JIS D 1061:1995 乗用車のステアリングコントロールシステム衝撃試験方法

JIS D 1061:1995 規格概要

この規格 D1061は、乗用車のステアリングコントロールシステムの人体に対する衝撃特性を評価するためのボデーブロックを用いた試験室内での試験方法について規定。フォワードコントロール車には適用しない。

JISD1061 規格全文情報

規格番号
JIS D1061 
規格名称
乗用車のステアリングコントロールシステム衝撃試験方法
規格名称英語訳
Steering control system laboratory impact test procedure for passenger cars
制定年月日
1985年3月1日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

43.020, 43.040.60
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
自動車 I 2020, 自動車 II 2020
改訂:履歴
1985-03-01 制定日, 1990-03-01 確認日, 1995-02-01 改正日, 2000-11-20 確認日, 2006-01-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS D 1061:1995 PDF [7]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
D 1061-1995

乗用車のステアリングコントロールシステム衝撃試験方法

Steering control system laboratory impact test procedure for passenger cars

1. 適用範囲 この規格は,乗用車のステアリングコントロールシステム(以下,ステアリングという。)
の人体に対する衝撃特性を評価するためのボデーブロックを用いた試験室内での試験方法について規定す
る。ただし,フォワードコントロール車には適用しない。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS D 0024 自動車におけるH点の決め方
2. 用語の定義 この規格に用いる主な用語の定義は,次のとおりとする。
(1) ステアリングコントロールシステム 乗用車のステアリング機構において,運転者に与える衝撃荷重
に影響する部分。
(2) ボデーブロック ステアリングに衝撃荷重を与えるための人体模型。
(3) 点 シート最後端におけるH点,又はそれに相当する設計基準位置。
備考 R点については,JIS D 0024の2.(5)参照。
3. 計測項目
(1) 衝突速度 ボデーブロックが,ステアリングに衝突する直前の速度。
(2) 衝撃荷重 ボデーブロックの衝突の際,ステアリングによってボデーブロックに加わる水平方向の荷
重の時間経過。
(3) 衝撃瞬間時期 ボデーブロックが,ステアリングに最初に当たる時。
4. 試験装置
4.1 ボデーブロック ボデーブロックは,次に示す特性をもつことが望ましい。ただし,少なくとも主
要外形寸法,質量及びばね定数(テストビーム及び荷重測定位置を含む。)については,この規定の値を満
足しなければならない。
(1) 構造寸法 図13に示すとおりとする。

――――― [JIS D 1061 pdf 1] ―――――

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図1 モールドインサート 図2 背板とベース
図3 ボデーブロック側面

――――― [JIS D 1061 pdf 2] ―――――

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(2) 質量 質量は 34 0. 03.2
(3) ばね定数 ばね定数は105140N/mmとする。
なお,ばね定数の求め方は,次による。
(a) ボデーブロックの縦軸に直角,しかも背面に平行な100×380mmのテストビームをその中心線が頭
頂から457±6mmの所に置き,テストビームの重量を含み22Nの荷重をあらかじめ与え,このとき
のテストビームの位置を基準点とする(図4参照)。
(b) テストビームを250±50mm/minの速度で加圧し,基準点からの変位量が12.7mmのときの付加荷重
を測定する。
(c) ばね定数は,(2)で測定した荷重及び変位量によって求める。
図4 テストビーム位置
単位nm
(4) 重心 重心は頭頂から551±6mmの位置とする。
(5) 慣性能率 重心を通る横軸回りの慣性能率は226±22N・cm・s2
4.2 衝撃試験機 衝撃試験機は,次による。
(1) 試験機は,並進運動でボデーブロックをステアリングホイールに衝突させることができる装置とする。
(2) 試験における,衝突速度,衝撃荷重,衝撃瞬間時期が記録できること。
5. 試験方法
5.1 ステアリングの取付け ステアリングの取付けは設計基準位置とし,次による(図5参照)。
(1) ステアリングは,実車又は実車の取付け状態をシミュレートしたジグに固定する。
(2) 取付け角度は設計基準角度に対して側面,平面とも±2度以内とする。
(3) 傾斜と位置を調節する装置が付いている場合,ステアリングの取付け位置は設計基準位置とする。
(4) ロードセルは,コラムシャフトとステアリングホイールとの間に置く。
(5) ステアリングホイールの回転位置は,ステアリングホイールの最もたわみにくい位置及び最もたわみ
やすい位置の2か所とする。
5.2 ステアリングとボデーブロックとの関係 ボデーブロックとステアリングの上下方向との位置関係
は,図5に示すとおりとし,設計図によって,ボデーブロックのレファレンスラインとステアリングホイ
ールの下端との距離を求め,これを満足するように置く。左右方向に対しては,ボデーブロックはステア
リングホイールのリム平面の中心に置く。

――――― [JIS D 1061 pdf 3] ―――――

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5.3 衝突方法 ステアリングとボデーブロックとの関係を5.2のとおりに配置し,ボデーブロックを並進
させ,5.4で規定する衝突速度でステアリングに衝突させる。衝突の方向は,車体の縦中心面に対して平行
とし,ボデーブロックは衝突の間中自由で拘束されない状態に置く。
図5 ステアリングとボデーブロックとの関係
5.4 衝突速度 衝突速度は 24.1 01.2 一 最大衝撃荷重を規定した場合の要件を満
すれば,より高い速度でもよい。
5.5 供試品 試験に使用するすべての部品は,設計図どおりのもの又は同等の特性をもつものでなけれ
ばならない。
6. 計測精度 計測精度は,次による。
(1) 衝突速度 ±2%以内
(2) 衝突速度分解能 0.5km/h
(3) 衝撃荷重 ±5%以内
7. 試験の記録 試験の記録は,次による。
(1) 試験期日
(2) 試験場所
(3) 試験品諸元
(a) 車名・型式
(b) 部品名又は部品番号
(4) 試験条件
(a) 使用した衝撃荷重検出器
(b) コラムシャフトセットの側面角度及び平面角度
(c) ステアリングホイールの回転位置
(d) ステアリングホイール下端とボデーブロックレファレンスラインとの距離

――――― [JIS D 1061 pdf 4] ―――――

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(5) 試験結果
(a) 衝突速度
(b) 衝撃荷重
(c) 衝撃瞬間時期
(6) その他
関連規格 JIS D 0101 自動車の種類に関する用語
SAE Recommended Practice J 944 JUN 80 Steering Control System-Passenger Car−Laboratory
Test Procedure
ADR No.10B Steering Columns
ECE Regulation No.12 Revision 2 Uniform Provisions Concerning the Approval of Vehicles with
regard to the Protection of the Driver against the Steering Mechanism in the Event of Impact
FMVSS No.203 Impact Protection for the Driver from the Steering Control System
TRIAS 27-1983 衝撃吸収式かじ取り装置衝撃試験方法

――――― [JIS D 1061 pdf 5] ―――――

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JIS D 1061:1995の国際規格 ICS 分類一覧

JIS D 1061:1995の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISD0024:1985
自動車におけるH点の決め方