JIS C 8281-2-1:2019 家庭用及びこれに類する用途の固定電気設備用スイッチ―第2-1部:電子スイッチの個別要求事項 | ページ 3

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6 定格

  定格は,JIS C 8281-1:2011の箇条6によるほか,次による。
JIS C 8281-1:2011の箇条6の末尾に,次を追加する。
電子RCSには,JIS C 8281-2-2の箇条6を適用する。
電子TDSには,JIS C 8281-2-3の箇条6を適用する。
JIS C 8281-1:2011の6.16.3を,次の6.16.3に置き換える。
6.1 交流定格電圧は,100 V,110 V,120 V,130 V,200 V,220 V,230 V及び240 Vとすることが望ま
しい。
6.2 JIS C 8281-1:2011のこの箇条は適用しない。
6.3 定格電源周波数は,50 Hz及び/又は60 Hzとすることが望ましい。

7 分類

  分類は,JIS C 8281-1:2011の箇条7によるほか,次による。
JIS C 8281-1:2011の7.1.1に,次を追加する。
電子TDSには,JIS C 8281-2-3の7.1.1を適用する。
JIS C 8281-1:2011の7.1.5に,次を追加する。
− タッチ式
− 近接式
− 光学式
− 音響式
− その他の外部作用による
注記101 スイッチの動作には,開閉動作及び/又はランプの明るさ又はモータの速度を制御するこ
とを含む。
電子TDSには,JIS C 8281-2-3の7.1.5を適用する。
注記102 対応国際規格の“電子RCSには,IEC 60669-2-2の7.1.5を適用する”旨の規定を削除した。
JIS C 8281-1:2011の7.1.6に,次を追加する。
− 床上1.7 mよりも高い場所にだけ設置することを意図した電子スイッチ
JIS C 8281-1:2011の7.1.9A及び7.1.9Bを,次に置き換える。
7.1.9A 接続する電線によって,次のように分類する。
− JIS C 3664による断面積の導体を接続するスイッチ
注記 JIS C 8281-1:2011の7.1.9Aで分類するタイプ2のスイッチ及びタイプ1,タイプ2兼用のスイ
ッチは,この規格では扱わない。
7.1.9B 絶縁設計によって,次のように分類する。
− JIS C 8281-1:2011の表20を適用するスイッチ

――――― [JIS C 8281-2-1 pdf 11] ―――――

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注記 JIS C 8281-1:2011の7.1.9Bで分類する附属書JAを適用するスイッチは,この規格では扱わな
い。
JIS C 8281-1:2011の7.1.9Bの後に,次を追加する。
7.1.101 電子スイッチによって制御する負荷の種類は,次による。
− 白熱灯
− 制御装置非内蔵形ランプ(例 : 蛍光灯,CFL及びLED)
− モータ
− 制御装置内蔵形ランプ(例 : CFLi及びLEDi)
− 製造業者が指定する負荷
JIS C 8281-1:2011の7.2は適用しない。
JIS C 8281-1:2011の箇条7の末尾に,次を追加する。
7.101 電子RCSには,JIS C 8281-2-2の7.101を適用する。
7.102 電子RCSには,JIS C 8281-2-2の7.102を適用する。
7.103 電子RCS又は電子TDSは,安全特別低電圧(以下,SELVという。)回路又は保護特別低電圧(以
下,PELVという。)回路をもつものがある。

8 表示

  表示は,JIS C 8281-1:2011の箇条8によるほか,次による。
JIS C 8281-1:2011の8.1を,次に置き換える。
8.1 電子スイッチには,次の表示を施さなければならない。
− 定格電圧 : ボルト(V)
− 定格電流 : アンペア(A)又は定格負荷 : ボルトアンペア又はワット(VA又はW)
− 電源の種類の記号
− 製造業者又は責任ある販売業者の名称,商標又は識別記号
− 品番。カタログ番号でもよい。
− 該当する場合,ミニギャップ構造の記号
− 該当する場合,マイクロギャップ構造の記号
− 該当する場合,半導体スイッチング装置の記号
− 危険部分への接近又は外部固形物の有害な侵入に対する保護に関する第1特性数字が,3以上の場合
は表示し,この場合は,第2特性数字(水の有害な浸入に対する保護等級)も表示しなければならな
い。
− 水の有害な浸入に対する保護に関する第2特性数字が1以上の場合は表示し,この場合は第1特性数
字(危険部分への接近又は外部固形物の侵入に対する保護等級)も表示しなければならない。
注記1 電子スイッチの目視検査では接続構成が分かりにくい場合には,7.1.1による様式番号を表示
することが望ましい。この様式番号は,品番の中に組み入れてもよい。
注記2 操作装置が分離している二つ以上のスイッチが,一つのベースにある場合には,様式番号を

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表示することが望ましい。例えば,“1+6”,“1+1+1”。
注記3 二つ以上の種類の定格負荷をもつ電子スイッチは,8.3を参照。
これらに加えて電子スイッチには,次の表示を施さなければならない。
− 電子スイッチが,50 Hz及び60 Hzの二重周波数定格でない場合には,定格周波数(Hz)
− 電子スイッチに組み込んだヒューズの定格及び形式
− 負荷の種類の記号(8.2参照)
− 該当する場合,用語“拡張ユニット(子器)”をその製品を販売する国の公用語で識別表示に続けて表
示する。
− スイッチ取付けのための最小高さに制限がある場合には,製造業者の施工説明書に記載する(10.1参
照)。
− ねじなし端子付きスイッチは,単線だけを使用するもの又は非可とう導体だけを適用電線とする場合
には,これを示す表示を施さなければならない。この表示は,スイッチの表面,及び/又は包装箱に
施してもよい。
− 電子スイッチは,JIS C 60364(規格群)の規定による施設で使用する旨の記載をカタログ,仕様書又
は施工説明書に記載しなければならない。
自動機能をもつ電子スイッチで,製造業者が指定する操作回数が19.101,19.102,19.104及び19.109に
示すものよりも多い場合,附属の説明書に操作回数を記載しなければならない。
電子RCSには,JIS C 8281-2-2の8.1を適用する。
電子TDSには,JIS C 8281-2-3の8.1を適用する。
JIS C 8281-1:2011の8.2の注記1の前に,次を追加する。
ボルトアンペア VA
ワット W
ヘルツ Hz
制御する負荷用端子
負荷の種類
白熱灯
制御装置非内蔵形蛍光ランプ
モータ
特別低電圧(ELV)白熱灯用電子式ステップダウンコンバータ(例えば,ハロゲンランプ)
特別低電圧(ELV)白熱灯用鉄心変圧器(例えば,ハロゲンランプ)
注記5の後に,次を追加する。
注記101 ヒューズの定格及び形式は,記号を用いて表示してもよい(JIS C 6575の規格群参照)。
他の特定の記号を用いるときは,施工説明書の中で説明する。
電子RCSには,JIS C 8281-2-2の8.2を適用する。
電子TDSには,JIS C 8281-2-3の8.2を適用する。
JIS C 8281-1:2011の8.3の第1段落を,次に置き換える。
次の表示を,電子スイッチの主要部分に表示しなければならない。
− 定格電流又は定格負荷,定格電圧,電源の種類の記号,定格周波数(8.1によって必要な場合),一つ

――――― [JIS C 8281-2-1 pdf 13] ―――――

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以上の(接続できる)負荷の種類,並びに組込ヒューズの定格及び形式(これらをヒューズホルダ又
はヒューズの近傍に表示しなければならない。)
− 製造業者又は責任ある販売業者の名称,商標又は識別記号
− ねじなし端子の場合,電線の絶縁被覆を取り除く長さ
− 該当する場合,ミニギャップ構造,マイクロギャップ構造,又は半導体スイッチング素子の記号
− 品番
注記1 品番は,そのシリーズ製品の記号だけでもよい。
JIS C 8281-1:2011の8.3の末尾に,次を追加する。
二つ以上の負荷の種類に適しており,電子スイッチに表示がないときは,負荷の種類の表示を附属の説
明書に記載しなければならない。さらに,それぞれの負荷の最小及び最大電流,又は最小及び最大負荷を,
ボルトアンペア又はワットで,負荷の種類ごとに表示しなければならない。
鉄心トランスと共に用いることを意図した調光器の場合,この調光器と共に用いることを意図するトラ
ンス以外を用いてはならないという情報を,製造業者の説明書に記載しなければならない。
JIS C 8281-1:2011の8.4の末尾に,次を追加する。
3個以上の端子がある場合には,負荷端子は,端子から出る矢印記号又は8.2による記号のいずれか一つ
を表示し,他の端子は,施工説明書に対応する端子の表示を行わなければならない。
電子スイッチへの電線の接続方法が端子の記号の表示によっても分かりにくい場合には,結線図を各ス
イッチに付けなければならない。
電子RCSには,JIS C 8281-2-2の8.4を適用する。
電子TDSには,JIS C 8281-2-3の8.4を適用する。
JIS C 8281-1:2011の8.6の末尾に,次を追加する。
箇条10によって,負荷側回路が,“切”状態でも充電部とみなすときは,“切”状態を記号“○”で表示
してはならない。
JIS C 8281-1:2011の8.7の前に,次を追加する。
8.6.101 ランプの明るさを制御する電子スイッチは,次のいずれかの方法によって,使用状態が見てすぐ
に分かるようにすることが望ましい。
− “入(閉路)/切(開路)”の位置に関する表示を設ける。
− 表示灯を設ける。
− 調光器を最小の制御状態にして,定格電圧の90 %とした状態でも,まだランプの光が見えるようにす
る。
注記101 まだ光が見えていることの試験方法は,検討中である。
電子スイッチの状態表示を負荷のランプだけによって行う場合には,最小の制御状態の調節は,次によ
る。
− 負荷のランプが白熱灯の場合には,調光器の調節は,製造業者が行わなければならない。工具を用い
ないで,最小の設定値を更に低くすることができてはならない。
− 負荷のランプが蛍光灯の場合には,調光器の調節は,製造業者が行わなければならない。ただし,調

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節方法を施工説明書に指示しているときには,施工者によって最小の設定値を変えることができても
よい。
JIS C 8281-1:2011の8.8の第2段落の後に,次を追加する。
床上1.7 mよりも高い位置に設置することを意図する検出ユニット用の窓(レンズなど)がある電子ス
イッチは,この情報を,施工説明書に記載しなければならない。
JIS C 8281-1:2011の8.8の注記2に,次を追加する。
− 該当する場合,外部の直接関連するヒューズ及び/又は電流制限装置に関する情報

9 寸法検査

  寸法検査は,JIS C 8281-1:2011の箇条9によるほか,箇条9の末尾に次を追加する。
電子スイッチは,それを取り付ける適切なボックスと共に供給する場合,スタンダードシートに規定す
る寸法以外のものでもよい。

10 感電に対する保護

  感電に対する保護は,JIS C 8281-1:2011の箇条10によるほか,次による。
JIS C 8281-1:2011の10.1の第1段落の後に,次を追加する。
注記101 この規格においては,保護インピーダンス(10.2参照)を使用して充電部と接続する金属
製の検出面は,充電部とみなさない。
JIS C 8281-1:2011の10.1の第7段落及び第8段落(“この追加試験の間”及び“このテストフィンガは”
で始まる段落)を次に置き換える。
この追加の試験の間,スイッチに,検査プローブ11(JIS C 0922参照)の先端で,力を1分間加える。
絶縁材料が変形することによって,電子スイッチの安全性を損なう(感電の)おそれがある全ての部分
に対して電気表示器に接続した検査プローブによって75 Nの力を加える。その部分が薄いノックアウトの
場合は,10 Nの力を適用する。
床上1.7 mよりも高いところに取り付ける電子スイッチの検出ユニット用の窓,又は類似のもの(表示
用など)には,30 Nの力を加える。
検査プローブによる試験は,遮蔽膜などには適用しない。これらの部品は,13.15.1によって試験する。
注記102 この規格では,交流25 V又は直流60 V以下のリップルフリーのSELVに接続する部分は,
危険な充電部とはみなさない。
JIS C 8281-1:2011の10.2の末尾に,次を追加する。
タッチ式電子スイッチの関連する保護インピーダンスは,箇条16及び箇条23の要求事項に適合しなく
てよい。
7.1.5の第1ダッシュ(タッチ式)に分類する電子スイッチにおいて,電子スイッチの操作のために人が
接触する必要がある部分(例えば,検知面)を充電部に接続してもよい。その場合,充電部との接続は,
保護インピーダンスによって行う。

――――― [JIS C 8281-2-1 pdf 15] ―――――

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JIS C 8281-2-1:2019の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60669-2-1:2002(MOD)
  • IEC 60669-2-1:2002/Amendment 1:2008(MOD)
  • IEC 60669-2-1:2002/Amendment 2:2015(MOD)

JIS C 8281-2-1:2019の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 8281-2-1:2019の関連規格と引用規格一覧