JIS C 6461:1996 電子機器用可変コンデンサ品目別通則 | ページ 2

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C 6461 : 1996
表4 可変係数
単位%
回転指度 可変係数記号
1a 1b 2a 2b 4c
100 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0
90 84.4 90.0 85.4 90.3 86.18
80 67.9 78.0 69.4 79.1 73.37
75 60.0 71.8 61.8 73.4 67.32
70 52.3 65.2 54.5 67.0 61.48
60 38.0 51.7 40.5 53.7 50.42
50 26.2 38.8 28.0 40.5 40.12
40 17.0 27.2 17.9 28.1 30.50
30 10.2 17.4 10.4 17.5 21.52
25 7.57 13.30 7.54 13.0 17.25
20 5.31 9.60 5.17 9.38 13.11
10 1.74 3.30 1.64 2.89 5.23
14(1) 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
注(1) この数字の範囲にある回転停止位置を基準とする。
備考 aは基本の可変係数とし,bは受信周波数帯域5201
650kHz,中間周波数455kHzの場合のaに対するトラッキ
ングレス局部発振回路用可変係数とする。
(2) タイプCコンデンサの場合 特性を表す記号は,1英大文字で表し,個別規格の規定による。

4.2.6 定格電圧

 タイプCコンデンサの定格電圧を表す記号は,1数字と1英大文字で表し,表5による。
表5 定格電圧
単位V
数字記号 英大文字記号
A B C D E F G H J K
1 10 12.5 16 20 25 31.5 40 50 63 80
2 100 125 160 200 250 315 400 500 630 800
備考 数字は,英大文字が示す数値に乗じる10のべき数字を表す。英大文字は,基本となる数値(JIS
Z 8601のR10標準数)を示す。

4.2.7 公称最大可変静電容量及び段数

 タイプAコンデンサの公称最大可変静電容量及び段数を表す記
号は,コンデンサの各段の公称最大可変静電容量をピコファラッド (pF) を単位とした数字で表し,数値
は,等容量のコンデンサの場合は乗数で表し,トラッキングレスコンデンサの場合は加算式で表す。
なお,AM・FM用の場合は,AM段とFM段とを斜線で区別する。
例1. 等容量のコンデンサの場合で335 pF 2段のとき ······ 335×2
例2. トラッキングレスコンデンサの場合で140pFと82pFのとき ······ 140+82
例3. AM・FM用の場合 ······ 140+82/20×2

4.2.8 公称最大静電容量

 タイプCコンデンサの公称最大静電容量を表す記号は,ピコファラッド (pF)
を単位とし,3数字で表す。第1及び第2数字は公称最大静電容量の有効数字とし,第3数字は有効数字
に続くゼロの数を表す。ただし,小数点がある場合は,小数点を1英文字Rで表し,このときの数字は,
すべて有効数字とする。

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例 R50 : 0.5pF
R75 : 0.75pF
1R0 : 1.0pF
100 : 10pF
101 : 100pF
備考 0.5pFを0R5, 1.0pFを010と表してもよいが,なるべく使用しないことが望ましい。

4.2.9 附属のタイプCコンデンサの端子区分

 タイプAコンデンサに附属するタイプCコンデンサの端
子区分を表す記号は,1英大文字で表し,表6による。
表6 端子区分
記号 端子区分
A プリント配線板に挿入しない構造のもの
B プリント配線板に挿入する構造のもの

4.2.10 追加記号

 4.2.14.2.9では表せない特性,形状構造,材質,その他を表す必要がある場合は,記
号を追加してもよい。ただし,記号は,I,Oを除く1英大文字又は1英大文字及び1数字とする。

5. 定格

5.1 使用温度範囲

 使用温度範囲は,表7による。
表7 使用温度範囲
単位℃
記号 使用温度範囲
B −55+125
D −55+ 85
G −40+ 85
J −25+ 85
K −25+ 70
M −10+ 70
備考 記号は,JIS C 5002の規
定による。

5.2 定格電圧

 定格電圧は,表5による。

5.3 公称最大静電容量

 タイプCコンデンサの公称最大静電容量は,ピコファラッド (pF) を単位とし,
表8のE3E24数列の10n(nは,整数)倍の数値を用いる。ただし,10pF以下のものについては,表9
の数値を用いてもよい。
表8 E3E24数列
E3 1.0 2.2 4.7
E6 1.0 1.5 2.2 3.3 4.7 6.8
E12 1.0 1.2 1.5 1.8 2.2 2.7 3.3 3.9 4.7 5.6 6.8 8.2
E24 1.0 1.1 1.2 1.3 1.5 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.7 3.0 3.3 3.6 3.9 4.3 4.7 5.1 5.6 6.2 6.8 7.5 8.2 9.1
表9 10pF以下の公称最大静電容量
単位pF
0.5, 0.75, 1.0, 1.5, 2.0, 2.5, 3.0, 4.0, 5.0, 6.0, 7.0, 8.0, 9.0, 10.0

5.4 公称最小静電容量

 公称最小静電容量は,ピコファラッド (pF) を単位とし,個別規格の規定による。

――――― [JIS C 6461 pdf 7] ―――――

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5.5 公称最大可変静電容量

 タイプAコンデンサの公称最大可変静電容量は,ピコファラッド (pF) を
単位とし,個別規格の規定による。

5.6 静電容量許容差

 静電容量許容差は,パーセント (%) 又はピコファラッド (pF) を単位とし,表10
又は表11による。
表10 静電容量許容差がパーセント (%) の場合
単位%
+
500+1000 040 0
許容差 ±0.1 ±0.25 ±0.3 ±0.5 ±1 ±1.5 ±2 ±3 ±5 − −100
表11 静電容量許容差がピコファラッド (pF) の場合
単位pF
許容差 ±0.1 ±0.15 ±0.2 ±0.25 ±0.3 ±0.5 ±1.0 ±1.5 ±2.0

5.7 特性

 特性は,次による。
(1) タイプAコンデンサの場合 特性は,可変係数で表し,表3及び表4による。
(2) タイプB及びCコンデンサの場合 特性は,個別規格の規定による。

6. 材料,構造及び寸法

6.1 材料

 コンデンサを構成する各部の材料は,コンデンサの機能を満足する材料とする。
なお,必要な場合は,誘電体,絶縁材料,端子材料などについて個別規格に規定する。

6.2 構造

 構造は,静電容量の可変機構をもつもので,誘電体及び電極から構成し,この電極に端子な
どを設けたものとする。

6.3 端子

 端子は,電気的にも機械的にも確実に接続され,また,腐食に耐え,かつ,はんだ付けを行
う端子は,はんだ付けが容易にできるように,適切な処理が施されていなければならない。
なお,端子は,その各々が明りょうに区分できることとする。

6.4 ねじ

 コンデンサを使用する際に用いるねじは,JIS B 0205に規定の並目ねじ,又はJIS B 0207に
規定の細目ねじとする。

6.5 操作軸の直径

 タイプAコンデンサのコンデンサを操作する回転軸の直径は,表12に規定の値とす
る。
表12 回転軸の直径
単位mm
回転軸の直径 2.0 3.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0

6.6 外形寸法

 コンデンサの主要な外形寸法は,JIS Z 8601に規定のR10標準数の10n倍(nは整数)の
数値を用いる。ただし,必要な場合には,R20標準数の10n倍の数値を用いてもよい。

7. 性能及び試験方法

7.1 外観

 外観は,目視によって試験したとき,著しいきず,割れなどの異常があってはならない。

7.2 寸法

 寸法は,JIS C 6462に規定の6.2.3(寸法)によって試験をしたとき,個別規格の規定を満足
しなければならない。

7.3 表示

 表示は,目視によって試験したとき,9.の規定を満足しなければならない。
7.4 試験 方法試験方法は,JIS C 6462及び個別規格の規定による。

7.5 性能

 性能は,コンデンサのタイプ,使用目的,試験の目的,その他に応じて表13及び表14に規
定の項目から選定して,個別規格に規定する。

――――― [JIS C 6461 pdf 8] ―――――

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なお,試験項目に対する性能の判定基準及び試料数は,個別規格に規定する。
表13 電気的性能
番号 項目 性能 試験方法
JIS C 6462の項目
1 最大静電容量 個別規格の 7.3.3(1)(最大静電容量)
2 最小静電容量 規定による。7.3.3(2)(最小静電容量)
3 最大可変静電容量 7.3.3(3)(最大可変静電容量)
4 回転指度での静電容量 7.3.3(4)(回転指度での静電容量)
5 連動段可変静電容量 7.3.3(5)(連動段可変静電容量)
6 段間結合静電容量 7.3.3(6)(段間結合静電容量)
7 静電容量温度特性及び静電容量のずれ 7.9(静電容量温度特性及び静電容量のずれ)
8 誘電正接 7.4(誘電正接)
9 Q 7.5(Q)
10 絶縁抵抗 7.2(絶縁抵抗)
11 耐電圧 7.1(耐電圧)
12 回転部接触抵抗 7.6(回転部接触抵抗)
13 バックラッシュ 7.7(バックラッシュ)
14 セッティングドリフト 7.8(セッティングドリフト)
表14 機械的性能
番号 項目 性能 試験方法
JIS C 6462の項目
1 全回転角度 個別規格の 8.8(全回転角度)
2 トルク 規定による。8.7(トルク)
2.1 始動トルク 8.7.3(1)(始動トルク)
2.2 回転トルク及び回転トルクむら 8.7.3(2)(回転トルク及び回転トルクむら)
3 軸の耐回転止め性 8.10(軸の耐回転止め性)
4 耐軸荷重性 8.9(耐軸荷重性)
4.1 軸方向押し荷重 8.9.2(軸方向押し荷重)
4.2 最大軸方向押し荷重 8.9.3(最大軸方向押し荷重)
4.3 軸方向引張荷重 8.9.4(軸方向引張荷重)
4.4 軸直角方向押し荷重 8.9.5(軸直角方向荷重)
5 端子強度 8.1(端子強度)
5.1 端子の引張強さ 8.1.2(1)(端子の引張強さ)
5.2 端子の押し強さ 8.1.2(2)(端子の押し強さ)
5.3 端子の曲げ強さ 8.1.2(3)(端子の曲げ強さ)
5.4 端子のトルク強さ 8.1.2(4)(端子のトルク強さ)
6 はんだ付け性(SMD以外に適用) 8.4[はんだ付け性(SMD以外に適用)]
7 はんだ耐熱性(SMD以外に適用) 8.5[はんだ耐熱性(SMD以外に適用)]
8 バンプ 8.16(バンプ)
9 衝撃 8.3(衝撃)
10 振動 8.2(振動)
11 回転耐久性(無負荷) 8.11[回転耐久性(無負荷)]
12 封止(気密性) 8.17[封止(気密性)]
13 耐溶剤性 8.6(耐溶剤性)
14 端子(電極)強度(SMDに適用) 8.12[端子(電極)強度(SMDに適用)]
14.1 耐プリント板曲げ性(耐基板曲げ性) 8.12.1(耐プリント板曲げ性)
14.2 引きはがし強度 8.12.2(引きはがし強度)
14.3 せんだん強さ(固着性) 8.12.3[せんだん強さ(固着性)]

――――― [JIS C 6461 pdf 9] ―――――

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番号 項目 性能 試験方法
JIS C 6462の項目
15 はんだ付け性(SMDに適用) 8.13[はんだ付け性(SMDに適用)]
16 はんだ耐熱性(SMDに適用) 8.14[はんだ耐熱性(SMDに適用)]
17 電極の耐はんだ食われ性(SMDに適用) 8.15[電極の耐はんだ食われ性(SMDに適用)]
表15 耐候的性能
番号 項目 性能 試験方法
JIS C 6462の項目
1 低温(耐寒性) 個別規格の 9.1[低温(耐寒性)]
2 高温(耐熱性) 規定による。9.2[高温(耐熱性)]
3 温度急変(温度サイクル) 9.3[温度急変(温度サイクル)]
4 高温高湿(定常)[耐湿性(定常状態)] 9.4〔高温高湿(定常)[耐湿性(定常状態)]〕
5 耐湿性(サイクル) 9.5[耐湿性(サイクル)]
5.1 温湿度組合せ(サイクル) 9.5.5[温湿度組合せ(サイクル)]
5.2 温湿度サイクル(12+12時間サイクル) 9.5.6[温湿度サイクル(12+12時間サイクル)]
6 塩水噴霧 9.6(塩水噴霧)
7 減圧 9.7(減圧)
8 耐湿負荷 9.8(耐湿負荷)
9 高温負荷(直流連続) 9.9[高温負荷(直流連続)]
10 一連耐候性 9.10(一連耐候性)
10.1 高温(耐熱性) 9.10.5(1)[高温(耐熱性)]
10.2 温湿度サイクル(12+12時間サイクル) 9.10.5(2)[温湿度サイクル(12+12時間サイクル)]
10.3 低温(耐寒性) 9.10.5(3)[低温(耐寒性)]
10.4 減圧 9.10.5(4)(減圧)
10.5 温湿度サイクル(12+12時間サイクル) 9.10.5(5)[温湿度サイクル(12+12時間サイクル)]

8. 包装

 包装は,コンデンサが輸送中及び保管中に吸湿及び損傷のおそれがないように行う。

9. 表示

9.1 製品に対する表示

9.1.1 表示する事項

 コンデンサの表面には,容易に消えない方法で明りょうに次の事項を表示する。た
だし,表示事項の詳細,形名の分割表示及びコンデンサの種類,構造,寸法などによる省略は,個別規格
に規定する。
なお,(3)及び(4)については,いずれか一方を省略してもよい。
(1) 形名
(2) 端子の区分
(3) 製造年月又は製造年週
(4) 製造ロット番号
(5) 製造業者名又はその略称

9.1.2 表示の方法

 表示の方法は,次による。
(1) 形名 形名は,文字又は記号によって表示する。
なお,記号によって表示する場合は,4.2によって行う。ただし,タイプCコンデンサで,表示す
る面積が狭い場合は,定格電圧及び公称最大静電容量を(5)に示す方法で表示してもよい。
(2) 端子の区分 端子の区分は,個別規格の規定による。

――――― [JIS C 6461 pdf 10] ―――――

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JIS C 6461:1996の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60418-1:1974(MOD)
  • IEC 60418-1:1974/AMENDMENT 1:1976(MOD)
  • IEC 60418-1:1974/AMENDMENT 2:1981(MOD)
  • IEC 60418-2:1976(MOD)
  • IEC 60418-2:1976/AMENDMENT 1:1981(MOD)
  • IEC 60418-3:1976(MOD)
  • IEC 60418-4:1976(MOD)

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