JIS F 2617:2012 船舶及び海洋技術―救命艇用なわばしご | ページ 3

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F 2617 : 2012
a) 製造業者名及び所在地
b) 製造業者によるモデル
c) “JIS F 2617”及び“SOLAS”
d) 種類(購入者の指定による。)
e) はしごの組立て又は再組立ての年
f) 主官庁の要求する承認事項に対する,主官庁又は船級協会の証明
g) 主官庁に代わって承認された機関の証明
8.2 それぞれの取替用ステップの底部には,次の表示をしなければならない。
a) 製造業者名及び所在地
b) 製造業者によるモデル
c) “取替用ステップ”の文字
d) “JIS F 2617”及び“SOLAS”
e) ステップの製造年
f) 主官庁の要求する承認事項に対する,主官庁の証明
g) 主官庁に代わって承認された機関の証明

9 製品試験及び検査

  この規格による承認されたなわばしごの製品試験及び検査は,附属書Aに記載された事項によることが
望ましい。

10 保守

10.1 損傷したステップは,5.15の要求を満足し,なわばしご製造業者が供給又は仕様を指定した取替用
ステップと取り替えなければならない。取替用ステップは2個を超えて用いてはならない。
10.2 なわばしごが3個目の取替用ステップを必要とする場合には,なわばしごを再度製作しなければな
らない。なわばしごがポリエステルロープを用いて組み立てられており,そのポリエステルロープの全長
のいかなる場所であっても心材が現れている場合には,そのなわばしごは用いてはならない。そのような
なわばしごは,新しいサイドロープを使用し,全ての損傷したステップ及び取替用ステップを損傷してい
ないステップに取り替え,当初の製造業者の基準に従って再組立てされなければならない。
10.3 それぞれのなわばしごは,およそ30か月の間隔で表2に示すなわばしご及びステップの取付け強度
試験を受けるものとする。試験に合格しないそれぞれのなわばしごは,10.2に従って再組立てするか又は
廃棄する。なわばしごは底部の近くに,試験の日付及び試験を行った人又は会社の証明を示す表示を施す
か,又はタグを付ける。試験実施者又は機関は,日付を含む試験の詳細及び試験実施者又は試験機関名の
明記された試験証明書をなわばしごの所有者に提出しなければならない。

――――― [JIS F 2617 pdf 11] ―――――

10
F 2617 : 2012
附属書A
(参考)
推奨製品試験及び検査
A.1 一般
製造業者は,製造したなわばしごが型式承認に際して型式試験されたものと同じ基準で製造されること
を保証するために,主管庁が認証する品質保証システムをもつことが望ましい。
A.2 ステップの標本選択及び試験
ステップは,100個以下のロットに分けることが望ましい。異なる種類のステップは,別のロットとし
て扱う。ロットごとに1個のステップを無作為に取り出し,表A.1に示すステップ強度試験を行うことが
望ましい。そのステップが試験に不合格となった場合は,更に10個のステップをそのロットから無作為に
取り出し,表A.1に示すステップ強度試験を行うことが望ましい。10枚の踏み板の1枚でも,不合格であ
った場合,全ての踏み板をはしごに使用する前に試験することが望ましい。
表A.1−製品試験
試験 試験品目 試験要領 判定基準
ステップ強度 なわばしごのステップ サイドロープが通過するステッ ステップは,破損又は割れがあ
ってはならない。
プの端部の下に支持台を置き,ス
テップの中心100 mm幅の区域に 荷重を取り除いた後は復原し,
わたって広く分布される8.8 kNの
恒久的なゆがみを生じてはな
静荷重を加える。 らない。
はしご及びス 少なくとも3 m長さの完全に組はしご全長を垂直につり下げる ステップは,破損又は割れがあ
テップ取付け 立てられたなわばしご ってはならない。
か又は水平面状上に展張する。上
強度 端ははしご自身の留め具を用い 全てのステップとサイドロー
プとの結合に緩み,又は破損が
て固定する。ステップ取付器具を
通じてサイドロープ間に一様に あってはならない。
サイドロープは荷重を取り除
荷重がかかるように,底部ステッ
プに広く分布させた8.8 kNの静荷
いた後に,目視で確認できる破
重を少なくとも1分間加える。 損,伸び又は変形があってはな
らない。
A.3 はしごの標本選択及び試験
表2に規定する目視試験及び検査は,なわばしごが箇条5及び箇条6の要求事項に適合していることを
確認するため,製造工程中のものを選び少なくとも1年に1度,はしごを承認する海事安全担当主管庁又
は代行する認定機関によって実施することが望ましい。

――――― [JIS F 2617 pdf 12] ―――――

                                                                  附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS F 2617:2012 船舶及び海洋技術−救命艇用なわばしご ISO 5489:2008 Ships and marine technology−Embarkation ladders
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異 (V) JISと国際規格との技術的差
国際 の箇条ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 生存艇からなわばしごで船体の 1 一致 − −
垂直部分に沿って安全に乗下船
するために装備する救命艇用な
わばしごについて規定。
2 引用規格
3 なわばし A形,B形,F形 3 − 追加 種類を追加。 製品規格として,適合性評価に活
ごの種類 用する規格とすることを考慮。
4 材料 木製部品 3 木製部品 追加 木製部品にチューリップ国内の材料使用実績を考慮して,
ウッドを追加。 製造業者の材料選択肢を増やす
サイドロープ サイドロープ サイドロープにJIS L ために追加。
2701の1類マニラロープ
1種を追加。
金属材料 金属材料 金属材料にJIS G 4305の
SUS316と同等の合金を
追加。
機械的固着装置 機械的固着装置
プラスチック材料 プラスチック材料
材料の品質 材料の品質
シージング シージング
F2
ステップ固定ピースの材料 ステップ固定ピースの材
61
料を項目として追加。
7 : 2
0 1
1
2
1

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                                                                                                                                              F2
1
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異 (V) JISと国際規格との技術的差
2
6
国際 の箇条ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
17
規格
: 2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
0
及び題名 番号 の評価
12
5 構造 はしごは側面に2本のサイドロ 4 はしごは側面に2本のサイ 変更 ISO規格では上部でロー 日本国内の製品では,ISO規格に
ープをもつ,サイドロープの端末 ドロープをもつ,サイドロ プの端末処理を行っていよる上部でのロープ端末処理は
処理方法(図4) ープの端末処理方法(図4) るが,国内品では下部で実施していない。日本製品がISO
の処理とした。 規格に準拠していることを理解
図4を変更。 できるように端末処理方法を簡
潔に明記した文言に改正するこ
とをISOへ提案。
6 承認のた 型式試験(目視試験,ステップの 5 一致 − −
めの試験 曲げ強度,ステップの摩擦力,ス
テップ表面の耐久性,なわばしご
及びステップ取付け強度,展開)
7 製品の呼 a) “救命艇用なわばしごJIS F 6 a) “救命艇用なわばしご 追加 種類を追加 製品規格として,適合性評価に活
び方 2617” ISO 5489” 用する規格とすることを考慮。
b) 種類(表1参照) b) “S”その後にステップ
c) “S”その後にステップの数 の数 及び
d) “L”その後にメートル単位 c) “L”その後にメートル
で表したなわばしごの全長。 単位で表したなわばし
ごの全長。
8 表示 はしごの底部には次の表示 7 はしごの底部には次の表示追加 種類を追加 製品規格として,適合性評価に活
製造業者名及び所在地 製造業者名及び所在地 用する規格とすることを考慮。
モデル モデル
“JIS F 2617”及び“SOLAS” “ISO 5489”及び“SOLAS”
種類 など
など
9 製品試験 附属書A(参考)を推奨。 8 一致 − −
及び検査
10 保守 10.110.3を満足 9 一致 − −
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 5489:2008,MOD

――――― [JIS F 2617 pdf 14] ―――――

     注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 一致 技術的差異がない。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
F2 617 : 2
0 1
1
2
3

JIS F 2617:2012の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 5489:2008(MOD)

JIS F 2617:2012の国際規格 ICS 分類一覧

JIS F 2617:2012の関連規格と引用規格一覧