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JIS C 60695-6-1:2006 規格概要
この規格 C60695-6-1は、煙不透過性に関するの事項(煙による不透過度の光学的測定;光学的煙試験方法の一般的側面;試験方法について考慮する事柄;煙試験データの表現;危険性評価に対する光学的煙データの関連性)について規定。
JISC60695-6-1 規格全文情報
- 規格番号
- JIS C60695-6-1
- 規格名称
- 耐火性試験―電気・電子―第6-1部 : 煙不透過性―一般指針
- 規格名称英語訳
- Fire hazard testing -- Part 6-1:Smoke opacity -- General guidance
- 制定年月日
- 2006年3月25日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- IEC 60695-6-1:2001(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 13.220.99, 29.020
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 電子 I 2020, 電子 II-1 2020, 電子 II-2 2020, 電子 III-1 2020, 電子 III-2 2020
- 改訂:履歴
- 2006-03-25 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS C 60695-6-1:2006 PDF [23]
C 60695-6-1 : 2006 (IEC 60695-6-1 : 2001)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本電子部品信頼性センター(RCJ)
/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日
本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 60695-6-1:2001,Fire hazard testing
−Part 6-1:Smoke opacity−General guidanceを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS C 60695-6-1には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考)可視度の計算
附属書B(参考)JIS C 60695-6-30及びJIS C 60695-6-31で測定したDsと他のパラメータとの関係
附属書C(参考)3 m立方エンクロージャで測定した透過率(%)と煙減光面積Sとの関係
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS C 60695-6-1 pdf 1] ―――――
C 60695-6-1 : 2006 (IEC 60695-6-1 : 2001)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[2]
- 3. 定義・・・・[2]
- 4. 煙試験方法の概要・・・・[4]
- 5. 煙測定の原理・・・・[6]
- 6. 静的方法及び動的方法・・・・[9]
- 7. 試験方法・・・・[11]
- 8. データの表現・・・・[13]
- 9. データと火災危険性評価との関連性・・・・[13]
- 附属書A(参考)可視度の計算・・・・[14]
- 附属書B(参考)JIS C 60695-6-30及びJIS C 60695-6-31で測定したDsと他のパラメータとの関係・・・・[16]
- 附属書C(参考)3 m立方エンクロージャで測定した透過率(%)と煙減光面積Sとの関係・・・・[19]
――――― [JIS C 60695-6-1 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
C 60695-6-1 : 2006
(IEC 60695-6-1 : 2001)
耐火性試験−電気・電子−第6-1部 : 煙不透過性−一般指針
Fire hazard testing-Part 6-1:Smoke opacity-General guidance
序文
この規格は,2001年に第1版として発行されたIEC 60695-6-1,Fire hazard testing−Part 6-1:Smoke
opacity−General guidanceを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規
格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。
火災危険はどのような電気回路においても考慮する必要がある。そして,コンポーネント,回路及び機
器の設計目標は,材料の選択と同様に,予測可能な異常使用,不調又は故障という場合であっても,火災
の可能性を小さくすることである。
電気・電子製品は最初に火災の対象となるが,煙の発生のため火災危険の一因となる。そしてその煙の
発生は,建物からの脱出,又は消火活動を妨げる視野及び/又は方向感覚の喪失の原因となるかもしれな
い。
煙の粒子は,光の吸収及び散乱のため,可視性を低下させる。その結果,出口表示,ドア及び窓を見つ
けにくくする可能性がある。可視性は,物体がもはや目に見えなくなる距離で決められることが多い。可
視性は多くの要因によって決まるが,可視性と煙の減光係数の測定値との間には,密接な関係が確立され
ている(附属書A参照)。
煙の生成物及びその光学特性は,例えば,発生熱及び火炎伝ぱのようなほかの燃焼特性と同時に測定し
てもよい。この規格は手引書としての役目を果たし,煙による光の不透過度を扱っている。
1. 適用範囲
この規格は,煙不透過性に関する次の事項について規定する。
a) 煙による不透過度の光学的測定
b) 光学的煙試験方法の一般的側面
c) 試験方法について考慮する事柄
d) 煙試験データの表現
e) 危険性評価に対する光学的煙データの関連性
この規格は,IEC Guide 104によるところの基本的安全規格であり,製品規格の作成に当たっては,可
能な限り本規格を使用することが製品規格に関する原案作成委員会の責務の一つである。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
IEC 60695-6-1:2001,Fire hazard testing−Part 6-1:Smoke opacity−General guidance (IDT)
――――― [JIS C 60695-6-1 pdf 3] ―――――
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C 60695-6-1 : 2006 (IEC 60695-6-1 : 2001)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構
成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。
JIS C 60695-6-30 環境試験方法−電気・電子−火災危険,火災のもつ潜在的・偶発的危険の試験方法
−火災に遭った電気製品からの煙による光の不透過度に起因する視界のさえぎりの評価に関する
指針及び試験方法 : 小規模静的試験方法−煙による光の不透過度測定−試験装置の記述
備考 IEC 6095-6-30:1996 Fire hazard testing−Part 6: Guidance and test methods on the assessment of
obscuration hazard of vision caused by smoke opacity from electrotechnical products involved in fires
−Section 30:Small scale static method−Determination of smoke opacity−Description of the
apparatusが,この規格と一致している。
JIS C 60695-6-31 環境試験方法−電気・電子−耐火性試験−煙による光の不透過度の測定−小規模静
的試験方法−材料
備考 IEC 60695-6-31:1999 Fire hazard testing−Part 6-31: Smoke obscuration−Small−scale static test
−Materialsが,この規格と一致している。
JIS K 7242-2:1998 プラスチック−煙の発生−第2部 : シングルチャンバ試験による煙の光学密度試
験方法
備考 ISO 5659-2:1994 Plastics−Smoke generation−Part 2: Determination of optical density by a
single-chamber testが,この規格と一致している。
IEC 60695-1-1:1999 Fire hazard testing−Part 1-1:Guidance for assessing the fire hazard of electrotechnical
products−General guidance
参考 JIS C 60695-1-1:2000 環境試験方法−電気・電子−耐火性試験電気製品の火災危険評価指針
−一般指針 が,IEC 60695-1-1:1995と一致している。
IEC 60695-6-2:2001 Fire hazard testing−Part 6-2:Smoke obscuration−Summary and relevance of test
method
IEC Guide 104:1997 The preparation of safty publications and the use of basic safty publications and group
safety publications
ISO/IEC 13943:2000 Fire safety−Vocabulary
ISO/TR 9122-1:1989 Toxicity testing of the effluents−Part 1:Genaral
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,ISO/IEC 13943によるほか,次による。
3.1 煙の減光係数 (extinction coefficient of smoke) 煙の不透過度を測定するために使用した光の透過長
さで除した煙の不透過度の自然対数。
3.2 煙の減光面積 (extinction area of smoke) 減光係数と煙が占めている体積との積。
備考 煙の減光面積は,煙の量の尺度である。
3.3 煙の特定光学密度 (specific optical density of smoke) 幾何学的因子を乗じた光学密度。
(ISO/IEC 13943,definition 154,modified)
備考 この場合,“特定”という用語の使い方は“単位質量当たり”を意味するのではなく,むしろ特
定の試験装置及び暴露した試験片の表面に関連する量を意味する。
幾何学的因子は,V/ALであって,Vは試験チャンバの容積,Aは試験片の暴露表面積,及び
Lは光の透過長さである。
――――― [JIS C 60695-6-1 pdf 4] ―――――
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C 60695-6-1 : 2006 (IEC 60695-6-1 : 2001)
3.4 煙の比減光面積 (specific extinction area of smoke) 試験片の損失質量で除した煙の減光面積。
3.5 煙の質量光学密度 (mass optical density of smoke) 因子V/Δ m Lを乗じた光学密度。
ここに V : 試験チャンバの容積
Δm : 試験片の損失質量
L : 光の透過長さ
3.6 火災モデル (fire model) 燃焼の一つの相,それ以上の相又は相と相との転移を表したり,予測した
り又は再現したりするように意図された手順又は過程。
(ISO/IEC 13943,definition 51)
3.7 フラッシュオーバ (flash-over) 仕切内の可燃物の表面すべてが,急速に火に包まれた状態へ変化す
る現象。
(ISO/IEC 13943,definition 77)
専門用語集
記号 量 代表的単位
A 試験片の暴露面積 m2
D 線形吸収係数 m-1
[通常,m(メートル)当たりの光学密度とい
う。]
D' 光学密度 無次元数
Dmass 質量光学密度 m2kg-1
Ds 特定光学密度 無次元数
Dmax(又はDm) 最大特定光学密度 無次元数
I 入射光線強度 W
I/T 入射光の透過光に対する比率 無次元数
k 線形自然対数吸収係数 m-1
(通常,減光係数という。)
L 煙の中の光の透過長さ m
Δm 試験片の質量減少 kg
m 質量減少率 kg s-1
S 煙の減光面積(煙の全量を表す。) m2
S 減光面積の変化率 m2 s-1
t 時間 s
Δt サンプリング時間間隔 s
T 透過光線強度 W
V
V. チャンバの容積 m3
煙の体積流量率 m3 s-1
σf 比減光面積 m2kg-1
γ 可視度と減光係数との比例定数 無次元数
ω 可視度 m
備考1. log10に基づく量,すなわちD,D',Dmax,Dmass及びDsは類似している記号
であるが,これらは異なる量であり,また異なる単位である。
2. 特定光学密度Dsのように,用語“特定”の使い方は,単位質量当たりを示
すものではない。
――――― [JIS C 60695-6-1 pdf 5] ―――――
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JIS C 60695-6-1:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60695-6-1:2001(IDT)
JIS C 60695-6-1:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.220 : 火災に対する防御 > 13.220.99 : 防火に関するその他の規格
JIS C 60695-6-1:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC60695-6-30:2001
- 環境試験方法―電気・電子―火災危険,火災のもつ潜在的・偶発的危険の試験方法―火災に遭った電気製品からの煙による光の不透過度に起因する視界のさえぎりの評価に関する指針及び試験方法:小規模静的試験方法―煙による光の不透過度測定―試験装置の記述
- JISC60695-6-31:2002
- 環境試験方法―電気・電子―耐火性試験―煙による光の不透過度の測定―小規模静的試験方法―材料