 700800 800±10
試験片質量 mg 1 000±5 500±50 1 000 500±1
試験片形状 小片に裁断 − − 一片だけ
空気流量 l/h 1530 約6 10±3 1530
吸収用水の量 ml 1 000 600 170 75+75
最終の測定用 1 000 1 000 170 500
水溶液量 ml
測定時期 燃焼終了後 燃焼終了後 燃焼中及び終了後 燃焼終了後
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JIS C 60695-5-2:1999の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 60695-5-2:1999の関連規格と引用規格一覧
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