JIS G 1328:1982 フェロニオブ分析方法 | ページ 9

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G 1328-1982
V2 : M/100硫酸銅標準溶液の使用量 (ml)
W : 試料はかり取り量 (g)
B : 試料溶液の分取比
10.3 クロムアズロールS吸光光度法
10.3.1 要旨 (加水分解分離の場合) 試料をふっ化水素酸と硝酸で分解し,硫酸白煙処理して過酸化水
素水と硫酸に溶解し,ニオブなどを加水分解させて分離する。
(イオン交換分離の場合) 試料を適切な酸で分解し,ふっ化水素酸と硝酸に溶解し,イオン交換樹脂
にニオブなどを吸着させ,アルミニウムを溶離液 (A) で溶出し,硫酸白煙処理して硫酸溶液とする。
これらの溶液からクペロンとクロロホルムで鉄などを抽出し,クロムアズロールSと塩酸ヒドロキシル
アミンでアルミニウムを呈色させ,アンモニア水でpHを調節してその吸光度を測定する。
10.3.2 適用分野 ニオブ,タンタルを加水分解させて分離する場合とイオン交換樹脂で分離する場合は,
試料溶液の調製をそれぞれ別操作による。
10.3.3 試薬 試薬は,次による。
(1) 硝酸 (1+1)
(2) ふっ化水素酸
(3) 硫酸 (1+1)
(4) アンモニア水 (1+1)
(5) 過酸化水素水
(6) 塩酸ヒドロキシルアミン (NH2OH・HCl〕 溶液 (10v/v%)
(7) クペロン溶液 (6w/v%) 10.2.3(11)による。
(8) クロムアズロールS (C23H13O9SCl2Na3) 溶液 (0.1v/v%)
(9) クロロホルム
(10) 標準アルミニウム溶液 (10 最 一 ‰ ルミニウム(純度99.9%以上)0.100gをはかり取ってビー
ー (300ml) に移し,塩酸 (1+1) 50mlに加熱して溶解し,常温まで冷却して1000mlのメスフラスコに
移し,水で標線までうすめてアルミニウム標準原液とする。使用の都度,この標準原液の一部を水で
正しく10倍にうすめて標準アルミニウム溶液とする。
10.3.4 試料はかり取り量 試料は,0.20gを0.1mgのけたまではかり取る。
10.3.5 操作 定量操作は,次の手順によって行う。
(1) 試料溶液の調製
(a) 加水分解分離の場合 はかり取った試料 (10.3.4) を白金皿(100番)に移し,ふっ化水素酸10ml
を加え,硝酸 (1+1) を滴加して分解した後,硫酸 (1+1) 10mlを加え,加熱して硫酸の白煙を発生
させて放冷する。硫酸 (1+1) 15ml,水10ml及び過酸化水素水2mlを加えて加熱し,可溶性塩類を
溶解してビーカー (300ml) に移す。白金皿に水10mlと過酸化水素水2mlを加え,付着物を溶解し
て先のビーカーに合わせる。熱水を加えて約200mlにうすめ,約15分間煮沸して常温まで冷却し
た後,250mlのメスフラスコに移し,水で標線までうすめて乾いたビーカー (300ml) に移す。上澄
み液を乾いたろ紙(5種C)を用いてろ過し,初めのろ液は捨て,次のろ液から25mlを分取する。
(b) イオン交換分離の場合 3.3.6(2)で保存した溶液(10)を白金皿(100番)に移し,硫酸 (1+1) 10mlを
加え,硫酸の白煙が発生し始めるまで加熱蒸発して放冷する。白金皿の内壁を少量の水で洗って再
び加熱し,硫酸の白煙を510分間発生させて放冷する。硫酸 (1+1) 15mlと水10mlを加えて加熱
し,可溶性塩類を溶解して常温に冷却した後,250mlのメスフラスコに移して水で標線までうすめ,

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その25mlを分取する。
(2) 妨害元素の分離 10.3.5(1)で分取した溶液を分液漏斗 (100ml) に移し,クペロン溶液〔10.3.3(7)〕10ml
とクロロホルム15mlを加え,約30秒間激しく振り混ぜ,静置して2層に分離後,下層の有機相を捨
てる。クロロホルム10mlずつを用いて有機相に着色が認められなくなるまで抽出を繰り返し,更に
クロロホルム10mlで抽出した後,水相をビーカー (200ml) に移し,硫酸の白煙が発生し始めるまで
加熱してクロロホルムを除去する(65)。冷却後,水約50mlを加えて可溶性塩類を溶解し,100mlのメ
スフラスコに移して水で標線までうすめる。
(3) 呈色 10.3.5(2)で得た溶液からアルミニウム含有率に応じ,原則として表4に従って分取してビーカ
ー (100ml) に移し,水で約60mlにうすめる。クロムアズロールS溶液 (0.1w/v%) 2mlを正確に加えて
振り混ぜた後,塩酸ヒドロキシルアミン溶液 (10w/v%) 5mlを加え,pHメーターを用いてアンモニア
水 (1+1) でpH6.0±0.1に調節し,直ちに100mlのメスフラスコに移して水で標線までうすめる。
表4
アルミニウム含有率 分取量
% ml
0.2未満 50
0.2以上 0.5未満 25
0.5以上 1.5未満 10
1.5以上 3.0未満 5
(4) 吸光度の測定 10.3.5(3)で得た溶液を10分間静置後(67),溶液の一部を光度計の吸収セルに移し,空試
験溶液を対照液として波長550nm付近の吸光度を測定する。
注(67) 吸光度は約5分間で最大となり,約20分間は安定である。
10.3.6 検量線の作成 検量線は,次のようにして作成する。
数個のビーカー (100ml) を準備し,それぞれに標準アルミニウム溶液05ml(アルミニウムとして0
50 柿 を段階的に正確に加え,それぞれに硫酸 (1+1) 10滴を加えて水で約60mlにうすめる。以下
10.3.5(3)クロムアズロール溶液添加以降の手順に従って操作し,吸光度とアルミニウム量との関係を求め
て検量線とする。
10.3.7 計算 10.3.6で作成した検量線に10.3.5(4)で得た吸光度を挿入して試料溶液中のアルミニウム量を
求め,試料中のアルミニウム含有率を次の式によって算出する。
A
アルミニウム % 100
W B
ここに, A : 分取した試料溶液中のアルミニウム量 (g)
W : 試料はかり取り量 (g)
B : 試料溶液の分取比
10.4 原子吸光法
10.4.1 要旨 (ニオブ共存の場合) 試料をふっ化水素酸と硝酸で分解して一定量にうすめる。
(加水分解分離の場合) 試料をふっ化水素酸と硝酸で分解し,硫酸で白煙処理をした後,可溶性塩類
を水と過酸化水素水で溶解し,ニオブなどを加水分解させて一定量とし,乾いたろ紙でろ過する。
(イオン交換分離の場合) 試料を適切な酸で処理してふっ化水素酸と硝酸の溶液とし,ニオブなどを
イオン交換樹脂に吸着させ,アルミニウムを溶離液 (A) で溶出させ,硫酸で白煙処理をして一定量にうす
める。
上記のいずれかの試料溶液を,原子吸光光度計の亜酸化窒素−アセチレンフレーム中に噴霧してアルミ

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ニウムの吸光度を測定する。
10.4.2 適用分野 ニオブ共存の場合とニオブを分離する場合とは,試料溶液の調製と検量線の作成を,そ
れぞれ別操作による。
10.4.3 試薬 試薬は,次による。
(1) 塩酸
(2) 硫酸 (1+1)
(3) 鉄溶液A (10mgFe/ml) 9.4.3(8)による。
(4) 鉄溶液B (10mgFe/ml) 9.4.3(9)による。
(5) ニオブ溶液 (10mgNb/ml) 9.4.3(10)による。
(6) 標準アルミニウム溶液A (500 最 一 ‰ ルミニウム(純度99.9%以上)0.500gをはかり取ってビ
カー (300ml) に移して時計皿で覆い,硫酸 (1+1) 20mlを加えて加熱分解し,常温まで冷却して水で
約200mlにうすめる。これを1000mlのメスフラスコに移して水で標線までうすめる。
(7) 標準アルミニウム溶液B (1.00mgAl/ml) アルミニウム(純度99.9%以上)0.250gをはかり取ってポ
リエチレンビーカー (300ml) に移してふたをし,水20mlとふっ化水素酸5mlを加えて常温で徐々に
分解する。これを250mlのポリエチレン製のメスフラスコに移して水で標線までうすめる。
10.4.4 試料はかり取り量 試料は,0.20gを0.1mgのけたまではかり取る。
10.4.5 操作 定量操作は,次の手順によって行う。
(1) 試料溶液の調製
(a) ニオブ共存の場合 9.4.5(1)(a)の手順に従って操作する。
(b) 加水分解分離の場合 9.4.5(1)(b)の手順に従って操作する。
(c) イオン交換分離の場合 9.4.5(1)(c)の手順に従って操作する。
(2) 吸光度の測定 原子吸光光度計を用い,10.4.5(1)で得た試料溶液の一部を亜酸化窒素−アセチレンフ
レーム中に噴霧し 分析線309.3nmにおける吸光度を測定する。
10.4.6 検量線の作成 検量線は 次のようにして作成する(19)。
(1) ニオブ共存の場合 数個の100mlのポリエチレン製メスフラスコを準備してそれぞれにニオブ溶液
〔10.4.3(5)〕13mlと鉄溶液B〔10.4.3(4)〕5.5mlを正確に加え,これらに標準アルミニウム溶液B
〔10.4.3(7)〕08ml(アルミニウムとして08.00mg)を段階的に正確に加えて水で標線までうすめる。
以下10.4.5(2)の手順に従って操作し,吸光度を測定する。吸光度と溶液中のアルミニウム量との関係
を求めて検量線とする。
(2) ニオブを分離する場合 数個のビーカー (100ml) を準備してそれぞれに鉄溶液A〔10.4.3(3)〕6mlと
硫酸 (1+1) 5mlずつを加え,これらに標準アルミニウム溶液A〔10.4.3(6)〕を016ml(アルミニウ
ムとして08.00mg)を段階的に正確に加え,硫酸白煙が発生するまで加熱する。冷却後,塩酸15ml
を加えて溶解し,常温まで冷却して100mlのメスフラスコに移し,水で標線までうすめる。以下
10.4.5(2)の手順に従って操作し,吸光度を測定する。吸光度と溶液中のアルミニウム量との関係を求
めて検量線とする。
10.4.7 計算 10.4.5(1)(a)の試料溶液を用いた場合は10.4.6(1)の検量線に,10.4.5(1)(b)及び10.4.5(1)(c)の試
料溶液を用いた場合は10.4.6(2)の検量線に,それぞれ10.4.5(2)で得た吸光度を挿入して試料溶液中のアル
ミニウム量を求め,試料中のアルミニウム含有率を次の式によって算出する。

アルミニウム % 100

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ここに, A : 試料溶液中のアルミニウム量 (g)
W : 試料はかり取り量 (g)
付図1 イオン交換樹脂カラムの例
付図2 フェロニオブ中の硫黄定量装置(8.2中和滴定法)の例

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付図3 フェロニオブ中の硫黄定量装置(8.3導電率法)の概念図
付図4 フェロニオブ中の硫黄定量装置(8.4電量法)の概念図

――――― [JIS G 1328 pdf 45] ―――――

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