JIS C 8286:2013 電気アクセサリ―電源コードセット及び相互接続コードセット | ページ 2

4
C 8286 : 2013

5.2 組立に関する要求事項

5.2.1  定格電圧
機器用コネクタ及びコードの定格電圧は,プラグの定格電圧以上でなければならない。相互接続コード
セットについては,機器用コネクタ及びプラグコネクタの定格電圧が同一でなければならない。
適否は,目視検査によって判定する。
5.2.2 定格電流
プラグ及びプラグコネクタの定格電流は,機器用コネクタの定格電流以上でなければならない。ただし,
定格電流16 Aの機器用コネクタを使用する電源コードセットについては,定格電流15 Aのプラグを使用
しなければならない。この場合,電源コードセットの定格電流は15 Aとなる。
適否は,目視検査によって判定する。
5.2.3 機器のクラス
機器のクラスに対する組合せは,電源コードセットの場合は附属書JAによる。相互接続コードセット
の場合は,JIS C 0365に示す同一クラスの機器の接続を意図したタイプでなければならない。
クラスII機器用の電源コードセットに取り付けるプラグは,刃と外郭側面との距離が2 mm以上のもの
でなければならない。
適否は,目視検査によって判定する。
5.2.4 表示
プラグ,機器用コネクタ及びプラグコネクタには,関連規格に規定する事項を表示しなければならない。
機器と一緒に引渡しせず,かつ,プラグ又はプラグコネクタと機器用コネクタとが同一の製造業者によ
る製造ではない電源コードセット及び相互接続コードセットには,更に,完成品の電源コードセット又は
相互接続コードセットの製造業者又は責任販売業者の名称,商標又は識別表示を表示しなければならない。
この表示を包装だけに付けてはならない。
注記 製造業者又は責任販売業者の名称,商標又は識別表示の表示は,例えば,コードセットに取り
付けたスリーブに付けてもよい。
クラスII機器用のプラグ,機器用コネクタ,電源コードセット又は相互接続コードセットには,クラス
II構造の記号(二重正方形)を表示してはならない。
適否は,目視検査によって判定する。
5.2.5 コードのタイプ
電源コードセットのコードは,電源コードセットに組み込んだ機器用コネクタ及びプラグのタイプに応
じて,JIS C 8283-1の図1(機器用カプラの一覧表)に規定するグレード以上であって,かつ,JIS C 8282-1
の表20(アクセサリの定格,試験導体の公称断面積及び温度上昇試験の試験電流と通常動作との関係)及
び/又は電気用品の技術上の基準を定める省令(昭和37年通商産業省令第85号)の別表第四1(3)イの解
釈3に規定する断面積以上でなければならない。
電源コードセットの構成部品の定格,及びその組合せによる電源コードセットの定格は,附属書JAに
よる。相互接続コードセットについては,表1による。
注記 低いIECコード名称(例えば,60227 IEC 52)のコードは,高いコード名称(例えば,60227 IEC
53)のコードよりも軽量である(グレードが低いとみなす)。

――――― [JIS C 8286 pdf 6] ―――――

                                                                                              5
C 8286 : 2013
表1−相互接続コードセット用のコードのタイプ
プラグコネクタ及び機器用コネクタ 最軽量タイプの可とう 最小公称
定格電流c) 機器のクラス 用途 ケーブル又はコード 断面積
A mm2
0.2 II 低温用 60227 IEC 41 0.75a)
I
2.5 低温用 60227 IEC 52 0.75
II
6 II 低温用 60227 IEC 52 0.75
60227 IEC 53 又は
低温用
I 60245 IEC 53
10 高温用又は超高温用 60245 IEC 53 0.75b)
60227 IEC 53 又は
II 低温用
60245 IEC 53
60227 IEC 53 又は
低温用
I 60245 IEC 53
16 超高温用 60245 IEC 53 1b)
60227 IEC 53 又は
II 低温用
60245 IEC 53
注a) 5.2.6参照。
b) コードの長さが2 mを超える場合,公称断面積は次のとおりでなければならない。
− 10 Aの相互接続コードセットの場合,1 mm2
− 16 Aの相互接続コードセットの場合,1.5 mm2
c) 相互接続コードセットの定格電圧は,プラグコネクタ,機器用コネクタ共に250 Vであり,
全体として250 Vである。したがって,125 V定格(15 A又は20 A)のプラグコネクタ及び
機器用コネクタは,相互接続コードセットには使用できない。
適否は,目視検査によって判定する。
5.2.6 コードの長さ
公称断面積が0.5 mm2以下の金糸コードの長さは,2 m以下でなければならない。
注記 金糸コードは,通常,公称断面積が0.5 mm2未満である。
コードの長さは,コード又はコードガードがそれぞれプラグ又はプラグコネクタと機器用コネクタに入
る点との間で測定する。明確な端がない場合には,全径がコードの外径よりも1 mm大きい点から長さを
測定する。平形コードについては,この増大径をコードの大きい方の軸で測定する。
要求事項に対する適否は,目視検査及び測定によって判定する。

6 導通及び極性

  有極システム用の電源コードセット及び相互接続コードセットでは,各極において対応するプラグ及び
プラグコネクタのピンとコネクタ接点との間の導通があり,極性が一致していなければならない。
適否は,測定によって判定する。
注記 有極性の電源コードセット及び相互接続コードセットシステムとは,組み合わせるプラグと機
器用コネクタとが両方とも有極性である電源コードセット,及び組み合わせるプラグコネクタ
と機器用コネクタが両方とも有極性である相互接続コードセットをいう。

7 EMC要求事項

    注記 まだ必要性が明確になっていないため,電子部品を組み込んだアクセサリに関する要求事項に

――――― [JIS C 8286 pdf 7] ―――――

6
C 8286 : 2013
ついては規定していない。

7.1 イミュニティ

7.1.1  電子部品を組み込んでいない電源コードセット及び相互接続コードセット
これらの電源コードセット及び相互接続コードセットは,通常の電磁妨害に対して影響を受けやすくは
ないため,イミュニティ試験は要求しない。

7.2 放射

7.2.1  電子部品を組み込んでいない電源コードセット及び相互接続コードセット
これらの電源コードセット及び相互接続コードセットは電磁妨害を生じないため,放射試験の要求はな
い。
注記 これらの電源コードセット及び相互接続コードセットは,ときどき行われるアクセサリの抜き
差し操作時に電磁妨害を生じることがあるにすぎない。それらの放射の頻度,水準及び結果は,
通常の電磁環境の一部とみなしている。

――――― [JIS C 8286 pdf 8] ―――――

                    JIS C 8286                                  JIS C 8283-1
相互接続コードセット 機器用コネクタ
JIS C 8283-1
機器用インレット
JIS C 8286 JIS C 8283-2-2
電源コードセット プラグコネクタ
: 機器の外面とほぼ同一の面
JIS C 8282-1
JIS C 8283-2-2
コンセント
機器用アウトレット
JIS C 8283-1
機器用インレット
JIS C 8282-1 又は JIS C 8283-1 JIS C 8283-1 JIS C 8283-2-2
別表第四プラグa) 機器用コネクタ 機器用カプラ 相互接続カプラ
注a) 別表第四とは,電気用品の技術上の基準を定める省令(通商産業省令第85号)別表第四を意味する。
図0A−電源コードセット及び相互接続コードセットの例
C8 286 : 2013
7

――――― [JIS C 8286 pdf 9] ―――――

8
C 8286 : 2013
附属書A
(参考)
安全性(感電保護及び適正極性)に関する工場配線済みの電源コードセット
及び相互接続コードセットのルーチン試験
A.1 一般事項
必要に応じて,全ての工場配線済みの電源コードセット及び相互接続コードセットに,次の試験を適用
する。
コードセットのタイプ 試験方法の箇条
2極の電源コードセット及び
A.2
相互接続コードセット
3極の電源コードセット及び
A.2,A.3,A.4
相互接続コードセット
試験装置又は製造システムは,不合格サンプルを販売用に開放できないように,使用不適にするか,又
は合格製品から分離するかの,いずれかとしなければならない。
注記 “使用不適”とは意図した機能を発揮することがないようにコードセットを処理することを意
味する。ただし,修理可能な製品を(信頼性のあるシステムによって)修理して再試験しても
よい。
工程又は製造システムによって,販売用に開放するコードセットに全ての関連する試験を適用したこと
を,確認することが可能でなければならない。
製造業者は,次の事項を明記した実施済みの試験の記録を保存しなければならない。
− 製品のタイプ
− 試験日
− 製造場所(複数の場所で製造する場合)
− 試験した数量
− 不合格の数及び講じた措置,つまり破壊/修理
試験装置は,各使用期間の前後に,連続使用期間の場合には少なくとも24時間ごとに検査する。それら
の検査中,試験装置は,既知の不良製品を差し込んだとき又は模擬故障を適用したときに,不良を表示す
ることを示さなければならない。
検査前に製造した製品は,検査結果が合格であることが判明した場合にだけ,販売用に開放しなければ
ならない。
試験装置は,年に1回以上確認(校正)しなければならない。
全ての検査及び必要なことが判明したあらゆる調整の記録を保存しなければならない。
A.2 有極システム : 位相(L)及び中性(N)−適正接続
有極システムについては,電源コードセット又は相互接続コードセットの各端のL及びNピン又は接点
と対応するL及びNピン又は接点との間に安全超低電圧(SELV)を2秒間以上印加して,試験を行う。
注記 自動タイミングをもつ試験装置では,2秒間という時間を1秒間以上に減じることができる。

――――― [JIS C 8286 pdf 10] ―――――

次のページ PDF 11

JIS C 8286:2013の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60799:1998(MOD)

JIS C 8286:2013の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 8286:2013の関連規格と引用規格一覧