10
K 3600 : 2000
番号 用語 ふりがな 対応英語 定義
入,環状染色体などがある。
1216 染色体不稔性 chromosomal
せんしょくたいふ 正常な受粉が行われる交配において,親の染色体間の相同性
ねんせい sterility の欠如から生じる不稔性。植物の育種に利用されている。例
えば種なし西瓜や十字科の野菜の育種に応用されている。
1217 全能性 ぜんのうせい totipotency 細胞,未受精卵及び発生初期の胚細胞が組織,器官に分化し,
個体を形成する能力を有すること。細胞は通常分化に従って
全能性を失う。
1218 相同染色体 homologous
そうどうせんしょ 同数の同一若しくは対立遺伝子が同じ順序に配列している1
くたい chromosomes 対の染色体。2倍体の生物においては父方及び母方から由来
した形態の相等しい1対の染色体。
1219 早老病 そうろうびょう progeria ハッチンソン・ギルフォード症候群に代表される早期老化を
起こす遺伝性疾患。多くは循環器障害を起こし死亡する。
1220 組織適合(性)
そしきてきごう histocompatibility
動物の細胞膜表面にある,同種移植の正否を決定する抗原。
抗原 antigen
(せい)こうげん 移植拒否反応は免疫現象であり,その主役は細胞性免疫であ
る。
1221 体細胞クローン somatic cell
たいさいぼうくろ 体細胞の核を脱核した卵細胞に移植することによって作製さ
動物 ーんどうぶつ clone animal れたクローン動物。1997年にヒツジの乳腺の培養体細胞の核
を用いてドリーと呼ばれるクローン個体が作製された。
1222 体細胞変異 somatic
たいさいぼうへん 生殖細胞以外のすべての細胞(体細胞)に生じる突然変位。
い mutation 放射線や化学物質などの変異原物質で処理して突然変異を誘
発するほか,細胞培養中に突然変異が生じることもある。育
種や高生産性細胞株の選抜などに利用される。
1223 代謝 たいしゃ metabolism 生命活動を維持するため,生体又は細胞内で起こっている合
成・分解などすべての化学反応を総合した概念。
1224 代謝調節変異株 metabolic
たいしゃちょうせ 代謝産物の生合成は,その最終産物又はその関連物質による
つへんいかぶ regulatory 主要生合成酵素の生成抑制と活性阻害によって制御されてい
mutant るが,この制御が変化を受けた変異株の総称。工業微生物の
改良にしばしば用いられる。
1225 多数体/ たすうたい/ polyploid 2組以上のゲノムをもった個体。ゲノムの重複はコルヒチン
倍数体 ばいすうたい などの薬剤処理で高頻度で起こすことができる。奇数倍数体
はしばしば稔性が低く,三倍体の種なし西瓜はこの原理によ
る。
1226 多糖 たとう polysaccharide 数個以上の単糖分子が脱水縮合した構造をもつ物質。同一種
類の単糖から構成されるものは,単純多糖,異種のものは複
合多糖という。
1227 単クローン抗体 monoclonal
たんくろーんこう 単一な抗原決定基と反応する一次構造が均一な抗体で,細胞
/モノクローナ antibody
たい/ものくろー 融合で得られるハイブリドーマによって産生される抗体。特
ル抗体 なるこうたい 異性の高いものを選ぶこと,均質な製品を作ること,大量生
産ができることなどの特徴がある。これに対して複数の抗原
決定基と反応するものをポリクローナル抗体という。
1228 単細胞たん白質 single cell
たんさいぼうたん たん白質として利用することを目的として生産された微生物
/SCP protein
ぱくしつ/えすし 又はその加工品。酵母,細菌,糸状菌,藻類等の微生物を殺
ーぴー 菌乾燥したもの又はそのたん白質を加工したもの。
1229 単純脂質 simple lipid
たんじゅんししつ 炭素,水素,酵素より構成される脂肪酸とアルコールとのエ
ステル。これらは一般にアセトンに可溶性である。
1230 単純たん白質 simple protein
たんじゅんたんぱ ポリペプチドのみからなるたん白質。溶解性に基づきアルブ
くしつ ミン,グルテリン,プロラミン,ヒストン,プロタミンなど
がある。
1231 担体(輸送物質 carrier/support
たんたい(ゆそう 細胞内,又は細胞間の輸送において生体膜若しくは体液中に
の) ぶっしつの) 存在する物質の特異的輸送体。
――――― [JIS K 3600 pdf 11] ―――――
11
K 3600 : 2000
番号 用語 ふりがな 対応英語 定義
1232 単糖 たんとう monosaccharide 加水分解によってそれ以上簡単な分子にならない糖質で,少
糖及び多糖の構成単位となるもの。炭素数に応じてジオース,
トリオース,テトロース,ペントース,ヘキソース,ヘプト
ースなどと呼ぶ。
1233 たん白質 たんぱくしつ protein L- 懿 アミノ酸からなるポリペプチドが高次構造を形成した
ものを主要成分とする高分子物質。アミノ酸だけから構成さ
れているたん白質を単純たん白質,アミノ酸以外の構成成分
を含むものを複合たん白質という。
1234 沈降反応(免疫 precipitation
ちんこうはんのう 抗体と可溶性抗原とが特異的に作用して沈降物を作る反応。
反応の) reaction
(めんえきはんの 抗原分子間が抗体で架橋され,順次大きな結合物となって沈
うの) 殿する。
1235 DNA/ deoxyribonucleic
でぃーえぬえー/ デオキシリボースを糖成分とする核酸。DNAは遺伝子の化学
デオキシリボ核 acid
でおきしりぼかく 的本体の一つである。
酸 さん
1236 テロメア/ てろめあ/ 直鎖状染色体の末端部分には数塩基(ヒトの場合6塩基)か
telomere/telomere
テロメア仮説 てろめあかせつ hypothesis らなる繰り返し配列が存在し,特有のヘアピン構造をもつ。
この部分をテロメアという。テロメア長が細胞分裂ごとに短
縮し,テロメアの短縮に依存して細胞老化が生じるとする仮
説。
1237 伝達物質 transmitter
でんたつぶっしつ シナプス(神経細胞同士又は神経細胞と筋細胞などが互いに
接触して機能的連結を行う場所)において,一方の神経細胞
から分泌されて他方の細胞に興奮性若しくは抑制性の効果を
伝える物質。アセチルコリン,アドレナリン,ドパミンなど
が知られている。
1238 同化作用 どうかさよう anabolism 物質代謝において,原料物質の化学的複雑性を増加する合成
的な化学変化。ATPなどの形で蓄えられたエネルギーを利用
して,簡単な前駆体からたん白質,核酸,多糖,脂質などを
合成すること。
1239 糖鎖 とうさ suger chain 細胞膜に存在するたん白質や脂質に結合している数種の単
糖,又はその複合体。
1240 糖脂質 とうししつ glycolipid 細胞膜に存在する脂質のうち,糖鎖をもつもの。
1241 糖たん白質 glycoprotein
とうたんぱくしつ ポリペプチドに糖質が共有結合したたん白質。生体を構成す
るほとんどのたん白質が糖たん白質として存在する。ムチン
や血清糖たん白質が代表例である。
1242 等電点 とうでんてん isoelectric point
たん白質等の両性電解質において,分子の正味の電荷がゼロ
になるpH値。たん白質では等電点の近くで溶解度,安定性
などの特性が大きく変化することが多い。
1243 動物実験代替シ alternative
どうぶつじっけん 医薬品,化粧品,化学物質などの安全性評価に使用される動
ステム systems to
だいたいしすてむ 物実験を代替する実験系。
animal testing
1244 突然変異(体)
とつぜんへんい mutation (mutant)
遺伝子の塩基配列に変化が生じたためにもたらされる遺伝形
(たい) 質の変化。変化したものを突然変異体という。
1245 トリソミー/ とりそみー/ trisomy 異数体の1種で,相同染色体組の他に,どれかの染色体を1
三染色体性 さんせんしょくた 個分余分にもつ個体又は細胞。ヒトではダウン症候群で第21
いせい 番目の染色体がトリソミーになっている。
1246 ドルトン/ dalton/
どるとん/だると 軽水素の相対原子質量を1とする単位。1ドルトンは1.66×
ダルトン/ atomic mass
ん/げんししつり 10−24(アボガドロ数の逆数)gに相当する。Daで示す。分子
原子質量単位 ょうたんい unit (a.m.u) 量の概念が不適当な染色体,リボソームなどの質量を表す場
合にも用いる。1 atomic mass unit=1 dalton
1247 内分泌攪乱物質 endocrine
ないぶんぴかくら 環境中に偏在し,微量でホルモンと同じ作用を示すことで生
――――― [JIS K 3600 pdf 12] ―――――
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K 3600 : 2000
番号 用語 ふりがな 対応英語 定義
/環境ホルモン disrupting
んぶっしつ/かん 体内の内分泌系をかく(攪)乱する作用がある化学物質。ビ
きょうほるもん chemicals/EDC スフェノールA,ダイオキシンなどがその例である。
1248 二次構造(たん たん白質の立体構造において,ペプチド鎖のC=O基とNH
secondary structure
にじこうぞう(た
白質の) んぱくしつの) (of protein) 基との間の水素結合によって形成される比較的狭い範囲にみ
られる構造で懿 戰
ヘリックスや ート構造などの規則的構
造。
1249 にじゅうらせん
二重らせん(構 double helix 核酸などにおいて2本の分子鎖が塩基対の水素結合で結合
造) (こうぞう) (structure) し,ねじり合わされている構造。DNAの二重らせん構造が
WatsonとCrickによって発見され,その後の分子生物学の発
展の元になった。
1250 二倍体 にばいたい diploid 生存に必要最小限の種固有な基本的染色体数の2倍に相当す
る染色体数をもつ細胞又は個体。高等生物の体細胞は通常二
倍体であり,減数分裂によって配偶子(半数体)を生じる。
動植物では四倍体になると花や実が大型化することが多い。
1251 認定宿主 authorized host
にんていしゅくし 組換えDNA実験指針に記載の宿主,Escherichia coli K-12,
ゅ Bacillus subtilis Marburg strain, Saccharomyces cerevisiae及び動
物細胞を指す。これらは通常科学技術庁又は文部省に申請せ
ずに当該部署の安全委員会の許可によって組換え実験の宿主
として使用できる。この外13種の微生物についても限定され
たDNA供与体を用いる場合は認定宿主として扱える。
1252 ぬくれおそーむ
ヌクレオソーム nucleosome/ 真核生物の染色体の基本構成単位。8個のヒストン分子より
nubody なる粒子を1巻き80塩基対のDNAが2巻きしている。
1253 ヌクレオチド ぬくれおちど nucleotide プリン又はピリミジン塩基,糖,りん酸からなる化合物。リ
ボヌクレオチドとデオキシリボヌクレオチドがある。
1254 能動輸送 のうどうゆそう active transport生体膜における,膜の両側の化学ポテンシャル(イオン輸送
の場合は電気化学ポテンシャル)の勾配に逆らう物質の輸送
機構。
1255 バイオインダス bioindustry
ばいおいんだすと バイオテクノロジーに関連したあらゆる分野の産業。バイオ
トリー りー テクノロジーに用いられる装置・器具などの周辺産業までも
含めていうことがある。発酵工業,医薬品,化学品,農林水
産畜産業,食品工業,エネルギー,廃棄物処理などを含む。
1256 バイオテクノロ biotechnology
ばいおてくのろじ 狭義には遺伝子の組換え技術及びその周辺技術。広義におい
ジー ー ては,生物又はその機能を利用又は応用する技術。従来の発
酵技術や育種技術に加えて,遺伝子組換え技術,酵素工学技
術,細胞工学技術,発生工学技術,たん白質工学技術などを
含む。
1257 biohazard
ばいおはざーど/
バイオハザード 生物実験において起こる可能性のある生物学的災害。遺伝子
/生物災害 せいぶつさいがい 操作による異種遺伝子をもつ微生物や細胞による災害が危惧
されているが,本来病原性をもつ,又は生態系に悪影響を及
ぼすウイルスや生物が管理区域から漏れ出して,研究者や地
域住民に危害をもたらすこと。
1258 バイオマス ばいおます biomass 地球生物圏の物質循環系に組み込まれた生物体又は生物体か
ら派生する有機物の集積。太陽の光エネルギーが植物の光合
成作用によって物質の形に変換され,蓄えられたものが大部
分。目的に合う生物体を有効生産する(新種探索,品種改良)
と利用技術の開発としてエネルギー(アルコールの生産,メ
タン発酵),セルロース,リグニンの有効利用,化学工業原料
の生産などが挙げられる。
1259 バイオミメティ biomimetics
ばいおみめてぃく 生物の機能を人為的に模倣する技術。人工酵素,バイオチッ
クス/ す/ プ、人工血液,人工臓器,人工骨などがこの分野にはいる。
――――― [JIS K 3600 pdf 13] ―――――
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K 3600 : 2000
番号 用語 ふりがな 対応英語 定義
生体模倣技術 せいたいもほうぎ
じゅつ
1260 架橋法 はしかけほう/ cross-linking 生体触媒などを2個以上の官能基をもつ試薬で共有結合を形
かきょうほう method 成させ,不溶化する方法。トルエンジイソシアナート,シア
ニルクロライド,グルタールアルデヒドなどを用いて酵素と
担体を直接結合させる。
1261 発生工学 embryo
はっせいこうがく 発生初期段階のはい(胚)に核移植,外来遺伝子導入など人
engineering 為的操作を加え,個体発生や生命現象の解析を行うこと。
1262 半数体 はんすうたい haploid 生物の生存に必要最小限の,種に固有な基本的染色体数をも
つ細胞又は個体。単為生殖をする生物では半数体が多い。
1263 半数致死量/ 50% lethal dose
はんすうちしりょ 化学物質を投与した生物の半数が死亡すると推定される量。
LD50 う/ 生物種及び投与経路を必ず付記。化学物質の急性毒性の指標。
えるでぃーふぃふ
てぃー
1264 ビタミン びたみん vitamin 動物体内で生合成できないが,生物が正常な代謝を保持し成
長していくのに必要な有機化合物の一群。ユビキノン,リポ
酸,オロット酸等のように細胞で合成できるビタミン様作用
物質も含まれる。
1265 必須アミノ酸 essential amino
ひっすあみのさん 動物の生育や窒素平衡を維持するうえに不可欠なアミノ酸。
acid 動物の種類・性別・年齢によってその種類が異なる。ヒトの
場合は,Val,lle,Leu,Thr,Lys,Met,Phe,Trp(いずれも
L型)の8種である。
1266 必須脂肪酸 essential fatty
ひっすしぼうさん 人体内で合成できないため,食事又は静脈栄養法などで摂取
acid 柿 リノレイン酸,
しなければならない脂肪酸。リノール酸,
アラキドン酸を指す。これらはプロスタグランジンの前駆体。
1267 ヒト化抗体 ひとかこうたい humanized マウスの抗原結合部位 (CDR) の遺伝子配列だけをヒト抗体
antibody 遺伝子に移植したヒト様抗体。マウスの抗体部分が少ないた
め,ヒトへの投与により適している。
1268 V領域/可変部 variable region
ぶいりょういき/ 免疫グロブリンのH及びL鎖のうち,抗原に結合する部位で,
/可変領域 かへんぶ/ 抗原の種類に応じて様々に変化する。
かへんりょういき
1269 封入体 ふうにゅうたい inclusion body 細胞内に蓄積された物質が特有の形態をもって存在する場
合,これを封入体という。遺伝子組換え体において,合成さ
れた異種たん白質が,大量に生産された場合にも封入体を形
成する。
1270 複合脂質 ふくごうししつ complex lipid 単純脂質にりん酸や塩基などを含む脂質群。したがって親水
性部分と疎水性部分からなり,一般的にアセトンに難溶。
1271 複合たん白質 conjugated
ふくごうたんぱく ポリペプチド以外に他の有機物質や無機物質を含むたん白
しつ protein 質。糖たん白質,リポたん白質,金属たん白質などがある。
1272 複合糖質/ complex
ふくごうとうしつ 糖質にポリペプチド又は脂質が共有結合した化合物。細胞表
複合多糖 carbohydrate/
/ふくごうたとう 面で,各種の抗原決定基群を形成したり,細胞間相互作用,
conjugated レセプター,細胞骨格物質などとして重要な役割を果たして
polysaccharide/ いる。
glycoconjugate
1273 復帰突然変異 reverse mutation
ふっきとつぜんへ 突然変異体を再び親株又はそれに近い表現型に戻す突然変
んい 異。
1274 不飽和脂肪酸 unsaturated fatty
ふほうわしぼうさ 二重結合又は三重結合を含む脂肪酸の総称。魚類,植物など
ん acid に多く含まれる。劣化されやすく保存に問題があるが,この
中には必す(須)脂肪酸が含まれる。
1275 フラクトオリゴ fructo-
ふらくとおりごと 庶糖分子の果糖残基にさらに果糖残基が24分子結合した
――――― [JIS K 3600 pdf 14] ―――――
14
K 3600 : 2000
番号 用語 ふりがな 対応英語 定義
糖 う oligosaccharide 糖。腸内のビフィズス菌の増殖を促進する。また虫歯の原因
になりにくいなどの特徴がある。
1276 フロイントアジ Freunds adjuvant
ふろいんとあじゅ 流動パラフィンと表面活性剤を混ぜたもので,これに結核菌
ユバント ばんと 死菌体を混ぜたものを完全フロイントアジュバント,加えな
いものを不完全フロイントアジュバントという。前者は細胞
性免疫を,後者は抗体産生を増強させるために用いる。
1277 プロスタグラン prostaglandin
ぷろすたぐらんじ エイコサポリエン酸から動物組織で合成される生理活性物
ジン ん 質。プロスタン酸を基本構造とし,五員環部分につく酸素原
子と二重結合の違い,側鎖の二重結合の数によって分類され
る。血圧降下,気管支拡張,子宮収縮,血小板凝集抑制,脂
肪酸遊離抑制などの作用がある。
1278 分配係数 distribution
ぶんぱいけいすう 互いに溶け合わない2種類の液体が共存し,ここに溶質が溶
coefficient/parti-
解し平衡に達しているときの二つの液体中の溶質の濃度比は
tion coefficient一定温度で一定である。この比を分配係数という。
1279 分泌たん白質 secretory protein
ぶんぴつたんぱく 細胞内で合成され細胞膜外へ分泌されるたん白質。多くの場
しつ 合そのたん白質のN末端側に疎水性アミノ酸に富むシグナル
配列を含む前駆体として生合成され,細胞膜通過の際シグナ
ル配列は切断され,成熟型として分泌される。
1280 ペプチド ぺぷちど peptide ペプチド結合を含む化合物。狭義にはアミノ酸残基数が100
以下位のものをいう。
1281 peptidoglycan
ぺぷちどぐりかん
ペプチドグリカ 糖鎖にペプチド鎖が結合した化合物。メタン菌のような始原
ン 細菌などを除く,多くの原核生物の細胞壁成分である。
1282 ペプチド結合 peptide bond
ぺぷちどけつごう 2個のアミノ酸分子の間で,一方のカルボキシル基と他方の
アミノ基が脱水的に縮合することによって生じるアミド結
合。共鳴があるため,ほぼ平面構造をもつ。
1283 変異原 へんいげん mutagen 突然変異を誘発する物理的又は化学的作用原。アルキル化剤,
アクリジン色素, などがある。またトランスポゾンを挿入
する生物学的方法もある。
1284 変性(たん白質 denaturation
へんせい(たんぱ 高次構造が熱,化学薬品などで破壊されて物性が変化するこ
の,DNAの) (of protein)
くしつの,でぃー と。物性の変化は溶解度の減少,結晶性の喪失,生物活性の
えぬえーの) 喪失又は低下がその典型。変性たん白質のゲル濾過や電気泳
動は分子量の決定に用いられる。(→リホールディング)
1285 包接 ほうせつ inclution 一つの原子又は分子の集合体の中に形成された空間中に特定
の化合物が決まった比率で存在する状態。シクロデキストリ
ン,クラウンエーテルなどが包接化合物の代表である。
1286 飽和脂肪酸 saturated fatty acid
ほうわしぼうさん 脂肪酸のうち脂肪族鎖が飽和のものを指す。分枝鎖を含む場
合は分枝脂肪酸,水酸基を含む場合はヒドロキシ脂肪酸と呼
ぶ。種子油,動物脂質中に多い。
1287 補体 ほたい complement 感染,炎症反応,免疫反応などに動員されて,種々の生物学
的活性を発現する体液(主として血清)成分の総称。少なく
とも13個のたん白質が関与している。
1288 ほめおぼっくす
ホメオボックス homeo box ショウジョウバエのホメオティック遺伝子(体節における器
官形成に関与する遺伝子)の3領域に見つけられた約180塩
基からなる共通配列。ショウジョウバエからヒトまでに同様
の配列が見つけられ,これを含む遺伝子は発生過程を制御し
ていると考えられている。
1289 ポリエチレング Polyethyleneg-
ぽりえちれんぐり エチレングリコールが重合したポリマー。細胞融合を促進す
リコール こーる lycol/PEG る物質として利用されている。融合させる種によって好適な
分子量に違いがある。
1290 Polynucleotide
ぽりぬくれおちど
ポリヌクレオチ ヌクレオチドが30個程度以上重合したポリマー。
――――― [JIS K 3600 pdf 15] ―――――
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JIS K 3600:2000の国際規格 ICS 分類一覧
- 07 : 自然科学及び応用科学 > 07.080 : 生物学.植物学.動物学
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.07 : 自然科学及び応用科学(用語集)
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