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K 3600 : 2000
番号 用語 ふりがな 対応英語 定義
うとう 然のオリゴ糖の大半は元来配糖体や複合糖質として存在して
いたものである。
1143 オリゴマーたん oligomer protein
おりごまーたんぱ 二つ以上のポリペプチド鎖から構成されたたん白質。各構成
白質 くしつ ペプチド鎖単位は,サブユニットまたはプロトマーとよばれ
る。ヘモグロビンなどが代表例である。
1144 カードラン かーどらん curdlan 戀 1→3)
Alcaligenes gaecalisから抽出された高分子物質で,
戀
-D-グルカンの直鎖状高分子と 1→6) との枝分かれ構造を
もつ。分子量70KDa90KDa。
1145 解糖 かいとう glycolysis 嫌気的条件下におけるぶどう糖又はグリコーゲンから乳酸へ
の分解反応。ほとんどの生物に存在するエネルギー獲得系で
ある。
1146 化学的酸素要求 chemical oxygen
かがくてきさんそ 水の汚染度を表す指標。被検水に酸化剤として重クロム酸カ
量/COD demand/COD
ようきゅうりょう リウムなどを加えて反応させ,その消費量から化学的に消費
/しーおーでぃー される酸素量を求め,ppmを単位として表す。BODに比べて
短時間に測定できるが,生物学的酸化を受けやすい有機物と
安定な有機物及び無機被酸化物を区別できない。
1147 核酸 かくさん nucleic acid ヌクレオチド残基が多数つながった高分子物質の総称。糖部
分がリボースかデオキシリボースかによってRNAとDNAの
2種に大別される。
1148 核酸塩基 かくさんえんき DNAやRNAの構成要素となっている窒素を含む複素環式化
nucleic acid base
合物。アデニン,グアニン,シトシン,ウラシル,チミンが
その主なものである。
1149 核小体/仁 nucleolus
かくしょうたい/ 真核細胞の核内にあるリボゾームRNAの合成とリボゾーム
じん の組立を行っている小体。
1150 核内低分子 small nuclear
かくないていぶん 真核生物の核中に存在する低分子RNA。スプライシング,プ
RNA RNA/snRNA
しあーるえぬえー ロセッシングなどに関与していると考えられている。
1151 カスケード反応 cascade reaction
かすけーどはんの 連鎖的反応増幅機構。血液凝固などで見られる。
う
1152 活性酸素 かっせいさんそ active oxygen 1O2,・O2−,H2O2,・OHなどの高い反応性を示す酸素分子種。
一酸化窒素,オゾン,過酸化脂質なども広義の活性酸素に含
められる。生体防御系や細胞内シグナル系で重要な働きをす
るが,生体成分に様々な酸化障害を起こし,老化や疾病の原
因となる。
1153 かっぷりんぐ/
カップリング/ coupling 二つ以上の反応について,一つの反応の生成物が,他方の反
共役 きょうえき 応の基質となるような系列をつくっているとき,これらの反
応は共役(カップリング)しているという。その共通の中間
体としては,化合物のこともあるし,また,電子やイオン濃
度の差であることもある。
1154 karyoplast
かりおぷらすと/
カリオプラスト サイトカラシンで処理された培養細胞は,マイクロフィラメ
/核体 かくたい ントの網目構造が破壊されて細胞膜でつつまれた核が突出す
る。これを遠心分離して細胞質体(サイトプラスト)と分け
たもの。
1155 機能性高分子 functional polymer
きのうせいこうぶ 特定の機能をもった合成ポリマー。生体由来のたん白質を含
んし めることもある。
1156 キメラ きめら chim(a) era/ (1)2個以上の遺伝的に異なる体細胞からなる単一個体。
chim(a) eric (2)2個以上の異なる分子の部分的複合体を表す形容詞。
例えば,キメラ個体,キメラたん白質,キメラDNA。同様な
現象をモザイクということもある。
1157 凝集反応(抗原 agglutination
ぎょうしゅうはん 細菌,赤血球などの表面抗原又は粒子表面に吸収させた抗原
の) reaction
のう(こうげんの) (凝集原)とそれに対応する抗体(凝集素)との抗原抗体反
――――― [JIS K 3600 pdf 6] ―――――
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K 3600 : 2000
番号 用語 ふりがな 対応英語 定義
応に由来する巨大塊形成反応。
1158 組換え体の第一 the type 1 uses of
くみかえたいのだ 工場や施設内の限定した区域などの人為的に外界から隔離さ
種利用 recombinant
いいっしゅりよう れた条件下での組換え体の利用。
organisms
1159 共通塩基配列 consensus
きょうつうえんき ある遺伝子領域(例えば,プロモーター,ターミネーターな
はいれつ sequence ど)に最も頻度高く出現する塩基配列から帰納した理論的配
列。理論的配列に近い実際の配列を指すこともある。
1160 キラー因子 きらーいんし killer factor 異なる二つの系統のゾウリムシや酵母を同じ容器で培養する
とキラーたん白質(キラー因子)を出して一方が他方を殺す
ことがある。キラー因子の遺伝子は,プラスミド上にあるが,
その保持は核遺伝子支配である。有用酵母の育種に応用され
ている。
1161 金属たん白質 metalloprotein
きんぞくたんぱく 重金属イオンを構成成分の一つとして結合しているたん白
しつ 質。ヘムたん白質,各種金属酵素(ニトロゲナーゼ,アルコ
ールデヒドロゲナーゼ,フェレドキシンなど)がある。
1162 組換え体の第二 the type 2 uses of
くみかえたいのだ バイオレメディエーションなど人為的に制御がなされていな
種利用 いにしゅりよう recombinant い自然条件下の限定された区域での組換え体の利用。
organisms
1163 くらすすいっち
クラススイッチ class switch 免疫グロブリン産生においてクラスの変換が起こること。
lgMが最初に産生され,ついでlgG産生に置き代わる,すな
わち免疫グロブリン遺伝子の中でH鎖のC領域をコードする
部位の上流にあるS領域 (switch region) での組換え。
1164 グリコシド/ ぐりこしど/ glycoside 糖の還元基と,糖又は,他の化合物の水酸基(まれにSH基,
配糖体 はいとうたい NH2基)の脱水縮合により結合した物質の総称。多糖類をは
じめとしてO-グリコシドは広く生物界に存在する。N-グリコ
シドとして核酸,補酵素などがあげられる。
1165 クローン くろーん clone 1)共通の祖先から無性生殖によって生じた遺伝的に均一な細
胞又は個体。2)無性的に生じた個体で,親と全く遺伝的に同
じ個体(クローンカエル)。3)遺伝子操作で特定の遺伝子を
ベクターに結合させ,均一な遺伝子集団を得られるようにな
ったもの。
1166 クロマチン/ くろまちん/ chromatin 真核生物の染色体物質で,DNA,RNA,たん白質,脂質から
染色質 せんしょくしつ なる複合体。その基本構造はヌクレオソームである。
1167 血清 けっせい serum 凝固していない全血液から血球を除いたもの。動物細胞培養
の重要な構成分の一つでもある。凝固した血液から凝固部分
を除去したものを血漿という。
1168 ゲノム げのむ genome 生物個々の種を特徴づけながら,生命を維持できる最小限の
遺伝子群を含む染色体の組。ヒトでは1ゲノムの染色体数は
23本である。
1169 抗イディオタイ anti-idiotype
こういでぃおたい 抗体の可変領域(V領域)をエピトープとする抗体。つまり
プ抗体 ぷこうたい antibody 抗体のレプリカに対するそのまたレプリカが抗イディオタイ
プ抗体である。目的の抗体産生を,抗原そのものを用いる代
わりに抗イディオタイプ抗体で誘導できることになる。
1170 好塩基顆粒 basophil/
こうえんきかりゅ 酸性の糖たん白質を含む顆粒球をもつ多形核白血球。ヒスタ
う basophilic leukocyte
ミンとヘパリンを放出してアナフィラキシーを起こす。血流
中の白血球の約0.5%を占める。
1171 抗原 こうげん antigen 抗原抗体反応又は免疫応答を誘発し得る物質の総称。免疫原
性をもつ完全抗原に対して,比較的小さな分子で免疫原性を
もたない抗原をハプテンという。ハプテンを適当な担体と結
合させると抗原性がでてくる。
――――― [JIS K 3600 pdf 7] ―――――
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K 3600 : 2000
番号 用語 ふりがな 対応英語 定義
1172 抗原決定基/ antigenic
こうげんけってい 抗原抗体反応において,抗原たん白質の分子表面に存在する
エピトープ き/えぴとーぷ determinant/ 抗体と特異的に結合する特定部位。ハプテンは抗原決定基に
epitope 相当し,構造既知の抗原決定基をエピトープという。抗原決
定基は相対的な生物学的意味を表し,対応する抗体によって
初めて決まる。
1173 光合成 こうごうせい photosynthesis 光のエネルギーによって二酸化炭素と電子供与体から有機物
を合成する生物反応。
1174 こうじこうぞう
高次構造(たん higher-order たん白質のような鎖状高分子は分子鎖が折りたたまれて2次
白質の,核酸の)
(たんぱくしつ structure 構造,3次構造,4次構造をつくる。3次構造以上を高次構造
の,かくさんの) という。活性や機能の発現に必す(須)である。
1175 抗生物質 antibiotics
こうせいぶっしつ 微生物などの生物が生産し,病原微生物・ウイルス・寄生虫・
癌細胞などの発育若しくは機能を選択的に阻害する又は致死
的に作用する物質及びそれらの合成誘導体。
1176 抗体 こうたい antibody 免疫反応において,抗原の刺激によって生体内に作られ,そ
の抗原と特異的に結合するたん白質の総称。免疫グロブリン
がその本体であり,生体防御を引き起こす役割を担う。
1177 硬たん白質 scleroprotein
こうたんぱくしつ 分子間に共有結合性の架橋などが存在するため,通常の塩溶
液などには不溶で,酵素や化学処理にも抗抵性のあるたん白
質。コラーゲン,ケラチン,エラスチンなどがある。
1178 固定化(生体触 immobilization
こていか(せいた 酵素や微生物などの生体由来の触媒をある一定の空間内に閉
媒の) (of biocatalyst)
いしょくばいの) じ込めた状態にすること。固定化の方法には,非水溶性の担
体 (carrier) に結合させる担体結合法,試薬によって架橋する
架橋法,適当な素材で包み込む包括法がある。
1179 コンビナトリア combinatorial
こんびなとりある 基本骨格と様々な修飾基を自動合成手法で結合させることに
けみすとりー
ルケミストリー chemistry よって多様な化合物群を同時に合成すること。
1180 シクロデキスト cyclodextrin
しくろできすとり グルコースが環状構造に結合したもの。グルコース6分子,7
リン ん 懿 拿
分子,8分子からなるものをそれぞれ 柿 シクロデキス
トリンという。ドーナツ状の構造をしており,適当な大きさ
の有機分子をその中に包接できる。また人工酵素のモデルと
しても利用されている。
1181 最小致死量/ minimum lethal
さいしょうちしり 一定条件下で生物集団を死亡させるに足る薬剤などの最小
MLD ょう/ dose 量。毒物,病原微生物,ワクチンなどの力価測定に適用され
えむえるでぃー る。
1182 最少培地 minimum
さいしょうばいち 生育に必要最少限の成分だけからなる培地。栄養要求性変異
medium 株の取得,各種栄養物の生物に対する効果を検討するための
基本培地。
1183 最適温度 さいてきおんど optimum 酵素,細胞又は生体組織に最大の活性を発現させる温度。
temperature
1184 最適pH optimum pH
さいてきぴーえい 酵素,細胞又は生体組織に最大の活性を発現させるpH条件。
ち
1185 サイトカイン さいとかいん cytokine リンパ球,マクロファージ,繊維芽細胞などが産生するリン
パ球に作用して分化を誘導するたん白性物質の総称。
1186 さいとからしん
サイトカラシン cytocharasin カビの代謝産物で,マイクロフィラメント系の関与する現象
を可逆的に阻害する物質。動物細胞をこの薬剤で処理すると
濃度によって多核細胞や脱核を起こす。サイトカラシンBが
最もよく利用される。
1187 栽培漁業 cultured fishery
さいばいぎょぎょ 特定の海域に魚礁,海藻の人工造林などを行い,漁場の改善・
う 造成を図り,人工育成した種苗を放流して漁業の増産を図る
こと。増殖・養殖を含めていうことが多い。
1188 細胞骨格 cytoskeleton
さいぼうこっかく 真核細胞の細胞質に縦横にはりめぐらされた網目状の構造
――――― [JIS K 3600 pdf 8] ―――――
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K 3600 : 2000
番号 用語 ふりがな 対応英語 定義
体。細胞の形,運動を制御。チューブリンからなる微小管,
アクチンからなる微小繊維,デスミンやビメンチンからなる
中間腺維などから構成されている。
1189 雑種不稔性 hybrid sterility
ざっしゅふねんせ 交配又は融合によって生じた雑種が,通常の交配などにより
い 子孫を残せない現象。自然集団の局所的種間で起こる交雑に
多くみられる。
1190 サテライト satellite DNA
さてらいとでぃー 細胞から取り出したDNAを平衡密度勾配遠心にかけると,
DNA えぬえー 主要なDNAバンドのほかに現れる低分子DNAバンド。これ
はプラスミドのような独立の分子に由来することが多いが,
大きな核DNAから切り出された特異な断片(反復塩基配列
など)のこともある。
1191 サブユニット構 subunit
さぶゆにっとこう 一つの機能発現単位が非共有結合で会合した複数個の構成成
造 ぞう structure 分から成り立っている構造。アロステリック効果の発現にお
いてサブユニットの会合や解離を伴うことが多い。また2種
類の全く異なる酵素の会合によって,新しい酵素機能が発現
することもある。
1192 酸化的りん酸化 oxidative
さんかてきりんさ 呼吸によって有機物の酸化から生じる電子の伝達系に共役し
んか phosphorylation てATPを生産するりん酸化反応。生体にATPを供給する主要
な反応である。ミトコンドリア内膜又は原核細胞の形質膜に
おいて行われる。
1193 酸性たん白質 acidic protein
さんせいたんぱく 等電点が酸性側にあるたん白質。アスパラギン酸とグルタミ
しつ ン酸のような酸性アミノ酸の含量が塩基性アミノ酸に比べて
多い。代表的なものにペプシン,リボヌクレアーゼT1などが
ある。
1194 C領域/恒常部 constant region
しーりょういき/ 免疫グロブリンのH及びL鎖のうち,クラス又はサブクラス
こうじょうぶ/
/定常部/定常 に共通して存在する構造領域。
領域 ていじょうぶ/
ていじょうりょう
いき
1195 signal peptide
しぐなるぺぷちど
シグナルペプチ 分泌たん白質のアミノ末端にある細胞膜透過機構に関与する
ド 1530個ほどの主として疎水性アミノ酸からなる配列。膜通
過に当たって先導役を務めると考えられている。この配列を
目的たん白質に接続して,細胞外へそのたん白質を排出させ
るために利用できると考えられている。
1196 脂質二重層/ lipid bilayer
ししつにじゅうそ りん脂質などの極性脂質が,2分子の厚さに整列した膜状構
脂質二分子膜 う/ 造。これが主体膜の基本構造であると考えられている。
ししつにぶんしま
く
1197 ジスルフィド結 disulfide bond
じするふぃどけつ 二つのSH基が酸化されることによって形成される結合。た
合/S-S結合 ごう/えすえすけ ん白質のジスルフィド結合は,二つのシステインが酸化され
つごう てできたシスチン残基に由来するものでたん白質の三次元構
造の保持に重要な役割を担う。
1198 ジベレリン じべれりん gibbereline 植物ホルモンの一つ。茎や葉の伸長生長,休眠打破などを促
進する。種なしぶどう,梨や苺の肥大に実用化されている。
1199 肪脂酸 しぼうさん fatty acid 天然の脂質の加水分解によって得られる脂肪族モノカルボン
酸を指す。広義にはジカルボン酸も含まれる。
1200 種特異性 しゅとくいせい species specificity
生物がその種に特異的な構成分をもっていたり,特定の物質
又は環境に対して種独自の反応性を示すこと。ヒトインター
フェロンは,ヒト細胞が作ったもので他の動物には作用しな
い。このような場合,インターフェロンには種特異性がある
――――― [JIS K 3600 pdf 9] ―――――
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K 3600 : 2000
番号 用語 ふりがな 対応英語 定義
という。
1201 消泡剤(発酵液
しょうほうざい anti-foaming 通気発酵中に生じる泡を消す材料。大豆油,合成界面活性剤
の) (はっこうえき agent/defoamer などを使用する。
の)
1202 小胞体/ER endoplasmic
しょうほうたい/ 真核細胞の細胞質内にある膜状の構造体。膜の細胞質側の面
いーあーる reticulum にリボソームがついているのを粗面小胞体,ついていないの
を滑面小胞体という。たん白質の合成あるいは貯蔵が行われ
る場所。
1203 植物ホルモン plant hormone
しょくぶつほるも 植物体内で作られ,伸長生長,肥大生長,細胞分裂,花芽形
ん 成,気孔の開閉,発芽,発根などの生理作用を示す物質。オ
ーキシン,ジベレリン,アブシジン酸,エチレンなどが知ら
れている。植物ホルモンと同様な作用を示すが,天然には存
在しない合成化合物は植物生長調整物質 (plant growth
regulator, plant growth substance) と呼ぶ。
1204 人為突然変異/ artificial
じんいとつぜんへ 突然変異の誘発原を作用させて起こす突然変異。自然突然変
誘発変異 んい/ mutation/induced異の対語。アルキル化剤,アクリジン色素などの化学物質,
ゆうはつへんい mutation 線などの物理的処理,トランスポゾン挿入などの生物学的処
理などで変異を誘発できる。
1205 真核生物 eukaryote
しんかくせいぶつ 静止期において,核膜に包まれた核をもつ細胞からなる生物。
共通の構造物として,ミトコンドリア,ゴルジ体,リソソー
ム,膜系の小胞体及び細胞内骨格をもつ。
1206 人工血液 artificial blood
じんこうけつえき 酸素及び二酸化炭素運搬・交換能力をもち,血液を代替する
化合物。
1207 水素供与体/ hydrogen donor/
すいそきょうよた 酸化還元反応において,他に水素を与えてそれ自身は酸化さ
電子供与体 い/ electron/donor れる物質。電子の移動と水素の移動とは等価であるので両者
でんしきょうよた を区別せずに用いる。
い
1208 生合成 せいごうせい biosynthesis 生体によって行われる同化的な物質の合成。全く新しく合成
される全合成 (de novo synthesis) と異化作用の過程で生じる
分解物の一部が再利用される半合成 (salvage synsthesis) に分
けられる。
1209 生体工学/ bionics/
せいたいこうがく 生体のもつ機能を人工的手段で実現し,活用しようとする工
/
バイオニックス biological 学分野。特に生物の情報機能に注目しているところから生体
ばいおにっくす engineering 情報工学ということもある。
1210 生体膜 せいたいまく biomembrane 基本構造が脂質二重層で構成され,細胞及び細胞内小器官を
覆っている膜。二重層の中を膜たん白質が膜を貫き又はその
表面に付着している
1211 生理活性物質 physiologically
せいりかっせいぶ 生物の生理作用を抑制又は助長させる物質。ホルモン,ビタ
っしつ active substanceミンなどを指す。
1212 接合 せつごう conjugation 外観上配偶子と栄養細胞の区別がみられない細胞同士の合体
によって,有性生殖が行われる現象。大腸菌では,遺伝子の
移行は一方的で,片方が供与体 (donor) ,他方が受容体
(recipient) として働く。
1213 接合子 せつごうし zygote 2個の配偶子又は配偶子嚢が接合して生じた細胞。つまり受
精卵又はそれから生じた個体をいう。
1214 接合伝達 conjugal transfer
せつごうでんたつ 接合によって遺伝因子が一方から他方に移行する現象。ある
種のプラスミドは細胞と細胞の接触によって伝達される。F
因子,薬剤耐性因子(R因子)などがこの代表例。
1215 染色体異常 chromosome
せんしょくたいい 染色体の数や形に変化の起こる現象。数の変化には倍数性,
じょう aberration 異数性がある。形の異常として欠失,転座,逆位,重複,挿
――――― [JIS K 3600 pdf 10] ―――――
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JIS K 3600:2000の国際規格 ICS 分類一覧
- 07 : 自然科学及び応用科学 > 07.080 : 生物学.植物学.動物学
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.07 : 自然科学及び応用科学(用語集)
JIS K 3600:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
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