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JIS K 6923-1:1997 規格概要
この規格 K6923-1は、熱可塑性材料ポリスチレン(PS)の呼び方について規定。呼び方は,仕様の表記の基礎として用いることができる。
JISK6923-1 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K6923-1
- 規格名称
- プラスチック―ポリスチレン(PS)成形用及び押出用材料―第1部 : 呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
- 規格名称英語訳
- Plastics -- Polystyrene (PS) moulding and extrusion materials -- Part 1:Designation system and basis for specifications
- 制定年月日
- 1997年7月20日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 1622-1:1994(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 83.080.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- プラスチック II(材料) 2021
- 改訂:履歴
- 1997-07-20 制定日, 2002-01-20 確認日, 2006-10-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS K 6923-1:1997 PDF [9]
K 6923-1 : 1997 (ISO 1622-1 : 1994)
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
今回の制定は,国際規格に整合させるために,ISO 1622-1 : 1994を基礎として用いた。
JIS K 6923 : 1997 (ISO 1622 : 1994) には,次に示す附属書がある。
附属書(規定) ポリエチレン成形材料
参考 附属書は,従来のJIS K 6870 : 1995に一致しており,国際規格を日本工業規格(日本産業規格)に導入するため
の経過措置として添付する。
JIS K 6923 : 1997は,一般名称を“プラスチック−ポリスチレン (PS) 成形用及び押出用材料”として,
次の各部によって構成する。
第1部 : 呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
(Part 1 : Designation system and basis for specifications)
第2部 : 試験片の作り方及び諸性質の求め方
(Part 2 : Preparation of test specimens and determination of properties)
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS K 6923-1 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 6923-1 : 1997
(ISO 1622-1 : 1994)
プラスチック−ポリスチレン (PS)成形用及び押出用材料−第1部 : 呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
Plastics−Polystyrene (PS) oulding and extrusion materials− Part 1 : Designation system and basis for specifications
序文 この規格は,1994年に第2版として発行されたISO 1622-1 [Plastics−Polystyrene (PS) oulding and
extrusion materials−Part 1 : Designation system and basis for specifications] を元に作成した日本工業規格(日本産業規格)であ
り,附属書を除いて,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成している。
附属書には,従来のJIS K 6870 : 1995で規定していたポリスチレン成形材料について規定した。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にない事項である。
1. 適用範囲
1.1 この規格は,熱可塑性ポリスチレン (PS) 材料の呼び方について規定する。この呼び方は,仕様の基
礎として用いることができる。
1.2 ポリスチレン樹脂を,次の性質及びポリマーの基本パラメータの適切なレベル並びに用途及び/又
は加工方法,重要な性質,添加剤,着色剤,充てん材及び強化材に関する情報に基づいて区分する。
a) ビカット軟化温度
b) メルトマスフローレイト (MFR)
1.3 この規格は,すべてのアモルファスポリスチレンホモポリマーに適用でき,未変成の一般材料,着
色剤,添加剤,充てん材,補強材などで変成した一般材料に適用する。この規格は,発泡ポリスチレン,
スチレンコポリマー,置換スチレンのホモポリマー,エラストマーなどには適用しない。
1.4 この規格の呼び方では,同じ呼び方の材料が必ずしも同一の性能を示すとは限らない。この規格は,
特定用途の材料及び/又は加工方法を特定するのに必要なエンジニアリングデータ,性能データ及び加工
条件に関するデータを提供するものではない。
このような追加データが必要な場合は,この規格の第2部に規定した試験方法が適用できれば,それに
よって測定する。
1.5 特定の用途向けに熱可塑性材料を規定するため,又は再現性のある成形加工を確実にするために,
追加要求事項をデータブロック5に入れてもよい(3.の最初の段落参照)。
1.6 附属書(規定)は,2001年3月31日まで適用する。
――――― [JIS K 6923-1 pdf 2] ―――――
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K 6923-1 : 1997 (ISO 1622-1 : 1994)
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発効年(又は発行年)を付記してあるものは,その年の版だけがこの規
格の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。
JIS K 6899 : 1992 プラスチック−記号−第1部 : 基本重合体(ポリマー)及びそれらの特性
備考 ISO 1043-1 : 1987, Plastics−Symbols−Part 1 : Basic polymers and their special characteristicsが,
この規格と一致している。
JIS K 6923-2 : 1997 プラスチック−ポリスチレン (PS) 成形用及び押出用材料−第2部 : 試験片の作
り方及び諸性質の求め方
備考 ISO 1622-2 : 1994, Plastics−Polystyrene (PS) oulding and extrusion materials−Part 2 :
Preparation of test specimens and determination of propertiesが,この規格と一致している。
ISO 306 : 1994, Plastics−Thermoplastic materials−Determination of Vicat softening temperature (VST)
ISO 1133 : 1991, Plastics−Determination of the melt mass-flow rate (MFR) nd the melt volume-flow rate
(MVR) f thermoplastics
3. 呼び方及び仕様表記のシステム
熱可塑性プラスチックの呼び方は,次の標準様式による。
呼び方
種類 識別項目ブロック
ブロック 規格番号 個別項目ブロック
(記載任 ブロック データ データ データ データ データ
意) ブロックブロック ブロック ブロックブロック
1 2 3 4 5
この呼び方は,記載任意の種類ブロック(熱可塑性プラスチックと記す。)及び識別項目ブロックによっ
て構成し,さらに,識別項目ブロックは,規格番号ブロック及び個別項目ブロックによって構成する。
規格番号ブロックには,この規格の番号 “JIS K 6923-1” 及び括弧内に入れた国際規格番号 “(ISO
1622-1)” の両者を記す。
あいまいな表示を避けるため,個別項目ブロックを,更に次の五つのデータブロックに細分する。
データブロック1 : JIS K 6899に規定する記号PSで,ポリスチレンを識別(3.1参照)。
データブロック2 : 位置1 : 用途又は加工方法(3.2参照)
位置28 : 重要な性質,添加剤及びその他補足情報(3.2参照)
データブロック3 : 区分用の性質(3.3参照)
データブロック4 : 充てん材又は強化材,及びそれらの公称含有率(この規格では使用しない。)
データブロック5 : 仕様の基礎とするために,追加情報を5番目のデータブロックに加えてもよい。
個別項目ブロックの最初の文字は,ハイフンとする。それぞれのデータブロックは,互いにコンマで区
切る。
使わないデータブロックがある場合は,そのデータブロックを二つ続きの分離記号,すなわち,二つの
コンマ “,,” によって示す。
3.1 データブロック1 このデータブロックでは,ハイフンの後にJIS K 6899による記号 (PS) を記して
ポリスチレンを識別する。
――――― [JIS K 6923-1 pdf 3] ―――――
3
K 6923-1 : 1997 (ISO 1622-1 : 1994)
3.2 データブロック2 このデータブロックでは,位置1に用途及び/又は加工方法についての情報を,
位置28に重要な性質,添加剤及び着色剤についての情報を,表1に示すコード(文字)を用いて表示す
る。位置28の情報があって,位置1の情報がない場合には,位置1にコード “X” を挿入する。
表1 データブロック2に使用するコード
コード 位置1 位置28
A 加工安定処方
C 着色品
E 押出用
F フィルム押出用 特殊燃焼特性処方
G 一般用
L 耐光又は耐候処方
M 成形用
N 自然色(非着色品)
R 離型剤処方
S 滑剤処方
X 表示なし
Z 帯電防止処方
3.3 データブロック3 このデータブロックでは,ビカット軟化温度を3けたのコード(番号)で表し
(3.3.1参照),MFRを2けたのコード(番号)で表す(3.3.2参照)。ビカット軟化温度とMFRのコードの
間にはハイフンを入れる。
ビカット軟化温度及びメルトマスフローレイトの値が範囲の境界上にあるか,又はそれに近い場合,製
造業者はその材料がどちらの範囲に入るかを決める。その後,その材料の試験値が仮にその範囲から外れ
ても製造許容範囲にあるならば,そのコードを変える必要はない。
備考1. ビカット軟化温度及びメルトマスフローレイトのコードのすべての組合せのポリマーが,現
在入手できるとは限らない。
3.3.1 ビカット軟化温度 ビカット軟化温度は,ISO 306のB法に従って試験荷重50N±1N,昇温速度
50℃±5℃/hrの条件で測定する。
表2のとおり,ビカット軟化温度の値を,四つの範囲に分割し,それぞれ3けたのコードで表示する。
表2 データブロック3のビカット
軟化温度に使用するコード
コード ビカット軟化温度の範囲
℃
075 ≦ 80
085 80<≦ 90
095 90<≦100
105 100<
3.3.2 MFRは,ISO 1133に従って,試験温度200℃,試験荷重49.03N
メルトマスフローレイト (MFR)
の条件で測定する。
表3のとおり,MFRの値を,四つの範囲に分割し,それぞれ2けたのコードで表示する。
表3 データブロック3の
MFRに使用するコード
コード MFRの範囲
g/10min
03 ≦ 4
――――― [JIS K 6923-1 pdf 4] ―――――
4
K 6923-1 : 1997 (ISO 1622-1 : 1994)
コード MFRの範囲
g/10min
06 4<≦ 8
12 8<≦16
20 16<
備考2. メルトマスフローレイト (MFR) は,ISO 1622の5年見直しのときに,メルトボリュームフロ
ーレイト (MVR) に置き換えられる可能性がある。
3.4 データブロック5 このデータブロックには,特定用途の材料仕様書を作成するために必要な場合,
追加事項を表示する。例えば,適切な国家規格又は一般に用いられている標準的な仕様を引用する。
4. 呼び方の例 成形用 (M) として製造され,耐光又は耐候処方 (L) を行ったビカット軟化温度が84℃
(085),MFRが9.0g/10min (12) の自然色(非着色品) (N) である熱可塑性プラスチック材料,ポリスチレ
ン (PS) は,次のように表示する。
――――― [JIS K 6923-1 pdf 5] ―――――
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- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.080 : プラスチック > 83.080.20 : 熱可塑性材料
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