JIS K 5101-14-2:2004 顔料試験方法―第14部:ふるい残分―第2節:湿式法(メカニカルフラッシング法) | ページ 2

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K 5101-14-2 : 2004 (ISO 787-18 : 1983)
加熱して恒量にする。
6.1.4 ふるいフォルダー

6.2 乾燥器

 105±2 ℃に維持できるもの。

6.3 化学はかり

 精度0.1 mgまではかれるもの。

6.4 デシケーター

 有効な乾燥剤の入っているもの。

7. サンプリング

 試験する製品からJIS K 5600-1-2に従って,代表サンプルを採取する。

8. 手順

 測定は,2回繰返して行う。

8.1 試料

 十分なふるい残分が得られるよう,精度0.1 %で適量のサンプルm0をひょう量し,適正なビ
ーカーに入れる。一般的には550 gの試料が必要であるが,ふるい残分の非常に少ない製品の場合,最
大300 g以内で増量してもよい。

8.2 分散体の調製

 ビーカー中で試料を適量の水にガラス棒でかくはんをして分散し,低粘度の懸濁液
とする。試料が水に容易にぬれない場合は,湿潤剤(5.2)を用いる。
備考 ゆっくり回転するかい状のスターラーを用いてもよいが,ハイパワーのスターラーは,顔料粒
子の凝集を壊す可能性があるので用いない。

8.3 定量

8.3.1  メカニカルフラッシング装置(6.1)の水流を調整して,水圧を大気圧より300±20kPa高くし,モ
ーターのスイッチを入れる。懸濁液の全量をロートを通して装置に移し,ビーカーとロートとを水で洗い
流す。微細粒子がほとんど完全にふるいを通過してしまう時間を記録する。ふるいの通過の判定は,ノズ
ルを通る水の音が大きくなり,次に定常になるときとする。また,ふるいを通り抜ける水が透明になるこ
とから判定してもよい。
次に,かなり激しいジェットウォーターで凝集を崩すために,更に10分間フラッシングを続ける。最後
に残った微細粒子を水で流して,ふるいを通す。
備考1. 顔料によっては,10分間のフラッシング時間は必要としない。そのような顔料では事前の実
験で,必要な時間を測定しておき,そのフラッシング時間を試験報告書に記載する。
2. フラッシング水が硬水の場合は,乾燥によってふるいにカルシウムの沈殿が残ることを防ぐ
ため,器具を最後に蒸留水で洗浄する。
8.3.2 モーターの電源を切り,水流を止める。メカニカルフラッシング装置からふるいを取り外し,乾燥
器に入れ105±2 ℃で1時間乾燥する。ふるい及び残さをデシケーターに入れて冷却し,精度0.1 mgでひ
ょう量する(m1)。細いブラシを使用してふるいから残さを取り除き,空のふるいを精度0.1 mgでひょう
量する(m2)。
備考 ふるい残分の融点が110 ℃より低い場合は,より適切な乾燥温度によって乾燥を行い,その旨
を試験報告書に記載する。
8.3.3 繰返した定量が,絶対値で0.1 %以上異なる場合は,定量操作をやり直す。さらに,行った2回の
定量がそれでも絶対値で0.1 %以上異なる場合は,四つの結果のすべての値を試験報告書に記載し,その
製品の不均一性があるか確認する。

8.4 残さの検査

 残さ中に完全に分散していない顔料が確認された場合,受渡当事者間で協定した別の
分散剤を用いて,全手順をやり直す。
残さに異物が混入していた場合,その存在及び性質を報告する。

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9. 結果の表し方

 質量分率(%)で表されるふるい残分Rは,次の式による。
(m1 m2 )
R 100
m0
ここに, R : ふるい残分(%)
m0 : 試料の質量(g)
m1 : 残さとふるいの質量(g)
m2 : 空のふるいの質量(g)
繰返しの測定が絶対値で0.1 %以内で一致していれば,その平均値を報告する。もし一致していない場
合は,8.3.3による。試料100 gを使用した結果が0.01 %以下の場合は,試験報告書に“0.01 %以下”と
表記する。

10. 試験報告書

 試験報告書には,少なくとも次の事項を記載する。
a) 試験した顔料の種類及びその詳細
b) この規格の引用
c) 9.の試験結果
d) 使用したふるいの目開き及び直径
e) 測定した各試料の質量
f) 湿潤剤を使用した場合は,その種類及び量
g) ふるい残分の種類及び状態(例えば,異物)
h) この規格で規定する試験手順との相違点
i) 試験年月日

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単位 mm
図 1 メカニカルフラッシング装置

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  • ISO 787-18:1983(IDT)

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