この規格ページの目次
3
C 61300-2-51 : 2016 (IEC 61300-2-51 : 2007,Cor.1 : 2015)
図1−試験装置例
2心光ファイバ心線及び2心光ファイバコードは,図2に示す方向に曲げる。図2は,2心光ファイバコ
ードの場合の例を示す。引張力は,心線数に依存しない。
注記 対応国際規格には2心光ファイバコードの記載しかないが,曲げ方向及び引張力の規定は,2
心光ファイバ心線及び2心光ファイバコードの両方に対する規定なので,そのことを明記した。
a) 断面図 b) 斜視図
注記 図2において,対応国際規格では,2心光ファイバコードの曲げ方向はa)(断面図)だけが図示されているが,
供試品に対して2心光ファイバコードの曲げ方向を明確にするため,b)(斜視図)を追加している。
図2−2心光ファイバコードの場合の曲げ方向
――――― [JIS C 61300-2-51 pdf 6] ―――――
4
C 61300-2-51 : 2016 (IEC 61300-2-51 : 2007,Cor.1 : 2015)
5 試験手順
5.1 試験手順の概要
この試験は,次の手順で実施する。引張力は,それぞれの角度において,光ファイバに対し5 N/sの割
合で,個別に規定する引張力まで印加する。個別に規定がない場合,表1に示す推奨の角度及び引張力と
してもよい。SFF(Small Form Factor)コネクタ1)では,±90°及び±135°の場合の推奨引張力は,表1
に示す規定値の2/3とする。
注1) FFコネクタの定義は,IEC 60874-1による。
光学特性測定は,シングルモード光ファイバでは波長1 310 nm及び1 550 nm,マルチモード光ファイバ
では波長850 nm及び1 300 nmで実施する。シングルモード光ファイバにおける波長1 625 nm,マルチモ
ード光ファイバにおける波長650 nmなどの波長を更に追加する場合,その測定は任意とし,個別に規定
する。
5.2 供試品の準備
製造業者の指示に従って,供試品を準備し清掃する。
5.3 前処理
個別に規定がない場合,JIS C 61300-1に規定する標準的環境条件下で供試品及び装置を2時間放置する。
5.4 初期検査及び初期測定
個別に規定する供試品の初期検査及び初期測定を実施する。
5.5 処理
5.5.1 図1に示すように供試品を接続した光アダプタを取付板に固定する。
5.5.2 JIS C 61300-3-4及びJIS C 61300-3-6に従って,挿入損失及び反射減衰量を測定する。
5.5.3 供試品の被覆形態に応じ,0°から始め,最も小さい引張力から最も大きい引張力まで,規定の角
度で引張力を印加する。各角度で,引張力を印加した後,試験中に挿入損失及び反射減衰量を測定し,光
コネクタのかん合部の外れの有無及び光ファイバの損傷の有無をJIS C 61300-3-1に従って検査する。損傷
がある場合は,損傷の状態を記録する。推奨の角度及び引張力を表1に示す。
表1−試験の推奨の角度及び引張力
光ファイバコード
引張力 0° 90°a),b) 135°a),b)
2.4 N ○c) ○c) ○c)
6.9 N ○c) ○c) 適用しない
14.7 N ○c) ○c) 適用しない
19.6 N ○c) ○c) 適用しない
光ファイバ心線
引張力 0° 90°b) 135°b)
2.4 N ○c) ○c) ○c)
6.9 N ○c) ○c) 適用しない
光ファイバ素線
引張力 0° 90°b) 135°b)
2.4 N ○c) ○c) 適用しない
4.8 N ○c) ○c) 適用しない
注a) FFコネクタの90°及び135°試験における推奨値は,表1に示す値の2/3とする。
b) 角度は絶対値を表し,+及び−方向の両者の角度で試験を行う。
c) ○は各角度における推奨条件。
――――― [JIS C 61300-2-51 pdf 7] ―――――
5
C 61300-2-51 : 2016 (IEC 61300-2-51 : 2007,Cor.1 : 2015)
5.6 後処理
個別に規定又は推奨の角度で引張力を印加した後,20秒放置する。
5.7 最終検査及び最終測定
試験後,全てのジグを外し,規定の最終検査及び最終測定を実施し,供試品が損傷していないことを確
認する。
6 個別に規定する事項
次の事項を必要に応じて製品規格などに規定する。
− 初期検査及び初期測定の項目及び要求性能
− 試験中の測定項目及び要求性能
− 最終検査及び最終測定の項目及び要求性能
− 推奨値とは異なる引張力及び角度
− シングルモード光ファイバにおける測定波長
− マルチモード光ファイバにおける測定波長
− この試験方法との差異
− 合否判定基準
参考文献 JIS C 6820 光ファイバ通則
IEC 60874-1,Fibre optic interconnecting devices and passive components−Connectors for optical
fibres and cables−Part 1: Generic specification
JIS C 61300-2-51:2016の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61300-2-51:2007(IDT)
- IEC 61300-2-51:2007/TECHNICAL CORRIGENDUM 1:2015(IDT)
JIS C 61300-2-51:2016の国際規格 ICS 分類一覧
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.180 : 光ファイバ通信 > 33.180.20 : 光ファイバ接続装備
JIS C 61300-2-51:2016の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC61300-1:2019
- 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第1部:通則
- JISC61300-3-1:2013
- 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第3-1部:外観検査及び機械的検査
- JISC61300-3-4:2017
- 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第3-4部:損失測定
- JISC61300-3-6:2011
- 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第3-6部:反射減衰量測定