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F 8072 : 2006 (IEC 60092-401 : 1980)
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船内の重要な電気通信装置に含まれる機械式エンジンテレグラフ,ドッキングテレグラフなど並びに信
号又は警報装置及び火災検知装置の動作試験には,特別な配慮を払わなければならない。
64. 船内通信回路
55 V以上で作動する各回路は導体間及び各導体と大地との間の絶縁抵抗は,1 M 坎
上としなければならない。55 V未満で作動する回路の場合,絶縁抵抗は1/3 M 坎 上としなければならな
い。必要な場合,回路につながっている一部又はすべての機器を試験中切り離してもよい。
65. 接地
すべての接地連続導体及び接地導線は,機器の枠及び船体に接続し,また,接地端子をもつソ
ケットアウトレットでは,これが大地に接続されていることを立証するために試験しなければならない。
66. 海上人命安全条約の要求
国際条約を満足するために取り付けられた装置は,すべての要求に適合し
ていることを立証するために特に試験しなければならない。非常電源から給電することを要求されている
場合には,非常電源から正しく給電されることを立証するために試験しなければならない。また,給電時
間の規定があれば,これも試験しなければならない。
67. 就航後の試験
装置の物理的状態をできるだけ初期の状態に保つように,電気装置及び回路を定期的
に点検整備することは最も重要である。起こり得る物理的劣化又は変化の進行状況を早い段階で発見する
ために,すべての機器及びケーブルに対し定期的な試験及び検査をすることを強く推奨する。絶縁抵抗値
は,機器又は回路を続けて使用できるかどうかの有効な指針となり,適時の点検は使用不能の事故を防ぐ
ことに役立つ。
劣化状態を知る最もよい方法は,そのとき測定した絶縁抵抗値と前に測定した記録値とを比較すること
である。最後の測定値からの変化が抵抗の絶対値よりはるかに重要である。測定値の比較に当たっては,
点検時の機械の状況及び気象状況,例えば,機械及び器具は暖機状態か又は冷機状態か,冷却空気温度は
どうか,また,外気は乾燥状態か又は湿気状態かなどを知ることも重要である。
“ケーブルは取り外された”,“機械は最近清掃又は換気された”,“ブラシが引き上げられた”など重要
な事項は,すべて記録しなければならない。ごみ,油気又は湿気は,しばしば,ケーブル又は機器が健全
であるにもかかわらず,低い絶縁抵抗値になる原因となる。絶縁抵抗値の大きな,かつ,突然の減少は重
要なこととして注意し,更に深く調査しなければならない。また,発見されたすべての欠陥は,速やかに
修理しなければならない。
JIS F 8072:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60092-401:1980(IDT)
JIS F 8072:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- 47 : 造船及び海洋構造物 > 47.020 : 造船及び海洋構造物一般 > 47.020.60 : 船及び海洋構造物の電気設備
JIS F 8072:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISF8061:2005
- 船用電気設備―第101部:定義及び一般要求事項
- JISF8062:1996
- 船用電気設備 第201部 システム設計―一般
- JISF8064:2000
- 船用電気設備 第301部 機器―発電機及び電動機
- JISF8081:2005
- 船用電気設備及び電子機器―電磁両立性