JIS C 61300-2-5:2013 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-5部:光ファイバクランプ強度試験(ねじり) | ページ 2

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C 61300-2-5 : 2013 (IEC 61300-2-5 : 2009)

4.2 取付具

  取付具は,供試光コネクタを確実に固定し,試験中,保持しなければならない。取付具は,損失測定の
ための光源及び光検出器を,供試品に接続できなければならない。

4.3 光ファイバコード保持具

  光ファイバコード保持具は,ねじり力を加える箇所で保持する。光ファイバコード保持具は,負荷を加
えている間,光ファイバコードが回転又はスリップしないように確実に保持しなければならない。光ファ
イバコード保持具は,光ファイバを損傷したり光損失の変化を生じさせたりしてはならない。光ファイバ
コード保持具は,光ファイバコードを数回巻きつけた棒(マンドレル)で構成してもよい。

4.4 おもり

  光ファイバコード保持具には,おもり又は引張力を加える機構が必要である。引張力の推奨値を表1に
示す。

4.5 光源及び光検出器

  損失測定時に使用する光源及び光検出器は,JIS C 61300-3-4による。

5 手順

5.1 準備

  製造業者の指示又は関連する仕様で指定した供試品を準備する。供試品は,光源と光検出器とを容易に
接続するために,十分な長さで終端していなければならない。

5.2 前処理

  個別に規定がない場合,JIS C 61300-1に規定する条件で,供試品を2時間放置した後,光損失を測定し
記録する。

5.3 固定

  取付具に供試品の本体を堅固に固定する(図1参照)。光ファイバ又は光ファイバコードを損傷しないよ
うに,光ファイバコード保持具で固定する。供試品にコードクランプ緩衝材を用いる場合は,コードクラ
ンプ緩衝材の端から光ファイバコード保持具の先端までの長さを400 mmとする(図1参照)。光ファイバ
ケーブルの直径が25 mmを超える場合は,コードクランプ緩衝材の端から光ファイバコード保持具の先端
までの長さを1 000 mmとする。供試光コネクタにコードクランプ緩衝材がない場合は,供試光コネクタ
の端から光ファイバコード保持具の先端までの長さとする。

5.4 光損失の測定

  光損失を再測定して,光ファイバコードの固定によって光損失に影響がないことを確認する。

5.5 引張力の負荷

  表1に示す推奨値の引張力,又は個別に規定する引張力を,光ファイバコード保持具に徐々に加える。
光ファイバコードに急激な又は無理な引張力が加わらないように注意する。

5.6 光損失の測定

  引張力を加えた状態で,供試品の光損失を再測定する。測定した光損失を記録し,ねじり動作の影響を
評価する基準値として使用する。

5.7 ねじり動作

  垂直及び水平に加わる力に注意して,光ファイバコード保持具にねじり動作を加える。表1に示す推奨
値の回転角度,又は個別に規定する回転角度のねじりを加え,初めの位置まで戻し,反対方向に同じ回転
角度のねじりを加え,再び初めの位置まで戻す。この一連の動作を1サイクルとする。表1に示す推奨値

――――― [JIS C 61300-2-5 pdf 6] ―――――

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C 61300-2-5 : 2013 (IEC 61300-2-5 : 2009)
の回数,又は個別に規定の回数繰り返す。

5.8 試験圧力

  カテゴリSの試験圧力は,試験温度で40 kPa±2 kPaとする。圧力のかかるネットワークで使用する製
品の場合,40 kPaの代わりに98.0 kPa±9.8 kPaとする。

5.9 光損失のモニタリング

  個別に規定がない場合,JIS C 61300-3-3に規定するように,試験中の供試品の光損失を監視する。JIS C
61300-3-4に従って測定した供試品の光損失からのずれは,光ファイバコードとデバイスとの接続,光ファ
イバと光ファイバとの接続,及び光ファイバと光源又は光検出器との接続に起因する変動を考慮しなけれ
ばならない。
注記 光損失に許容できない変化が起こり,光ファイバコード自体の故障の疑いがある場合は,光フ
ァイバコードを二つの光ファイバコード保持具で固定して,同様の方法で試験し,光ファイバ
コード自体の故障の有無を確認する。

5.10 最終検査

  供試品のねじり動作を完了した後,全ての固定具をはずして光損失を測定し,永久的な損傷がないこと
を確認する。最終的な測定結果は,関連する仕様の範囲内でなければならない。
個別に規定がない場合,供試品を取付具からはずし,IEC 61300-3-1に従って外観検査を行い,供試品に
劣化のないことを確認する。例えば,次のような項目を確認する。
− 破損,部品及び附属品の緩み及び損傷
− 断線並びに光ファイバ,その外被,封止材及び緩衝材の損傷
− 部品のずれ,曲がり,破損又は欠け
− 接続部のきず

6 試験の厳しさの程度

  試験の厳しさは,加える引張力,ねじり角度及びねじりの繰返し回数で定め,個別に規定する。試験パ
ラメータの推奨値を,表1に示す。

――――― [JIS C 61300-2-5 pdf 7] ―――――

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C 61300-2-5 : 2013 (IEC 61300-2-5 : 2009)
表1−厳しさの程度(推奨値)
1サイクルの
コンポーネント 引張力(N) ねじり角度 繰返し回数
(°)
光ファイバ素線及び心線付光コネクタ
2.0 180 25
(カテゴリU及びカテゴリE)
光ファイバコード付光コネクタ
15.0 180 25
(カテゴリU及びカテゴリE)
光ファイバ素線及び心線付受動コンポーネント
2.0 180 10
(カテゴリU及びカテゴリE)
光ファイバコード付受動コンポーネント
5.0 180 10
(カテゴリU及びカテゴリE)
光ファイバ素線及び心線付受動コンポーネント
2.0 180 10
(カテゴリO)
光ファイバコード付受動コンポーネント
5.0 180 10
(カテゴリO)
光ファイバ素線(250 m)付受動コンポーネント
4.9 540 10
(カテゴリO)
光ファイバ心線(900 m)付受動コンポーネント
7.4 540 10
(カテゴリO)
光ファイバコード付光コネクタ
13.3 900 10
(カテゴリO)
クロージャ
50.0 90 5
(カテゴリC,カテゴリA,カテゴリG及びカテゴリS)
環境カテゴリ(カテゴリU,カテゴリE,カテゴリO,カテゴリC,カテゴリA,カテゴリG及びカテゴリ
S)は,IEC 61753-1に規定する。

7 個別に規定する事項

  必要に応じて,次の事項を製品規格などに規定する。
a) 光ファイバコードに加える引張力
b) 光損失の変化の許容値
c) クランプの間隔
d) ねじり角度
e) ねじりの繰返し回数
f) クロージャの気密特性
g) この規格の試験方法との差異
h) 追加の合否判定基準

JIS C 61300-2-5:2013の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61300-2-5:2009(IDT)

JIS C 61300-2-5:2013の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 61300-2-5:2013の関連規格と引用規格一覧