JIS K 5101-5-2:2004 顔料試験方法―第5部:分散性の評価方法―第2節:分散度の変化による評価 | ページ 2

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K 5101-5-2 : 2004 (ISO 8781-2 : 1990)
なるようにすることが望ましい。
決められた条件の基で,試験顔料の分散が容易であるかどうか分からない場合,したがって,最大の分
散の取り組みが定められない場合は,予備試験で決めるのがよい。このためには,顔料の分散度は,少な
くとも2段階で測定することを推奨する。これらの分散度の値は,両対数目盛を使用してプロットする。
プロットした値を結んだ線を分散の適切な目標レベルまで外挿する。この結果から適切な中間分散レベル
を選択する。
備考 分散度5 適切な目標分散レベルであると考えてよい。しかし,分散し難い顔料では,
1020 潛 認しても差し支えない。

6.2 分散度の測定

 規定した分散の段階ごとに,スパチュラ (5.2) を使って,ミルベースから少量のサ
ンプルを採取し,JIS K 5600-2-5の方法を用いて,分散度を測定する。
規定した最終の分散段階を過ぎても,目標レベルとして協定した分散度が得られない場合は,7. b)によ
る。

7. 結果の表し方

 結果の表し方は,次による。
a) 分散段階の増加の関数(これは時間,回転数などで表す。)として,6.2で得られた分散度の読み (
を両対数目盛でプロットする。各点を滑らかな線で結ぶ。
参考 一般的には,この方法でほぼ直線が得られ,外挿できる。
グラフから外挿によって,目標の分散度を達成するのに必要な仕事量を求める。この仕事量は,分
散時間,フーバーマラーの回転数などで表す。
b) 受渡当事者間で協定した分散度が得られない場合は,実際に達成可能な最高分散度として,分散の最
終段階の後で測定した粒度を報告する。

8. 試験報告書

 試験報告書には,少なくとも次の事項を記載する
a) 試験した顔料の種類及びその詳細
b) この規格及びJIS K 5101-1-1JIS K 5101-1-6の引用
c) 附属書Aの補足情報の項目
d) 行われた分散仕事量[7. a)参照]及びそれに相当する目標分散度のレベル,又は受渡当事者間で協定
した目標レベルが達成できなかった場合には,実際に得られた最大の分散度,及びそれに達するのに
必要な仕事量[7. b)参照]
e) 分散度の変化を示すグラフ[7. a)参照]
f) この規格で規定する試験手順との相違点
g) 試験年月日

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K 5101-5-2 : 2004 (ISO 8781-2 : 1990)
附属書A(規定)必要な補足情報
この附属書に示す補足情報は,この規格の試験方法が実施できるように,適切に提供されなければなら
ない。
必要な情報は,受渡当事者間で協定しておくことが望ましい。試験する製品に関連する国際規格,日本
工業規格又はその他の文献から一部又は全部を引用してもよい。
a) 分散方法(JIS K 5101-1-1JIS K 5101-1-6参照)
b) バインダーの種類及び指定
c) 目標レベルとしての特定分散度
d) 比較顔料(協定した場合)

JIS K 5101-5-2:2004の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 8781-2:1990(IDT)

JIS K 5101-5-2:2004の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 5101-5-2:2004の関連規格と引用規格一覧