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JIS D 0106:2022 規格概要
この規格 D0106は、自動車に用いるブレーキの種類,力学及び現象に関する用語について規定。
JISD0106 規格全文情報
- 規格番号
- JIS D0106
- 規格名称
- 自動車―ブレーキ用語―種類,力学及び現象
- 規格名称英語訳
- Road vehicles-Brake types, braking mechanics and brake operation-Vocabulary
- 制定年月日
- 1975年3月1日
- 最新改正日
- 2022年1月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 611:2003(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 01.040.43, 43.040.40
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1975-03-01 制定日, 1978-03-01 確認日, 1983-06-01 確認日, 1984-04-01 改正日, 1989-03-01 確認日, 1994-11-01 改正日, 2000-11-20 確認日, 2005-03-20 改正日, 2009-10-01 確認日, 2011-01-20 改正日, 2015-10-20 確認日, 2020-10-20 確認日, 2022-01-20 改正
- ページ
- JIS D 0106:2022 PDF [34]
D 0106 : 2022
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 分類・・・・[1]
- 4 用語及び定義・・・・[2]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[26]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS D 0106 pdf 1] ―――――
D 0106 : 2022
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人
自動車技術会(JSAE)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業
標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS D 0106:2011
は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS D 0106 pdf 2] ―――――
日本産業規格 JIS
D 0106 : 2022
自動車−ブレーキ用語−種類,力学及び現象
Road vehicles-Brake types, braking mechanics and brake operation-Vocabulary
序文
この規格は,2003年に第4版として発行されたISO 611を基に,対応する用語については対応国際規格
を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本産業規格であるが,2011年以降の最新化を織り込むため,
対応国際規格に規定されていない用語を日本産業規格として追加している。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している,又は対応国
際規格にはない事項である。技術的差異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,自動車に用いるブレーキの種類,力学及び現象に関する用語について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 611:2003,Road vehicles−Braking of automotive vehicles and their trailers−Vocabulary(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こと
を示す。
2 引用規格
この規格には,引用規格はない。
3 分類
この規格で用いる用語の分類は,次による。
a) 種類に関する用語
1) ブレーキ系
2) ブレーキ装置
2.1) 全般
2.2) 用途による分類
2.3) エネルギー源による分類
2.4) 制御方式による分類
2.5) 伝達媒体による分類
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D 0106 : 2022
2.6) 接続方式による分類
2.7) 取付位置による分類
3) ブレーキ機構及び要素
3.1) ブレーキ機構
3.2) 摩擦ブレーキ
3.3) ドラムブレーキ
3.4) ディスクブレーキ
3.5) その他のブレーキ機構
3.6) 制動力配分に関する装置
3.7) 摩擦ブレーキコンポーネント
4) ブレーキ系の構成要素
4.1) 自動制御装置全般
4.2) ABS
4.3) 車両の安定性を向上させる装置·機能
4.4) BAS
4.5) その他の自動制御装置·機能
4.6) センサ
4.7) 連結車のブレーキシステムに関するもの
4.8) リターダに関するもの
4.9) 警報装置に関するもの
b) 力学及び現象に関する用語
1) 動作及び車両性能に関するもの
2) 力学及び圧力に関するもの
3) 時間に関するもの
4) 距離に関するもの
5) 速度及び加速度に関するもの
6) 仕事に関するもの
7) 性能に関するもの
8) 一般的な現象に関するもの
9) 摩擦材,ドラム及びディスクの表面の現象に関するもの
10) 摩擦材の試験に関するもの
11) 自動車の運動に関するもの
4 用語及び定義
用語及び定義は,次による。
注記1 用語の一部に,丸括弧“( )”を付けてあるものは,この丸括弧の中の用字を含めた用語と,
丸括弧の中の用字を省略した用語との二通りの用語を用いてよいことを示しているが,丸括弧
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D 0106 : 2022
の中の用字を含めた用語を優先する。
注記2 参考のために,用語に対応する対応英語を示す。また,対応英語の中で太字で示したものは,
ISO 611に規定している用語である。
a) 種類に関する用語
1) ブレーキ系
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1000 ブレーキ系 自動車に装備するブレーキ装置及びリターダの総称 braking system
代替用語 :
ブレーキシステム
2) ブレーキ装置
2.1) 全般
番号 用語 定義 対応英語(参考)
2000 ブレーキ装置 braking equipment,
自動車の車速を制御(通常は減速),停止,又はある位置に
代替用語 : ブレーキ, 保持するために使用する一連の機構 braking device
制動装置
2001 エネルギー供給装置 制動に必要なエネルギーを供給,調節する装置 energy-supplying
device
2002 エネルギーソース エネルギー供給装置のエネルギーを発生させる部分 energy source
注釈1 例えば,トレーラのエアブレーキ系のように自動
車から離れて配置してあってもよく,また,力で
あってもよい。
2003 制御装置 ブレーキ系の作動を開始し,かつ,出力を制御する装置control device
2004 伝達装置 制御装置によって分配されたエネルギーを伝達する装置transmission
device
2005 ブレーキ回路 circuit
制動力を発生させるエネルギーを,全体又は部分的に伝達又
は制御するブレーキ系の伝達部分
2006 アクチュエーション機 ブレーキ動作部品を結ぶ伝達装置の全ての機構部品 actuation
構 mechanism
2.2) 用途による分類
番号 用語 定義 対応英語(参考)
2101 常用ブレーキ service braking
自動車を減速及び停止するために,通常使用する主要なブレ
代替用語 : ーキ装置 system
主ブレーキ, 注釈1 2302の“フットブレーキ”とも同義であるが,こ
サービスブレーキ ちらの用語は操作方法によらず通常使用するブ
レーキ装置のことを示す。
2102 二次ブレーキ secondary braking
常用ブレーキの一部故障状態のとき自動車を減速及び停止
代替用語 : system
するために使用するブレーキ装置,又は非常用として特に備
非常ブレーキ えたブレーキ装置
――――― [JIS D 0106 pdf 5] ―――――
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JIS D 0106:2022の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 611:2003(MOD)
JIS D 0106:2022の国際規格 ICS 分類一覧
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.43 : 自動車工学(用語集)