JIS C 8153:2015 LEDモジュール用制御装置―性能要求事項 | ページ 2

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C 8153 : 2015
e) 制御仕様の指示(例 位相制御)

6.2 選択表示

  制御装置又は利用可能な製造業者のカタログ若しくはそれに類似の資料に,次の情報を記載することが
望ましい。
a) 全回路消費電力
b) (対応国際規格の規定を不採用とした。)
c) (対応国際規格の規定を不採用とした。)

7 出力電圧及び出力電流

7.1 始動時及び接続時の要求事項

  始動時又は制御装置の通電中にLEDモジュールを接続したとき,制御装置の出力は,2秒以内に定格値
の110 %以内になるのが望ましい。制御装置の最大電流又は最大電圧は,製造業者が設定した値を超えて
はならない。この試験は最小定格電力で試験しなければならない。
ただし,通電中にLEDモジュールを接続したとき,無負荷検出回路などによる保護動作を行う制御装置
の場合は,この限りではない。
注記 110 %は,出力電圧が交流の場合は実効値のパーセンテージ,出力電圧が直流の場合は平均値の
パーセンテージを表す。

7.2 動作時の出力電圧及び出力電流

  制御装置が安定化した定電圧出力でない場合,制御装置に定格入力電圧を加えたときに,制御装置の出
力電圧はLEDモジュールの定格入力電圧の±20 %以内とする。制御装置が定電圧出力の場合,定格入力
電圧の92 %106 %の電圧を供給したときに,出力電圧はLEDモジュールの定格入力電圧の±20 %以内と
する。
制御装置が安定化した定電流出力でない場合,制御装置に定格入力電圧を加えたときに,制御装置の出
力電流はLEDモジュールの定格入力電流の±20 %以内とする。制御装置が定電流出力の場合,定格入力
電圧の92 %106 %の電圧を供給したときに,出力電流はLEDモジュールの定格入力電流の±20 %以内と
する。
複数の負荷を適合負荷とする制御装置は,最小及び最大電力負荷で試験しなければならない。

7.3 容量性負荷要求事項

  制御及び/又は駆動回路によって容量性を含むLEDモジュール又は追加の制御装置を制御装置に接続
したとき,電流パルスが発生する可能性がある。このとき,過電流保護素子による始動不良を引き起こし
てはならない。
図A.1 a) に制御装置の電源投入時の試験回路を,図A.1 b) に安定動作中に負荷を接続するときの試験
回路を示す。
適合性判断 : 制御装置に試験回路を接続したときに,過電流保護素子が動作してはならない。

7.4 始動時及び動作時の電圧サージ

  出力電圧に重畳するサージ電圧の値は,検討中である。

8 全回路消費電力

  LEDモジュールを接続した制御装置に定格入力電圧を印加したとき,全回路消費電力は製造業者が宣言
する値の120 %以下とする。

――――― [JIS C 8153 pdf 6] ―――――

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9 回路力率

  制御装置に定格電圧及び定格周波数を供給し,LEDモジュールを定格電力で動作させたとき,回路力率
は表示値に対して0.05を下回ってはならない。

10 入力電流

  制御装置に定格電力のLEDモジュールを接続して動作させたとき,定格電圧において入力電流は表示値
又は製造業者が宣言する値の120 %以下とする。

11 可聴周波数におけるインピーダンス

  (対応国際規格の規定を不採用とした。)

12 異常動作試験

  異常動作試験は,次による。
a) 無負荷試験 LEDモジュールがない状態で制御装置に定格電圧を1時間印加する。その後,LEDモジ
ュールを装着し正常に動作しなければならない。
b) 負荷変動試験
注記 検討中。
c) 耐短絡制御装置の試験 制御装置を1時間又は保護装置によって入力回路若しくは出力回路が開放さ
れるまで負荷を短絡させる。この試験の後,保護装置が復帰した後,正常に機能しなければならない。

13 耐久性

13.1 制御装置は,次の温度サイクル試験及び電源開閉試験を行う。
a) 温度サイクル試験 最初に,下限の周囲温度で制御装置を1時間放置する。次に,速やかに制御装置
をtc(外郭表面の最高許容温度)の温度になる恒温槽に移し,1時間放置する。この温度サイクル試
験を5回行う。下限温度を宣言していない場合は,−10 ℃を下限として使用する。
注記 同等の試験が行える設備があれば,同一の恒温槽で試験を実施してもよい。
b) 電源開閉試験 定格入力電圧において,30秒間隔で制御装置を開閉する。出力端子開放状態で200回,
及び最大負荷状態で800回行う。
試験中にLEDモジュールが故障した場合,速やかに交換する。
これらの試験の後,制御装置は適合するLEDモジュールを15分間正常に点灯できなければならない。
13.2 次に,200時間の試験期間を経過するまで,制御装置がtcになるような周囲温度で,かつ,定格入力
電圧で適合する単体又は複数のLEDモジュールを点灯する。その後,室温まで冷却した後,LEDモジュ
ールは15分間正常に点灯できなければならない。この試験中,単体又は複数のLEDモジュールは,周囲
温度25 ℃±5 ℃で試験槽の外側に置く。

――――― [JIS C 8153 pdf 7] ―――――

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附属書A
(規定)
試験
A.1 一般的要求事項
A.1.1 一般
試験は,形式試験である。1台の試料によって全ての試験を行う。
A.1.2 周囲温度
試験は,周囲温度20 ℃27 ℃の無風の部屋に試料を置いて行う。
A.1.3 電源電圧及び周波数
電源電圧及び周波数は,次による。
a) 試験電圧及び周波数 特に規定がない場合,制御装置は,定格電圧及び定格周波数で動作させ試験を
行う。
制御装置に,ある範囲の電源電圧が表示されている場合又は複数の定格電圧をもつ場合,その中の
任意の電圧を定格電圧として選択してよい。
b) 電源電圧及び周波数の安定性 試験の間,電源電圧及び周波数は±0.5 %の範囲に維持しなければなら
ない。ただし,実際の測定中の電源電圧は,規定する試験電圧の±0.2 %の範囲内に調整しなければな
らない。
c) 電源電圧波形 電源電圧に含まれる全高調波含有率は,3 %以下とする。高調波含有率は,基本波を
100 %として,個々の成分の実効値(r.m.s.)の合計として定義する。
A.1.4 磁気影響
特に規定がない場合,制御装置のどの面からも25 mm以内に磁性体を置いてはならない。
A.1.5 計器の特性
計器の特性は,次による。
a) 電圧計回路 LEDモジュールに並列に接続する電圧計に流入する電流は,LEDモジュールの公称動作
電流の3 %以下の電流とする。
b) 電流計回路 LEDモジュールに直列に接続する電流計に印加される電圧は,LEDモジュールの公称動
作電圧の2 %以下の電圧とする。
c) 実効値測定 計器は,波形ひずみによる誤差が基本的になく,動作周波数に対して適切でなければな
らない。計器の対地容量が,試験中に供試装置の動作を妨げないよう注意する。試験中の回路の測定
点が,対地電位であることを確実にすることが必要な場合がある。

――――― [JIS C 8153 pdf 8] ―――――

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A.2 容量性負荷電流の試験回路(図A.1参照)
図A.1は,負荷接続時の試験回路を示している。
a) 電源投入時の試験回路
b) 安定動作中の負荷接続時の試験回路
U : 電源50 Hz(60 Hz)
Ul : 負荷電圧
D.U.T. : 試験用制御装置
S : スイッチ
R : D.U.Tの記載出力電流を出す抵抗
I : 電流源の場合の定格出力電流
Pmax : 最大出力電力
電圧源用 : R=Ul 2/Pmax
電流源用 : R=Pmax/I2
C : 適合コンデンサ
論理回路を含む,LEDモジュールを動作させるための制御装置用は次による。
a) 電圧源用 : C=20 μF/A
b) 電流源用 : C=400 μF
論理回路を含まない,LEDモジュールを動作させるための制御装置用は次による。
c) 電圧源用 : C=1 μF/A
d) 電流源用 : C=1 μF
Load : LEDモジュールの等価負荷
図A.1−容量性負荷接続時の試験回路
A.3 可聴周波数におけるインピーダンス測定
(対応国際規格の規定を不採用とした。)

――――― [JIS C 8153 pdf 9] ―――――

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附属書B
(参考)
製品寿命及び故障率の手引
B.1 寿命及び故障率
使用者が製品の寿命及び故障率を比較できるようにするために,次のデータを製造業者の製品カタログ
によって提供することが望ましい。
a) 最高表面温度 電気製品のtl (t-lifetime)又は製品寿命に影響する最高部位温度。定常状態下で通常電圧
又は定格電圧範囲の最大電圧で測定し,40 000時間又は製造業者が指定する時間の寿命を達成する許
容温度。
注記 対応国際規格では,50 000時間を適用している。
b) 故障率 電気製品が最高温度tlで動作し続けた場合の故障率。故障率は,fit (failure in time) の単位で
表すのがよい。
B.2 情報の提供
製造業者は,使用者からB.1のa) の最高表面温度及びb) の故障率の要求があった場合には,これらの
値を得るために用いた情報(数学的解析,信頼性試験など)の詳細を含む包括的な情報を提供することが
望ましい。
参考文献
JIS C 61000-3-2:2005 電磁両立性−第3-2部 : 限度値−高調波電流発生限度値(1相当たりの入力電流
が20 A以下の機器)
注記 対応国際規格 : IEC 61000-3-2:2000,Electromagnetic compatibility (EMC)−Part 3-2: Limits−
Limits for harmonic current emissions (equipment input current≦16 A per phase)(MOD)
JIS Z 8113 照明用語
IEC 60410:1973,Sampling plans and procedures for inspection by attributes
IEC 61547,Equipment for general lighting purposes−EMC immunity requirements

――――― [JIS C 8153 pdf 10] ―――――

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JIS C 8153:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 62384:2006(MOD)
  • IEC 62384:2006/AMENDMENT 1:2009(MOD)

JIS C 8153:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 8153:2015の関連規格と引用規格一覧