この規格ページの目次
3
JIS K 5101-4 : 2004
単位 mm
図 1 バーコータの一例
e) 塗工盤 塗工盤は,隠ぺい率試験紙の下敷きに用いるもので,次のいずれかを用いる。
1) ガラス板 表面にきずがなく平らで,隠ぺい率試験紙よりも大きいもの。
2) 吸引式塗工盤 隠ぺい率試験紙の裏面を吸引して固定するもの。例を図2に示す。
単位 mm
図 2 吸引式塗工盤の例
f) 恒温器 100200 ℃の温度範囲で温度調節精度を±1 ℃,温度分布精度を±2.5 ℃に保てる熱風循環
式のもの。
5. サンプリング
試験する試料からJIS K 5600-1-2に従って代表サンプルを採取する。
6. 手順
6.1 顔料分散体の調製
試験顔料及び受渡当事者間で協定した比較顔料は,JIS K 5101-1-2,又はJIS K
5101-1-5のいずれかの方法によって分散ペースト又は分散体を調製する。
備考 バインダーの量,希釈溶剤の量,試験顔料,比較顔料及び分散体の調製条件は,受渡当事者間
の協定による。
参考 主な顔料について,アミノアルキド樹脂ワニスを用いた分散条件の例を,参考表1に示す。
――――― [JIS K 5101-4 pdf 6] ―――――
4
K 5101-4 : 2004
参考表 1 主な顔料をアミノアルキド樹脂ワニスに分散する条件の例(ペイントコンディショナ法)
顔料質量 アミノアル 希釈溶剤 振とう時間 追加アミノ
ギド樹脂ワ アルギド樹
顔料
ニス 脂ワニス
g g g min g
例1 二酸化チタン 20.0 15.0 5.0 30 40.0
例2 黄鉛,モリブデートオレンジ 15.0 10.0 5.0 30 50.0
例3 酸化鉄 10.0 16.0 6.0 45 50.0
例4 紺青,群青 4.0 16.0 10.0 60 50.0
例5 有機顔料 4.0 16.0 10.0 60 50.0
例6 カーボン 吸油量100 ml/100 g未満 3.0 16.0 10.0 60 50.0
例7 ブラック 吸油量100 ml/100 g以上 2.0 16.0 10.0 90 50.0
6.2 塗布
塗布は,次による。
a) 隠ぺい率試験紙を,水平に置いた塗工盤の上に置く。
b) その上に試験顔料及び協定した比較顔料の分散ペースト又は分散体を,それぞれ少量並べて置き,フ
ィルムアプリケータ又はバーコータを用いて両者が接するように引き伸ばし展色する。
c) 分散ペーストを用いた場合は,展色した直後に評価を行う。
d) 液状分散体を展色した場合は,常温でほこりのない場所に水平にして2030分間置いた後,温度
120 ℃の恒温器に入れて30分間乾燥し,1時間室内において展色試料とする(4)。
注(4) バインダーがアミノアルキド樹脂ワニスと異なる場合,展色したものの乾燥は,そのバインダ
ーに適切な条件で行う。
備考 フィルムアプリケータのすき間又はバーコータのステンレス鋼線の直径については,受渡当事
者間の協定による。
7. 結果の表し方
試験顔料及び受渡当事者間で協定した比較顔料の分散ペースト又は分散体を展色した
隠ぺい率試験紙の白色部と黒色部との明度差を,受渡当事者間で協定した比較顔料のものと目視によって
比較し,その差異の程度を調べる。白色部と黒色部との明度差の小さいものを,隠ぺい力が大きいとする。
8. 試験報告書
試験報告書は,少なくとも次の事項を記載する。
a) 試験した顔料及び受渡当事者間で協定した比較顔料の種類及びその詳細
b) この規格の引用
c) 分散方法
d) 塗布方法
e) 乾燥方法
f) 試験結果
g) この規格で規定する試験手順との相違点
h) 試験年月日
JIS K 5101-4:2004の国際規格 ICS 分類一覧
- 87 : 塗料及び色材工業 > 87.060 : 塗料配合剤 > 87.060.10 : 顔料及びエキステンダ
JIS K 5101-4:2004の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK5101-1-2:2004
- 顔料試験方法―第1部:分散性評価のための分散方法―第2節:ペイントコンディショナ形振とう機
- JISK5101-1-5:2004
- 顔料試験方法-第1部:分散性評価のための分散方法-第5節:フーバーマラー
- JISK5421:2000
- ボイル油及び煮あまに油
- JISK5600-1-2:2002
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第2節:サンプリング