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JIS K 6924-1:1997 規格概要
この規格 K6924-1は、熱可塑性材料エチレン/酢酸ビニル(E/VAC)の呼び方について規定。呼び方は,仕様の表記の基礎として用いることができる。
JISK6924-1 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K6924-1
- 規格名称
- プラスチック―エチレン/酢酸ビニル(E/VAC)成形用及び押出用材料―第1部 : 呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
- 規格名称英語訳
- Plastics -- Ethylene/vinyl acetate (E/VAC) moulding and extrusion materials -- Part 1:Designation and specification
- 制定年月日
- 1997年7月20日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 4613-1:1993(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 83.080.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- プラスチック II(材料) 2021
- 改訂:履歴
- 1997-07-20 制定日, 2002-01-20 確認日, 2006-10-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS K 6924-1:1997 PDF [11]
K 6924-1 : 1997 (ISO 4613-1 : 1993)
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
今回の制定は,国際規格に整合させるために,ISO 4613-1 : 1993を基礎として用いた。
JIS K 6924-1 : 1997には,次に示す附属書がある。
附属書(規定) エチレン・酢酸ビニル樹脂
参考 附属書は,従来のJIS K 6731 : 1994と一致しており,国際規格を日本工業規格(日本産業規格)に導入するため
の経過措置として添付する。
JIS K 6924 : 1997は,一般名称を“プラスチック−エチレン/酢酸ビニル (E/VAC) 成形用及び押出用材
料”として,次の各部によって構成する。
第1部 : 呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
(Part 1 : Designation and specification)
第2部 : 試験片の作り方及び諸性質の求め方
(Part 2 : Preparation of test specimens and determination of properties)
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS K 6924-1 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 6924-1 : 1997
(ISO 4613-1 : 1993)
プラスチック−エチレン/酢酸ビニル(E/VAC) 成形用及び押出用材料−第1部 : 呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
Plastics−Ethylene/vinyl acetate (E/VAC) oulding and extrusion materials−Part 1 : Designation and specification
序文 この規格は,1993年に第2版として発行されたISO 4613-1, Plastics−Ethylene/vinyl acetate (E/VAC)
moulding and extrusion materials−Part 1 : Designation and specificationを元に作成した日本工業規格(日本産業規格)であり,
附属書を除いて,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成している。
附属書には,従来のJIS K 6731 : 1994で規定していたエチレン・酢酸ビニル樹脂について規定した。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲
1.1 この規格は,熱可塑性材料エチレン/酢酸ビニル (E/VAC) の呼び方について規定する。この呼び方
は,仕様作成のための基準として用いることができる。
1.2 エチレン/酢酸ビニルを,次の性質の適切なレベル並びに用途及び/又は加工方法,重要な性質,
添加剤,着色剤,充てん材,強化材に関する情報に基づいて区分する。
a) 酢酸ビニル含有率
b) メルトマスフローレイト (MFR)
1.3 この規格は,酢酸ビニル含有率3% (m/m) から50% (m/m) (約25モル%)のエチレン/酢酸ビニル
コポリマーに適用する。
この規格は,着色剤,添加剤,充てん材などを加えた材料又は加えない材料で,粉状,か粒状又はペレ
ット状の,通常使用されるものに適用する。
1.4 この規格の呼び方では,同じ呼び方の材料が,必ずしも同一の性能を示すとは限らない。この規格
は,特定用途及び/又は加工方法のための材料を特定するときに必要なエンジニアリングデータ,性能デ
ータ又は加工条件に関するデータを提供するものではない。
このような追加データが必要な場合は,この規格の第2部に規定した試験方法が適用できれば,それに
よって測定する。
1.5 特定の用途向けに熱可塑性材料を規定するため,又は再現性のある成形加工を確実にするために,
追加要求項目をデータブロック5に入れてもよい(3.の最初の段落参照)。
1.6 附属書(規定)は,2001年3月31日まで適用する。
――――― [JIS K 6924-1 pdf 2] ―――――
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K 6924-1 : 1997 (ISO 4613-1 : 1993)
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発効年(又は発行年)を付記してあるものは,その年の版だけがこの規
格の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。
JIS K 6899 : 1992 プラスチック−記号−第1部 : 基本重合体(ポリマー)及びそれらの特性
備考 ISO 1043-1 : 1987, Plastics−Symbols−Part 1 : Basic polymers and their special characteristicsが,
この規格と一致している。
ISO 1133 : 1991, Plastics−Determination of the melt mass-flow rate (MFR) nd the melt volume-flow rate
(MVR) f thermoplastics
JIS K 6924-2 : 1997 プラスチック−エチレン/酢酸ビニル (E/VAC) 成形用及び押出用材料−第2部
: 試験片の作り方及び諸性質の求め方
備考 ISO 4613-2 : 1995, Plastics−Ethylene/vinyl acetate (E/VAC) oulding and extrusion materials−
Part 2 : Preparation of test specimens and determination of propertiesが,この規格と一致して
いる。
ISO 8985 : 1989, Plastics−Ethylene/vinyl acetate copolymer (E/VAC) hermoplastics−Determination of vinyl
acetate content
3. 呼び方及び仕様表記のシステム
熱可塑性プラスチックの呼び方のシステムは,次の標準様式による。
呼び方
種類 識別項目ブロック
ブロック 規格番号 個別項目ブロック
ブロック
(記載任意) データ データ データ データ データ
ブロック ブロックブロック ブロックブロック
1 2 3 4 5
この呼び方は,記載任意の種類ブロック(熱可塑性プラスチックと記す。)及び識別項目ブロックによっ
て構成し,さらに,識別項目ブロックは,規格番号ブロック及び個別項目ブロックによって構成する。
規格番号ブロックには,この規格の番号 “JIS K 6924-1” 及び括弧内に入れた国際規格番号 “(ISO
4613-1)” の両者を記す。
あいまいな表示を避けるため,個別項目ブロックを,更に次の五つのデータブロックに細分する。
データブロック1 : JIS K 6899に規定する記号E/VAC及び酢酸ビニル含有率でエチレン/酢酸ビニルプ
ラスチックを識別(3.1参照)
データブロック2 : 位置1 : 用途又は加工方法(3.2参照)
位置28 : 重要な性質,添加剤及びその他補足情報(3.2参照)
データブロック3 : 区分用の性質(3.3参照)
データブロック4 : 充てん材又は強化材,及びそれらの公称含有率(3.4参照)
データブロック5 : 仕様書のベースにするために,追加情報を含む5番目のデータブロックを加えても
よい。
個別項目ブロックの最初の文字は,ハイフンとする。それぞれのデータブロックは,互いにコンマで区
切る。
使わないデータブロックがある場合は,そのデータブロックを二つ続きの分離記号,すなわち,二つの
コンマ “,,” によって示す。
――――― [JIS K 6924-1 pdf 3] ―――――
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K 6924-1 : 1997 (ISO 4613-1 : 1993)
3.1 データブロック1 このデータブロックでは,ハイフンの後に,エチレン/酢酸ビニルプラスチック
をJIS K 6899による記号 (E/VAC) を記して識別し,スペースを一つ空けた後,酢酸ビニル含有率を表示
する。
酢酸ビニル含有率は,ISO 8985に従って測定し,質量パーセントで表す。表1のように,酢酸ビニル含
有率は,7段階に区分し,2けたのコード(番号)で表示する。
表1 データブロック1で酢酸ビニル
含有率の表示に使用するコード
コード 酢酸ビニル含有率の範囲 % (m/m)
03 3<≦ 5
08 5<≦10
13 10<≦15
18 15<≦20
25 20<≦30
35 30<≦40
45 40<≦50
3.2 データブロック2 このデータブロックでは,位置1に用途及び/又は加工方法についての情報を,
位置28に重要な性質,添加剤及び着色剤についての情報を,表2に示すコードを用いて表示する。
位置28の情報があって,位置1の情報がない場合には,位置1にコード “X” を挿入する。
表2 データブロック2に使用するコード
コード 位置1 コード 位置28
A 接着剤用 A 加工安定処方
B ブロー成形用 B ブロッキング防止処方
C カレンダ加工用 C 着色品
D 粉末
E 押出成形用 E 発泡処方
F フィルム押出用 F 特殊燃焼特性処方
G 一般用 G か粒
H コーティング用 H 熱老化安定処方
K K
ケーブル,ワイヤーコーティング用 金属不活性処方
L モノフィラメント押出用 L 耐光又は耐候処方
M 射出成形用
N 自然色(非着色品)
P 耐衝撃処方
Q 圧縮成形用
R 回転成形用 R 離型剤処方
S 焼結成形用 S 滑剤処方
T テープ用 T 透明
W 加水分解安定処方
X 表示なし
Y 導電処方
Z 帯電防止処方
3.3 データブロック3 このデータブロックでは,MFRの測定条件を1けたのコード(文字)で表し,
MFRの範囲を3けたのコード(番号)で表す(3.3.1参照)。
区分用の性質の値が範囲の境界上にあるか,又はそれに近い場合,製造業者はその材料がどちらの範囲
に入るかを決める。その後,その材料の試験値が仮にその範囲から外れても製造許容範囲にあるならば,
――――― [JIS K 6924-1 pdf 4] ―――――
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K 6924-1 : 1997 (ISO 4613-1 : 1993)
その表示を変える必要はない。
3.3.1 メルトマスフローレイト (MFR) FRは,表3で規定する試験条件で,ISO 1133に従って測定す
る。
表3 MFRの測定条件
コード 測定温度℃ 荷重N
D 190 21.18
B 150 21.18
Z 125 3.19
条件Bは,条件Dで測定したとき,MFRが100g/10minを超える材料だけに使用する。
条件Zは,条件Bを測定したとき,MFRが100g/10minを超える材料だけに使用する。
表4のとおり,MFRの値を11の範囲に分割し,それぞれ3けたのコード(番号)で表示する。使用す
る試験条件を,表3のとおり,一つのコード(文字)で表示し,そのすぐ後に範囲を示すコードを続ける。
表4 データブロック3のMFRの
範囲に使用するコード
コード MFRの範囲
g/10min
000 ≦0.10
001 0.10 <≦ 0.20
003 0.20 <≦ 0.40
006 0.40 <≦ 0.80
012 0.80 <≦ 1.5
022 1.5 <≦ 3.0
045 3.0 <≦ 6.0
090 6.0 <≦ 12.0
200 12.0 <≦ 25.0
400 25.0 <≦ 50.0
700 50.0 <
備考1. メルトマスフローレイト (MFR) は,ISO 4613の5年見直しのときに,メルトボリュームフロ
ーレイト (MVR) に置き換えられる可能性がある。
3.4 データブロック4 このデータブロックでは,位置1に充てん材及び/又は強化材の種類を1けたの
コード(文字)で表示し,位置2にその物理的形状を,2番目のコード(文字)で表示する。それらのコ
ードは,表5に示すとおりとする。このコードに続いて(空白なしで),その含有率% (m/m) を,位置3
と4に2けたの数字で表示する。
――――― [JIS K 6924-1 pdf 5] ―――――
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- ISO 4613-1:1993(MOD)
JIS K 6924-1:1997の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.080 : プラスチック > 83.080.20 : 熱可塑性材料
JIS K 6924-1:1997の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
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