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C 60721-3-1 : 2009 (IEC 60721-3-1 : 1997)
附属書C
(参考)
熱帯の環境分類1K10及び1K11の説明
序文
この附属書は,本体について補足するものであって,規定の一部ではない。
C.1 概要
熱帯とは,南北の回帰線(北緯23度27分及び南緯23度27分)に挟まれた地域である。熱帯地域には,
JIS C 60721-2-1に規定する気候の型のうち,次のものがある。
乾燥温暖(WDr)
緩乾燥温暖(MWDr)
極乾燥温暖(EWDr)
湿潤温暖(WDa)
湿潤温暖,変化少(WDaE)
熱帯は,日中は高温であり,しばしば強い降雨がある。このような地域では季節的な変化がほとんどな
い。熱帯気候には,赤道上の熱帯雨林の“湿潤温暖”気候型から,回帰線周辺の砂漠の“乾燥温暖”気候
型まであり,この二つの型を区別する。
− 熱帯乾燥気候 : “乾燥温暖”,“緩乾燥温暖”及び“極乾燥温暖”の組合せ
− 熱帯湿潤気候 : “湿潤温暖”及び“湿潤温暖,変化少”の組合せ
標高によっては,気象条件が緯度によって決まる通常の条件と著しく異なる場所がある(例えば,山頂
での日射及び気圧,又は氷及び雪の条件)。熱帯の環境条件は,多くの地域で一様であるが,一部の地域で
は非常に厳しい気象条件がある。
安定条件 :
− 一日の温度変化が1 ℃以下であり,年間温度変化は最大6 ℃以下である。
− 平均的な日照時間は,10.5時間から13.5時間である。
− 日射強度は,一様である。
− 多くの動物にとって,安定な条件である。
極端な条件 :
− 降雨 : 赤道の周辺では年間を通して降雨があり,回帰線の周辺では一定の時期に強い降雨の期間があ
る。
− 海上での熱帯サイクロン : 風速30 m/s(最大60 m/s以上になることもある。),例えば,西太平洋では
台風,カリブ海ではハリケーンがある。
− 好ましくない腐食性環境 : 強い降雨がある地域では,腐葉土及び鉱物による腐食がある。
− 砂漠の土壌は,高温及び強風によって急速に乾燥する。
− 熱帯雨林の植物の繁茂及び山岳地域のまばらな樹木。
− サバンナ又はステップ(草原)の草原地域及び植物のない砂漠地域。
――――― [JIS C 60721-3-1 pdf 16] ―――――
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C 60721-3-1 : 2009 (IEC 60721-3-1 : 1997)
C.2 気候図(climatograms)
熱帯地域の二つの気候型の気候図を,図C.1に示す。図C.1は,C.1に記載する気候の型に対する温度
及び湿度の年間極値の平均値に基づく。
図C.1−熱帯湿潤型気候及び熱帯乾燥型気候の気候図
参考文献 JIS C 60721-2-1:1995 環境条件の分類 自然環境の条件−温度及び湿度
注記 対応国際規格 : IEC 60721-2-1:1982,Classification of environmental conditions−Part 2:
Environmental conditions appearing in nature−Temperature and humidity (IDT)
JIS C 60721-3-1:2009の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60721-3-1:1997(IDT)
JIS C 60721-3-1:2009の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 60721-3-1:2009の関連規格と引用規格一覧
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